○月ζ日
今日、私は自宅に坂井君とシャナちゃんを時間差をつけて招いた。
家に誰もいない時間。
私は、ここ数日、坂井君を調教していた。
快楽と屈辱の繰り返しで、坂井君はすっかり私の犬になっていた。
ついに、シャナちゃんを奴隷化するための準備が整ったのだ。
まず、坂井君が家に来て、いつも通りのプレイを始めた。
私は通販で買ったボンテージ衣装を着てハイヒールを履く。
そして、坂井君を裸にして縛り、まず快楽を与える。
私はボンテージの胸の部分だけをはだけて、坂井君のペニスを乳房で包み込み両側からしごいた。
時々ちろちろと先端を舐めてあげると、坂井君は身体を震わせて喜ぶ。
けど、今日は最後まではしない。
出そうになったところで止めて、乳房をボンテージの衣装にしまう。
坂井君は、物欲しそうな顔をしたが、メインはこれからだと教えて、床に這い蹲らせる。
時計を見ると、そろそろシャナちゃんが来る時間だった。
私は坂井君に皮の首輪を巻き、そこにリードを付けて玄関に向かった。
そして、待ち合わせ時間ぴったりに玄関のチャイムが鳴った。
シャナちゃんには『悠二の事で話があるから来て欲しい』と言ってあった。
私は覗き窓で、相手が制服姿のシャナちゃんだと確認してから、おもむろに扉を開けた。
シャナちゃんは、私と私の足元で四つん這いで跪く全裸の坂井君を見て、完全に惚けてしまう。
仕方がないので、坂井君に命令して、シャナちゃんをブルーシートを予め敷き詰めておいた居間まで運ぶ。
その間に、シャナちゃんは自分を取り戻して、私に対して敵意を向きだして叫んだ。
私はシャナちゃんが叫んだと同時に、足元の坂井君をハイヒールで踏みつけた。
坂井君が情けない声で鳴く。
それだけで、シャナちゃんは黙った。
『坂井悠二君は、もう私の奴隷になっています。それで提案なのですけど、シャナちゃんも私の奴隷にならないですか?』
私の今日の目的を告げた。
シャナちゃんは『ふざけないでっ!!』と吠えたが、私が再び坂井君を踏むと黙った。
とても面白い。
シャナちゃんの精神を砕くには、坂井君が完璧に私に服従しているところを見せつける必要がある。
私は立ったままボンテージの股間のファスナーを開いた。
ヴァギナが晒される。
『坂井君、ここを舐めて、私におしっこを出させなさい。そして、出たおしっこを全部飲みなさい』
そう坂井君に命令すると、坂井君は膝をついた姿勢で私の股間を舐め始めた。
ぺろぺろと全体を舐めた後、舌を割れ目に入れて来て、尿道がある辺りを重点的に突き始める。
全て私が教えたテクニックだ。
坂井君の舌の刺激で、私の尿意も高まる。
『出ます、飲みなさい』
言葉と同時に、坂井君の顔面におしっこを浴びせかける。
坂井君は口を開けて、それを受け止めた。
ジョロジョロジョロジョロ。
口の中に私のおしっこが溜まって行き、ある程度溜まると坂井君の喉が動く。
その光景に、私の身体の中が熱くなっていく。
やがて、放尿が止み、坂井君は口に溜まったおしっこを全部飲んだ。
けど、まだ続きがある。
『股を伝って下に溜まった分も、舐めて飲みなさい』
私の足元、ブルーシートの上には、こぼれた分と足を伝わった分の尿溜まりが出来ていた。
そこを指差すと、坂井君は這い蹲って、それを舐め始めた。
ピチャピチャと尿を舐める音が、室内にこだまする。
『ねぇ、シャナちゃん、良い光景だと思いませんか?』
そう聞くと、シャナちゃんは、何も言えない様子で口をパクパクとさせた。
余程、ショックが大きいみたいだ。
やがて、坂井君がブルーシートの上の尿を全て飲み終えた。
『ご苦労さま、じゃ、仰向けになって』
続けて命令する。
坂井君はコロッと仰向けになった。
すると、そこに痛いほどに勃起したペニスが顕わになる。
『私のおしっこを飲んで、ちんちんを勃起させたのね?』
私の質問に坂井君は『ワン』と鳴いた。
本当に良く躾けがされた犬だった。自分の手腕に自分で感心してしまう。
私はハイヒールで、その勃起したペニスを踏みつけた。
『ワン、ワン、ワンっ!』
痛いと言わんばかりに、坂井君が鳴く。
『少し我慢して、でも、痛いだけじゃないでしょ?』
力加減に気を遣いながら、グリグリとヒールの先をペニスにめり込ませる。
坂井君は身体を痙攣させつつも黙った。
『さて、じゃ、シャナちゃんに、もう一度聞きます。私の奴隷になるつもりはないですか?』
シャナちゃんは何も答えない。
『何か答えて欲しいのですけど? もし、答えてくれないと、このまま坂井君のおちんちんを踏み潰しちゃいますよ』
シャナちゃんが『待って』と言い、その後、また黙り込む。
私はちょっと強く坂井君のペニスを踏んだ。
『キャウンっ!!』
坂井君が犬になりきって、叫び声をあげる。
『奴隷になってくれますか?』
坂井君の叫び声に合わせて、もう一度聞く。
シャナちゃんは『やめてっ!!』と叫んで、また黙る。
『シャナちゃんには、坂井君のおちんちんの痛みが分からないのですか?』
言いながら、また坂井君のペニスを強く踏む。
『ギャウンっ!!』
少し、人間の言葉で坂井君が叫ぶ。
痛くて地が出るようでは、もう少し躾ける必要があったと思ってしまう。
『さぁ、答えてください』
私はシャナちゃんに迫った。
シャナちゃんは、俯い、身体を震わせていた。
どうにもならない現実と戦っているようにも見えた。
流石に、少しは決断に時間が必要だろう。
私は何も言わず、シャナちゃんが口を開くのを待った。
そして、五分程が経過した時、シャナちゃんが呟いた。
『奴隷になってもいいから、悠二を解放して』
言って、シャナちゃんは唇を噛んだ。
余程、悔しいのだろう。
けど、私も折れる事は出来ない。
『それは出来ません。坂井君の主人は私、坂井君は私が居ないと、もう満足に射精出来ません。シャナちゃんとの
まぐろセックスだけでは、もうイけない身体ですから』
『……クッ』
シャナちゃんが、さらに強く唇を噛みしめた。
『じゃ、シャナちゃんに有利な条件を足してあげます。週に一回、坂井君を貸してあげます。週に一回、
坂井君とまぐろセックスしてください』
『こ、殺してやるっ!!』
突然、シャナちゃんの髪が炎の色に変わった。
黒衣が現れ、そこから太刀を引き抜き、私に切っ先を突きつける。
私は全く動じずに、ハイヒールに力を籠めた。
『うぎゃゃゃゃゃ!!!』
足元で坂井君が盛大な悲鳴をあげた。
その声にシャナちゃんの顔が凍り付き、切っ先が私から逸れる。
『あら、坂井君のペニス、血まみれですね』
ハイヒールがペニスの横をえぐっていた。
これで、今日の零時まで坂井君は痛みに悶え苦しむ事になる。
『か、一美、お、おまえっ!!』
シャナちゃんは、信じられないものを見る目で私を見た。
明らかに動揺して、切っ先が定まらなくなっていた。
『何を動揺しているのですか? 夜のトレーニングで半殺しにした事もあるのですよね? 私は、そこまではしていませんよ』
『…………』
『刀を納めてください。私を殺したら、さっきも言いましたけど、坂井君は一生満足出来ませんから』
『…………』
シャナちゃんは、緩慢な動作で刀を降ろし髪を黒に戻した。
私の勝利だった。
『――じゃ、また聞きます。私の奴隷になってくれますか?』
『……分かった。奴隷になる』
シャナちゃんは、泣きながら奴隷になる事に承諾した。
『そうですか、じゃ、約束は守ります。週に一度は坂井君はシャナちゃんのものです。後は奴隷として、
私の呼び出しがあったらすぐに来てください。そして、その時は私に絶対逆らわない事』
『……』
シャナちゃんは、何も答えずに、ただ涙を流していた。
主人として、自分の奴隷が悲しんでいるというのは、気分の良いものではない。
私の奴隷になったのだから、涙を、せめて喜びの涙にしてあげる必要があると思った。
『いつまで泣いているですか? ほら――ちゅ』
私はシャナちゃんの前に立って、その長い髪をかき上げておでこに軽くキスをした。
『!!』
シャナちゃんが驚いて後ろに飛び退く。
その様子が、堪らなく可愛い。
『逃げなくてもいいですよ。私、奴隷には優しくしますから』
シャナちゃんの元に行き、その手を取って引き寄せた。
そのままギュと抱き締める。
『シャナちゃんが知らない事を、一杯、教えてあげます』
言いながら、制服を脱がせて行く。
シャナちゃんは抵抗しなかった。
すぐに全裸のシャナちゃんが、私の前に現れる。
裸は何度か見ているが、本当に綺麗な肌をしていた。
私はゆっくりとシャナちゃんを寝かして、全身を撫でまわした。
あえて性感には触れないようにして、身体を触って行く。
『シャナちゃん、とっても綺麗』
耳元で囁き、優しく耳たぶを噛む。
身体がビクっと震えた。
『もっと、力を抜いてください――ちゅ』
唇にキスをする。
『んっ、ちゅ……んんっ』
シャナちゃんは、思いの外積極的にキスに応えてくれた。
互いの口腔を、互いの舌が行き来する。
歯茎を舐め合い、互いの唾液を交換する。
『ちゅ……ちゅぷ……ぷちゅ……ん……はぁ』
舌と舌が絡まり、離れる時に銀糸を引いた。
『シャナちゃん、キス、上手いですね』
『――前に、見た事があるから』
『そうですか、じゃ、続けますね』
私は軽くシャナちゃんの乳首に触れた。
そこは目立たない膨らみの上で、小さく勃起していた。
『感じていたんですね?』
『……(カァー)』
シャナちゃんは真っ赤になって、私から目をそらした。
私は乳首を指先で、コリコリと刺激した。
その度に、シャナちゃんが『いや、いや』と首を振った。
坂井君と何度もしている割には反応がウブだった。
互いに未熟なまま、ただ貪るようなセックスをしていた結果だろう。
セックスはがっつくものでは無いという事を、教えてあげなくてはならない。
『もっと、もっと、気持ち良くしてあげます』
シャナちゃんの太股に手を滑らせ、内側をさわさわと撫でる。
そして、力が緩んだ頃合いで付け根に手を進入させた。
指先でシャナちゃんの割れ目をなぞる。
『ひゃっ!』
シャナちゃんの身体が少し跳ねた。
『もっと、力を抜いて』
囁きながら、割れ目の上を何度も何度も撫でる。
流石に濡れてはいない様子だった。
ゆっくりと濡らしてあげようと思う。
ぴっちりと閉じたそこに、指を一本だけ沈めた。
そして、先端部分にある包皮を探り当てる。
『あっ、はぁぁっ、か、一美っ、あっ!』
ちょっと包皮の上を撫でただけで、シャナちゃんが悲鳴のような声をあげる。
本当に反応が過敏だった。
『シャナちゃんって敏感ですね』
今度は少し強く包皮を擦る。
中のクリトリスが固くしこっているのが分かった。
『あ、か、一美、そ、そこ、へ、変になる、あっ、だ、だめっ』
『坂井君に触られた事は無いのですか?』
『悠二は、いきなり挿れるだけ……だから』
予想通りの答え。
『なら、前戯を沢山教える必要がありますね』
『前戯?』
『こうやって、先に気持ち良くなる方法です』
私は包皮の上を、しつこいくらいに指で擦った。
経験が少ない子は、クリトリスが一番感じるが、直接触ると痛いという事が多い。
やがて、シャナちゃんの割れ目から蜜が染み出して来る。
『……はぁ、はぁ……一美……わ、わたし……あ……身体が、ふわふわして……はぁ』
『そのままリラックスしてください』
『あ……何か、こわい、私が、わたしじゃ、なくなりそう……はぁ、……あっ』
『自分を忘れるくらい気持ち良くなっても女の子は普通ですよ』
少し指を沈めて、膣口を探る。
すでに充分に濡れていて、そこは開き気味だった。
試しに、指を二本、第一関節まで入れて中をまさぐる。
『ああっ! な、なかっ!! ふぁっ!!』
シャナちゃんが分かりやすい反応をした。
フレイムヘイズは傷が再生するというから、処女膜があるかも知れないと思って探ると、それらしきものは無かった。
『初めての証は、どうしたのですか?』
奴隷の肉体変化については知る義務があった。
『悠二が破ってくれた記念で、再生してない……それに、はぁ、……あると、痛いから……』
『坂井君は良い役目を貰ったみたいですね。じゃ、私、シャナちゃんの中に入る二人目ですね』
『は、入るって……?』
シャナちゃんがキョトンとした顔になる。
『少し待ってくださいね』
私は立ち上がって、近くの棚に置いておいた股間装着型のディルドーを取った。
そして、ボンテージの衣装の股間にそれを付けた。
双頭ではない。私の処女は、あくまで坂井君のために温存してある。
『一美、それ?』
『ディルドーです。これでシャナちゃんの中を気持ち良くしてあげますね』
ディルドーは黒光りしていて、大きさは丁度、坂井君のペニスくらいだった。
ただ、無機質であるためか、実際より大きく見えるような気もした。
『じゃ、ゆっくりと入れてあげます』
シャナちゃんの上に覆い被さり、ディルドーの先端で、シャナちゃんの割れ目を擦る。
すぐに愛液が絡み付き、クチュクチュと音がした。
『聞こえますか? シャナちゃんが出した愛液の音ですよ』
『き、聞こえない……あ、はぁ……ああ』
シャナちゃんは、そう言うが聞こえていない筈はなかった。
ディルドーの刺激で、さらに愛液が溢れ出る。
全身がほんのりピンク色に染まり、かなり火照っている様子だった。
そろそろ、挿入しても良い頃だろう。
焦らしすぎるのも、かわいそうだ。
『シャナちゃん、行きますよ』
私は狙いを定めて、ディルドーを割れ目に沈めた。
『あっ、か、一美っ!』
シャナちゃんの身体がビクっと跳ねて、ディルドーの先の方を飲み込む。
しかし、それから残りを沈めるのが難しいくらい中がキツイ。
私はジワリジワリと腰に力を入れて、ディルドーをシャナちゃんの膣に納めていた。
そして、三分の二程度、埋没したところで先端が行き止まりにぶつかったのを感じた。
『シャナちゃん、奧まで入りましたよ。どうですか?』
『あ、はぁ、いつもより、痛くない……へ、変な感じ、お腹の中、一杯で、熱い……』
『それなら良かった。少しずつ動きます』
腰をゆっくりと引く。
抜く時にも力がいるくらいキツイ締め付けだった。
これじゃ、坂井君の方が痛いくらいかも知れない。
『シャナちゃん、もう少し力を抜いてみてください、締めるだけじゃ、坂井君も気持ち良くないですよ』
『え、ど、どうすればいいの?』
『深呼吸して、気持ちが良い波に逆らわずに乗ってください』
『う、うん』
シャナちゃんが言われた通りに、深呼吸を始めた。
すると、締め付けが多少弱くなり、ディルドーの抜き挿しが容易になる。
『じゃ、その状態で時々身体を緊張させると、その時、締める事になりますから、その加減で坂井君を気持ち良くさせてあげてください』
『わ、分かった』
『なら、レクチャーはお終いです。上り詰めさせてあげますね』
私は腰の動きを速めた。
『か、一美、ま、まって、あっ、ひっ、ああっ、あんっ、はぁぁっ!!』
シャナちゃんの腰が浮く。
『気持ちいいでしょ? ほら、ほら、どうですか?』
『あ、わ、分からないっ、ふぁ、へ、変になる、あっ、はあ、ぁぁっ、あ、あんっ!!』
シャナちゃんが可愛い喘ぎ声をあげる。
愛液が溢れて、股間がビチョビチョだった。
私もディルドーの刺激が股間に伝わり、ボンテージのレザーパンツの中がたっぷりと濡れていた。
『もっと、快楽に素直になってください、その方が気持ちいいですから』
『はぁ、ああっ、こ、こんなに、いいって、し、知らなかった、はぁ、いいっ、気持ちいいっ!!』
『そのまま、昇り詰めてください』
『あっ、だ、だめ、あ、あたまが、まっしろに、い、いいっ、あっ、ああっ!!』
『イク時は、イクって言ってくださいね』
『一美、あっ、い、イク、私、もう、イク、イクぅ!!』
シャナちゃんが、全身をガクガクと振るわせて言う。
『じゃ、イッてくださいっ!!』
私はディルドーを思い切り突き上げた。
その瞬間。
『あっ、ああっ、イクぅぅぅっ!!!』
シャナちゃんは、身体を思い切り反らして果てた。
『あ、んんっ!!』
私も軽くイク。
二人もつれるように抱き合って床に転がった。
『シャナちゃん、気持ち良かったですか?』
『……うん』
『じゃ、私の奴隷で良いですか?』
『うん、私、一美の奴隷でいい、一美の事……好き』
『そうですか、じゃ、今夜、坂井君が治ったら、一緒に食べましょう?』
『うん』
シャナちゃんは、幼子のように頷いた。
これで、二人共堕ちた。
当初の目的は達成したが、まだ、完全では無い気がする。
何か、大きな綻びが生まれそうな予感が……。
そう言えば、シャナちゃんには、幼い頃から世話をして来たというメイドさんがいた筈だ。
数回会っているけど、シャナちゃんを見るあの目は、怪しい。
不安要素は、早めに片付ける必要があるかも知れない。
今後の課題として、考えておこう。