こんなことになるなら、ちゃんと皆(守護妖)たちの言うことを聞いておけばよかった・・・
私は皆の目を盗み、聖域を出た。
その瞬間・・・
背後に何かの気配を感じたと思ったら、もうそこからの記憶が無かった・・・
気がつくとそこはどこかの洞窟だった。
両手は頭の上で一つにされ、足は大きく広げられてはりつけにされていた。
なぜ私はこんなところにこんな格好でいるのだろう?
ぼんやりとする頭でそう考えをめぐらせた瞬間、暗がりから何かが蠢いた。
「な、何・・・?」
言った瞬間、私は自分が何者かにさらわれたことを思い出した。
必死に拘束から逃れようとするが、ビクともしない。
しかし、「何か」は確実に自分の方へと向かってくる。
鼓動が速くなる・・・
六合・・・彩輝っ!!
ギュッと目を瞑り、あの人の名を心の中で叫ぶ。
それもむなしく、聞こえるのは「何か」が蠢き近づいてくる音だけ。
ヌルッ・・・
何かが足に触った。
生温く、気持ち悪い・・・
私は目を見張った。
目の前には人とは程遠い、ヌルヌルとした液体のようなものに包まれた触手の化け物がいた。
再度必死に逃れようとするが、それもむなしく私の手足は壁に張り付いたままだった。
眼前には化け物の触手が迫ってくる。
ヌルリ・・・
ついに触手の一本が私の太ももの辺りをなでた。
嫌だ・・・嫌だ嫌だ!
怖くて悔しくて、情けなくて涙が溢れる。
しかし、触手は構わず着物の中へと進んでくる。
一本は上の蕾を、一本は下の蕾を探り当て、刺激を始めた。
「嫌ぁっ!止めて!!お母様・・・彩輝、彩輝ぃっ!!」
「はぁ・・・はぁっ・・・」
ぬちゃぬちゃと音を立てながら、触手は私の体を撫で回す。
私の思考回路は現実から逃げるためにすでに考えることを止めていた。
ズブッ・・・
私の中へと触手が進み入る。
「はぁんっ!」
考えることを停止した私の頭と体は、すでに快楽だけを求める人形と化していた。
着物は引き裂かれ、情け程度に肩にかかっているだけ。
足の拘束は触手へと代わり、私の頭よりも高く持ち上げられている。
膣は私のものか触手のものかわからないほど、すでにずぶ濡れだ。
先ほどから触手は、達するには弱すぎる快楽しか与えない。
乳首と下の入り口の周りを撫でるだけだ。
快楽に溺れた私は涙を流して懇願する。
お願い、気持ちよくして、と・・・
その瞬間、待ちに待った刺激が私を襲った。
ズッ・・・グチュッ・・・
「あぁっ!イイ・・・イイっ!!」
一瞬の圧迫感の後に押し寄せる快感。
「んゃっ、ふぅっ・・・あん・・・あぁん!」
たまらなく気持ちいい・・・
触手の律動に合わせ、段々と淫らに腰を振りはじめる自分がそこにいた。
その時。
ヌルリとした感触をもう一つの穴の入り口で感じた。
ズブッ!
「くはっ・・・!」
無理矢理開かれたそこはギチギチと音を立てる。
しかし、私のそこはいやらしく触手を飲み込んでいく。
上の二つの蕾と下の蕾、そして二つの穴を同時に攻められ、私は確実に絶頂へと上りつめていった。
「あっ、あっ、あぁぁぁっ!!」
次の瞬間、触手の先端から白濁の液が勢いよく飛び出し、私の顔や体全体を汚した。
私はビクビクと痙攣し、そのまま意識を手放した。
次に目を覚ましたとき、私に待っているのは愛しい人の眼差しか、それとも更なる快感か・・・