浴室で、キリュウに手コキされながら、太助が言う。  
「キリュウ、愛原に渡したあれはいったいなんなんだ」  
「飴だ」  
 あまりにも簡潔すぎる答えに、太助は頭が痛くなる。  
「そういうんじゃなくて…。あの飴、エッチな気分にさせる薬とかじゃないのか?」  
 じーっと太助の目を見つめ、数秒おいてから言う。  
「あの飴は媚薬ではない。秘伝の薬ではあるが、あれはその時の感情を増幅させる効  
果を持っているだけだ。楽しければより楽しくなり、悲しければより悲しくなる。主  
殿がえっちな気分になったとしたら、飴をなめたときにそう思っていたというだけなのだろう」  
 そう言われてしまえば、ぐうの音も出ない。キリュウが、エッチな気分を増幅させ  
る確信があったとしても、証拠はどこにもない。  
「それよりも、集中するんだな。今日は三度目だからといって、射精せずには終わらせないぞ」  
「三度目って…、なんで知ってるんだよ」  
「ふふっ、ルーアン殿からコンパクトを拝借したんだ」  
「えっ!ちょっ、じゃあ…」  
 すべて見られていたことを恥ずかしく感じる。  
「しっかり見物させてもらったぞ。主殿も、晴れて男になったのだな。私も嬉しいぞ」  
「キリュウ…」  
「はじめてにしては、上出来だろう。次は、もっと女性を満足させてやらねばいかんぞ」  
 すべては試練だったのだろう。はめられたような、気恥ずかしいような、そんな感  
情が交じり合って、キリュウを見つめると、その視線に気づいたのか、キリュウは言葉を付け足す。  
「別に、薬とかのせい、とかではないぞ。あれは主殿の素直な気持なのだ。私は主殿  
の背中を軽く押してやっただけだ。主殿の気持ちは、まやかしでも、遊びでもない。  
もっと自分に素直になるべきだ。  
 さぁ、おしゃべりはこれで終わりだ」  
 パクッと太助のペニスを加えて、フェラを始める。じゅぶじゅぶとたっぷりの唾液  
を絡ませ、ねっとりと亀頭に舌を添える。激しくペニスを口の中でこすりつけつつ、手は竿を上下する。  
「うわっ、ちょっ…すごっ……」  
 今までのゆっくりとした手コキから、急にフェラに移って、太助はたまらなく、射精感が襲ってくる。  
「キリュウ、もう…射精そう…」  
 いつもなら生かさず殺さず続けられるのだが、今日は一気に射精までさせられた。  
キリュウの口の中でペニスが跳ね回り、白濁液が口いっぱいにキリュウを汚してい  
く。最後の一滴まで出し終えると、ごっくんと飲み込み、尿道口に残った精液まで吸い出して、ペニスを綺麗にする。  
「さすがに今日は少ないな。ゆっくりと、身体を休めるがいい」  
 バタンと浴室のドアを閉めて、キリュウは出て行った。  
 
 
 服を着替え、ふらふらとした足取りで、自分の部屋までたどり着くと、バタンとベッドの上に倒れ込んだ。  
 はぁはぁと息が荒い。顔は紅潮している。頭の中は真っ白な靄がかかっていて、も  
やもやとした気持ちでいっぱいだった。  
 手が、本能のままに、下半身に向かう。ズボンの中に手を入れて、いつもの場所に触れる。  
「ふわっ…」  
 股間はぐっしょりと濡れていた。無理もない。主殿の一物を握っていたのだから。  
 あの精液の、栗の花のような香りをかぐと、すごくムラムラとする。なにも触って  
もいないというのに、ぐしょぐしょに濡れてしまっている。  
 身体が欲しているとでもいうのだろうか。この火照りを止める術は、自分で慰める  
ほかない。というよりも、自然に手が陰裂を求めて動き、そこを刺激する。  
「んっ…」  
 ぬるっとした割れ目を上下に指を動かしていると、ムラムラとした気持ちが少しずつ晴れ上がっていく。  
 気持ちいい…。  
 指でなぞればなぞるほど、快感は深まっていく。それと同時に、割れ目から愛液が  
とめどなく溢れ出てくる。くちゅくちゅとたつ音はすごく卑猥な感じがして、興奮する。  
 溢れ出てくる愛液を指先ですくって、突起になすりつける。  
「あっ…」  
 ぷくっと勃起したクリトリスの皮をむいて、中指をこすりつける。くにくにと小刻  
みに刺激すると、もうなにも考えられなくなるほどに気持ちいい。  
「主殿…」  
 主殿の笑顔と、自分の手によって気持ちよくなって、射精を我慢する苦しそうな表情を思い浮かべる。  
「んっ。あっあっ…」  
 もし、主殿が、試練を与えている間に、私がこんなにも濡れているのだと知った  
ら、どう思うだろう。私の手でガチガチに勃起し、今にも暴発しそうな、たくましい  
ペニスを、どんな穴でもいいから、挿入して、こすりつけて、射精したいはずだ。  
 主殿のペニスをしごいて、興奮してぐちょぐちょに濡れているおまんこがそこにあ  
るのなら、主殿は理性を失って、怖いほどの雄叫びを上げて、私を組み敷き、性交してくるのは確実だろう。  
 挿入してほしい…。  
 おまんこの中にいれてほしい。  
 身体が、ペニスを欲している。  
 中指をぬぷぷっと穴の中に入れる。  
 十分に潤滑液で満たされていたから、指一本くらいなら、すんなりと入っていく。  
入れて、中の様子を確かめると、小刻みに指を出したり入れたりする。入口のあたり  
がこすれるたびに、快感で喘ぎ声が漏れる。  
「あっ、うっ、ああぁ…」  
 一番奥深くまで入れて、膣壁のひだひだをこする。乱暴にぐりぐりと指を動かすた  
びに、電気のような快感が全身に走る。心の奥隅では、こんなことをしてはいけない  
と思うものの、指は理性と反して勝手に動き続け、快感をむさぼることしかないようだった。  
 もう止まらない火照りに、空いている手が、さらなる快感を求めて動く。服の裾か  
ら手が潜り込み、おっぱいを揉みしだく。  
「はぅぅ…」  
 待ち望んでいた刺激に吐息が漏れる。乳首は痛いほどに尖っていた。こりこりとし  
た乳首をつまみながら、また、太助のことを妄想する。  
「キリュウのおっぱい、やわからいよ…」  
 あの大きな手で、私のほどよいおっぱいを優しく包み込む。感触を確かめるようにゆっくりと乳房を揉むと、太助の手のひらに乳首がこすれる。  
「あっ…」  
「キリュウって敏感なんだね」  
 乳首をこねくり回しながら、耳元で囁いてくる。  
「いつも試練だなんだって言っておいて、キリュウの方が弱いじゃないか」  
 きゅーっと乳首をつねると、ビクンと電気が体中に駆けめぐる。乳首をいじられる  
たびに子宮が疼き、愛液がじわじわと溢れ出てくる。ペニスが欲しくなって、くねく  
ねと腰がひとりでに動き始める。  
 
「挿入れてほしいんだ?」  
 こくんと頷く。  
「ふーん、キリュウがそんなにはしたない娘だったなんて、知らなかったよ」  
 そう言いつつも、主殿はギンギンに勃起したペニスを手に持ち、征服したような笑  
みを浮かべて挿入しようとしてくる。  
 短天扇を手にして、おまんこにあてがう。  
 くちゅくちゅと焦らすように、入口をなぞる。  
「主殿……」  
 もの欲しそうに、主殿を見つめる。  
「どうしたの?そんなにいやらしく腰を振っておねだりて」  
 意地悪な笑みを浮かべて主殿は言う。どう答えれば主殿は満足するのかわかってい  
たが、恥ずかしくて赤面する。  
「その…欲しいんだ」  
「ん?なにが欲しいの?」  
 ちゃんと言わないとだめだと言う。入口をちゅぷちゅぷと弄られていると、頭がお  
かしくなりそうになる。一刻でも早く挿入れてほしいと、意を決して口にする。  
「主殿の逞しいおちんちんが欲しい…」  
「どこに欲しいの?ちゃんと言わないと、わからないよ」  
 そうせせら笑うと、私は軽くショックを受け、それでも、言わずにはいられない。  
「私の…、はしたないおまんこに挿入れてほしい」  
 それを聞いて満足したのか、主殿は一気に腰を進めてくる。  
 ぬぷぷと、主殿のペニスが私のなかをめいっぱいこじ開けて侵入してくる。主殿の  
雁の部分が、ごりごりと膣のひだひだにひっかかり、強引にこすりつけて行く。その  
たびに、私は喘ぎ声を漏らした。  
「すごい…、ぜんぶ挿入ったよ、キリュウ」  
 主殿のペニスで私のおなかはパンパンだった。おなかいっぱいに入ったそれは、雁  
の形から、竿のデコボコ具合まで感じられる。もうこれ以上入らないってところまで  
入れて、次に注挿を始める。  
「あっ…、うっ…くっ…んっ…あはっ…あっ…」  
 はじめのうちはゆっくり、小さく腰を動かしていたが、すぐに我慢できなくなった  
のか、快感を貪るように、激しく出し入れをする。「抜いちゃいやぁ…」ってほどに  
浅い部分まで引き抜くと、ペニスを離すまいときゅーっと絡みつく。雁の部分だけで  
膣口にひっかかっていると、一気に子宮口まで突き上げてくる。おなかの中をぐちゃ  
ぐちゃにかき回されている感じに酔いながら、「主殿…、主殿…」と叫ぶ。  
 じゅぷじゅぷといやらしい音が鳴り響く。  
 愛液の分泌量と比例して、快感も高まってくる。  
「あぁ…いい。主殿、もっと激しく…」  
「キリュウのなか、あったかくて、ぬるぬるで…すぐイキそうだよ…」  
 苦しそうな表情で、主殿が言う。  
「だらしないぞ、主殿。あっ…。もっと、んっあっ…、もっと気持ちよくしてくれないと…、うっ…っん…」  
 主殿の息づかいを感じながら、少しずつ、登り詰めていく。  
「主殿…、すごっ…、奥まで…、ずんずん…んっ…響いているぞ…」  
「キリュウ…、うわっ…ちょっ、締めすぎだよ…、やばいって」  
 もう限界が迫ってきたことに気づいて、主殿は余計にガンガンと腰を振って突き上げてくる。  
「主殿…、もう少し…、もう少し…」  
 
 私も、もうすぐ達しそうだった。このまま登り詰めていけば、一緒にイけるだろうか。  
「キリュウ、一緒にイこう…」  
 きゅーっと、今日一番、膣が締まった。  
「主殿…、主殿っ…、主殿っっ…!」  
 ギュッと、シーツを握りしめる。同時に、主殿のペニスが私のおなかの中で弾け  
た。びくん、びくんと暴れ回って、精液が注ぎ込まれる。膣の中に熱いものを感じな  
がら、頭の中が真っ白になっていく。  
 ビクッ、ビクッと私の身体が痙攣する。一滴でも逃さないように、膣が自動的に主  
殿のペニスを絞り上げる。  
「ああぁ……」  
 少しずつ、少しずつ、意識が戻りかけ、そして現実の空気が私の頬を撫でていく。  
 限界を超えた刺激に、私の身体はまだ、数秒ごとに痙攣を繰り返していた。膣の中  
の異物感は、短天扇だった。私のおまんこは短天扇をぱっくりと咥えている。ベッド  
の上で、ことを終えた虚無感が、無性に私を襲う。  
 完全に力を抜き、ベッドに全体重を預けて、天井を仰ぎ見る。  
 身体は絶頂の反動で、ぐったりと疲労感を感じていた。  
 髪をかき上げて、ふぅーっと、ため息をつく。  
 少しずつ、落ち着いてきたようだ。それと同時に、罪悪感が芽生えてもくる。  
 これはいつものことだった。いつも快感の後に押し寄せてくる。それは、自慰とい  
う行為に感じていることでもあるし、主殿と、親友のシャオ殿を裏切っているからでもあった。  
 股の間に手をやって、短天扇を抜く。  
「んっ…」  
 ずるずると抜き出され、まだ火照りの残っている身体を少しだけ、疼かせる。  
 愛液でべとべとになった短天扇が、糸を引いて私のおまんこから出てくる。  
 こんなことに使ってはいけないのだと理性ではわかりながらも、つい気持ちよくて  
これを使ってしまう。  
 短天扇を横に置き、また天井を見つめる。  
 後始末もせずに、なにも考えずぼーっとしながら、いつの間にか、私はまどろんでいた。  
 

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