とある初夏の休日。 「一緒にお夕飯のお買物行こっ!」とまろんから急な誘い。 近所のスーパーまで二人で買い物に行くことになった。
「今日はハンバーグにしよっか。」 「ハンバーグはまろんの得意料理だもんな」「えへへっ。張り切って作るからいっぱい食べてねっ」 些細なことでも笑顔になれる無邪気なまろん。 そんな笑顔が俺の欲望を駆り立てるのにな。その笑顔を快楽で歪めてるまろんを思い出すとたまらない。
「稚空?」ふと、まろんに呼び掛けられて我に返る。 ‥ここはスーパーだ。 情けない。 だが、稚空がそんなことを思ってしまっても仕方ない。 実際二人は最近ご無沙汰だったからだ。
何度か繋がってはいるものの、今だにまろんは恥ずかしがって拒否してくる。 本当に嫌なのか、それとも‥ 結局まろんに甘い稚空は中断してしまうことがたびたびだったのだ。
「ふー暑いっ! 冷房つけなきゃっ」 まろんがそそくさとエアコンのリモコンを探し、スイッチを押す。 「稚空はゆっくりしててね、今作るから!」 エプロンをつけ、ご機嫌なまろん。
薄手のタンクトップにショートパンツ、その上にエプロンなんて… 前から見るとまるっきり裸にエプロンじゃないか。 稚空はおもわずキッチンに立つまろんを後ろから抱き締めた。
「ちっ、稚空っ!お夕飯作れないよぅ」まろんが軽く抵抗する。「夕飯より、まろんが食べたい‥」「‥赤ちゃんできちゃぅよ‥」「中に出さなければできないよ」そう言いながらまろんの耳を軽く噛む。
稚空はそれからすぐ、まろんを軽がるとお姫さま抱っこし、ベッドに運んだ。
「ちょっ稚空ったらぁ降ろしてっ」 抵抗も虚しく気付くと稚空が覆いかぶさって胸のあたりをまさぐっていた。 「ち‥あきぃっ!まだ明るいよぅ‥」「暗くてもどうせ恥ずかしがるだろう?」
今日の稚空は強気だ。もう稚空自身我慢の限界だった。
「やっ見ないでっ‥」まろんは胸を執拗に愛撫する稚空に言った。「綺麗だよ。」そう一言いい、稚空はまろんのその小さな唇にキスをした。 最初は軽く、少しずつ深く、深く‥
一枚ずつ、丁寧に脱がしていく。 まろんも今日は観念したみたいだった。 稚空の愛撫に素直に身体を開く。
「稚空ぃ‥っはぁっ‥」 まろんに強い刺激を与えるたび、稚空はまろんにキスをした。 まるで自分の気持ちを伝えるかのように。
稚空は強い衝動が満たされると、まろんにたまらなく甘ったるい台詞や、甘える仕草をとるのだ。
愛撫は、彼自身を表していた。 そんな彼がまろんは好きだったし、それに似た愛撫にも、たまらなく感じてしまう。
稚空がまろんの秘部に口付けをする。 まろんは身体をよじりながらやっぱり、いやいや、というようなことを口から漏らすのだった、甘い吐息と共に。そんな彼女の仕草にたまらなく愛しさを感じ、興奮する。
「ねぇっもぅ‥」まろんが痺れを切らし稚空にねだる。そんなまろんのおねだりに稚空も我慢できなくなった。「俺ももうたまんないっ」 そういうと稚空はまろんを一気に貫いた。
「はぁぁぁぁっ!」 まろんの喜びの声が室内にこだます。
「まろんっ」
ずっと我慢してたせいか今日の稚空はなんだかとても悩ましい顔をしていた。 稚空の一つ一つの仕草が、なんだか色っぽくて。
激しく腰を打ち付けられ、それだけでもまろんは溺れてしまいそうなのに、稚空がそれだけで許すはずもなく、繋がっているすぐ上の突起を指で優しく押す。 まろんのそこが一番の性感帯だと知って。
「ち‥あきっもぉ‥ダメぇぇっ」そう言うとまろんのそこは彼自身を強く抱き締めるかのように締め付けた。
「イった?」
稚空がわざとらしく聞く。もちろん、まろんは顔を赤らめてそっぽを向いてしまうけれど。 そんな分かり切った仕草も、たまらなく可愛い。
「まろん、俺もそろそろ、いい?」
稚空の絶頂もすぐそこだった。
「うん‥」ぐったりしたまろんが答える。
まろんの返答を聞くと、稚空は今まで以上に激しく動いた。
「ち‥あきっ!」イったばかりのまろんには刺激が強すぎてついていけない。それを人は<快感>と呼ぶのだけれど。
「まろん、イくょっ、どこに欲しいの?」稚空の一番色っぽい瞬間だ。 そんな彼にそんなことを言われたら、やっぱり答えは一つである。
「な‥かに欲しぃ‥っ」
「じゃぁいっぱぃ出すよっ、っあっ!!」
とくん、とくん‥
そのまましばらく繋がっていたが、稚空のお腹がぐぅ、と不満そうな音をたてたので二人は笑い、夕飯の支度をすることにした。
「赤ちゃん‥できちゃうね‥」まろんが少し恥ずかしそうに言う。
「まろんは母親である前に、ずっと俺の女だからな」
と言い優しく笑いおでこにキスをした。
‥そんな彼女も、今では1児の母親である。 「まろん‥おっぱいおっきくなったね」ちゅっ。「やんパパったらっ」
終わり。