もう半時程経っただろうか。
凛は重い頭を上げて、自分のおかれている状態を把握し始めた。
那須暗殺の為に黒屋屋敷に侵入して、確か足を滑らせて天井裏の薬倉庫から落ちたんだ。
凛はゆっくりと辺りを見回す。
蝋燭に灯された部屋は正方形に近く、床には何か太い棒が落ちている。出入り口は無かった。
刀を探すも、あるわけがない。
凛はふらつきながら立ち上がり、呆然と天井を眺めた。
「どうしよう」
凛が呟くと同時、天井が開かれて、禿親父が降りてきた。凛はその姿を見たことがあった。
「あんたは那須…」
「粋の良い生娘は久々というものよ」
那須はゆっくりと凛に近づいてくる。その顔の醜いこと。凛はいやらしい笑みを浮かべた那須を見て、眉間に皺を寄せる。
「ち、近づくなっ…」
「何を言っておる〜抵抗することはない、気持ちよくなると思えば良かろう〜」
那須の手が凛の着物にのびる。凛は振り払おうとしたが、いつの間にか背後にいた能面の始末屋に腕を引っ張られ、手枷をはめられた。
「これで抵抗できぬよ…」
那須のねっとりといやらしい動きをする手は、凛の着物の上から小振りの胸を包んだ。
「やめっ…」
「小さくとも胸は胸よ…」
那須は胸を揉みしだきながら、着物をはだけさせた。桃色の乳首を指でこねくり回すと、凛の身体は脈打った。
「良い反応…期待できるよのぉ」
那須は見悶えする凛の右脚を持ち上げ、腰巻きを無理矢理引き剥がした。秘所が晒される。
「やああっ…何す…」
「こんなにしておきながら、何をするか判らないわけあるまいに…」
凛の秘所はぬらぬらと蝋燭の火で照らされていた。一気に凛の頬が赤らむ。
「いざ、極楽ぅ〜!」
那須は自分の太い竿を取り出し、其れを凛の秘所にあてがう。凛は身を捩って抵抗するが、もはや那須に犯されていく道しか残っていないようだった。
グプ…
「い、やああぁぁ…!!」
「堪らぬよ…生娘の締まりは…」
那須は凛の身体の心配一つせず、無理矢理凛の中へ竿を押し込んでいく。その上、限界まで膨れていたかと思わせた竿は、またみるみるうちに膨らみ出した。
「ひ、はぁっ…!!」
全く慣らされていない秘所は、ぎちぎちと那須を締め上げる。処女の凛に、その痛みはまさに生き地獄であった。後ろから、能面の始末屋が堅くなった凛の乳首を、指でいじり回し始める。
「ああっ…あんっ…」
「気持ちええのんかぁ…?」
那須は凛の右脚を舐め上げ、にたりと笑った。那須は凛の奥手前まで来ている。しかし凛は抵抗する余地すらないようで、能面の始末屋の肩に寄りかかり、息を切らしていた。遂に、凛の奥に那須は一気に押し入った。
「んあああっ…!!」
那須の勢いは止まらない。凛の奥を何度も突き貫くのであった。突き貫かれる度に、凛の秘所はいやらしい水音を発する。
ぬちゅっ…ぬちゅっ
次第に腰の揺れと喘ぎが激しくなっていき、乳首をいじる指も早くなる。
「あぁ…あ、あ…んっんぁん…」
ふと、凛は太股に異物を感じた。其れが何かを確認した時には、既に其れは凛の中に押し込まれていた。
激しい痛みを伴い、凛の中に入ってくるのは、能面の始末屋の竿だった。前も後ろも凛の穴は塞がれた。
「ひ、いぁぁ…っ!!」
那須と能面の始末屋が、激しく揺れる。揺れる度に結合部から粘液が滴り落ちた。
「ふ、はぁっ…はぁん…っ」
「もう…出してもええかぁ…?」
「!!や…中は駄目…っ」
凛が抵抗しようとするも、二人に挿入されている身、無駄な足掻きとなった。
どぷっ…
「んああぁぁ…」
凛の力が一気に抜ける。那須と能面の始末屋が竿を引き抜くと、穴から二人の欲望に満ちた白濁液が溢れた。
凛を乱暴に横たえさせると、二人は乱れた着衣を整えて、立ち去ろうとした。凛はそんな二人を呆けたように眺める。那須はそんな凛を見遣り、見下すように笑った。
「明日も、しっかり締めるんだよ…」
凛の地獄は、始まったばかりである。