―保健室にて、灰音は寝ている。格好は頭のネクタイ、リボン、上着なしの素足。そこへ高成登場。高成は愛しく思った灰音の額にキス。
千:乙宮君はおやすみ中なのでお静かにお願いしますねー
―いいタイミングで千里が入ってくる。
高:(なんか前も邪魔されたよーな…)
千:まぁそんな格好されちゃあねぇ…わかりますけど
高:(う〜)
―しばらくして。
灰:ん…あ…あれ?
―高成が椅子に座ったまま寝てる。
灰:( 高成様!!どーしよー…とりあえず服着るか)
―高成が灰音の手をにぎっていて放さない。
灰:(きゃーどーしよー…)
高:ん…あ!!
灰:きゃあ!?
高:ごめん!!
―高成が灰音の手を放す。
灰:いえ…
―ベッドのカーテンの外に出る高成。靴下をはく灰音。
高:また知恵熱か?
灰:ま…まぁそんなとこです…(高成様に告白されて以来あんま寝れてないだけなんだけど)
高:ごめん…
灰:へ?
高:わかってるんだ。灰音を困らせているのは…
灰:…
―上着を着ようとする灰音は泣いている。
高:灰音っ…
―高成がカーテンを開ける。
灰:ぐす…高成様は優しすぎます…もう私どうしたらいいわからな…
―後ろから灰音を抱きしめる。
灰:やっ…離して…
高:今日はしない!!
灰:…
高:今日は何もしないから…
灰:…はい…