―生徒会室にて、仕事をしている高成。そこへ灰音が入ってくる。
灰:手伝いましょうか?
高:いい
灰:眠そうですよ?
高:…
灰:(ダメだ、こりゃ)
―あきらめてソファに座る灰音。
灰:あの〜休んだらどうですか?
高:ギロッ
灰:(う…)
高:…ああ、ごめん…別に怒っていない
灰:あ…はい
―灰音の横に座る高成。
高:じゃあ休憩…
灰:!?
―突然、灰音にキスをする。そして、にっこりと笑う。
灰:高成様!!な…何するんですか!!
高:え…休憩…
灰:こんなの休憩じゃな…
―またキスをする高成。
灰:…ん…
―押し倒される灰音。
灰:(きゃー…ん?)
高:ぐー
―灰音が上体を起こすとひざの上で高成が眠ってしまった。
高:ちょ…高成様っ…
―高成の体をゆすっても起きない。
灰:(疲れてるんだなぁ…)
―灰音は高成の顔を見た。
灰:(さて…この状態からどーしよう…)
―すると、生徒会室の扉が開き、真栗が入ってくる。
真:なーにやってんじゃー、貴様!!
灰:しー!!
真:むぐっ…まさか、しーずんを無理矢理モノにしよーと…?
灰:ち…違うわよ!!(むしろ逆だわ)
真:じゃあ何したってんだよ!!
灰:だから、何もしてな〜い!!!!
むく
―高成が起きる。
真:しーずん…
灰:た…閑雅様…
高:ん…
―高成は吸い寄せられるように私室に入っていった。
真:あれって寝呆けてんのかな?
灰:かな?
真:かっわいい…
灰:はいはい
―次の日。
灰:昨日はよく眠られましたか?
高:ああ
灰:あの…昨日のキ…キスは…
高:は?
灰:え?
高:昨日はあんまり記憶がない…
灰:ええ!?
高:なんか俺やったのか?
灰:え…あ…何も!!
高:ぷっ
灰:へ?
―高成は灰音を壁に追いやった。
高:昨日の続きしてもいいか?
灰:覚えてたんですねー!!
高:ああ
灰:や…やです!!
高:じゃあ奪うことになるな
灰:いやーちゃっかり二回目ぇ〜
高:ははっよく覚えてたな
灰:う…
―灰音から離れる高成。
灰:?何にもしないんですか?
高:何かしてほしいのか?
―赤くなる灰音。
灰:ち…違いますっ!!
高:はははっかわいいな、灰音は。
灰:…(そんなの笑顔で言われたら…高成様のこと…)