御崎市東の旧市街地、少女はただ静かに座っていた。  
少しだけ正確に言えば、とある屋根の上に。  
 
「もうすぐ、かな」  
「うむ。予定時刻だ」  
 
その少女、シャナの呟きに胸から下げたペンダント”コキュートス”からアラストールが答える。  
 
「でもなんでわざわざ場所を変えてだなんて」  
「自在法はいつ、いかなる時であろうとすぐ様使えなくては意味がない。  
 まだ封絶を使えるだけのあの男にとっては、環境を変えるだけでかなり勝手が違うだろう」  
「ふぅん」  
「我々は基本的に同じ場所で戦うことはない故、理解し難いのは確かではあるがな」  
 
今日のことは悠二の自在法の指導者、ヴィルヘルミナ・カルメルが言い出しだ。  
アラストールの言ったとおり、環境を変えてみようと。  
シャナが最も信頼する人物の一人であるヴィルヘルミナが言ったのだ。  
間違いなどないはずだ。だが…  
 
「!!」  
 
自在法・封絶の展開を感じ、振り返る。  
封絶の様子を見ることはできないが、確かに感じる銀色の炎。  
その封絶は完璧の状態で展開されていることがはっきりとわかった。  
(やった、悠二・・・)  
 
シャナは悠二が展開した封絶に喜びを感じながらも、寂しさも少し覚えていた。  
これまで悠二が特訓をするときにはいつもシャナが相手をして、いつもシャナがそばにいた。  
だが今、自在法の訓練を行っている悠二のそばにシャナは居ることはできないのだ。  
その原因、マージョリー・ドーが酒盛りを行っている屋敷を少しだけ睨む。  
マージョリーは”銀”というキーワードに異常なまでの敵意を持っている。  
その凶暴な意思は、悠二の銀色の炎をみせるにはあまりに危険すぎた。  
事前にマージョリーに訓練のことは伝えてあるが、いつ気まぐれを起こしてしまうかわからない。  
普段、悠二の家で行うに分には屋敷との距離が離れているので  
それほど問題はない。しかし比較的近くである学校で行うには見張りが必要になってしまい  
今の状況になったというわけだ。  
 
「ふぅ・・・」  
 
「・・・」  
 
「はぁ・・・・・・」  
 
「・・・・・・・」  
 
「むー・・・・・・・・・」  
 
「シャナ」  
 
「え、何?」  
 
「一度だけだぞ」  
 
「ありがとう、アラストール!」  
 
満面の笑顔を浮かべ通信用の符に存在の力を込めるシャナ。  
それを見るアラストールの心境はただ、複雑だった。  
 
 
 
「あの・・・悠二?」  
「シャナ、どうしたの?まさか、マージョーリーさん?」  
「ううん、こっちは大丈夫。ただその、悠二が・・・」  
「そうだ、この封絶どう?僕としてはうまくできてると思うんだけど」  
「え、うん、問題ない」  
「良かった。なんかいつもの教室で自在法使うって変な感じだけどね」  
「そうなんだ。あ・・・ヴィルヘルミナは?」  
「居るよ・・・ちょっと睨まれちゃってるけど」  
「あ、そうね。それじゃ悠二・・・あの、が、がんば・・・」  
「え?よく聞こえないんだけど?」  
「〜〜〜〜!!悠二はしっかりやってヴィルヘルミナにビシビシやられちゃえばいいの!!」  
「な、なんだよ急に」  
「うるさいうるさいうるさい!じゃあね!!」  
「シャナ」  
「何よ!!」  
「僕、がんばるから。強くなるから」  
「・・・うん」  
 
存在の力の消えた符を懐にいれ、自分の役目に戻る。  
そのシャナの心から寂しさは消えてはいない.  
だが別の暖かさが、シャナの中に染み渡っていた。  
 
・・・ぴちゃちゅぱ・・・ちゅ・・・ちゅぱ・・・  
 
闇支配された教室の中、席に着いている悠二は  
自分の股間でいやらしくうごめくものに声をかける  
 
「そんなに睨まないでよ、カルメルさん」  
「んぷっ、ちゅ、ぷはっ、ごひゅひんひゃまを、はぷ、ちゅる、ちゅ・・  
 にらんれなんか、あむ、ちゅ、いないでありまひゅ・・んん、ちゅ・・・」  
「うそばっかり」  
 
ヴィルヘルミナの髪を掴み、自分の一物から引き剥がした。  
悠二の一物とヴィルヘルミナの唇に銀色の橋が架かる。  
 
「ぷぁ・・・やぁ・・あ・・・」  
「残念そうな顔だね、でも駄目だよ。カルメルさんにはもっと素直になってほしいからね」  
 
悠二はヴィルヘルミナの顎に手を当て、自分の顔に近づける。  
そして彼女の目をまっすぐに見つめながら尋ねた。  
 
「さぁ、正直に答えるんだ。ヴィルヘルミナ」  
「あ・・・あの・・・ご、ご主人様があの娘と話しているとき、とても楽しそうで・・・  
 それで・・・その・・・申し訳ありま・んっんむぁ」  
 
伏せ目がちに答えたヴィルヘルミナの口を、自らの唇でふさぐ悠二。  
そのまま自分の舌を絡めながら、唾液を彼女の口の中へと流し込む。  
 
「・・・ん、可愛いね。ヴィルヘルミナ。さっきの続きをしていいよ」  
「はい、精一杯ご奉仕させていただくであります。  
 だから、今は私のことを・・・私のことだけを感じてほしいであります・・・」  
 
・・・じゅぷ、じゅぷ、ぴちゃ、ちゅぷじゅぷ、ちゅる・・・・  
 
卑猥な音をたてながら、一物をしゃぶるヴィルヘルミナ。  
その音が主人を喜ばせ、自分の興奮を高めることを知っているのだ。  
 
「れろぉ・・・ごひゅひんひゃまのひんふぉ、らいふきれありまふ・・あむぅ・ん・・ん・・れる・・・」  
「僕も素直なヴィルヘルミナは大好きだよ。もうちょっとでご褒美をあげるから頑張って」  
「んぱっ・・ふぁい・・・いっふぁい・・・れろ・・くらさい・・・ちゅ、あむぅ・・・」  
「欲張りだね。でもこのまま出しちゃったら僕の精液の臭いがついちゃうよ?  
 シャナに気づかれたらどうするんだい?」  
「・・・れろ・・・ろ、ろいれの・・・」  
「ん?はっきり言って」  
「ちゅ・・・ぷぁ・・・トイレの臭いだと・・・この臭いがご主人様専用の精液便所の証だと、答えるであります」  
「うれしい事言ってくれるね。じゃあもうすぐだから頑張って」  
「はい。ん・・・ちゅ、あむ・・・んっんっんっ・・んっ!んっ!んっ!んっ!」  
「・・・いくよ、ヴィルヘルミナ!」  
 
どぷ!どぷ!どぷ!どぷっ!  
 
「うむぅっ、んむ、んむ〜〜〜〜!!」  
「ふぅ・・・すぐに飲み込んじゃ駄目だよ。いつものようにね」  
「ん・・・ぐちゅ、ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ・・・」  
 
主人に命じられ、精液で口の中をゆすでいく。  
生臭く普通なら嫌悪感を覚える精液の味。  
しかしそれが悠二のものだということだけで、ヴィルヘルミナには何よりも美味しいものになっていた。  
目を閉じ、じっくりと口の中で味わう。  
 
「よし、飲んでいいよ」  
「ん・・・んちゅ、ん、ごく、ごく・・・ん・・・ぁ・・・」  
 
大きな悦びに満たされ、体を震わせながらゆっくりと嚥下していく。  
そしてその余韻を残しつつも再び悠二の一物に舌を這わせ、清め始めた。  
 
「ぴちゃ・・・あむ、れろれぉ、ぴちゅ・・・おいひぃ・・・ん・・・」  
「ありがとう。今日は時間がないから続きはまた今度、じっくりね」  
「ふぁい・・・ほれはらも・・・るっろ・・・ん、仕えさせて、ほしいのであります・・・」  
 
 
 

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