唐突に賀茂家の玄関のチャイムが鳴らされる。
「はーい。どなたですか・・・って律子じゃないか。なんか用か?」
「まあね。いまアブデル様は居る?」
「ああ。いるけど?」
「よかった。ちょっと呼んできてくれる?」
さっそく呼びに行くとアブデルは自分の部屋でくつろいでいた。
「なんか律子が呼んでるぞ」
「あの年増女か・・・まったくなんの用だ?」
アブデルは面倒くさそうに立ち上がると、玄関に向かった。賀茂も取りあえず付いていく。
「で、なんの用だ?」
「あ、はい、近くに新しく和菓子の店が出来たんですけど、それがなかなか美味しいらしくて。で、一人で行くのも何ですしアブデル様をおさそいにきたんですの。」
「そうゆうことか。なら一緒に行ってやらんでもない。賀茂、お前も来るんだろ?」
「ああ、別に構わないけど・・・」
「良し、決まり!さっ。行きましょ。」
・・・こうして、三人で出かけることになったのだが、ほんの一瞬だけ律子の顔に悪魔の様な笑みが浮かんだ事に気付く者は居なかった。
「おい律子、本当にこっちでいいのか?」
「ふむ。ずいぶんと人気がないがこんな所に本当に店が・・・っぐわあああ!」
「アブデルっ?!」
即座に振り返って見るとアブデルが倒れており律子の手にはスタンガンが握られていた。
「律子、これは一体どういうこと・・・」
「よし、まずは一人。悪いけど賀茂君も眠ってて。」
賀茂の腹に律子の超速の当て身が喰らわされる。
「ぐうっ・・・」
低くうめき声を上げて賀茂も地面に倒れ込む。
「これでよし・・・よいしょっと。」
律子は大の男二人を抱えているとは思えないほどの軽やかさとスピードでその場を後にした。
「ここは、・・・くそっ、油断した・・・んっ?なんだこれは!?」
アブデルが意識を取り戻したとき、自分がベットで寝ているという事に気が付いた。
ただし、手足はロープにより縛られまったく身動きの出来る状況ではなかった。
「ん〜!ん〜!」
「賀茂!いるのか!?」
部屋の隅を見てみると賀茂は身動きが出来ないようきっちり簀巻きにされていた。
ご丁寧に呪文の詠唱が出来ないように口にはガムテープが厳重に貼られている。
これではアブデルの力がいかに強大でもどうすることも出来ない。
「こ、これは非常にまずいことになったぞ・・・」
アブデルは自分の置かれている状況を把握して青ざめた。
「なんとか抜け出さなくては・・・」
ロープを外そうと十分ほど格闘していると、部屋のドアが開いた。
「あ、起きたみたいね。」
「この年増女!このロープをさっさと解け!我は神(美少女)の為だけにあるのだ!お前のような年増女が手を出して良い代物ではないわ!」
アブデルが顔を赤くして激昂すると律子は平然と言った。
「そんな事を言ってられるのは今のうちだけですわ。すぐに私無しでは居られない体にしてさしあげますから。」
淫靡な笑みを浮かべ舌なめずりをする律子。それを見たアブデルは完全に血の気が引いた。
「賀茂〜!みき〜!誰でもいい!誰か助けてくれえええ!!!!」
「ふふ、無駄な抵抗はなさらずに快楽に身をゆだねた方が楽ですわよ。」
所変わって、夕食の買い物中のみきとたま。
「今、アブデル兄様の悲鳴が聞こえたような・・・」
「きっと気のせいですよ。」
「少し気になりますけど・・・それもそうですわね。さ、買い物を済ませてしまいましょう。」
運悪くアブデルの願いは届かなかった。
「うわぁ・・・おっきい」
ズボンを下ろしアブデルの「ブツ」を確認した律子は素直に驚嘆の声を漏らした。
平均サイズよりかなり大きめだったからだ。
「さてと、それじゃ手始めに・・・」
軽く根元から先端にかけて愛撫する。
「や・・・やめんか年増女!」
「その格好で言っても説得力がないのよね〜。それに段々硬くなってきてるし。」
さらに執拗に攻め続ける律子。
「そ、それはだな・・・う・・・あああっくっ・・・」
すでに陰茎は本人の意志に反してかなり硬度を増していきり立っていた。
さらに上目遣いで見つめながら亀頭の周囲に舌を這わせたり、根元から先端まで丁寧に舐め上げていく。
ぴちゃ・・・くちゃ・・・といういやらしい音が室内に響き渡る
「くうっ、やばい・・・上手すぎるっ・・・思わずイキそうに・・・あっ?」
イキそうになった一歩手前で這わせていた舌を離し、唾液が糸を引く。
「自分の意志でしたいっていったら再開してあげますわ。それまでお預け。」
「あ、悪魔かお前は・・・」
「悪魔っ娘はたまちゃんでしょ。ま、あの子より私の方がいいって事、時間をゆっくりたっぷりかけて証明して差し上げますわ。」