(原作の五巻、アニメだと十六話あたりから)  
 
風音と遭遇した昌浩は、相手が敵であることにきづいていなかった。  
昌浩は百鬼夜行に襲われている女性を助けたつもりだったが、  
風音は自分の正体を語り、容赦なく攻撃を仕掛けてきた。  
物の怪は吹き飛ばされ、昌浩は風音に組み伏せられた。  
このままだと、もっくんや防人の霊までやられる――何かいい方法はないか?  
 
昌浩は風音から二人を護る為、自分の身を差し出した。  
物の怪は猛反対したが、どうすることもできなかった。  
防人の霊は風音にひき剥がされ、同時に術で昌浩は眠らされた。  
 
「起きなさい。安倍の子供」  
「――ここは」  
「私が寝床として使っている邸よ。誰も住んではいないけれど」  
昌浩は体を起こそうとする。が、何故か動けない。  
「無駄よ。術をかけておいたから」  
「……俺をどうするつもりなんだ」  
「さあ、どうすると思う?」  
「――殺すのか?」  
覚悟はできていた。後悔はしていたが。  
「いいえ、殺すだけなら何時でもできるもの。あなたは動けないのだから」  
風音は昌浩の服に手をかける。  
「なっ、何を――」  
「抵抗してもいいわよ?どうせ無駄だろうけど」  
昌浩はなんとか逃れようとするが、体が動かないのではどうしようもない。  
 
風音は昌浩を丁寧に脱がしていった。乱暴に扱う気はないようだ。  
完全には裸にせず、胸と腹、そして股間を露出させるだけにとどまった。  
風音は昌浩の半裸にすると、股間のある一点だけを見つめていた。  
「み、見ないでぇ…」  
「……?私の体には、こんな物は付いてないわよ…?」  
初めて見る物に、風音は触ってみた。その手が触れた瞬間、  
「あぅっ!」  
昌浩が声を上げた。先程までとは異なる声音。  
それと同時に、肉棒にも異変が起きていた。  
「ど、どうなっているの」  
あっという間に硬く、長く、そして太くなっていた。  
風音はゆっくりとそれを両手で包み込んだ。  
「んっ、中で脈打ってるみたい――しかも焼けるように熱い…」  
「はわわ」  
「あら?先端から何か漏れて――」  
鈴口から先走り汁が漏れ出していた。肉棒が何かを耐えるように震えだす。  
それを押さえようと、風音が強めに握った瞬間――  
「はぅぅ!」  
ビュルッ  
「きゃっ!」  
昌浩は耐え切れず射精してしまった。風音の顔に精液が飛び散る。  
「ど、どうしたの!?」  
「――ぁ、いきなり、だった、から……驚いただけよ……それより……」  
顔に付着した精液を拭き取りながら、昌浩に跨る風音。昌浩は、妙な寒気を感じた。  
荒い呼吸……熱を帯びた眼差し……上気する頬……  
何か嫌な予感がする。陰陽師の直感が警鐘を鳴らしている。  
このままでは何か大事なものを失ってしまう――  
今、自分の顔には失せ物の相がでている、間違いない。  
ん?まてよ、風音は俺を殺すつもりはないのに、何を失うんだ――  
いきなり思考が強制停止させられた。  
 
「へっ?」  
 
唇に触れるものがある。目の前には風音の顔がある。――文字通り、目の前に。  
こうして眺めてると、改めて風音がものすごい美人だと思――  
って見惚れてる場合じゃないぞ!?  
呆けている間に状況は悪化していた。  
「待っ――」  
制止の声を上げようとしたのが災いした。風音の舌が侵入してきた。  
こちらも舌で押し出そうとするが、逆に絡め取られてしまう。  
「ふむぅ、むぅぅ、んんん……」  
クチュッチュウレロチュパ……  
唇を、歯茎を、舌を貪られる感覚。嫌な感じはしない、むしろ……  
昌浩の舌の動きが変化する。自ら相手の舌を貪欲に求めていく。  
ゴクリ、と喉を鳴らして風音の唾液を嚥下する。  
「ん……ぷはぁ――はぁ――」  
顔を離し、一息つく。行為に夢中で呼吸すら忘れていた。  
風音は片手で自分の股間をいじりながら、もう片方の手を肉棒へ添えた。  
「今からあなたの霊力を頂くわ」  
「ど、どうやって――」  
「さっき、白い汁を出したわよね。あれに霊力が濃く詰まっていたの」  
膝立ちになって己の肢体を晒す。  
「今度は、私の中に出してもらう――たっぷりと」  
そう言い放つと、一気に体を沈めた。  
 
「なっ、――!?」  
「――――っ!!」  
声にならない悲鳴が響き渡る。  
さすがに喪失の際の激痛は耐えがたいものであった。  
だが、風音は落ち着きを取り戻すと、すぐさま腰を浮かせる。  
そのまま抜いてしまうと見せかけ、再び腰を落とす。  
「うっ……あぁっ……」  
「くっ――ふぁっ」  
何度か往復している内に、風音の口から甘い声が漏れる。  
動くのもだいぶ楽になり、痛みも薄れていく。  
「うぁっ……はぁぁっ!気持ち良いよ……!」  
「私もよ、何だかすごく、気持ち良いのぉ!」  
先程まで苦痛に呻いていたのが嘘のようだった。  
今の風音には、自分が犯している子供から得られる快楽しか感じられない。  
しかも、その快感は腰を振れば振るほど際限なく増えていく。  
その一方で、犯されている昌浩も感じていた。  
自分に跨り腰を振る女が、快楽を貪り喘いでいる。  
その光景は淫らだが、同時にこの上なく美しかった。  
 
ひたすら腰を上下させる風音だったが、余裕がなくなってきた。  
動きはそのままに、少しづつ前屈みになっていく。  
横たわる昌浩と視線が合うところまで体を倒す。  
昌浩の顔の横に手をついて体を支える。  
「はぁん……私の中……どう……?」  
「あぁ……良い……良いよぉ……風音ぇ……」  
最早、求め合うこと以外、今の二人の頭にはない。  
完全に溺れていた。互いの体が繋がることによって生み出される快楽に。  
風音の腰の動きはいっそう速いものになり、昌浩もそれに合わせて動く。  
「うぁ……風音、さっきのが、出そうなんだけど……」  
「いいわよっ……出しなさいっ……私のっ……中にっ……」  
必死に射精を我慢していた昌浩だったが、さすがに限界のようだ。  
目を固く閉じ歯を食いしばって、射精の瞬間を引き延ばそうとする。  
そんな表情の昌浩を見て、逆に興奮してしまう風音。  
巧みに腰を振り、昌浩を逝かせようとする。  
急激に増す快感とこみあげる射精感に、とうとう昌浩は陥落した。  
「だめぇっ、出るっ、出るよぉ――!!」  
溜めに溜めた精液が、怒涛のように解き放たれる。  
その直撃を受けた風音もまた、絶頂へと達した。  
「ぁんっ、すごいっ、出てるっ、中にっ、ああああぁぁっ――!!」  
瞬間、意識が途切れる。初めての絶頂が効いたようだ。  
昌浩も、日々の疲労と射精の快感が重なり、深い眠りに落ちる。  
 

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