窓の外を眺めていた。
夜の空に無数の星達が輝いている。
名古屋稚空は隣で安らかな寝息を立てている昨日までは恋人、
今日からは妻になったまろんへと視線をうつす。
初めて出会ったときはまだ少女の面影を残していた。
だが今はもう一人の魅力ある女性として成長していた。
「まろん…」
小さく呟き、眠るその肩に手を添える。
胸が小さく上下し、まだ汗が滲む素肌は熱い。
疲れたようにほんのり頬を赤く染めたまま眠るまろんの身体をそっと抱き締め、
稚空も目を閉じた。
稚空は眠るまろんの背中のラインを指でそっとなぞる。
寝たままぴく、と微かに身体を震わせるまろんが可愛くて。
指を下へと下へと這わせる。
先ほどまでの激しい行為のせいで火照るまろんの耳を優しく噛み、
耳朶に舌を這わせる。
ふ、と息が漏れた。
なだらかな尻のラインより更に下へと指を這わせ、
先ほど自分が出した精液とまろんの愛液が混り合い溢れてる秘裂に中指を挿し込んでみた。
はぁ、と甘い息がまろんの口から漏れる。
(寝ている…よな?)
ドキドキとしながら稚空は入れた指で中をかき回し始めた。
くちゅ、とくぐもった音が静かな部屋に響く。
指に絡みついてくる柔らかなまろんの肉襞に気持ちの昂ぶりを感じながら稚空も小さく息を吐く。
(バレたら起こるかな)
多少の罪悪感と、バレるかもしれないしバレないかもしれないと言うスリルと興奮。
それらがない交ぜになった感情が稚空の中をぐるぐると渦巻く。
(一応夫婦になったんだし)
そう自分に言い訳をし、眠るまろんの乳房を揉みはじめる。
かたくなり始めた突起を指先で軽く弾き、自分の身体を少しずらして口に含んだ。
赤子のようにちゅっちゅとまろんの乳首に吸い付き、軽く噛み、舌で転がす。
中に入れた指はぬかるみの中緩やかに出し入れを繰り返させる。
「んっ…」
まろんがぴくりと動き小さな声が漏れた。
ビク、と稚空の動きも止まる。
(バ…バレ、た?)
まろんの乳首を口に含んだまま稚空はそっと様子をうかがう。
だがまろんはまた寝息を立てはじめた。
(大丈夫みたいだな)
安堵し、愛撫を再開する。
まろんの中へ挿し込んだ指に愛液と襞が優しくまとわりつく。
稚空は小さく笑いながらまろんの胸から顔を離し、わき腹から下腹へと舐めていく。
へその周りも舐め、ゆっくりと舐めながら下降していく。
まろんの女としての匂いが濃いそこへ近付き、稚空はもう一度まろんの様子を窺った。
すうすうと何も知らずに安らかな寝息を立てている。
(ごめんな)
心の中で謝り、まろんの足を広げる。
指を引き抜きまろんの濡れそぼった割れ目を広げると稚空は自身を押し付けた。
先ほどしたばかりだと言うのに、まだしたりない。
まろんが途中で失神するように眠ったせいでなんとも中途半端で稚空は自分の性欲を持て余していた。