「三郎太〜なにしてるの?」
「あっみちるちゃん、何って明日の準備に決まってるよ」
そう、明日は記念すべき私にとって初めての旅が始まる日……なんだけど……
「あはは……そうだよね〜」
「みちるちゃんは終わったの?」
「ん〜…まぁね…」
実はまだ半分くらいだ。でも、明日の準備よりもずっと気になってたことがあって、これを言わないと準備なんてしてらんなかった。
「ねぇ、三郎太!」
「んっ何?」
「Hしないの?」
ぶぅーー?
あれ、三郎太いきなり噴き出しちゃった。
「みちるちゃん……いきなり何言い出すの?」
「だって!せっかく一緒になったのに三郎太ったらキスもしてこないじゃん」
「う……ほ、ほらまだみちるちゃん18歳だし、それに結婚して間もないから…」
「そんなの関係ないよ!私、初めて三郎太にあって、旅の話聞いた時からお嫁さんになるって決めてたんだから!」
施設で初めて三郎太に会って、いろんな話を聞いた。
そのあとも旅から帰るたびにいろんな話をしてくれた。
孤児院のおとうさんもおかあさんも大好きだけど、私の中でもっと広い世界を見たいって気持ちは抑えられなくなっていった。
それと同時に三郎太に対する恋心も……
「せっかく…せっかく一緒になれたのに……!」
ギュ……
顔を伏せようとした時に抱きしめられた。
ふと見ると、抱きしめながら三郎太の糸目からうっすら涙が流れてる。
「ごめんね……そんなに思っててくれたんだね」
そういうとさっきより強く抱きしめてくる。
ちょっと痛いけどその分、三郎太の温度をしっかり感じられた。
「ホントにいいの?」
「恥ずかしいから聞かないで……」
あれから私の部屋に移動して、今は二人でベッドに入っている。
お互い服は着ておらず直接三郎太の肌に触れている。
さすがに、ずっと旅人としているだけあってがっちりとした体格で、これなら一緒に旅しても怖くないと思う。
「三郎太って、思ったよりがっちりしてるね」
「そうかな?みちるちゃんもとってもかわいいよ」
薄暗く照らされた部屋で私の未熟な体を見られるのは正直恥ずかしかった。
でも、三郎太が可愛いって言ってくれただけでそんな不安もなくなった。
「それじゃあ……いくよ!」
「うん……!」
私の前にゆっくりと三郎太の顔が近づいてくる。
いつもなら意識もしないのにこんな時に限ってすっごく緊張する。
チュ……
静かに唇を重ねるとあとは自然に大人のキスになっていく。
ああ、これが大人のキスなんだ〜とか思っていたらあっという間に時間が過ぎて行った。
ビクッ!
三郎太の手が私の胸と秘部に触れる。
いきなりだったので思わす払おうとしたがさすがに我慢した。
ゆっくり、ゆっくり動かされる手にもだんだん慣れてきて、なんだか体中が熱くなってきた。
ハァ…ハァ…
互いに息遣いが荒くなる。
「ねぇ…そろそろ」
「うん…いいよ…きて!」
チュ…クチュ…ビチュ!
「あうぅぅぅっ!いっっったぁぁぁい?」
「だ、大丈夫!?」
あまりの痛みに少し大きな声出しちゃった。
それにしてもこんなにいたいなんて全然知らなかった。
あと、孤児院のみんなに聞こえてなきゃいいけど。
「だ、大丈夫だから……ゆっくり、ゆっくり動かして」
「う、うん」
あまりにも痛そうにしたせいか、ちょっと三郎太元気がなくなっちゃった。
でもあっちのほうはそのままだけど
ズッ…ズブ…!
「あう!ぜ、全部入ったね……」
「う、うん…でもみちるちゃん、大丈夫なの!?」
「だ、大丈夫だから…これくらいでへこたれたらたびびとになれないよ」
「で、でも……」
「そ、それに三郎太だから…大切な人だから…受け止めたいの」
「みちるちゃん……」
グチュ…グチュ…
ゆっくり、優しく、だけど確実に動かしてくる。
まだまだ、痛みは続いてるけど、なんだかちょっと変な気分。
これが気持ちいいってことなのかな。
クチュ…クチュ!クチュ!
段々と速くなる三郎太の腰の動き。
それにつれて、痛みも薄くなり、段々頭がぼぉ〜としてきた。
パン!パン!パン!
「あん!あん!あん!」
「みちるちゃん!…みちるちゃん!」
どんどん早くなる動き。
三郎太もそろそろかな、私も限界だけど。
「さ、三郎太…私もう…」
「お、オレも、もうだめ!」
ドピュ…ドピュ…ピュ…
声と同時に三郎太のモノが抜かれ、あったかい白濁液が勢いよく私のお腹の上に落ちる。
ゆっくりと意識が遠くなるなかで三郎太のいつまでも感じていた。
そのころ……
「あらあら、明日出発だって言うのに盛んなことね。ねぇお父さん?」
ズズッ…
「まぁな、ったく、若いってのはうらやましいな」
お茶をすする熟年夫婦にはばっちり聞こえてました。