想いが鬱陶しい。  
 彼女はいつもありったけの好意を寄せてくる。どれくらい本気なのか知らないけど。  
 この罰の中で、明るすぎるぐらいに僕に寄ってくる。  
 理解できない。  
 鬱陶しい。  
 
 
「本当に…っ  
 本当に私とのコンビ解消して新人の子の面倒見る気なの!?」  
「うん」   
 
 この罰の中で幸せを見つけようとしている君。  
 壊してあげる。めちゃくちゃに。  
 
「一生ふりむいてくれなくってもいいから!!  
 だから…っ」  
 泣き出すし。  
 煩いし。  
 もう二度と近寄ってこないように、突き放そう。  
 彼女といると、いらいらするから。  
 
 近寄っていってキスをした。  
 最初は軽く。  
 
「ねえめーちゃん。僕のこと好きなんだよね?」  
「…う、うん…」  
 めろこが顔を真っ赤にして答える。  
「じゃあ、抵抗しないでね」  
 ぐっと引き寄せ、もう一度唇を合わせた。  
 深く、深く、角度を変えて何度も。  
「ん…ふ…」  
 息苦しさでかめろこの目に涙がたまっていく。  
 流れてくる唾液を夢中で飲み込んでいく姿を冷めた目で見つめていた。  
 くす、と笑う。  
「かわいいね…」  
 耳元でささやかれた言葉に、めろこの全身に鳥肌がたった。  
 
「あ…ふ…っ」  
 手のひらでめろこの胸をもみしだく。  
 時折強弱を加えて反応を楽しんだ。  
 空いている手で背中のファスナーを下ろし上半身をはだけさせる。  
 露になった肌にキスをして、舌をはわせた。  
 指先で胸をなぞると突起が固くなっている。  
 口の中で突起を転がすたびにびくんと身体が跳ね上がっていく。  
「もうこんな固くなってるじゃん。  
 えっちだね。めーちゃんは」  
「や…ぁん…いずみく…」  
 舌で突起を弄り回しながら、手を下の方へ伸ばした。  
 スカートをめくりあげ、腿の内側を撫で上げる。  
「く…ぅん」  
 そっと秘部に触れるとしっとりと濡れていた。  
 そのまま下着越しに撫で上げる。  
「…っ…あ、ん」  
「胸だけでこんなに感じたんだ?」  
「んっ…」  
 ふるふると声を抑えたいのかぎゅっといずみに抱きついている。  
 快感を煽るようにゆっくりとこねまわし、同時に舌で胸を攻める。  
「や…ん…だ…め…も…」  
 びくんとめろこの身体が跳ねた。  
 
「自分だけ先にイってずるいな、めーちゃんは」  
 手についた愛液を舌でなめとる。  
「ご、ごめんなさいっっ」  
 頬を赤らめ慌てたようにあやまりはじめる。うさ耳がしゅんと垂れ下がってるのがちょっと可愛い。  
「別にいいけど」  
「え…」  
 ぐっと抱き寄せ、うさ耳に口付ける。  
「その分めーちゃんが奉仕してくれればね」  
「な…え…」  
「してくれるよね?」  
 顔を真っ赤にして離れようとするめろこに、営業スマイルを投げかけた。  
 
「ん…む…」  
「なんだ、上手いじゃんめーちゃん。カマトトぶってるだけだね」  
 耳を撫でながら言う。  
 時折耳の中に指を入れるとうさ耳が跳ねて可愛い。  
 それとは逆にぴちゃぴちゃと音を立ててモノを舐めあげていく淫乱な女の姿とのギャップが激しくイイ。  
 懸命にしゃぶる彼女の中で、更に膨張していくのが自分でもわかった。  
「全部飲んでね?」  
「ん…ふ?」  
 一言断ってからめろこの頭を掴んで奥に突き立てる。そして口の中に全て吐き出した。  
 めろこは涙目で眉を寄せて、懸命に喉を鳴らす。  
 その姿も妙にそそる。  
「淫乱だね。うさぎさん?」  
 きゅっと涙を親指でぬぎとってやり、横に倒した。  
 
 茂みの中に指をはわせる。  
「ぁ…」  
 めろこの身体が跳ね上がった。  
「僕の咥えながら感じてたんだ?こんなに」  
 くちゅ、と形をゆっくりとなぞる。  
「や…言わないでぇ…」  
 そのまま中心部を触らないように、くちゅくちゅと音だけを立てた。  
 もう片方の手と舌で胸の先端をいじる。  
「んっ…い…ずみく…」  
「何?」  
「…っ…あ」  
「言いたいことあるなら言えば?」  
 意地悪く胸を舐め上げる。  
「い…じわるっ…ああんっ…」  
「僕に優しさを求める方が間違いじゃない?  
 言いなよ、何して欲しいか」  
「そ…んな…」  
「じゃあこのままでいようか?」  
 目を合わせてくすくすと笑う。  
「や、やだ…」  
「やだじゃわかんないなぁ」  
「…触…て…」  
 消え入りそうな声で哀願した。  
 
 くりくりと手で中心を揉みあげる。  
「ああっ!」  
 ちゅっと軽く胸の先端を吸い上げる。  
 膣内に指を入れ軽くかき混ぜた。  
「あ、ああっ!」  
「すごい敏感だね。また先にイくつもり?」  
「ん…あん!だ、だって…っ」  
 与えられる快楽にめろこの意識は溺れかかっていた。  
 それを見て、じゅぶ、と膣内に入れてた指を抜く。  
「え…」  
 感覚が無くなり、不思議そうにいずみを見る。  
「そっちからきてよ。  
 めーちゃんだけ気持ちよくなるのは、ずるいでしょ?」  
「そ…んな…」  
「いらないの?」  
 無視して仰向けに横になると、顔を真っ赤にして泣きそうになりながらも、自分の中へと腰を沈めていった。  
 
 ぐちゅ、と腰を打ち付けるたびに卑猥な音がする。  
「はあっ!ああっ…んっ」  
 あいている手をめろこの胸に伸ばす。  
 びくん、と身体が跳ね上がると中も締め付けられた。  
「ふ…ああ!や、だめえっ」  
「だめ?」  
「…も…っ…ああん!」  
 
 突起を弄るたびに締め付けられる膣内に、少し限界を感じて起き上がりめろこを抱きかかえた形になる。  
「い…ずみく…っ」  
 胸の突起を舌で転がすと切なそうにめろこが鳴いた。  
「あ、ああ!私、もうっ…!!」  
 めろこの腰を持ち奥へと突き上げていく。  
「く…ああ!いずみく…っ」  
 締め付けが一層強くなる。  
 ぎゅっと背中に回してくる手に答えめろこの身体を抱きしめる。  
 そのまま絶頂へと駆け上り、めろこの中へと欲望を吐き出した。  
 
 
「あ、あの、いずみくん」  
「何?」  
「ミルメイクの…ん…」  
 言葉を途中で中断させて口付けた。  
 めろこは目を閉じて、そのまま流されている。  
 …これからどうされるのか知らずに。  
 
「わかった」  
 唇を離し、目を見て言う。  
「新人の奴の所行くのやめるよ。  
 せっかく用意したプレゼント、無駄にしたくないしね」  
 閉まっておいた衣装を取り出す。  
 黒い罰の色。  
 永遠に続く罰に縛り付ける首輪をつけて。  
 
 嬉しそうに衣装を受け取り、自分の部屋へと戻る君。  
 絶望を与えてあげるよ。  
 それでも、僕を好きだと言える…?  
 

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