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青葉台の、ある平凡な団地のある平凡な男女が
その日曜日、高校生らしからぬ恥ずかしい事をしようとしていた。
「いいのか?こんな大きいの、入れて。」
「うん、いいの。大きいのがいいの・・・。」
「ああ、分かったよ、かすみ。入れるよ。」
「うん、いっぱい、入れてえ・・・。」
「嫌になったらいつでも言えよ。」
「ううん、いいの。大丈夫、まさと君のなら大丈夫。」
(中略)
「こんなに熱くてドロドロになって・・・。」
「ああっまさと君、そんなに強くしないでぇ・・・。」
「いや、もっともっと掻き混ぜてやるぞ、かすみ。もっと強く、もっと掻き混ぜてやる!」
(中略)
「まさと君、お願い、もう、もう・・・。」
「ダメだ、かすみ、もっと、もっとだ!」
「ああ・・・まさと君の意地悪ぅ・・・。」
(中略)
「かけるぞ!かすみ!」
「うん、かけて!いっぱい、まさと君のいっぱいかけてぇ!」
「どうだ、かすみ」
「うん、美味しい・・・。まさと君の暖かくておいしい・・・。」
以上、かすみのにんじん嫌いを治してやるために
「小笠原特製、にんじん入りぐつぐつ煮込みカレー」
を作ってやる優しい主人公でした。
主人公に断食をさせられていたかすみは
それは美味しくカレーを頂いたんだとさ。