デニム「…コリタニに戻るそうですね。」
竜騎兵ジュヌーン「ああ、彼女と一緒に行くつもりだ。」
竜使いオクシオーヌ「コリタニでは未だ枢機卿派の残党が抵抗を続けているらしいの。」
竜騎兵ジュヌーン「こうしてハイムで見ているより民の側で身体を動かしたくてね…。」
竜使いオクシオーヌ「私のわがままなの!ジュヌーンは何も悪くないわ…。」
竜使いオクシオーヌ「ごめんなさい、デニム。私もハイムに残りたかった。でも……。」
デニム「いいんだ、オクシオーヌ。気にすることはないよ。」
デニム「僕たちだけでヴァレリアを統治できるとは思っていない…。中央だけではだめさ。」
デニム「これからは、地方の人々も中央も皆、共に手を取りあって平和な世界を築かなければ。」
デニム「きみのやろうとしていることは正しい。自身と誇りを持ってがんばってくれ。」
竜使いオクシオーヌ「ありがとう、デニム。」
竜騎兵ジュヌーン「彼女のいた村へ行ってみるつもりだ。」
デニム「オクシオーヌの村ですか…。」
竜騎兵ジュヌーン「今さらどうにかできるわけでもないが、花の一つでも供えてこようと思う。」
竜騎兵ジュヌーン「彼女は私を許してくれたが、私自身の罪が消えたわけではない…。」
デニム「………。」
竜騎兵ジュヌーン「元気でな。何かあったら、必ず連絡してくれ。」
竜騎兵ジュヌーン「どこにいても、すぐにきみたちの元へ駆けつけるから。さらばだ、戦友よ。」
デニム「ジュヌーンさんこそ、お元気で。」