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「あ〜あ、私ったら朝から何を思い出してるんだろ。」  
雑念を振り払うよう、私はよく照っている太陽を見上げ、目を細める。  
今日は結構暑くなりそうね。  
 
何故あんな事を朝から思い出してしまったのかしら。  
ちょっと遊季のことを思い出しただけで、初めて寝た時のことを連想するなんて。  
まるで欲求不満みたいじゃない。  
確かにここ数週間、肌を合わせていないし、それが寂しくない、と言えば嘘になるけれど。  
 
そう。結局私達はあの後も関係が続いている。  
周りにばれないように秘密にしながら、恋人という関係を1年続けてきた。  
(翼がこういう事に鈍い娘で助かったわ……)  
少なくとも学校ではあからさまな態度は取れないので、友達同士のフリをしなければならない。  
朝もたまにしか一緒に登校しない。  
本当は毎日一緒に登下校したいんだけど。  
だから、たまに翼抜きで2人きりで会うときには思いっきり甘えている。  
 
「去年のクリスマス、凄かったなあ……。」  
あの日以来、『お泊り会』の頻度が飛躍的に上がった。  
特に女の快感を覚えたての頃は、夏休み中は3日おきくらいに、(もちろん日中はずっと一緒で)  
二学期に入ってからも休日に特別な用事が無ければ、大抵どちらかの家に泊まりに行った。  
 
遊季は面白がって色々と試し、どんどん私の身体を性的に開発していった。  
私も強く求められると断りきれずに、身体をどんどんいやらしく変えられていった。  
でもどこか、それを心地よく感じている私がいるのも確かなんだけど。  
もう、私の身体で遊季の指と舌が触れていない所は無いんじゃないか、  
っていうくらいに彼女は私の身体を知り尽くしている。  
それで去年のクリスマスの頃には、私はすっかり遊季の物になっちゃっていて。  
付き合い始めて初めてのクリスマス、という事で何か妙に興奮した二人は  
お小遣いを貯めて隣町の安いビジネスホテルを予約して、  
夕方から翌日の朝までずっとしていた、という訳。  
 
「本当に猿みたいだったわね…あの頃は。」  
別に冷めた訳では決して無いんだけど、3年生になって数ヶ月。  
やっと少しは落ち着いたと思う。  
受験勉強もあるし、そう毎日毎週している訳にもいかない。  
(でも、もう半月以上抱いてもらっていない……)  
 
ちなみにそういう事をする時、完全に私は受身になってしまう。  
何とか私も遊季を気持ち良くしてあげたいんだけど、必ず逆襲にあって。  
ちょっと遊季に触られると、私はすぐ駄目になってしまうから、  
いつもする時の主導権は彼女が握りっぱなしだ。  
(何とかしたいんだけど…こらえ性の無いこの体がいけないのよね……  
ううん、むしろそんな体にした遊季がいけないのよ。いつかぎゃふんと言わせないと。)  
思うだけならタダだ。  
実際に実行できるかどうかは別物ね。  
 
それにしても、朝からあんな事を思い出しちゃったからかしら。  
あそこが少し湿っちゃったみたい。  
「ああ、恥ずかしいな……。こんな中学生、そうはいないわよね……。」  
 
そうこうしているうちに、美空中の校門が向こうの方に見える。  
「あっ、遊季。」  
向こうの方に遊季の姿が見える。  
小走りに駆け出したくなる自分がちょっと恥ずかしいけど。  
走って駆け寄ったらまた『犬みたい』なんて言われるかしら。  
ううん、いいわ。せっかく遊季のことを思い出してたんだし。  
そう思ってたら、彼女は手を振りながら女の子を呼び止めてた。  
「あれは…かなちゃん?」  
少し気をそがれて落ち着いた私は、早歩きで遊季とかなちゃんの所に向かって歩いていった。  
 
かなちゃんっていうのは『関谷かなめちゃん』の事。  
今年から同じクラスになって、その持ち前の明るさと人懐っこさで  
すぐにクラスのみんなと友達になってしまった。  
かなちゃんは双子の姉で、『関谷朋貴君』っていう弟さんがいる。  
確か1組って言ってたかな。  
本人達は否定してるけど、やっぱりそっくりなのよね。  
あの姉弟が服を取り替えたら、もしかしたらすぐには気付けないかも。  
とっても仲のいい姉弟で、いつも一緒に居るみたい。  
学校でもよく一緒に居るのを見かけるし、一緒に下校してるところもよく見かける。  
 
「…?何か渡してるの……?」  
遊季はニヤニヤ笑いながらかなちゃんの肩をパンパン叩いてる。  
また何かくだらない事をしようとしてるのね。  
遊季はよく突拍子もない事を思いついては、周りを巻き込んで楽しんでる。  
そういうのが好きな翼なんかは、積極的に彼女の企みごとに参加したりするみたいだけど。  
「周りの身にもなって欲しいわ……。」  
遊季は勉強でも何でもそつなくこなすから、そういうくだらない事をしながらでも  
学校生活を余裕たっぷりで十分に過ごす事が出来るんだろうけど。  
「かなちゃんが巻き込まれるのは、ちょっと可哀相ね。」  
 
そう思いながらやっと2人に追いつく。  
やっぱり体が小さいと、歩幅の都合上なかなか追いつけないわね。  
「おはよう、遊季。おはよう、かなちゃん。」  
私が挨拶すると2人は振り向きながら  
「おっはよう、梢。」  
「あ、梢〜、おはよう。」  
 
遊季から受け取ったらしい紙袋を鞄にしまいながら、かなちゃんが口を開く。  
「晴れてよかったね〜。晴れると、やっぱり気分いいよね。  
天気予報は今日、天気崩れるって言ってたけどさ。どうなんだろうね?」  
変わり映えしない、いつもの会話。でもそういうのって、何か安心出来ていいわね。  
「今日は体育もあるしね。梢、体操服ちゃんと持ってきてる?」  
遊季はくだらない事を聞いてくる。でも体育か。  
体操服は忘れてないけど、体育自体はやっぱり好きになれないわね。  
体が小さい方が有利な競技なんて全然ないし。  
少し憂鬱だわ。  
 
少し気分を落としてると、予鈴が鳴り響く。  
考え事をしながら登校してたからいつもより遅れてるんだ。  
「あ、急がないと遅刻しちゃうよ!ほら、2人とも走る走る。」  
「ほら、梢、急がないと追いてっちゃうわよ?」  
ほらね。  
こうやって学校の中に駆け込む時だって、必死に走らないといけないもの。  
体が小さいのって、やっぱり損だわ。  
あ〜あ、小魚とか食べてるのに、何も効果ないのね。  
そう思いながら、先を行く2人の背中を追いかけて私も走るのだった。  
 
 
「ピーッ」  
先生の笛がなる。今は3時間目、体育の授業。  
今日の体育はハードル走だ。  
(やだなあ……)  
体育は全般的に苦手だけど、陸上種目の中じゃハードル走は特に苦手。  
他のみんなはハードルをまたぐようにして走るけど、  
私は一々ハードルの前で立ち止まるようにして、  
『ぴょん』とジャンプしないととても飛び越せないからだ。  
 
本来なら曇ってきた天気を『過ごしやすくて良い』なんて思うはずなんだけど。  
(はあ……)  
憂鬱な気分の私にとっては、この曇り空は余計に気分を暗くさせるだけの効果しかなかった。  
 
「ほら、あんたの分なんだから。さっさと取りに行くわよ。」  
遊季が私の手を引っ張る。目指すは体育倉庫だ。  
私の走りが目に余るという事で、特別に低いハードルのコースを作るらしい。  
走り終わった私は、彼女からその話を聞いてがっくりした。  
はあ、期待はしてないけど、今度の体育の評価も低いんだろうな……。  
期末の保健体育のテストで、少しでもカバーしなくちゃ……。  
 
ガラガラガラ…ガコン  
私がハードルを物色していたら、物音と共に周りが暗くなった。  
「ん?何で扉閉めてるの?ハードル運び出せないじゃない。」  
手を止めて私は遊季に尋ねる。  
「あはははは、ちょっと〜、まだ本気にしてるの?もう一個コース作るなんて嘘よ。」  
え?え?どういうこと?  
「ね?最近してないしさ〜。私いっぺん体操服の梢としてみたかったのよね〜。」  
 
ちょ、ちょっと遊季、本気?  
「ね〜、あたし明日、明後日と用事があってさ〜、週末に会えなさそうなのよ〜。ね?えいっ。」  
ドサッ  
うろたえる私を無視して、マットに押し倒してくる。  
「ちょ、まっ…ん…うん…ちゅっ……。」  
反論しようとする私の唇を、遊季の唇が覆う。  
(もう…強引なんだから……。あ…舌が…ん……)  
 
遊季の舌が私の歯や歯茎をちろちろ舐める。  
くすぐったさと気持ちよさで私の口のガードが緩んだ隙に  
ぬろっ  
舌が口内に割り込んでくる。私が乗り気でないときの遊季のいつもの手口だ。  
そのまま遊季の舌は、歯茎の裏や口腔の粘膜を刺激してくる。  
(ん…そこも弱いのに……)  
何とか遊季の舌を押し返そうと、口腔の奥に逃がしていた舌を伸ばしたのがまずかった。  
それは遊季の思うツボで。  
そのまま私の舌は遊季の舌に絡めとられて、ねっとりと唾液をまぶされてしまう。  
 
(ん…ん…ああ…頭が痺れそう……)  
遊季の舌は全く遠慮を知らないかのように、私の舌に巻きついて、しごき、こすり立ててくる。  
駄目だ。元々遊季に唇を重ねられた時点で私は負けていて、選択権は失っていたんだ。  
すっかり抗う気力をそがれた私は、されるがまま遊季の舌に口腔を蹂躙されて。  
ついには鼻を鳴らしながら、遊季の舌に自分の舌を絡め始めてしまった。  
 
「あ…ん。」  
遊季が唇を離してしまった。  
(遊季…もっと……)  
涎が口の端から垂れるのも構わず、私ははしたなく舌を伸ばして遊季を追いかけてしまう。  
はっはっと息を荒げて舌を伸ばす私は、お預けを食らった犬のようなのかもしれない。  
「クスッ」  
遊季は軽く笑うと、私の伸ばした舌にもう一度舌を絡めてくる。  
ご主人様にお預けを解かれた私は、大喜びで舌をもつれさせる。  
「ん…ん……。」  
 
遊季が、突き出した私の舌をちろちろと舌であやして来る。  
じれったい。もっと、もっと口を吸って欲しい…もっと舌を絡めて……。  
「ああ…ん…む…ちゅ……。」  
そう思って私が口を突き出すと、分かっていたかのように遊季の唇がまた私の唇を覆う。  
(嬉しい…もっともっと遊季とキスしたい…あ……)  
感激しながら、遊季の舌に私の舌を絡ませていると、  
遊季が舌に唾液を乗せて、私の口腔に送り込んでくる。  
「ん…ちゅ…コクン、んん…ちゅ…んん……。」  
私は遊季の首に腕を回し、送られてくる唾液を夢中で飲み下した。  
(遊季の唾飲むの、好き……)  
 
遊季はキスをする時、よく唾液を口の中に送り込んでくる。  
私はそれを飲むのが大好きだった。  
遊季の色に染められていくと言うか、遊季と私の違いが薄まっていくと言うか。  
私がその一体感にウットリしていると、  
(ああん……)  
遊季はまた口を離してしまった。つい恨めしげな目で遊季を見てしまう。  
「梢…いいよね……。」  
 
遊季がゾクリとするほど優しく甘い目で私を見つめてくる。  
(ああ…この眼だ…この眼が私を何でも言いなりになる駄目な女にするんだ……)  
「あ…でも……。」  
『遊季に身を任せてしまいたい』そう思う気持ちと、キスが止まった事で思い出してしまった  
『今は授業中』という事実による引け目で私が戸惑っていると、  
「ああんっ」  
「ふふっここはもうこんなにしてるのに。」  
遊季がスパッツ越しに私のあそこを擦ってくる。  
 
私のあそこは遊季とのキスで、もう染み出るほど濡れてしまっていた。  
スパッツのあそこの部分が黒く染みになっている。  
「あ、あ、でも…んんっい、今は、授業ぅンッ、ちゅう、だし…はあ、ああ……」  
もう私のあそこからはちゅっ、ちゅっ、と湿ったいやらしい音が漏れてくる。  
遊季が指でスパッツ越しに擦る度に、私の意識はあそこから湧き出てくる感覚に支配される。  
「ふふっだから……?」  
「あ、ああん、だ、だから…誰かああッ!き、来たり、んンッ、し、したらぁ……」  
何か違う、論点がずれてる気がする。  
でもあそこを擦られてると思考が鈍って、何を言っているのか自分でも良く分からなくなる。  
もじもじと、無意識にお尻をマットに擦り付けてしまう。  
 
「ふ〜ん、じゃ、誰も来ないのなら大丈夫なの?」  
ああ、ああ、そうなのかな…誰にも見られないなら、ここでこうしてても良いのかな……。  
「次の授業は1,2組が体育でハードルを使うから、ハードルは出しっぱなしで片付けなくて良い、  
って授業の初めに先生が言ってなかった?安心してここでHできるわよ?」  
言いながらスパッツ越しにあそこを擦るスピードを速めてくる。  
(あああ…あ、あそこが…あそこが……。ああ、そうなんだ、誰も体育倉庫に来ないから、  
ここで遊季としてても良いんだよね……。ああ…嬉しい…。んん……。)  
「だから、梢はここで気持ちよくなっても何も問題ないのよ……。」  
 
遊季が甘い声で囁いてくる。  
ああん…耳元で囁かれるだけでも耳が感じる……。  
「ね、梢もしたいんでしょう?」  
ああ…気持ちよくなりたい。気持ちよくしてもらいたい。  
今なら誰も来ないし気持ちよくなっても良いんだ……。  
して欲しい。遊季にして欲しい……。  
「うん…。して……。」  
もう私はためらうことは出来なく、Hをねだってしまうのだった。  
 
「まあ、梢がどうしてもって言うから、してあげるわね。」  
ちがう、ちがうの。私そんな、どうしてもなんて言ってない。  
私はそんなはしたない女の子じゃ……。  
「ん……。」  
遊季がまたキスをしてくれる。  
お互いの舌が絡み合う感触に酔ってしまい、さっきまで何を考えていたのかさえもうどうでも良くなる。  
駄目だ。結局心でどう思っていても、遊季に触れられると私は身体を預けるしかなくなる。  
でもそれでもいいのかも。その間は遊季のことだけ考えてればいいんだから。  
こんな素敵な事は他にはないわ。  
 
(あ……)  
気付くと私の体操服は捲り上げられている。  
「梢の胸…もう『触って触って』って切なそうよ……?」  
私の耳に舌を這わせながら、遊季がいやらしく囁いてくる。  
「ああ…そんな事…うんんッ」  
突然、遊季が私の胸を強く掴んできた。思わず声が漏れる。  
「触って欲しいんでしょ……?」  
首筋にキスをしながら遊季は優しく胸を撫でてくる。  
その言葉を認めるしかない私は、ただ黙って小さく頷くのだった。  
 
「ああ…あく……。」  
一度強い刺激を受けた私の胸は、柔らかい刺激を受けるだけでも奥の方がジンジンしてくる。  
遊季は私の胸を円を描くように撫でまわしてくる。  
でも乳首の周りだけは中々触ってくれない。乳首の周りだけ避けて私の胸を撫で回してる。  
(あはあ…もっと直接して欲しい……)  
そう思ってると、  
「あ、ああっ」  
やっと乳首を軽くつまんでくれる。でも意地悪な遊季の指は、またすっと離れていく。  
(遊季の意地悪ぅ……)  
 
「ね…乳首、吸われるのと舐められるの、どっちがいい?」  
遊季が私の胸元に顔を寄せながら囁いてくる。くりくり弄られている乳首がたまらなく気持ちいい。  
ああ…やっとお預けがお終いなのね。  
吐息が乳首にかかるだけで、もうゾクゾクしてくる。  
すっかり焦らされて、たまらなくなっていた私は  
やっと訪れるであろう、胸への強い刺激が早く欲しくて  
「吸って舐めて……。吸って舐めて欲しいの……。ああ、早くぅ……。」  
遊季の頭を両腕で抱えながらはしたなくおねだりをしてしまう。  
恥ずかしい。恥ずかしいけど、今はこの胸の疼きをどうにかしてもらう事しか考えられない。  
 
「ふふっ。ちっちゃいくせして欲張りな胸ね、梢。」  
私の乳首を弄りながら、また意地悪な事を言う。  
「ああ…そうなの、私の胸、欲張りだから、早く、早くしてぇ……。」  
ちゅっ。  
「っ、あああッ!」  
やっと遊季が私の乳首にキスをしてくれる。  
(あああ…す、凄い……)  
右の乳首にキスをしたかと思うと、今度は左の乳首をちろちろと舌先で舐めてくる。  
「あ、あ、遊季、遊季ぃぃ……。」  
 
ちゅっ、ちゅぅぅっ  
「あ、はあぁんっ」  
遊季は大きく音を立てるように私の乳首を吸い立てる。ああ、遊季、吸って、もっと吸ってぇ……。  
「あ、あ、ああああああっ」  
遊季は私の乳首を吸いながら、口の中でいいように舐めまわしてくる。  
もう片方の胸も、いやらしい手つきで弄り回している。  
これ好き。乳首を吸ってもらいながら、乳首の先っちょをちろちろ舐められると、  
もう胸から乳首が取れてしまいそうな気分になって、  
(もう駄目、ああ、もう胸だけでイッちゃいそう……)  
 
「あく、あ、ああん、私、もう、ああ、もう……。」  
イッちゃう、そう言おうとした時、遊季は計ったように私の胸から顔を放す。  
ああ…あと少しだったのに……。  
私の横に腰掛けると、ひょいっと私を後ろ抱きにしてくる。  
「ううん…ねえ遊季、何でやめちゃうの?もっと、もっと…ああッ。」  
遊季は後ろから手を回して、唾液で光る私の乳首をぬるぬるとしごき立ててくる。  
はああ…私の乳首、あんなに勃起してる……。  
 
「梢〜あんた胸は全然大きくならないまま、乳首ばっかりこんなに成長しちゃって。  
本当に恥ずかしいわね〜。いやらしいわよ?」  
すっかり勃起した私の乳首を、根元からきゅっ、きゅっ、としごきながら囁いてくる。  
「ああん…だって、だって遊季がいつも私の乳首を弄るから……。」  
「ふふっ、こんなに乳首が敏感だと、いつもブラの中でこすれて感じちゃったりするんじゃない?」  
ひどい。何でそんな事言うの……?  
「くすん…遊季、もういじめないで……。」  
 
「本当はいじめて欲しいくせに。まあいいわ。じゃあ、梢。あなた、どうして欲しい?」  
え……?  
「だから、次はどこを触って欲しいのか言って。」  
言いながら、膝で私の腿を左右に割ってくる。やだ…この格好、恥ずかしい……。  
遊季はいつもどこを触って欲しい、とか何をして欲しい、とかそういう事を私の口から言わせる。  
言わないといつまでも直接は触ってくれないわ。  
だから、どんなに恥ずかしくても私は言わないといけない。もう半分儀式みたいなもの。  
 
遊季は右手で私の乳首をしごきながら、左手で腿の付け根をスパッツ越しに撫でさすって来る。  
ああ…その先を触って欲しいの……。早くあそこを触って欲しい……。  
我慢できずに直接おねだりしてしまう。  
「あ…あそこ……。私の女の子、触って……ああッ!」  
突然、遊季がこれまでしごくように弄ってた私の乳首を、ぎゅっと捻りあげてくる!  
 
(ん、あ、ああぁぁぁ……)  
びくびくっと身体が小さく痙攣する。今の乳首への刺激で軽くイッちゃったみたい。  
「違うでしょ?ちゃんとはっきり言うの。お・ま・〇・こ。でしょ?」  
耳元で囁きながら、遊季はまた私の乳首を優しくしごき立ててくる。  
ああ…もう私の乳首、おかしくなっちゃった……。  
あんなに強く摘まれたのに、ジンジンして凄く気持ちいい……。  
 
「ほら、ちゃんと言って。」  
また遊季は私の乳首を引っ張るように強く摘む。  
「っ、ああッ!」  
(あうぅぅ、乳首ちぎれちゃうぅ……)  
イッたばかりの乳首は、刺激を受けるとジンジンと痛いくらいに感じちゃう。  
でもその快感は頭に響くような感じで、どんどんと私の思考を侵食していく。  
そして私の脳は思考を停止してしまい、ただ反射的に私の口が  
「お、おま〇こ……。おま〇こ触ってぇ…、おま〇こぉ……。」  
はしたない4字言葉をかすれた声で呟くだけだった。  
 
「いつも思うけど、こうやって梢の下を脱がす時ってさ、何か赤ちゃんのおしめを換えてるみたい  
な気分になるのよね。うふふ、可愛いわよ、梢〜。」  
「いやぁ…恥ずかしい……。」  
遊季は楽しそうに私のスパッツを脱がしている。  
私は身体に力が入らずに、されるがままになっている。  
 
幾らか冷静になった私の耳に、壁の向こうから授業の声が聞こえてくる。  
(私、こんな所で何やってるんだろう……)  
そう思ってると、  
「はい!ご開帳〜♪」  
(何やってるも何も、強引な恋人の誘いを断れずに逢引をしてるだけじゃない)  
事態を受け入れるべく、私の思考はちょっとあきらめモードが入っていた。  
 
「うふふっ相変わらず生えてないわね〜。つるつるで可愛いわよ。」  
「うそ…そんな事ないもん……。」  
遊季はまた私のあそこの毛について意地悪を言ってくる。  
いつも『つるつるで可愛い』だの『私は梢の秘密を知ってるのね。』だの意地悪を言う。  
「こんなうぶ毛程度で偉そうな事言わないの。いいじゃない、似合ってて可愛いって言ってるのよ?」  
ううう、こんな事褒められても嬉しくないわ……。  
 
「ん、梢の匂いがする……。いい匂いよ……。」  
遊季は私のあそこに顔を近づけて、変態みたいなことを言う。  
「いやあ…体育で汗かいてるのに……。恥ずかしい……。」  
「それがいいんじゃない……。素敵よ、愛してるわ。梢。」  
私を見つめ、真剣な表情で愛を囁いてくる。  
(ずるい、遊季……。そうやってたまにしか言ってくれない『愛してる』を言われちゃったら  
もう何も言えないじゃない……)  
私は、また黙って遊季に身を任せるのだった。  
 
「可愛いわよ……。梢のおま〇こ。ひくひくしてる……。」  
「いやあ…恥ずかしいからあんまり見ないでぇ……。」  
遊季は私のあそこに顔を近づけて、じっと見つめている。ああ…恥ずかしい……。  
ふうっ  
「ひゃあッ!?」  
私のクリトリスに息を吹きかけてくる。それだけで背筋がゾクゾクする。  
でも遊季はずっと私のあそこを見てるだけで中々触ってくれない。  
(ああ…恥ずかしいのに……。見られてるだけで、何だか……)  
 
「ふふっ恥ずかしい娘ね〜。何もしてないのに、おま〇こから愛液がどんどん溢れてくるわよ。」  
「ああ…やめて…言わないで……。違う…これは違うの……。」  
全然違わない。私のあそこは遊季に見られてるだけで、勝手に潤ってくる。  
早く触って欲しくてたまらなくなっている。  
私の身体、どうなっちゃったの……?助けて、遊季。もう、これ以上は……。  
「さて。これ以上放っておくとどうにかなっちゃいそうだし。梢のおま〇こ、頂くとしますか。」  
(あはあ…早く、早くぅ……)  
遊季はいつも私をギリギリまで追い詰めてくる。本当に意地悪な娘……。  
 
ちゅっ  
「うんん……。」  
とうとう遊季の舌が私のあそこに触れる。私の胸は期待に震える。  
「ねえ…気持ちよかったらちゃんと『おま〇こ気持ちいい』って言うのよ?」  
そ、そんな恥ずかしい事……。  
「いいわね?ん…ちゅっ…んん……。」  
遊季の唇が私のあそこにキスの雨を降らせる。ああ…気持ちいい……。  
「ん…はぁ……。あ、ああんっ。あ、あ、もっとぉ……。」  
 
「梢…気持ちよくない?」  
「え?ちゃんと、んっ気持ち、いいわよ……?」  
(あん…遊季、やめないで……)  
「じゃ、ちゃんと『おま〇こ気持ちいい』って言ってよぉ。」  
ほ、本当に言わせるの?そんないやらしい言葉……。でも言わないと多分続きしてくれないし……。  
「お…おま〇こ気持ちいい……。」  
ああ…もう、恥ずかしくて死にそう……。何べん言ってもこの言葉には慣れないわ……。  
 
「ん、よろしい。ちゅっ、んん…ジュルルッ、ちゅうぅぅぅ……。」  
(いやぁ…そんなに音、立てないでぇ……。恥ずかしい……)  
「は、ああっ、ああん…んん……。ん、ああっああああッ!」  
(あんん…遊季の舌が、舌がぁ……)  
さっきまでわざと音を立てるようにして、私のあそこを舐め回していた遊季の舌が、  
ぬるりとあそこの中に入ってくる。自由自在にあそこの中を舐め回して……?  
「?ゆ、遊季ぃ……。止めないで、もっとしてよぉ……。私のあそこ、もっと舐めてよぉ……。」  
 
「違うでしょ?あそこじゃなくて、お・ま・〇・こ。ちゃんと言わないともう舐めてあげないわよ?」  
「ああっ、言う、言うからぁ……。おま〇こ、おま〇こ気持ちいいから、だから、  
だから早く、早くおま〇こ舐めてぇぇぇ!」  
観念した私が言うや否や、遊季の舌が私のあそこの中で好き放題に暴れ回る。  
「あ、っ、ッンンンああああああっ。」  
まるで別の生き物みたいに遊季の舌が私の内壁を舐めまわす。  
こうやって私はいやらしい言葉を言う事に慣らされている。  
それに気付いてはいても、私はどうする事も出来ないでいた。  
 
つぷ……  
(んんっ…今度は遊季の指が私のあそこの中に入ってくるぅ……)  
遊季の指はピアノをしてるからか長くしなやかで、とっても色っぽい。  
すっかり濡れそぼった私のあそこはさしたる抵抗をすることもなく、  
遊季の指がどんどんあそこの中に埋まっていく。  
「梢の膣ってちっちゃいから、簡単に子宮まで指が届くわよ♪」  
「あ、あ、あ…遊季、奥は、奥はぁぁ……。」  
遊季の中指が子宮の手前のへこんだところを擦ったり軽くノックするように叩いたりしてくる。  
(そこは、そこはぁぁ…駄目え、感じる、感じちゃうのぉぉ……)  
 
私の身体は遊季にどこもかしこも開発されてしまったけど、  
特に感じるようにされてしまったところの一つがその膣奥のところだ。  
「ああ、遊季、許して、そこは許してぇ……。」  
遊季は悔しいくらい、私の感じる箇所を的確に正確に刺激し続けてくる。  
(ああ、恥ずかしい…腰が……)  
私の意志と関係無しに腰が勝手にくねってしまう。  
既に私は遊季の指先一つに完全に支配された、操り人形も同然だ。  
 
「ふふっ。腰をクネクネさせちゃって。いやらしい動きね、そんなにたまんない?」  
遊季が意地悪を言う。でもその間も指は動き続けて私はろくな返事も出来ない。  
ただこくこくと頭を縦に振ることしか出来ない。  
さらに遊季の指が私のお尻の方に回る。そ、そこは……。  
「あ、ああ、そこは、そこはぁぁっ。」  
「いいんでしょ?梢。お尻の穴いいんでしょ?」  
私の愛液を絡ませた遊季の指がお尻の穴に……!  
 
今年に入ってから新しいターゲットとして遊季に狙われだした箇所、お尻の穴。  
こんなところ、感じるはずがないと思っていたのに  
遊季の執拗なまでの愛撫が私の感覚を狂わせてしまったんだ。  
「いや、いやなのぉ…そこは、そこはおかしくなっちゃうぅぅ……。」  
今ではすっかり性感帯として快楽に目覚めさせられてしまって、  
お尻の穴だけでイかされることもあるくらい。  
その入り口の辺りを、遊季の指がゆるゆると刺激をし始める。  
 
ぬるるっ  
愛液をまぶされて揉み解されたお尻の穴に遊季の指が侵入していく。  
「ほぉら。奥まで入っちゃったわよ。」  
「かっ…はっ…ああぁ……。」  
遊季の指が根元まで差し込まれる。異物感を感じながら私の呼吸が止まる。  
もう完全に思考は停止して自分はただの肉穴なのでは、という錯覚さえ起こってしまう。  
 
膣に差し込まれている方の遊季の指が刺激する場所を変えてくる。  
今度は膣の奥、背中側の窪みの辺りだ。ああ…そこも駄目ぇ……。  
そこも膣の中で特に感じる場所の一つで。しかも……。  
「ふふっここがいいのね?おま〇この奥の窪み、前と後ろ両方から……。」  
「ッんあああぁぁぁ!あ、あ、あ、こ、擦れて、擦れてるぅぅ……。」  
お尻の穴に差し込まれた指が、腸壁越しにその箇所を刺激してくる。  
ただでさえ感じる箇所を膣壁側と腸壁側で同時に擦られ、  
私は生きた心地もせずに、遊季の指の動きに合わせて悶える事しか出来ない。  
 
あ、あ、あ、駄目、もう駄目。  
前の穴を弄られるだけなら階段を上るように段々と昂ぶっていくけど  
後ろの穴も弄られるとまるでエレベーターを登るように、急激に頂点に向かって行ってしまう。  
「っく、あ、あく、あああっ」  
しかも前の穴も遊季の指が的確にポイントを責めてくる。  
腸壁越しに膣の奥の感じるところを指で刺激しながら、膣側の指を入り口の方に戻して。  
クリトリスの裏側の、深い快感を与えてくるあの辺りを、鉤型に曲げた指が執拗に擦ってくる。  
「ん、あ、んくっ、遊季、死んじゃう、もう死んじゃうよぉぉ……。」  
「うふふっ天国の入り口、見える?もうおま〇こイキたい?」  
 
ピチャピチャといやらしい水音が体育倉庫の中に響く。  
私の恥ずかしい液が溢れ出て遊季の指の動きに合わせて音を立ててるんだ。  
遊季の指の膣側への刺激が圧迫するように軽く叩くような感じになってきた。  
あ、そうされると何かおしっこが出ちゃいそうな変な感じになるの…いやぁ……。  
「ああ、ああ、駄目、駄目ぇ…出る、そこ、そこやめてぇっ、出ちゃうのぉ……。」  
「梢のイキ顔、取り合えず1回見ておきたいから、もう我慢しないでとっととイッちゃいなさい。」  
おしっこが出ちゃいそうな感覚を我慢していると、  
 
ちゅぅぅっっっ  
遊季の唇が私のクリトリスを吸う。  
散々昂ぶっていた私が、その3点責めに堪えられる訳もなく。  
「ッッあ、あああぁああっい、いく、イクぅぅ、ッ、ッッ!…あ、ああああぁぁぁぁ……」  
目の裏側で赤や緑の火花が飛び散ったかと思うと、激しい絶頂感に全身が包まれた。  
身体は極度に緊張しきって腰がガクガクと機械みたいに震える。  
 
さらにイッてる最中なのに遊季の指の動きは止まらない。  
私のあそこをずっとかき回して、いやらしい音を立て続ける。  
イッてる感覚がなくならないまま次の絶頂がやってきて、そのままイッた状態が続く。  
「…ッは…あ……。」  
息が続かない。呼吸もままならない。  
許して、遊季、許して。もう、本当にもう駄目ぇ……。  
遊季は私をじっと見つめながらあそこに差し入れた指を動かし続けてる。  
 
 
しゃぁっ  
「いやあああん……」  
絶頂感が収まってきて身体が弛緩してきた頃、  
凄く濡れてびちゃびちゃになったあそこから、うすいおしっこみたいな液体が吹き出てきた。  
(恥ずかしい……)  
以前遊季が言っていた『潮吹き』と言うヤツだ。  
遊季の指に弄られてイクと、最近は必ず『潮』を吹いてしまう。  
恥ずかしいから我慢したいのに勝手に出てしまって。  
遊季は『梢の身体がやらしいから潮を吹くのよ』っていつもいじめる。  
私の身体、どんどんHにされていってる……。  
 
(ああ…身体が……)  
嵐のような感覚が去った後、目の前がかすんで身体が浮くような気分になる。  
上に向かって落ちていくような訳の分からない感覚。  
体中の力が完全に抜けてぐったりとなってしまう。  
「梢……。」  
そんなとろけてしまいそうな身体をぎゅっと遊季が抱きしめてくれる。  
イッた後のどこか不安になる気持ちも、遊季に抱きしめられると不思議と薄れていくのが分かる。  
(ああ…やっぱり私は遊季が好きなんだ……。遊季がいないともう駄目なんだ……)  
抱き合って舌と舌を絡ませながら、私は呆然とそんな事を考えるのだった。  
 
 
キーンコーンカーンコーン……  
 
遊季と抱き合いながらキスをしていたら、チャイムの音が聞こえてきた。  
もう授業が終わりなのね。倉庫の外から生徒たちの声も聞こえてくるわ。  
次の時間もグラウンドを使うクラスはハードル走のはずだから  
この倉庫にいても人には見られないはずだけど…ちょっとドキドキするわね。  
「梢ぇ…今度は私もぉ……。」  
遊季が甘え顔で擦り寄ってくる。ふふっ何だか可愛い。  
「でも…授業が……。」  
「そんなのサボっちゃえばいいのよ。もうかなめには頼んであるし。『遊季と梢は体調が優れない  
から休んでます』って先生に言ってくれてるはずよ。」  
 
……最初から計画してたのね。しかもかなちゃんまで使って……。  
「ねえ、梢だけ楽しむのなんて不公平よぉ。ねえったらぁ。」  
もともと遊季が無理やり始めたくせにムチャを言ってくる。  
でも、遊季にこうやって甘えられるのに弱いのよね。  
「求めてもらえてる」という実感に嬉しさを感じつつ、  
私も遊季を気持ちよくしてあげたいという想いも働いて、つい  
「うん…じゃあもう少しだけね。」  
遊季の思うつぼだ、と思いつつも私は誘いに乗ってしまった。  
 
「早く、梢、早く。」  
遊季は嬉しそうにスパッツを脱いでマットに腰掛けた。  
私は遊季のあそこを舐めるために四つん這いになって顔を埋める。  
「ん…ちゅっ……。」  
(遊季のここ、もう濡れてる……)  
遊季のそこはもう潤っていて、花弁も少し開いてる。  
(私を見て、感じてくれてたの……?)  
もしそうなら、やっぱり嬉しい。  
相手に気持ちよくなってもらう事で自分も気持ちよくなれる。  
それはとても素敵な事だと思う。  
 
(いいな、遊季のここ。)  
遊季のあそこは身体と同じようにしっかり発育してて大人みたいな感じで。  
私みたいにツルツルじゃなくてちゃんと毛も生えてる。  
『水着の季節とか、手入れが面倒なのよ。』  
なんて遊季は言うけど、やっぱりちゃんと毛の生えてるあそこが羨ましい。  
私のあそことの違いといえばクリトリスも。  
私のは「粒」って感じだけど遊季のは「突起」って感じで。  
遊季は以前『梢の事を考えながら毎日オナニーしてたらこんなに大きくなっちゃったのよ』  
って言ってたけど本当かしら。弄り続けたから大きくなったのなら  
私のもいつかこんないやらしい大きさになるのかしら。  
 
毎日弄る…遊季に毎日クリトリスを吸われて、弄られて…  
こんなにいやらしい大きさのクリトリスにさせられて…それを遊季のと擦り合わせて……。  
 
「ハァ、ハァ、んっ…ちゅろ……。」  
遊季のあそこを舐めてるだけで、何だか興奮してきちゃった……。  
私のあそこから、触ってもいないのに新しいおつゆが溢れてるのが分かるわ……。  
「うふっ…。夢中で舐めてる梢って…本当に犬みたい……。ん…、私のおま〇こそんなに美味しい?  
私のおま〇こ舐めるの、そんなに好き?…はぁ、本当に、梢は…いやらしい娘よね……。」  
ああ、そんな恥ずかしい言い方しないで……。でも美味しいの、遊季のあそこ。  
遊季のあそこを舐めるの、好き……。  
遊季が興奮してくれてるって思うだけで、私もたまらなくなってくるの……。  
 
くちゅっ  
「んむんっ」  
遊季の指が私のあそこに伸びる。  
ああ…恥ずかしい……。私のあそこ、また濡れてきたのがばれちゃう……。  
「ん…梢……。このニチャニチャしたの…何……?私のおま〇こ、舐めて…感じちゃった……?  
んんッ…ハァ、ハァ、私のおま〇こ…舐めて…、自分も、んっ…して欲しくなった……?」  
ああ…遊季の指が私のあそこを弄ってる……。  
遊季のを舐めてるだけで濡れてきてるのに…、  
いやらしい私のあそこに、遊季の指が入ってくるぅ……。  
これじゃあ感じちゃって遊季のを舐めてられない……。また、駄目になっちゃう……。  
「ね、言って……。私のおま〇こ、舐めるの…好き……?また…イキたくなった……?」  
 
頭に霞がかかったような私は遊季に囁かれて  
「……うん……。遊季のあそこ…舐めるの好き……。して…また私にHな事…して……。」  
言ってしまった。遊季にあそこを弄られながら、  
私の思考はただ『もう一度イかせてもらう』で完全に占められてしまった。  
 
「…ふふっ。そこまでお願いされちゃあ仕方ないわね。ちょぴっと待っててね。」  
息を荒げながら遊季が立ち上がる。何をする気……?  
立ち上がった遊季は倉庫の奥に行って何かゴソゴソやってる。  
何かを隠しておいて、それを取り出しているような……。  
「じゃーん、そんな事もあろうかと密かに用意しておいた、このぺニスバンドが役に立ちそうね。」  
 
……楽しそうに振り返った遊季が手にしていたのは、いつも私たちが使っている  
双頭ディルドー付きのバンドだった……。  
 
「…遊季……。」  
少し呆れてしまった。用意周到というか、なんと言うか……。  
この時間、ここで私とHすることを早い段階から本気で計画していたって事ね……。  
でも、心のどこかで「嬉しい」と思っている私がいることも確かだ。  
そこまでして、私としたいって事よね?そこまで私を求めているってことよね?  
…私もしたいよ、遊季とならいつでもずっと抱き合っていたいんだよ。  
……好きよ、遊季……。  
恥ずかしいし、遊季が調子に乗るので普段言わないけど、改めて思う。  
(遊季、好き……)  
 
「ん…ん…ちゅっ…ッンン……。」  
遊季は自分のあそこにディルドーの片側を挿し入れて、バンドを装着して立っている。  
私は遊季の足元にひざまずく。  
そして遊季のあそこにそそり立つディルドーを舐めしゃぶる。  
これと同じモノが遊季のあそこの中に入っているのよね……。  
…そして、この大きなモノが後で私のあそこの中にも入ってくる……。  
遊季のいやらしい腰使いが私のあそこを突いて、感じるところを擦って、いろんな角度から挿入して、  
私が「もう許して」って言っても知らん振りして責め続けて……。  
 
「ん…むぐ…んぷッ…ちゅっ……。ね、遊季……。」  
「うふっ、梢、咥えてもいいわよ……。」  
(んんっ…嬉しい……)  
興奮した私は堪らずディルドーを口一杯に咥える。  
「ああ…いいわ、梢……。梢のフェラ顔、凄くHよ……。」  
遊季も興奮しているんだ。  
(ああ…だんだんディルドーが、遊季から生えてる本物のおち○ちんみたいに思えてくる……)  
そう思うと私のおしゃぶりしているモノが本当に遊季のおち○ちんのような気がしてくる。  
 
私は遊季に気持ち良くなってもらう為に、遊季のおち○ちんを懸命におしゃぶりする。  
キャンディを舐めるようにぺろぺろとおち○ちん全体を舐める。  
口に頬張って中でちろちろと舐めたり、赤ちゃんがおしゃぶりを楽しむように吸ったりしてみる。  
口の中にある快感のツボをおち○ちんに押されるような感じがして、私は凄く興奮してきた。  
(遊季、私のおしゃぶり気持ちいい?私のおしゃぶりで精液でそう?遊季の出す精液なら…  
…遊季…我慢しないで私のお口に精液、出して…私、遊季の出す精液飲みたい……)  
 
興奮のあまり、とろけてしまった私の思考は妄想と現実の区別も付かなくなってしまっていた。  
ただ、早く遊季に犯して貫いて欲しい、この硬くて大きいのを私の中に埋めて欲しい……。  
それだけしか頭には浮かんでこない。  
 
ちゅるっ  
「あんっ。」  
遊季が腰を引いてしまったので、私の口からおち○ちんが抜け出てしまった。  
もっとおしゃぶりしたいのに、遊季の意地悪。何だか口の中が寂しい……。  
視線を上げると、ディルドーと私の舌との間に唾液の糸が光ってる。  
それが何だかとってもいやらしく見えて、私は恥ずかしくなって俯いてしまった。  
(私、あんなに夢中になって咥えてた…はしたない……)  
 
「梢…もっとおしゃぶりしていたいって顔ね……。でもだ〜め、今度は梢の下のお口で  
しゃぶってもらうんだから。さ、言って。どっちのお口に欲しい?」  
「え?」  
「だ・か・ら、おま〇ことお尻の穴、どっちに入れて欲しいの?別に『どっちも』でもいいわよ?」  
遊季はどちらの穴を使うかを私に言わせる気なんだ。  
 
お尻の穴は確かにあそことは違った感じがして気持ちいい。  
でも、どうしてもお尻の穴で気持ちよくなることにまだ抵抗を感じてしまう。  
お尻で感じるなんてやっぱり変態だと思うし、まだ少し怖い。  
それにお尻を弄られてると、どんどん私が駄目な娘になっていく気がする。  
 
「……前の方に入れて……。」  
やっぱり出来るだけ普通にして欲しい。私は前の方に入れてもらう事にした。  
「ん?な〜に?どこって?」  
「…だから…前の方……。」  
聞き返してくる遊季。まさか。遊季はまた……?  
 
「もお。梢ったら本当にとぼけるのね。私は『おま〇ことお尻の穴、どっちに入れて欲しい?』  
って聞いたのよ?どこかはっきり言わなかったら分かんないわよ。分かんないからお尻の穴に  
入れちゃうかもしれないわよ?お尻に入れると梢、可愛い反応するしね〜。」  
やっぱりだ。ここでも遊季は私にいやらしい言葉を言わせようとする。  
(もう許して……)  
目で訴えてみる。  
 
「うんうん、分かったわ。こっちに入れて欲しいのね?」  
そう言って遊季はお尻の穴に指を這わせる。ああっ嫌。お尻に入れるのは嫌あ。  
「お、おま〇こ!…おま〇この方に、入れて……。もう、いいでしょ?もういじめないで……。」  
ちょこっと涙が出てくる。もう恥ずかしい事、言わせないで……。  
 
ちゅっ  
遊季の唇が私の涙を拭う。そのまま遊季は私の顔にキスの雨を降らせる。  
(ん…遊季……)  
遊季は押し倒すように私をマットに寝かせ、あそこにも指をあてがって、  
ゆっくりと優しく撫で回してくれる。  
「ごめんね、梢。でも、私は梢にいやらしい言葉を言って欲しいのよ。」  
え?何でよ……。普通にしたいのに……。  
「梢がいやらしい言葉を言う時って、本当に可愛いのよ。ね?もっと言って?  
言ってくれないともうしないわよ?」  
あそこへの刺激を続けながら、遊季は意地悪な事を言ってのける。  
 
卑怯だ。私が遊季の言葉に逆らえない事を知ってるくせに。  
遊季の顔を見てみると笑いながら、でも目だけは真剣に私を見つめている。  
その目に見つめられてると不思議と抗う気持ちが萎えていく。  
私が恥ずかしいのを少し我慢するだけで遊季が喜んでくれるなら、それもいいのかもしれない。  
うん、どうせここには遊季と私しかいないんだから……。  
「うん。分かった……。遊季、もう我慢出来ないから…私のおま〇こに入れて…  
遊季のおち○ちん、私のおま〇こに入れて動かして……。」  
 
「いい子ね…梢……。もっと言って……。もっと梢の可愛い口からいやらしい言葉、聴かせて……。」  
そう言うと、遊季はディルドーを私のあそこに擦り付けてくる。  
ちゅっ、ぬりゅっ、くちゅっ、  
入れてもらう事への期待で洪水状態のあそこは、  
ディルドーの動きに合わせていやらしい音を立てている。  
「うん…いいの、おま〇こ気持ちいいから、早く入れて……。お願い、遊季……。」  
私はもうためらうことなく、恥ずかしいおねだりを続けた……。  
 
「あ、あああ…は、入ってくるぅ……。」  
もう頃合と見たのか、遊季がディルドーをわたしのあそこに埋めてくる。  
ぬぷぷぷっ  
すっかり濡れている私のあそこは、さしたる抵抗もなく塊を受け入れていく。  
「どう?梢。梢のおま〇こどうなってる?」  
「うん、うん、いいの。私のおま〇こ、一杯なの。ああっ遊季、  
私のおま〇こ、グシャグシャにかき混ぜてぇ……。」  
私の言葉に目を細めた遊季は、ゆっくりと律動を開始した。  
 
ぬっ、ぬっ、ぬりゅっ  
ディルドーがあそこの入り口を出入りする。  
やっと入れてくれたけど、遊季は浅い動きしかしてくれない。  
(遊季、もっと、もっと奥の方も……入り口だけじゃ切ないよぉ……)  
「ゆ、遊季……。」  
耐えられなくなった私は少し腰を上げて、遊季に押し付けようとした。  
「ああん……。」  
まるで分かっていたかのように、遊季も私の動きに合わせて腰を少し引く。  
あそこの奥にも欲しいのにぃ……。  
 
「なあに、梢……。気持ちよくない?」  
「ああン、遊季の意地悪ぅ…もっと、おま〇この奥も擦ってえ……。」  
「?そんなことないわよ?普通にしてるでしょ?」  
いいながら遊季はニヤニヤしてる。  
あそこも相変わらず入り口しか擦ってくれない。  
「ねえ、お願い。おま〇この奥が切ないのぉ……。お願い、お願いぃ……。」  
 
もう駄目。あそこの疼きが止まらない。  
恥ずかしいけどもう一度、ううん、もっと自分で腰を動かすしかないわ……。  
我慢できずに私がまた腰をくねらせようとすると、  
ずんっ  
「っんんああああぁぁぁ!!」  
そんな浅ましい私の動きを分かっていたように、遊季が鋭く腰を打ち付けてきた。  
(あ、あ、あ、お、おま〇この奥まで…奥まで届いて……)  
 
遊季はそのままおま〇この奥を、子宮の入り口の辺りをコツ、コツ、と小突くように突いてくる。  
「あ、あ、あ、ゆ、遊季、いい、奥…おま〇この奥、いいよぉ……。  
もっと、もっとおま〇こ擦ってぇ…おま〇こ掻き回してぇぇ……。」  
ずっと入り口辺りで焦らされていた私は、散々昂ぶっていた事もあって、  
すぐに限界が見えてきた。  
「あ、駄目、遊季、駄目、駄目になっちゃうぅぅ……。あ、あ、あ、いい、おま〇こ、いいっ!」  
遊季が腰を大きくのの字を描くようにして、おち○ちんでおま〇こを掻き回してくる。  
ああ、駄目、ごめん遊季、私、私、もう先に……。  
 
「いいのよ、梢。何度でも……。もう嫌って言うくらいイかせてあげる……。」  
遊季が耳元で熱く囁いてくる。そのまま耳の裏も舐めてくる。  
(ああ…、耳が感じちゃう……。遊季の熱い吐息が、ゾクゾクする……)  
「んっ…ちゅっ……んぷっ…ちゅるっ……。」  
堪らず遊季の唇にむしゃぶりつく。夢中で舌を絡ませる。  
「ああんっ……。」  
すっ、と遊季の舌が離れる。ん…もっとキスしていたいのに…寂しい……。  
 
「んっあっ、あっ、あっっ!あっっ!あああっっ!!」  
口を離した遊季は体勢を起こし、本格的な律動を始める。  
ぬっちゅ、ぬっちゅ、じゅぶっ、ずぷっ  
体育倉庫の中にいやらしい水音が響く。私のおま〇こから出てる音だ。  
「ああっあく、いやあ、い、イイっ、ん、んああっっ!だ、駄目、駄目えっ!」  
遊季の息遣いと水音と、私の喘ぎ声と、  
世界からそれ以外の音が消え去ったような錯覚に私は陥る。  
ふと遊季の顔をちら、と見ると凄く余裕の表情だ。  
受け取る快感をコントロールしている、といった感じで。  
 
じゅぷっじゅぷっじゅぷっじゅぷっ  
「ほら、ほら、いいのよ、我慢しないで、梢っ。」  
入れ始めの時からは想像もつかないような、遊季の激しいピストン運動に  
私のおま〇こは、身体は、心は完全に支配されていた。  
「あ、あ、駄目、遊季、イクッ、もう、本当に、ああっ、ああっ、ん、んんんん〜〜〜〜っっ!!!」  
頭のてっぺんまで電流が走ったような感じがして、私は激しい絶頂の渦に巻き込まれる。  
「……取り敢えず1回目ね……。」  
薄らぼやけた意識の中、遠くの方で遊季が何か言ったような気がした……。  
 
遊季は私がイッた場合、その絶頂をより深いものにするために、  
しばらく柔らかい刺激を送り続けてくれる。  
「ん…ううん…遊季ぃ……。」  
ゆるゆるとおま〇こを掻き回しながら、ぎゅっと抱きすくめてくれる。  
遊季の温もりに抱かれながら私はウットリとしてしまう。  
心も身体も遊季一色に染まって夢見心地といった感じになる。  
 
「梢って相変わらずこらえ性がないわね。」  
クスクス笑いながら遊季が囁いてくる。  
(遊季が『我慢しないで』って言ったくせに……)  
「ん…ちゅ……。んん……。」  
絶頂の余韻に浸ってる私は文句を言うのも億劫なのでキスで返事をする。  
お互いに背中に手を回して身体を弄りあう。ん…気持ちいい……。  
「でもね。私はまだイッてないのよね……。」  
 
「んっんんっ…あ…はああっ……。」  
遊季はまたゆったりと、でもおま〇この中の感じるポイントをしっかりと押さえて動き始める。  
イッたばかりの身体は痛いみたいに感じすぎるけど、  
遊季の優しい動きでまた身体が反応を始めてしまう。  
(ああ…そこ、駄目…またすぐに駄目になっちゃう……)  
「あっ…遊季、遊季ぃ…そこぉ……。」  
遊季はディルドーでおま〇この入り口の上側をゆっくりと擦ってくる。  
そこを擦られてると身体の芯がうずくような感じがして。  
目の裏まで、いっきに、太い快感がズトンと突き抜けるような  
そこを刺激されると、もう刺激する相手の言うままになるしかないような  
そんな気持ちになってきちゃう。  
 
りゅっ、りゅっ、  
だんだん遊季の腰の律動が速くなってくる。ああ…おま〇この中で、擦れて……。  
「んっ、う…ううん……。ああ……ン。」  
また遊季のディルドーが、深いところをえぐるようにしてくる。  
また私はリラックスして、遊季に身を任せてしまう。  
「ああっ…遊季ぃ……。」  
遊季は腰を動かしながら私の胸を撫で回してくる。  
恥ずかしいくらいにツンっと立っちゃった乳首がたまに遊季の指に当たって、たまらなく気持ちいい。  
 
遊季はそのまま私の乳房を少し強めに揉みしだいてくる。  
普段ならきっと痛いはずの力の入り方なのに、発情しきってしまった私の身体は  
遊季から送られてくるあらゆる刺激を快感と捕らえてしまうみたいで。  
「ああっ…遊季ぃ……。おっぱい…気持ちいい……。もっと揉んで……。乳首も弄って……。」  
遊季は任せてと言わんばかりに、胸を揉みながら乳首をコリコリと転がしてくる。  
ああ…こうやって胸を揉まれてるだけで…何だかまた……。  
「ううんっ!」  
遊季は左の乳首をクリクリ弄ったまま、右の乳首に口をつけてきた。  
 
「あっあっああっ……。」  
遊季に乳首を吸われて舐められて、その度に私は身体をピクンっとさせてしまって。  
体中がゾクゾクと震えてくるよう。  
カリッ  
「ん、んああぁぁっ!か、噛んじゃ……。」  
遊季が私の乳首に軽く歯を立ててくる。  
痛いくらいに勃起した私の乳首は、でも、それさえも快感に感じてしまう。  
「ん?噛んじゃ…何?嫌?」  
遊季はさっき甘噛みした乳首にチロチロと舌を這わせる。  
ああ…もうどうにかなっちゃいそう……。  
 
「ん…いいの……。遊季…もっと乳首噛んで……。もうどうにでもして……。」  
「うふふっ。やっぱり梢ってちょっとマゾっ気あるわよね……。痛いの、いいんでしょ……?」  
ああ…そうなのかな……。私、そうなのかな……。分かんない、そんなの分かんないよぉ……。  
「あ…ああん……。遊季ぃ…遊季はそういう娘…嫌い?私…そうなの……?」  
遊季はそっと、そんな私の唇をキスで塞いだ。  
遊季の差し入れてくる舌に、私は夢中で舌を絡める。  
「ん…ちゅぷ……。んむ…ん…ううん……。」  
 
唇が離れる。遊季は腰を動かして私のおま〇こに刺激を送りながら目を見つめてくる。  
いつもの、見ているだけで吸い込まれそうな、不思議な瞳。私をなんでも言いなりにするあの目。  
「そう。梢は自分では気付いてないけど、あなたはちょっとくらい痛いのや恥ずかしいのも  
気持ちいいって感じちゃう、そんないやらしい娘なのよ……。でも私は梢のそういうところも  
好きだから…梢は気にしなくていいのよ。そのままで、いやらしくて可愛い、私だけの梢でいて……。」  
そう言って遊季はまた私にキスをしてくる。乳首もまた抓るように刺激してくる。  
(ん…そうなの……?私ってそういうのが気持ちいい変態さんだったの……?)  
でも遊季に意地悪されるのは嫌いじゃないし……。遊季にならいじめられてもいいし……。  
そういう私を可愛いって、好きだって遊季が言ってくれるのなら…それでも…いいのかな……。  
 
「うん…もしかしたらそうかも…しれない……。」  
遊季の舌に口腔を蹂躙されて、乳首もコリコリと抓られて、おま〇こも擦りあげられて。  
ピンクの霞がかかったような蕩けきった私の脳は、  
遊季の言葉を全て何の疑いもなく受け入れてしまうのだった。  
 
「ね、じゃあ梢、自分で言ってみる?」  
遊季がおま〇こを擦りながら言ってくる。何を言うっていうの……?  
「『梢はマゾです』って10回言ってみて。恥ずかしくて、きっともっと気持ちよくなるわよ?」  
(え…何でそんな事言わなきゃいけないの?)  
「梢、自分で今『そうだ』って言ったじゃない。いいから、言ってみてよ。何言っても梢は梢よ?  
何も変わりゃしないわよ」  
言いながら遊季は催促するように子宮の辺りをコツコツと小突いてくる。ん…そこ、感じるぅ……。  
 
「で…でも……。」  
私が渋ってると遊季の腰の動きが止まる。  
「ね?言ってみてよ〜。梢がやらしい言葉言うの聞きたい〜。」  
ああ…また遊季のダダが始まった……。こうなったらテコでもきかないし……。  
「ね〜。ね〜ったら〜。」  
また腰を動かしてくる。あ…そこ弱いのに……。  
遊季はダダをこねながら、その割には私の急所をしっかりと強く責めてくる。  
(あ…乳首…そんなに抓っちゃ……。んんっ…おま〇こ…奥まで届いてるぅ……)  
…仕方…ないな……。もう……。  
結局、私は遊季の責めとダダに屈服してしまった。  
元々遊季が言い出した時点で私に選択権はなかったのかもしれない。  
 
「じゃ…じゃあ……。梢は…マゾ…です……。」  
あと…9回言えばいいだけの話…なのよね……。  
 
遊季にディルドーを打ちいれられながら、言われた言葉を復唱する。  
「こ…梢は、マゾです……。梢は、マゾですぅ……。ああんっ…梢ぇ、マゾですぅぅぅ……」  
(ああ…何だか不思議な気分……)  
「あっあっあっ…梢はぁ…マゾ…ですぅぅ…ん……」  
(『梢はマゾです』って口にする度に頭がぼやけてくるみたいで……)  
「んっんっ…い、いい…ああっ梢、はぁぁ…マ、マゾですぅ……」  
(『梢はマゾです』って口にする度に背筋がゾクゾクして、凄く気持ちよくなって……)  
痴語を言うたびに私の官能は飛躍的に高まって言った。  
その短い一言は遊季のディルドーの一突きにも匹敵するような威力を持っているようで。  
「ああ、ああ、んっ…こ、こずえはぁ…、マゾ…ですぅぅ……」  
(ああ…今、何回目を言ってるんだっけ……)  
「あっんんっ…そ、そこぉ……。んんっ梢、は…ああんっ…マ、マゾ…です……」  
 
「そうよ。自分で分かってるじゃない。やっと気付いたのね。梢はマゾよ。恥ずかしかったり  
ちょっと痛かったりすると、気持ちよくなっちゃう変態なのよ。ね?」  
 
遊季は強く腰を打ちつけながら、また乳首を捻り上げてくる。  
でも、軽い痛みの後ジンジンするような心地よさが私を襲ってくる。  
(ああ…気持ちいい……。梢がマゾだから…気持ちいいのぉぉ……)  
「でも、マゾの梢も好きよ……」  
そう言って遊季は私の口を吸ってくる。  
どちらともなく舌を絡め合い、一体感に身体を震えさせる。  
「ちゅっ、んん…ちゅるっ…ん、んん……」  
(ああ、遊季、遊季ぃ…もっと、もっとぉ……)  
 
「ほら、いいの?梢。ほら、ほらっ」  
遊季は私の胸に当てていた手を腰に回してきた。  
じゅぷっじゅぷっじゅぷっじゅぷっ  
両手で私の腰を支えて本格的に律動に専念して、強く私のおま〇こを擦りたてて来る。  
胸が寂しくなった私は自分でぎゅうぎゅう胸を揉む。  
まるでさっきの遊季の指の動きをトレースするみたいに、私の手も力いっぱい指を胸にめり込ませる。  
でも、それが気持ちいい。掴むように胸を揉むのが凄く気持ちいい。  
「うん、私、んんっ…マゾだから…あっあっ…いいの。気持ち、いいの……。もっと、もっと……。  
遊季、もっとしてぇ……。好き…私、マゾだけど…遊季ぃ…好きぃぃ……」  
だんだん自分でも何を言っているのか訳が分からなくなってくる。  
言っている事が意味を成さない。  
 
身体の芯から乳首の裏や目の裏までしみる快感に、私は完全に浸りきってしまって。  
「あ、あ、あ、んんっ、んんっ…あん、あん、ん、んんん……」  
どこまでが自分の身体でどこからが遊季の身体なのか、区別も曖昧になってきて、  
「あ、あ、遊季、遊季ぃ……」  
ただ私のおま〇こを擦る遊季のディルドーだけが、いやに存在感を主張して。  
「ん、ん、んぅン……」  
目に映るのは遊季だけ。耳に聞こえるのは遊季の吐息だけ。感じるのは遊季から与えられる快感だけ。  
「あん、あん、あんっ、ああっいっちゃう、んくっ、いっちゃうぅ、ねえ、いっちゃうぅぅ……」  
どこか不安定で自分の居場所がよく分からなくなりそうで、  
「あ、あ、もう、私、もう駄目、また、またぁ……。遊季、遊季ぃ、一緒に、一緒にぃ……」  
私はすがるように遊季の腰に自分の足を絡ませて、両手で遊季を抱きしめていた。  
 
2度目の限界はもうすぐそこに見えてきた。  
 
身体が浮くような、目の前がぼんやりかすむような、なんとも言えない気分で  
絶頂の直前にいる私の身体に突然小さな衝撃が走る。  
かぷっ  
「んっあっあああああ〜〜〜〜〜〜〜っっ……」  
遊季が私の子宮口の感じるところをディルドーでぐりぐり刺激しながら、首筋に歯を立ててきたのだ。  
その衝撃で、張り詰めていたものが切れたように私は絶頂に達してしまった。  
遊季の身体に回してた手と、腰に絡めてた足に伝わる震えから、  
遊季も一緒にイッてくれてた事はかろうじて感じる事が出来た。  
 
こんなに激しくイッたことってこれまであったかしら……。  
かぷっかぷっ  
「あっ、あっ、あっ…んん、んんんぅ……」  
絶頂で身体が痙攣する私に、遊季はディルドーを深く挿したままのの字に腰を回してくる。  
そうやって私のおま〇こを刺激しながら、震える身体で更に私に歯を立ててくる。  
肩、鎖骨、胸、腋、その度に私は絶頂感がぶり返してくるような、  
何度もイッてイキッぱなしになってるような、不思議な感覚に落ちていった。  
(ああ…こんな凄いの、初めて……)  
身体がバラバラになり、どこかに吹き飛ばされそうな怖い感じがして、  
私は夢中で遊季にしがみつく様に抱きついていた。  
 
一瞬、その時間違いなく私は意識を手放していた。  
 
頭の中が真っ白になって、心と身体が別れ別れになったような、そんな感じ。  
もう全てがどうでもいいような、このまま死んじゃっても構わないような  
もしかしたら私はもう死んでいるのかも。  
 
 
心が遊季に逆らえないのはもう分かっていた。  
私は遊季が好きだし、遊季の望むことは何でもしてあげたい。  
でも、私は身体も完全に遊季に支配されているような気がしてきた。  
もしちょっとくらい私が嫌がっても、遊季は強引に私の身体に  
言う事を聞かせることが出来るんじゃないだろうか。  
心身ともに、私は完全に遊季の所有物になってしまったのではないだろうか。  
でも、心のどこかでその事に陶酔している私がいる。  
遊季に全てを捧げて完全に支配されるという事に、私はどこかうっとりしている。  
 
激しい絶頂の余韻の中、私はそんな訳の分からない事をぼんやりと考えるのだった。  
 

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