【たまえ父×たまえ〜ライカキ☆ガイ〜】
「ハァ……ハァ………たまえぇっ……」
自室で、たまえの写真を見ながら、たまえの父がオナニーをしている。
「これが運動会の時のたまえ……正月の餅つき大会の時のたまえ………ハァ……ハァ……たまえ……かわいいよぉ……」
相変わらずの溺愛っぷりに、重くヒキ気味の読者もいる中、たまえを今晩のオカズにしているたまえの父。
……しかし、こんな絶妙なタイミングで部屋のドアをノックする音が聞こえた。
「うぅ…っ…ハァ………ハァ………なっ……何だい?」
ゆっくりとドアに向かうたまえの父。しかし、返答は無い。
たまえの父は、ゆっくりと扉を開けた。
「………た、たま……」
「お父さん、うるさいよ!!!!!」
ドアを開くなり、たまえの怒号が飛んできた。メロスは激怒した並の激怒レベルだ。
「たまえたまえって……!!!お父さん、今度こそ覚悟してよ……!!!」
「ごめん、たまえ……ごめんなぁ!!!!」
必死に謝るたまえの父。
ドカドカと足音をたてて、部屋に入るたまえ。
「なにこの写真は!?」
違う作品で例えると、GTOのデシガワラ先生の家の一室にフユツキ先生の写真が飾られた部屋……あのような感じの部屋だった(たまえ談)
「たまえ……」
「お父さんなんて、大嫌い!!!!」
ガーンΣ(´Д`)
たまえの父のHPが、9999減った。
「カ メ ラ を 壊 し て や る !」
たまえの父のHPが、9999999減った。(しかもたまえの切ない言葉よりHPの減りが……)
「それだけは……それだけはやめろぉぉっ………!!!!!」
カメラを天高く持ち上げるたまえ。そして、たまえの上半身に抱き着いて必死に抵抗する父………。
その時、たまえの父の手に、一種の弾力を感じた。普通の肉の触り心地とは違う……柔らかく、ハリがあり………………。
「んぁっ…」
たまえが喘ぎ、持っていた父の大切なカメラが、手から落ちていった……。
ドンッ………!!!!
鈍い音を立てて、カメラは床に落下した。
「あぁぁぁぁっ…………!!!!!」
たまえの父は絶叫した。
「……………」
たまえは無言だった。
「たっ……たまえ……!!!!何て事をっ………!!!!!」
たまえが反論の為、口を開く。
「お父さん、私とカメラ、どっちが大事なの!?」
「………たまえ…」
たまえの父は、たまえをそっと抱きしめた。
「お……お父さん…」
「もちろん、たまえだよ……」
たまえを抱く腕に力がこもる。
「だけどね、このカメラはお父さんが一生懸命働いて稼いで買ったカメラなんだよ………たまえが生まれた時からこのカメラはたまえを写していたんだ」 これまたくっさい台詞だなぁヲイ。
「ごめんなさい………お父さん……」
「………たまえ……大好きだよ…」
二人は、零れ落ちる涙を必死に隠していた。
<たまえ、カメラ破壊未遂の章 終わり>