夜も更け、兵も寝静まり、野営地には静寂が訪れていた。  
しかし、そんな静寂のなか、テント前にて争う人影があった。  
「止めるんだッ!オクシオーヌッ!」  
「離してッ!父さんと母さんの……仇を討たせてッ!」  
ナイフを持つオクシオーヌの手をデニムが必死に取り押さえている。  
しばらくの間揉み合いが続いたが、少女の細腕で男の力に叶う訳も無く、ナイフを取り上げられてしまう。  
「返してッ!」  
「いい加減にするんだッ!」  
乾いた音が響く―――デニムがオクシオーヌの頬を張ったのだ。  
「ううっ……」  
「何故こんな事をッ!きみは真実を自分の目で見届けるんじゃなかったのかッ!?」  
「うっ…で…でも……あの男を殺さなければ……私は……」  
オクシオーヌの目から涙が溢れる。  
「……いま彼を……ジュヌーンを殺させるわけにはいかない。彼にはこの戦乱を終わらせる義務があるんだ……だから」  
オクシオーヌの目をしっかり見据えながらデニムは言う。  
それはかつてバルマムッサの虐殺に加担した自分自身に言い聞かせているようでもあった。  
「……戦っている時、あの男の背中にボウガンの狙いをつけたのは一度や二度じゃないの……」  
「私は……こんな気持ちのままどうやって戦えば……どうすればいいのッ!」  
目に涙を蓄えながら、デニムに掴み掛かるオクシオーヌに、デニムはかつて自分が手にかけた少女の面影を見た。  
 
『……ああ、兄さん、ごめん、仇を……討てなかった……』  
 
(そうだ……死んでいった人達の為にも……この戦いは終わらせなくちゃいけない……)  
(だから……彼女の憎しみも……僕が受け止めてやらなくてはならないんだ……)  
「オクシオーヌ……」  
 
<選択1>「その憎しみを僕にぶつけるんだ」(オクシオーヌの好きにさせる)  
<選択2>「きみのその悲しみを癒してあげられれば……」(オクシオーヌを慰める) 
 
 
<選択1>「その憎しみを僕にぶつけるんだ」を選んだ場合  
 
2A  
「オクシオーヌ。その憎しみを僕にぶつけるんだ。それで少しでもきみの気持ちが……」  
―――デニムが言い終わらないうちに再び乾いた音が響いた。  
「なんで……なんでそこまで言えるのッ!」  
「……それがリーダーとしての僕の責任だからだ」  
頬を張られたときに口の中を切ったのか、唇から血を滲ませながらデニムが答える。  
そんなデニムを涙目で激しく睨み付けていたオクシオーヌだったが……  
「……判ったわ」  
「私のこの気持ち……全部あなたにぶつけさせてもらう……あいつのかわりに」  
少女はぐいと涙を拭うと、次の瞬間、暗い炎をたたえた目でデニムを見つめた。  
そして、ゆっくりとデニムの周りを歩きながら語り始めた。  
「私ね……戦士としての竜使いの腕は半人前なんだけど……ドラゴンの調教には自信があるの」  
「バスク村では、それをずっと生き甲斐にしてきたわ……でもね、いつも手加減が出来なくて……何匹ものドラゴンを潰しかけちゃった」  
髪をかきあげながら、くすっと笑うオクシオーヌ。  
「だから私に調教されたドラゴンは決してマスターに逆らわない……とても従順な子になったわ」  
「あの男にみーんな殺されちゃったんだけどね……あははっ!」  
オクシオーヌの口調がだんだん14歳の少女相応のものへと変貌しつつある。  
それは、どことなく幼さ故の無垢な残酷さを想起させ―――デニムの背筋を僅かに凍りつかせた。  
「オクシオーヌ……」  
「でもいいの……」  
オクシオーヌはおもむろにデニムに顔を寄せた。思わず目を瞑るデニムの唇にぬめるような感触があった。  
オクシオーヌがデニムの唇に滲んだ血を舐めとったのだ。  
「ふふっ……」  
オクシオーヌは恐ろしく妖艶な声でデニムの耳元に唇を寄せそっと呟いた。  
「……殺しちゃうかもしれないよ?」  
「……好きにするといい」  
デニムは内心の動揺を押し殺しながらもはっきりと答えた。  
(それが……この戦乱を引き起こした側の者としての僕の責任……いや贖罪なのだから……)  
「うれしいよデニム?」  
そう言ってデニムの頬にキスをすると、オクシオーヌはデニムの手を引いて歩き始めた。  
 
 
<選択2>「きみのその悲しみを癒してあげられれば……」を選んだ場合  
 
2B  
「オクシオーヌ。きみのその悲しみを癒してあげられれば……」  
デニムは腕の中で嗚咽するオクシオーヌをそっと抱きしめた。  
「……うう……ぐすっ……父さん……母さん……」  
オクシオーヌはデニムの腕の中でその小さな肩を揺らし、暫く静かに泣き続けた。  
 
「……ありがとう、デニム」  
デニムの腕の中で感情を吐露して気持ちが落ち着いたのか、オクシオーヌが顔を上げた。  
「……いいんだよ、オクシオーヌ」  
優しい眼差しで見つめ返され、オクシオーヌの頬が若干赤くなる。  
「私……貴方に説得されて騎士団に加わった後も、ずっとあの男への憎しみが抑えられなくて……」  
「でも、貴方のおかげでやっと気持ちの整理ができたわ……あの男を許すことはまだ出来ないけど……見届けようと思う」  
「だから、私の命……改めて貴方に預けるわデニム」  
「わかった……僕の命に懸けて、この戦いは必ず終わらせてみせる」  
堅く誓い合う二人の間に優しい空気が流れた。  
 
「わかってくれてありがとう……えらいなオクシオーヌは」  
「もうッ……子供あつかいしないで……」  
くしゃくしゃと頭を撫でられ、頬を膨らませるオクシオーヌだったが、安心した表情でデニムに身を委ねている。  
「……デニムってなんだかお兄さんみたい」  
「お兄さん?」  
「うん。私兄弟とかいなかったし、村にも同じ年頃の子供も居なかったから……あこがれてたの」  
「そうだったのか……」  
「あの……それでね……デニム、お願いがあるんだけど……」  
思案するデニムの傍で、恥ずかしそうにもじもじしながらオクシオーヌが言葉を紡ぐ。  
「その……ヘンな娘って思わないで欲しいんだけど……貴方の事『お兄ちゃん』って呼んでみてもいいかな?」  
「えッ……」  
「あッ!駄目ならいいのッ!忘れてッ!いますぐ忘れてッ!!」  
「……かまわないさ」  
赤面して取り乱すオクシオーヌにデニムは優しく微笑んだ。  
 
 
3A  
導かれるまま、オクシオーヌのテントにやってきたデニムは、服を全て脱がされ、  
簡易ベッドに目隠しをされた状態で手足を固定され、虜囚の様相を呈していた。  
「……綺麗な肌ね……女の子みたい……素敵よデニム?」  
「あはッ?でもちょっと緊張してるのかな?……こんなに縮こまっちゃって……可愛い?」  
「……ッ!」  
文字通り手も足も出ない状態を年下の少女に視姦され、デニムの表情が羞恥に歪む。  
しかし、そんなデニムの感情とは裏腹に、デニムの肉体に変化が訪れ始めた―――ペニスが膨張を始めたのである。  
「え?……ウソ……」  
オクシオーヌが驚いたような声を漏らす。やがて、少女の眼差しが好奇のものから蔑みのそれへと変わった。  
「ふうん……束縛されるのがそんなに良いんだ……」  
「ち、違うんだ……オクシオーヌ……」  
「……じゃあ、見られて感じちゃったってワケ?」  
「……変態」  
「ぐッ……」  
屈辱的な言葉がデニムの胸を抉る。  
しかし、そんな仕打ちにも関わらず、デニムのペニスはまるで別の生き物のように完全に勃起し、ビクビクと脈動していた。  
「……最低……恥ずかしいとか思わないの?あ、変態だから思わないか……」  
「ぼ、僕は変態なんかじゃ……」  
「ウソッ!じゃあ何でココがこんな風になるのよッ!?」  
「あくッ!」  
オクシオーヌはデニムの勃起を握り締めると激しく動かし始めた。  
「あッ!……ああッ!」  
オクシオーヌの手が上下に動くたびに、包皮から亀頭が見え隠れし、鈴口から溢れた液体が淫らな音を立て始める。  
「なによッ!感じてるじゃない……デニムのウソつきッ!」  
手の動きは更に激しさを増し、それに比例するように、だんだんデニムの喘ぎ声が切羽詰ったものになってきた。  
「……はッ!……はッ!……オ、オクシオーヌッ!」  
「……何?もうイッちゃうの?」  
「……も、もうッ!」  
「変態の上に早漏だなんて……本当にすくいきれないモノね……」  
呆れた声で溜息をつくオクシオーヌ。  
「ほらほら……ゴリアテの英雄さんが無様に『ぴゅっぴゅっ』ってしちゃうとこ全部見ててあげるから……イッちゃいなさいッ!」  
 
 
3B  
―――それから数日後、フィダック城内にて、デニムは数時間にわたる作戦会議を終え、休息をとるために自室へと向かっていた。  
「いよいよバーニシア城攻略か…姉さん…必ず助け出してみせる」  
ほどなく自室に到着したデニムは、部屋の前のドアに座り込む小さな人影を見つけた。  
「…オクシオーヌ?」  
「…あ、デニムお兄ちゃん?」  
寝ぼけ眼をこすりながら、顔を上げるオクシオーヌ。どうやらデニムの部屋の前で待っているうちに眠り込んでしまったようだ。  
「…ずっと待っていたのか?」  
「そんなたいした時間じゃないよ…くしゅん!…あ…」  
健気に答えるオクシオーヌだが、この様子だと数時間に渡って待っていたのは明らかだ。  
城内の石畳の廊下は肌寒く、少女の体から体温を奪ってしまっている。  
「…とりあえず、中に入るんだ。風邪を引くぞ?」  
「…うん、ありがとう…お邪魔します」  
体はすっかり冷え切っていたが、少女の頬にはわずかに赤みがさしていた…  
 
「今日はどうしたんだい、オクシオーヌ?」  
「うん、お話がしたかったの…最近戦いが激しくなって、そんな機会無かったから…」  
暖炉の前で火に当たりながら、デニムの入れた温かい飲み物を口にしつつ、ゆっくりと話し始めるオクシオーヌ。  
「…ごめん。寂しい思いをさせてしまって」  
「ううん…いいの…デニムお兄ちゃんにはリーダーとしての責務があるんだもん」  
「…オクシオーヌ」  
雰囲気が重くなり、2人とも黙り込んでしまう。沈黙の中、暖炉の炎だけがただゆらめいている。  
 
「そ、そういえばこの飲み物美味しいね。なんていうの?」  
沈黙に耐えかねたのか、オクシオーヌがわざと明るい口調で尋ねる。  
「えっと、前にギルタスさんにもらったんだけど『サラマンダ…』『…は…になってから』ラベルが掠れてて読みにくいな」  
「なんでも寒さによく効くポーションらしいんだけど」  
「ふうん、でも本当。なんだか体が暖かくなって…いい気持ちかも」  
ポーションの効果か、赤みのさしたぽーっとした表情でデニムを見つめるオクシオーヌ。  
普段の幼い彼女からは想像できない、その艶のある表情に、デニムの動悸が早くなる。  
(な、なにをドキドキしてるんだ僕は…妹みたいなものだろ彼女は…)  
 
 
4B  
「ねえ、お兄ちゃん……私、前から聞きたかったんだけど……オリビアさんって……お兄ちゃんの恋人なの?」  
思いもかけないオクシオーヌの言葉に、ベッドの端に座っていたデニムは動揺して立ち上がった。  
「なっ!?何をいきなり……」  
「真面目に答えてッ!」  
オクシオーヌは怒気をはらんだ声で叫ぶと、つかつかとデニムの元へ歩み寄り、その体を両手で突き倒した。  
弾みでベッドに倒れこんでしまうデニム。その体に覆いかぶさる形でオクシオーヌの顔が迫ってくる。  
その目は据わっており、有無を言わさない迫力にデニムはたじろいでしまう。  
「ち、違うよ……ただの幼なじみだって!」  
「……本当に?」  
「う、うん……」  
吐息を感じられるほどの至近距離でオクシオーヌに問い詰められ、動揺しながら返答するデニム。  
「……じゃあ一昨日、バルマムッサの町でオリビアさんと何をしてたの?」  
オクシオーヌの厳しい眼差しがデニムに突き刺さる。  
「……ッ!?そ、それは……」  
「なんか二人とも妙にそわそわして……こっそり出かけてたよね……すごい怪しいんですけど?」  
あからさまに疑いの目をデニムに向けるオクシオーヌ。  
「そ、そんな事は……」  
 
(あ、あれはオリビアが『傷の責任を取って欲しいの』って強引に僕を連れ出して……)  
(……で、押しに弱い僕は誘われるまま、ホイホイとバルマムッサについて行っちゃったんだ)  
(その後人気の無いところで、いきなり押し倒されて……途中で雨が降ってきたんで結局何も無かったけど……)  
 
「お兄ちゃん?」  
「あ、あれは……その、オリビアのお姉さんのシェリーが……バルマムッサの町に潜伏してるって情報があって……」  
「それで……説得するにはリーダーである僕と肉親であるオリビアが適任だから……」  
「ふぅん……本当に?」  
疑いの眼差し。デニムの額に冷や汗が流れる。  
「ほ、本当だってッ!」  
「まあ信じてあげる……でも気をつけたほうがいいよ?ああいうタイプって思い詰めると怖いんだから……」  
「……肝に銘じておくよ」  
 
 
5B  
「……じゃあ私にもチャンスはあるわけね?」  
「……?」  
言葉の意味を考える間もなく、オクシオーヌの顔が近づき、次の瞬間デニムは唇を奪われていた。  
「……ッッ!?」  
「んふッ……んん……ちゅぷッ……」  
デニムの唇を割って挿入されたオクシオーヌの舌が、デニムの口内を蹂躙する。二人の舌はまるで蛇のように絡み合っている。  
「……んくッ……んくッ……んふぅッ……んちゅ……」  
「んんッ!んんんッッ!!」  
抗うデニムを押さえ付けながら、オクシオーヌは熱に浮かされた表情で、溢れる唾液を嚥下しつつ、ひたすらデニムの唇を貪っていた。  
―――どれほどの間そうしていただろうか、体の下のデニムの抵抗がだんだん弱くなり、ぐったりとしたところで  
ようやくオクシオーヌは唇を離した。二人の唇に唾液の細い橋が架かり、直ぐに消えた。  
「ふふッ……お兄ちゃんの唇奪っちゃった?」  
上気した顔で嬉しそうに微笑むオクシオーヌ。  
「はぁ……はぁ……オクシオーヌ……どうして……」  
「ごめんね……でも私……ずっとこうしたかったの……それに……」  
オクシオーヌは自らの上着の端に手を掛けるとそれを一気に脱ぎ捨てた。  
「……デニムお兄ちゃんを誰にも渡したくないから……」  
その肌は桜色に染まり、その胸の僅かな膨らみの先端に色付いたつぼみは硬くしこって自己主張をしている。  
露にされたオクシオーヌの裸身からデニムは目を離せない。  
「触っても……いいんだよ?」  
そう言ってオクシオーヌはデニムの手をとると自分の胸へと導いた。  
「んッ……デニムお兄ちゃん……」  
(……柔らかい……女の子の胸って……こんなに柔らかいものなのか……)  
初めて触れる異性の胸の感触にデニムは感動を隠せない。  
その甘美な感触を味わううちに、最初は遠慮がちだったデニム手の動きが段々大胆なものへと変わってゆく。  
「お、お兄ちゃん……つよい……よ……」  
「あ……ご、ごめん……」  
何時の間にか我を忘れて力が入りすぎたようだ。オクシオーヌの目の端に涙が浮かんでいる。  
「もう……お兄ちゃんが悪いんだからね……」  
あたふたするデニムを尻目にオクシオーヌは呟くと、おもむろに立ち上がり、スカートを脱ぎ捨てると下着のまま、デニムの顔面に座り込んだ。  
「んッ!むぐうッッ!」  
 
 
4A  
「あ……ああッ!……で…出るッ!!」  
はちきれんばかりに膨張したモノを荒々しく扱かれ、デニムのペニスはあっさりと限界に達した。  
全身が痙攣し、背が弓なりになり、膨らんだペニスの先端から夥しい量の精液が吐き出される……そうなる筈であった。  
……しかし、次の瞬間  
「……やっぱり駄目?」  
前言をあっさり撤回したオクシオーヌの手によって、デニムはペニスの根元を圧迫されていた。  
「ああッ!……んんッ!……んッ!…んぐぅッ!!」  
勢い良く放出されようとしていた欲望を塞き止められ、悶絶するデニムの腰は解放を求めて何度も上下したが、  
肉茎は思いのほか強く握りこまれており、その先端から精液が噴出することは無かった。  
「あははッ!!……犬みたいに腰振っちゃって……バカみたい?」  
指先に輸精管の激しい脈動を感じながら、浅ましく腰を動かすデニムを楽しそうに見つめるオクシオーヌ。  
その貌には鼠をいたぶる猫のような残忍な笑みが浮かんでいた。  
 
「あ……ああ………あ…………あ……」  
強引に射精を止められたデニムは、口元から涎を流し、身体を細かく痙攣させながら放心状態となっていた。  
オクシオーヌは指先の脈動が収まったのを確認すると、ようやくデニムのペニスから手を離した。  
放出を阻まれたペニスが切なげにひくつくのを横目に、オクシオーヌは荷物を探ると何か指輪のようなものを取り出した。  
「せっかく手に入った新しいおもちゃですもの……もう少し楽しませてもらわないとね」  
そう言って取り出したそれをデニムのペニスにあてがった。  
「……な……なにを……」  
ペニスに感じられる冷たい感触に、デニムが不安そうな声を上げる。  
「ふふッ♪いいものよ……見てごらんなさい」  
そう言ってオクシオーヌはデニムの目隠しを外すと、頭を抱き起こして股間に目を向けさせた。  
 
 
5A  
「こ……これは?」  
ペニスの根元に、不思議な輝きをたたえた、薄く透き通る水色のリングのようなものが嵌め込まれている。  
「特別製のアクアリングよ……本来は発情したドラゴンを抑制するのに使うんだけどね……ふふッ♪」  
「……そ、それって……」  
「コレに魔力を込めることで、術者の意思で締め付けがコントロールが出来るの……つまり……勝手に射精できなくなるワケ♪」  
「そ、そんな……止め……」  
「貴方みたいに、恥知らずで堪え性の無いおちんちんには……管理が必要だから」  
冷たく言い放つと、オクシオーヌは呪文を詠唱し始めた。  
 
「古の契約に従いて、我が智、我が力、汝に与えん……チャージスペル!」  
その瞬間、股間のリングが輝いたかと思うと、激しい締め付けがデニムのペニスを襲った。  
「ぐああああッッ!!」  
堪らず悲鳴をあげるデニムを愉快そうに見下すオクシオーヌ。  
「あはははッ!変態の癖に苦しいのかしらッ!?」  
「た、頼むッ!外してくれッ!!オクシオーヌッ!!」  
「私に命令するなんて……何様のつもり?自分の立場ってものがわかってないみたいね……」  
「……それに貴方みたいな変態に呼び捨てにされるいわれは無いんだけど?」  
目の端を僅かに吊り上げると、再び口元でなにか呪文のようなものを呟く。  
次の瞬間、輝きを増したリングが更にデニムのペニスを締め上げた。  
「うわああッ!!ゆ、許してッ!許してくださいッ!!」  
「……許して欲しい?」  
「はッ……はいッ!」  
「そう……なら、ちゃんとお願いすることね」  
「お……お願いします……許して……ください……オクシオーヌ……さま……」  
息も絶え絶えに懇願するデニムの顔を見て、オクシオーヌは満足そうな笑みを浮かべた。  
「……やればできるじゃない、えらいわよデニム♪」  
途端、締め付けが少し緩んだが、リングは依然としてペニスの根元で輝きを放っている。  
「はぁッ……はぁッ……はぁッ……」  
「……今日から貴方は私の奴隷だからね?」  
「は……はい……」  
荒い息をつくデニムの頭を優しく撫ぜながら、オクシオーヌはデニムに口付けた。  
 
 
6B  
さっきからなんだか頭がぼんやりしている。  
「うぐーッ!むぐーッ!!」  
気がついたら私のお尻の下でデニムが苦しそうな声を上げていた…なんで?  
頭の中が「?」マークでいっぱいになるが、大事な部分に当たる彼の鼻と、熱い吐息の感触が心地よくて、  
そんな疑問も頭の隅へと追い遣られてしまう。  
 
「ん……んんッ……気持ちいい……」  
更なる快楽を求めて、腰が勝手にデニムの顔に押し付けられる。  
 
「〜〜〜ッッ!!」  
「もう……暴れないの」  
あんまり暴れるので、更に体重をかけてお尻で押さえつけると、抵抗がだんだん弱々しくなり、全身がぐったりしてきた。  
あ、いけない……私は慌てて腰を少し上げる。  
 
「はあッ…はあッ…はあッ…」  
「あ…ごめんッ!苦しかった?」  
「…ふうッ…ふうッ…」  
答える余裕もないみたいで、苦しそうに息をつくデニム。  
……私はちょっと自己嫌悪に陥った。  
 
「……あれ?」  
ふと見ると、デニムのズボンの前が異様に盛り上がっている。  
「デ、デニムお兄ちゃん…」  
興奮してるの?顔をお尻で潰されてるのに…  
「あッ!その……コレはッ!」  
私のお尻が彼を興奮させているという事実に、思わず口元から笑みが漏れる。  
 
「お尻でグリグリされるのそんなに良かった?」  
「そ、それは…」  
「…もっとしてあげるね?」  
そう言って私は再び彼の顔に腰を降ろした。  
 
 
7B  
「んッ!ふううッ!」  
今度は息が出来なくならないように、優しく座ってあげる。  
「ふうーッ!ふうーッ!」  
「あん……くすぐったいよデニムお兄ちゃん」  
吐息が当たる部分がまるでお漏らしをしたみたいに濡れてきてしまっているのが判る。  
恥ずかしいけど……でもデニムも相当興奮してるみたいだし……おあいこだよね?  
だって、抵抗しないし、息も荒くなってるし、それに…  
 
「ああッ!オ、オクシオーヌッ!駄目だよッ!」  
手を伸ばしてズボンの膨らみを握りこむと、デニムが恥ずかしそうな声を上げたが、  
私は構わずに両手でその感触を確かめるように撫で回した。  
「う、うわぁ……」  
鉄の棒が入っているような感触に、私は人間の生命の神秘を感じる。  
でも、ズボンの上からじゃちょっと物足りないかも……やっぱり直接見てみたい。  
「…ごめんねデニムお兄ちゃん」  
「…えッ?ああああッ!」  
下着と一緒に、ズボンを強引に下ろすと、すっかり大きくなったソレが勢い良く跳ね上がるのが見えた。  
 
「えっと……触るね?」  
……硬い……それにすごく熱い……これが男の人の……デニムのおちんちんなんだ……  
私はその感触にすっかり夢中になる。でも暫くいじっていると、お尻の下でデニムが切なそうな声を上げ始めた。  
 
「オ、オクシオーヌ……もう止めて……」  
「ご、ごめんなさい……痛かった?」  
「ち、違うんだ……その……もう……」  
 
恥ずかしいのかな?でも私も充分恥ずかしいんだから遠慮することは無いのに…  
私は手を動かしながら、皮から先端が見え隠れするのを見ていた。  
…そういえば、おちんちんの皮というものは剥けるものだと聞いた事がある。  
俄然興味が沸いてくる……剥いちゃおうかな?  
 
 
8B  
「ねぇ、お兄ちゃん…剥いてもいい?」  
「…!だ、駄目だって…そ、それ以上刺激されたら…」  
デニムがお尻の下で必死に顔を左右に振っているのが判る。  
もう、素直じゃないなあ…気持ちいい癖に。  
 
「…剥くからね?」  
「あッ!!」  
有無を言わせずにおちんちんを握ると、皮を一気に剥き下げる。  
一瞬抵抗があったものの、直に綺麗なピンク色の先端が露になった。  
へえ、こんな風になってるんだ……思わず握る手に力が入る。  
 
「〜〜〜〜〜ッッッ!!」  
途端、デニムが声にならない声をあげて全身を痙攣させた。  
 
「あ……ああ……あ……あ……」  
ぴたり  
動きが止まった。デニムは身体を硬直させ、何かに耐えるように歯を食いしばっている。  
ど、どうしよう……もしかして私、やりすぎちゃった?  
 
「フ……」  
「……ふ?」  
思わず心配になって、握る手を緩めた瞬間……  
「フローヴェノムッ!!」  
デニムが叫ぶと同時に、熱い液体が私の顔に浴びせ掛けられた。  
「マ、マルティムッ!?」  
動揺した私の口から間抜けな声が上がる。  
 
「あッ!あああッ!オ、オクシオーヌッ!!」  
デニムが全身を震わせながら、おちんちんをビクンビクンさせる度に、激しく噴出する熱いものが何度も私の顔や胸を打つ。  
浴びせられるものは熱いだけでなく、粘ついてツンとする青臭いがして、とても心地いいものとは言えない。  
でも、そんな仕打ちを受けながらも、私はお腹の奥がじわじわと熱を持ってくるのを感じていた…  
 
 

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