私、乙宮灰音。元気がとりえの高校1年生です!私は今、好きな人がいます。それは…
「灰音!お前また遅刻だぞ」
「すいませんっ…」
今私を叱ったのは、私の大好きな人、閑雅様。厳しいけれど、閑雅様にはいいところがたくさんある。ちゃんとわかっているの。
私一人で笑っていると、
「なに笑ってるんだ。生徒会室行くぞ」
と言い放ち、先に行っちゃった…。
「待ってくださぁ―いっ」
私はすぐに閑雅様を追いかけた。
生徒会室に入ると、いつものようにまおちゃんがオコリマクリくんとじゃれてて、真栗は机でうたた寝してるし。
「あれ…?」
私は辺りを見回した。…潮がいない。いつもなら先に生徒会室にいて、私に笑ってくれたのに。
「閑雅様、潮は?まだ来てないの?」
「ああ…何も聞いていないが…。天宮のことだし、無断欠席はないだろうな」
さっきまで教室にいたのに…潮どこにいるんだろ…。
「閑雅様、ちょっと探してきますっ」
私はそう言うと、閑雅様の顔なんてみないで生徒会室を飛び出した。
教室、廊下、体育館…。思い当たるところは全部探したつもりだけど…いない…。
具合が悪くなって保健室にいるのかも。それか…早退とか?
私はとりあえず保健室へ向かった。
コンコン
「千里先生、失礼しまぁす…」
私はおずおずとドアをあけた。私は怪我や病気なんてめったにしないから、まだ保健室のお世話になったことはなかった。
「あ…あんっ」
「いけない子ですねぇ、天宮くん…はぁ」
囁き声の合間に、ベッドがギシギシと音を立てていた。
私は顔がカァーッと赤くなるのがわかった。しかも、その声の主も。
「じゃあ天宮くん…私はちょっと職員会議があるからこれで。早めに帰るんだよ」
千里先生の声がした。「わかった…」
これは潮の声…だよね。
私がドア付近でつったっていると、千里先生が私に向かって来た!やばいっ!見つかる!?
私はとっさに横にあった段ボールの影に隠れた。
パタン…
「ふぅ…」
千里先生には見つからなかったみたい。早く出て、もう一度知らん顔で保健室に入って、潮を呼ばなくちゃ…。
すると、突然頭にさっきの囁き声が蘇る。
「きゃ…」
その瞬間、私はバランスを崩して段ボールの上に倒れてしまった。
…ガタンガターン!!
「そこにいるのは誰だ!?」
潮がシャッとカーテンを開けて身を乗り出した。
…目が合った。
「灰音…?」
「あはは…」
私は、笑うしかなかった。ただただ恥ずかしいのを堪えるのが精一杯で、いい言い訳なんて出てこない…
「ずっといたのか?」
「いや、今来たばっかりで…あはは」
「…どこからいたんだ灰音?」
潮の顔はいつになく真剣だった。私は観念して、千里先生と潮のエッチを目撃?したことを伝えた。
「ごめんね灰音…」
「え!?生徒会に遅れたことなら大丈夫…」
その瞬間、潮が私を優しく抱きしめた。
「なに潮、どうしたの?私になんてなにも謝らなくていいんだよ?潮の好きにしていいんだよ、こういうことはさっ」
軽く言ったつもりだったけど、私の顔はまだ熱っていた。
…さっき一瞬、閑雅様と私だったらって…考えちゃったから。といってもキスもまだだし、そんなことできるの夢のまた夢だけどね。
「灰音は…皇帝と…さっきみたいなことしたいのか…?」
潮がなぜか悲しそうな表情で私に言った。
「そりゃ…したいけどね。閑雅様がしてくれるはずないよ。いいの私、気長に待ってるから」
「灰音…」
…えっ?
潮はいきなりおおいかぶさるようにして私をベッドに押し倒したあと、キスをしてきた。
「ちょっ…潮、なにっ」
潮は私の両手をしっかり持って、私にキスを続けている。
「皇帝が憎い」
潮はそうつぶやくと、今度はゆっくり舌を入れてきた。
ピチャピチャ…
唾液が混ざる音がする。
なんで私は潮とディープキスなんてしてるの?なんで潮は閑雅様が憎いの?
「ひゃっ!」
体に強い電流が流れた気がして、私は思わず変な声を出してしまった。
潮はディープキスをやめると、私の胸を制服の上から揉み出した。
「潮っ…なにするの、やめてよっ…」
「灰音は私のものだ!皇帝になんて渡さない」
潮はそう言うと、人差し指で乳首の周りをなぞりはじめた。寒気がすると共に、私の乳首がだんだん固くなって、制服の上からでもわかるようになってしまった。
「灰音…皇帝はこんなことしてくれないんだろう?私なら、灰音をたくさん気持ちよくできる…」
「潮っ…やめてっ…」
潮は私の立った乳首を指でちょんとつつくと、次は制服の中に手を入れてきた。
背中に手が周り、ブラのホックがはずされるのがわかった。
間近で見た潮の顔。
本当に綺麗で、同姓の私が見てもドキドキする。そんな綺麗な潮が…私の胸を直に揉んでる。そう考えると、下半身になにか違和感を感じた。
「灰音、気持ちいいか…?」
潮は私の立った乳首を舌でレロッと舐めると、コロコロと乳首を舌でもて遊んだ。
…私、おかしいよ…。力は私のほうが強いのに…全然抵抗できない…。
「灰音のその表情、かわいくて好きだ」
潮がぼーっとしている私を見て言った。
かわいい?これが?
力が抜けて乳首は立って、下半身は濡れてきている私がかわいい?おかしくないの?
「灰音のアソコ…見せてくれないか?」
潮はそう言うと、スカートを捲り上げて下着の上から私のアソコをそっ…と触った。
びくんっ!
潮の指がちょんと触れただけなのに、私の体は海老反った。
下半身はさらに熱くなる。