それだとじーちゃんだけの秘密の花園である下着が見られちゃうから  
じーちゃんは他人にフィシスのアレコレを見られるのは嫌な様です  
 
 
 
「じゃあレオタードとかバニーとかそういう格好にすればいいのでは?」  
「雰囲気が壊れるの嫌なのだよ、ジョミー君」  
「ミニスカは壊れないとでも?」  
「チラリズムはいいものだよ、うん」  
「最近すっかりお花畑ですね、ブルー」  
「心がかい? そうなんだよ、素晴らしい後継は得られたから、フィシスといる時間が増えて」  
「いやいやいや。そうではなくて、脳内です」  
「僕は極めて冷静だが」  
「あなたの冷静はそんななんですか……」  
「ふふん。伊達に数年フィシスストークの末に誘拐して光源氏計画を実行した僕を見くびってもらっては困るよ、ジョミー」  
「変態……」  
「変態と言うならそれもよかろう。だが、僕はただの変態ではない。変態と言う名の紳士だ!無理強いは趣味じゃないからね!」  
「もういいから寝てください、おじーちゃん。また熱が出て倒れて、フィシスが泣きますよ」  
「おおう、それはいかんな。では言葉に甘えさせてもらうとしよう。ありがとう、ジョミー」  
「いいえ。どういたしまして」  
 
 その後、自室でぐったりしているジョミーがいたという。  
 もっと軽やかに生きたまえジョミー、とどこかで青い人が楽しそうに笑いながらつぶやいたとかなんとか。  
 

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