おじいちゃんは早速コンピュータにお伺いを立てました。  
「男女の契りを交わしたいのだが、その方法をど忘れしてしまった。やり方を詳細に表示してくれたまえ」  
 
 答え。  
『ほどよく愛撫して濡らした女性器に男性器入れればおk。妊娠希望なら中でちゃんと射精しる』  
 
「……僕の知りたいのはそういうことじゃないんだ……」  
 五十数年ぶりに頬を濡らす涙。  
 落ち込むじいちゃん。  
 しかし、フィシスとの輝かしい契りを夢見るジジィは考える。  
「……ハーレイにはさすがに聞けないな。こういうことは、やはりドクターに聞くのが一番か」  
 立ち上がったじーちゃんの向かったのは、当然ドクターの所である。  
 
 
 そして数分後。  
 来訪したブルーのストレートすぎる相談内容を聞いた瞬間、ドクターは昔の漫画のように口に含んだコーヒーを盛大に噴き出したのであった。  
 どっとはらい。  
 
 

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