「はぁ〜……」
僕はカーテンで仕切られた四角い天井を見つめながら、ため息ばかり吐いていました。最近、僕はどうもスランプのようです。
原因はなんとなく分かっています。僕にちょっかいをかけてくる人が多くて、ペースが乱れてしまうからだ…と思います。
僕が艦長の七姉と相部屋になったということも手伝ってか、あらぬ噂が僕の耳にも届いてくる始末です。
七姉との偶発的過ぎるキス以来、気が付くと七姉のことばかり考えてしまいます。
そんなこともあったりして、作業にも身が入らない。…まあそういうスランプです。
「漂介くん、ちょっといい?」
「あ…うん。……なに?七姉…」
七姉がカーテンを少し開けて、入ってきました。僕は仰向けになっていた身体を起こします。
―七姉とはこの女性だらけの護衛艦・パスカルメイジの艦長を務める美咲七波。
僕の姉で、両親の離婚で5年間の離別の後、いろいろあって再会。
七姉は昔よりも美人になっていて、とても気になる存在になっていました。
七姉はついさっき任務から一時的に解放されたようです。制服も着たままです。
彼女はベッドに腰掛けていました。僕もつられて、ベッドの淵に身体を動かします。
僕がベッドの淵に腰をかけると、彼女は僕の方に寄ってきました。
すぐ横に七姉の顔があって、僕はドキドキしてしまいます。
七姉が口を開きました。
「漂介くん、最近どうしたの…?」
「え…」
つい今しがたまで考えていたことを聞かれて、ドキリとしてしまいます。
「最近、元気無いみたいだけど…なにかあったの?」
「え…?なんで、七姉が……」
「クルーの状態を把握しておくのも、艦長の仕事だからね」
「……誰にも言わないって、約束してくれる…?」
「うん、約束する」
「…じゃあ、話すよ」
僕はさっき考えていたことの前半部分の内容だけを話しました。
七姉は僕の話に口出しすることなく、全てを聞いてくれました。
彼女は話を聞き終えると、クスクスと笑い出しました。
「な、七姉…?僕は真剣なんだからね…」
「ごめん漂介くん。まさかそんなことで悩んでるなんて、思わなかったから…」
七姉は少し考えてから結論を見つけたようです。
「う〜ん、確かに漂介くんをからかってる人はいるみたいだけど…、それは漂介くんの存在を認めてるからだと思うよ……」
「僕は迷惑なんですけど…」
「…漂介くんがもっとこうシャキっとしてれば、からかわれなくて済むんじゃないのかなぁ」
「シャキっと……?」
「漂介くんがいつもなよなよしてるから、みんないじめたくなっちゃうんだと思うよ。漂介くんのそういうところは昔から変わらないんだよね…」
「うぅぅぅ…七姉……」
痛い言葉が胸にグサリと刺さりました。
「漂介くんは普通にしてれば、優秀な技師なのにねぇ」
「…七姉……言葉が刺さるって…」
七姉は突然なにかひらめいたような、顔をしました。
「そういえば、漂介くんって女の子と付き合ったことあるの?」
また強烈な一撃が胸に…。
「うぅぅ…わかってるクセに……」
「じゃあ、やっぱり…ないんだ……」
彼女は僕を憐れむような目で見ています。気まずそうな顔をしていました。でもすぐに切り替えて、言葉を放ちます。
「…じゃあやっぱり、そこが原因だと思う」
「え…、どういうこと?」
「女の子と付き合ったことが無いから、接し方がわからないんでしょ?…だから艦の中で居心地が悪いんじゃないかなぁ?」
七姉は結論を弾き出しました。僕は彼女の結論にどこか思い当たるフシがあったりしました。
「う〜ん、そうかもしれない……」
「それなら簡単じゃない。わたしが付き合ってくれそうな人、斡旋してあげるから」
とんでもない職権の乱用…。でもそんな物好きいるんでしょうか?
「そんな人、いるの…?」
「クレイオさんとか看取先生なら…」
「う…、それだと解決にならないと思うけど…」
「そうかな…」
「いや、そうです。絶対、そう!」
あの2人と一緒にいたら、僕はおもちゃじゃないですか…。七姉も知ってて言ってるんじゃないですか…?
「じゃあ……わたし?」
「へ!?」
七姉の突拍子も無い言葉に思わず、大きい声を上げてしまいます。
彼女は僕の方に身体の向きを変えると、言葉を発します。
「わたしは付き合ってあげることはできないけど、接し方を教えるくらいならできるから…」
その瞬間に僕は七姉に唇を奪われていました。
七姉のぷっくりした唇の感触や七姉の甘い匂いがしました。それだけで快感に値するものです。
「んんっ…ひょうすけくん…」
七姉が僕の頬に手を添えると、僕の口の中に七姉の舌が入ってきました。
僕は歯を噛みあわせて、必死にガードをかけますが、彼女の舌が僕の歯や歯茎を丁寧に舐め回しているうちに、僕は七姉の舌の進入を許してしまいました。
「…なな……ねぇ…」
いつしか僕の舌は彼女の舌に絡め取られてしまいました。七姉の舌は熱くて、甘い味がしました。
あまりの熱さに身体の芯がとけてしまうような感覚に襲われます。
七姉の舌が僕の口の中を縦横無尽に暴れまわっていました。僕にはなす術がありません。
唾液と唾液がぶつかり合うようなぴちゃぴちゃといういやらしい音が部屋中にこだましています。
そして、その音は僕の興奮を増幅させていきました。
「んんっ……んふぅ…ひょうしゅけくぅん……んっ…はぁ」
七姉はようやく口を離してくれました。僕と七姉の間に糸がかかっていました。
「な、七姉…これは……」
「ふふふっ……どうだった…かな?こういうの初めてだったんだけど…」
「……すごかったよ…」
「でもまだこれからだよ、漂介くん…」
「え…?」
七姉は僕のネクタイを外しにかかっていました。
「ちょ、ちょっと七姉…、何してるの…!?」
「ふふっ、ここまできてわからない?」
これは七姉に誘いをかけられていると解釈していいのですか?
「ほらぁ…漂介くんも手伝って……」
「え…な、何を……?」
「だから…わたしの服…」
「七姉……いいの?」
「うん、漂介くんなら…いいよ」
僕は七姉の服の胸元のボタンに手をかけていました。
「漂介くん、シャツも…」
「うん…」
七姉に言われて、僕は彼女の淡いブルーのシャツのボタンを上から外していきます。
そこにピンク色のブラが現われました。僕は思わず見とれてしまいます。
「漂介くん、ブラも…取って……」
「でも…どうやって……」
「フロントホックだから、ここから外すの…」
僕は七姉の助言を借りて、ようやく下着を外すことができました。
その瞬間に彼女のバストが現われて、目を逸らしてしまいます。
「漂介くん…触ってみて」
「…でも、それは……」
「もう…漂介くん、ここまできて何を戸惑ってるの?…仕方ないなぁ」
七姉は僕の手を取って、彼女の胸に導きます。
僕の手が七姉の胸に触れていました。
彼女の胸は想像以上に大きくて、柔らかく、温かくてとても気持ちいいものでありました。
「漂介くん、もっと触って…」
「うん…」
僕は思わず力を入れてしまいます。
「やぁぁ、痛い!…漂介くん、最初は…もっとやさしくして……」
「ごめん七姉…。こ、こうかな…」
僕は彼女の胸をやわやわと触っています。気のせいか彼女の胸が熱くなってきたように感じました。
「うん…いいよ、漂介くん……もっと触っていいから…」
僕は気付かれないように少しずつ力を加えていきます。
七姉の息が荒くなってきたのがはっきりと分かりました。
「んんっ…漂介くん……」
「七姉、気持ちいいの…?」
「うん…漂介くんに触られて、胸の奥が…熱いの」
そして、僕は七姉の胸の突起が出てきたのがはっきりと見えました。
僕は思わず、その桃色の突起を摘まんでしまいます。
「んんっはぁ…漂介…っくん……んんぁぁあ」
僕は七姉のもう片方の乳首を口に含んでいました。口に含んで、丁寧に舐め回していきます。
七姉のそれはとても甘い味がしました。
「ああっん…やだ……ひょうすけくぅん…んあ…だめぇ………」
やだとかだめとか言われても、僕にもやめることは困難です。
「んんんっ、ひょうすけくん…んん…」
僕はゆっくりと口を離しました。まだ口の中に甘い味の余韻が残っていました。
「はぁはぁ……漂介くんたら、すごいね…すごい上手だよ……」
「そ、そうなの…?」
「うん…お姉さんも感じすぎちゃった……」
「ねぇ…漂介くん、下も……お願い…」
「七姉…いいの?」
「うん…漂介くんにわたしのすべてを…貰ってほしいの…」
七姉の言葉にドキッとしてしまいます。すべてを貰うって…つまりはそういうことですか?
僕の初めての相手が七姉だなんて…。僕は幸せ者です。
僕はベッドから下りて、七姉の前にひざまずくと、彼女のタイトスカート下ろしました。
七姉の綺麗な足に僕の目は奪われてしまいます。
「七姉…、こっちもいい…かな?」
「う…うん」
七姉がショーツに手をかけて、するりとショーツを下ろしました。
七姉の秘所は肉付きがよくて、とても綺麗で僕もゴクリと生唾を飲んでしまいます。
「漂介くん…恥ずかしいよ……」
「ごめん…七姉の……すごく綺麗だから…」
「漂介くん…」
僕は七姉の秘所に指を入れていきます。
第一関節が入ったあたりで、僕の指に絡み付いてくる感触がありました。
「んんっ…ひょうすけ…くん……」
「七姉…」
僕は本能的に蜜壷を掻き回すように指を動かしていました。
「あぁぁん……んはぁ…んんっんん」
くちゅくちゅという音がし始めていました。七姉は僕の指で感じてるのかもしれません。
僕はそれが嬉しくて、指を少しずつ奥に進めていきます。そしてまた指を回すように動かしていました。
「んんあぁぁん…やぁぁ……んんっ、だめぇ……感じ…すぎちゃう…んんん……あぁぁ」
「すごい…七姉の……指が…締め付けられちゃう」
僕は指を彼女の中から引き抜きました。七姉の愛液がベッドのシーツにまで滴り落ちていました。
僕は七姉の太股の間に顔をうずめると、秘所を舐めあげていきます。
「んんっ…ひょうすけ…っくん……そこ…きたないよぉ」
「そんなことないって…七姉のここ、七姉の味がするよ…」
「バカ…そんなこと……んんぁっ…言わないでよ…」
僕は七姉の秘所の舌での愛撫に没頭していました。
僕が舌で舐め上げるたびに、七姉の身体がビクビクと震えています。
「あぁぁ…ひょうすけくん……きちゃうよぉ…ひょうすけくぅん……んあぁぁ…イッちゃうよぉ……!」
七姉の秘所から七姉の愛の蜜がとめどとなく溢れてきました。
僕はその蜜を逃さないように、飲み込んでいきます。
「ひょうすけ…くん……もうダメ…なの……ひょうすけくん…あぁぁん…イッちゃうよぉ…!」
「いいよ、七姉…えっちな七姉、見せて」
「ひょうすけくん…んぁぁああ!」
間欠泉のように出てきた七姉の熱い愛液が僕の顔にかかってしまいました。
「あぁぁっ、イッちゃった……漂介くんの口で…イッちゃった……」
「七姉…」
「七姉……いいかな…?……僕も…我慢できないよ…」
「うん…わたしも…漂介くんが欲しいの……」
僕はズボンのチャックを下ろして、分身を取り出しました。
僕の分身は臨戦体勢をとっていました。
「漂介くんの大きいね……これがわたしの中に…」
「七姉…きっとやさしくするから……」
「うん…漂介くんを信じてる…」
僕は動揺している七姉を安心させるように言いました。
僕は七姉をベッドに寝かせて、足を開かせました。
彼女の秘所は心なしかヒクヒクしているように見えました。
僕は分身を七姉の秘所にあてがって、少しずつ入れようとしましたが、強い抵抗感で押し戻されてしまいます。
意を決して、一気に貫くように分身を入れました。
途中でぶつぶつと何かが切れるような音がしました。
「んあぁぁぁぁ…!んんっ…いたい……いたいよ…」
七姉は目に涙を浮べています。僕は彼女の見せる表情に罪悪感を覚えました。
「ごめん、七姉…大丈夫……?」
「大丈夫……平気…だよ、ちょっと痛かっただけ…だから」
僕と七姉の結合部から一筋の血が見えました。僕が七姉の処女を奪ってしまいました。
七姉が気丈に振舞っているのは僕の目にも明らかでした。僕は今の体勢を保ったまま、じっと堪えます。
「……うぅぅ…ひょうすけ…くん」
「七姉、大丈夫なの…?」
「漂介くん……動いて…いいよ。痛いの…引いてきたから」
「七姉…いいの?」
「…うん、なんだかお腹の奥が熱くなってきたの…」
「それじゃあ…動くよ……」
僕はとてもゆっくりした動きで腰を動かしています。
七姉の中はとても狭い上に熱くなっていて、僕も欲望を抑えるのが困難になっていました。
「うぅぅ…七姉、すごくきついよ……すごい」
「あぁぁ、漂介くん…いいよぉ……もっと動いて…」
僕は七姉のリクエストに応えるように、腰の動きを速めていました。
「あぁぁんっ、すごいよぉ…ひょうすけくん……すごい…」
「くぁぁあ、七姉…出ちゃうよ……」
「んんっ、ひょうすけ…くん、まだ…んんふぅ……まだダメ…だよ」
「でも…七姉の中……すごく気持ちいいんだもん…」
「そんなに…わたしの中がいいの?わたしも…ぁぁん……同じ気持ちだよ…」
「七姉…」
「んんぁぁっ、漂介くん…もっと…あぁん…もっとはげしくして……わたしの中に…出していいから」
「七姉……行くよ」
七姉は僕の分身を締め上げて、ラストスパートを促しているようでした。
「あぁっ…んん……ひょうすけ…くぅん…すごいの…やぁん」
「あぁぁぁ……七姉、七姉…!」
「んんっ…ふぅ……ひょうすけくん…ひょうすけくぅん」
「七姉…本当にイッちゃいそうだよ……」
「あぁん…いいよ、もっと……もっと…ちょうだい」
僕は快楽を貪るように腰を超高速で動かしていました。
「んんぁああぁ…ひょうすけ…くん……はげしぃよぉ…イッちゃうよ……ひょうすけくん…イッちゃうぅ…!」
「七姉…イクよ…七姉……中に出すよ…!」
「ひょうすけくん…ひょうすけくん…きてぇ……わたしの…中に……あぁぁぁ!」
僕は白く濁った子孫繁栄の使者を姉の中に放出していました。
「ひょうすけくん……あついよぉ」
「七姉……すごい…」
「わたしと漂介くん…とうとう結ばれちゃったね……」
「七姉…」
「これで…わかったかな、漂介くん?」
「う、うん…すこしだけ、でも…これでどうかなるの?」
「とりあえず、話し相手になってくれそうな子を紹介してあげるから…」
「ありがとう…七姉」
続く???