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ああ…何だかまだ腰がジンジンするみたい……。  
 
今は放課後。今日は金曜日だけど、明日の土曜日は学校がないからちょっと気楽。  
結局、体育の授業の途中から次の授業が終わるまで、ずっと私は遊季に抱かれていた。  
その間中『もう許して』『もう死んじゃう』を何度言った事か。  
でも、その何倍も『イッちゃう』『もっとして』を言ったような気もするけど。  
身体を動かしていたのは主に遊季のはずなんだけど、やっぱり体力の差かしら、  
私は体育の授業をやるよりよっぽどへとへとになっちゃったのに、  
終わっても遊季は結構平気な顔をしていた気がする。  
 
遊季の濃厚で激しい責めの前に私は何度も深い絶頂に、  
それと数え切れないほどの軽い絶頂に追いやられた。イキっぱなしだった気がする。  
あれから大分時間は経ったはずなのに、まだどこか身体に余韻が残っている。  
特に腰を中心に痺れた感じが抜け切らない。  
(結局遊季は私で何回イッてくれたのかしら……)  
遊季に責められると私は訳が分からなくなり、遊季の様子を伺う余裕が極端に減る。  
これでいいのかなって気もするんだけど、たまに私が遊季を攻めようとしても  
いつの間にか攻守が逆転してて、私が遊季に組み敷かれている気がする。  
(私ももっと遊季に気持ちよくなってもらいたいのに……)  
 
「あ…雨……」  
体育の授業の間は曇り空、って程度だったけど今はパラパラと雨が降り出している。  
(やっぱり天気予報は当たっちゃったのね)  
朝はいい天気だったけど、一応私は天気予報に従って折り畳み傘を持ってきている。  
かばんの中身を確認。うん、折り畳み傘は入っているわね。  
「とはいっても…出来れば止んで欲しいわね」  
 
今、私は美術室に行く途中。美術部があるからだ。  
多分、今取り掛かっている作品が中学校生活での最後の作品になるんじゃないかしら。  
夏を越えたら文化祭や修学旅行やその後は受験勉強の追い込みもある。  
遊季と同じ高校に行くためには、もうちょっと勉強を頑張らないとね……。  
作品作りに専念できる時期は今がラストなんだろうと思う。  
…でも……。  
(修学旅行か〜)  
 
遊季の事だ。多分旅先でもどこかで私を求めてくるに違いない。  
その時、私は遊季を拒みきる自信がこれっぽっちもない。  
修学旅行というウキウキする雰囲気の中で遊季と抱き合ったら、  
やっぱりいつもと違う気持ちになるんだろうか。  
そういうのを抜きにしても、翼や遊季と見て回る旅行先はとっても楽しいに違いない。  
(いい思い出が、一杯出来るといいな……)  
そう思わずにはいられなかった。  
 
美術室に行く途中、窓からグラウンドを見てみる。  
運動部はグラウンドを使ってないみたい。遊季のいるソフトボール部は室内練習か何かかしら。  
でも遊季は明日、明後日と用事があるって言ってたし、どうせ  
『室内練習なんてつまんないからイヤ〜』とか言ってサボってさっさと帰っちゃってるのかも。  
「うふっ」  
遊季のその様子が手に取るように想像できてちょっと笑ってしまう。  
 
 
「あ、梢〜、ちょっと待って待って」  
声をかけられて振り向くと、体操着にスパッツ姿のかなちゃんが駆け寄ってくる。  
これからバレーボール部ね。かなちゃんも中学生活に悔いが残らないように頑張ってるんだろうなあ。  
「あ、なあに?かなちゃん」  
「うん、ちょっとね。面白いのがあるんだ〜。梢、見てみてよ」  
そう言ってかなちゃんが差し出してきたのは。  
「デジ…カメ……?」  
「うん、そう。ちょっと見てみてよ。面白いんだよ〜」  
 
かなちゃんがデジカメを操作すると、デジカメの画面にかなちゃんの顔のアップが映った。  
そういえば、かなちゃんってデジカメなんて持ってたのかしら。  
「?かなちゃんのアップがどうしたの?」  
「あー、これね、このスイッチを押すと順番に写真が切り替わるのよ」  
あ、このデジカメ、関谷君の持ち物かも。きっと関谷君に借りて色々写して回ってたのね。  
「ね?」  
かなちゃんがボタンを操作すると次は教室の机が画面に映る。  
 
何かの記録とかドキュメンタリー仕立てか物語風にまとめたのかな。  
結構ボリュームがあるのかも。  
「ね、かなちゃん、この写真何枚くらい取ったの?」  
「う〜ん、結構沢山取ったよ?あ、ねえ、私も梢もこれから部活だしさ、カメラは貸してあげるから、  
今日か明日にでも私の家に返しに来てよ。久し振りに梢と色々遊びたいしさ〜。  
写真はゆっくり見てよ。出来ればまとめて一気に見ちゃってね。あ、ボタン操作はね…  
電源は…これを…で…見てくのは…が…で…こうよ」  
 
かなちゃんに言われたとおりにボタン操作してみる。  
教室の写真の次はなにかしら。  
ピッ  
あ、下駄箱が映ったわ。うん、操作の方は大丈夫みたい。分かるわ。  
「じゃあ私、美術部があるから終わったら見させてもらうわね」  
「うん〜。出来れば返しに来た時についでに感想とか言ってよ〜。渾身の作品なんだからね〜?」  
どうやらかなちゃんの自信作みたい。  
こういうのは詳しい前情報は聞かずに、いきなり現物を見るほうが楽しめそうね。  
「ん、じゃあ現役美術部員として厳しい目で見させてもらうわね」  
「うわ、お手柔らかにね〜、梢。じゃあね、私もバレー部あるし。美術部頑張ってね」  
「うん。かなちゃんもバレー部頑張ってね」  
 
取りあえずかなちゃんから借りたデジカメは、電源を切って鞄の中にしまう事にして。  
さて、美術部に行くとしますか。  
それにしてもかなちゃん、何を写真に取ってったのかしら。  
卒業前に美空中の風景を思い出として写真に取ってったとか……?  
でも、まだこんな時期に作らなくても……。  
あ、それとも季節ごとに学校の表情を映していって、最終的に3年生1年間の記録を作るのかしら。  
…そんな作りかけの中途半端なものを『渾身の作品』って言うのかしら……?  
でも、かなちゃんなら大げさに言ったりして、そういう事やりかねないしなあ……。  
 
色々考えてたら美術室の前に着いた。  
「ま、あれこれ考えても意味ないし。部活後のお楽しみという事にしよっと」  
私はかなちゃんの『作品』について考えるのを止め、思考を部活モードに切り替える事にした  
 
「お疲れ様ー、また来週ねー」  
「じゃあねー」  
今日の部活が終了した。雨はまだ降ってるみたいなので  
みんな少し早めに切り上げることにしたみたい。  
「梢ー、お先ー」  
「あ、うん。お疲れー」  
私はもうちょっとやっていきたかったので、戸締りを引き受けて美術室に残る事にした。  
 
「うん、こんな感じかな」  
キリのいいところまで進んだので今日の分はここまでにしよう。  
まずまずの進捗状況なんじゃないかしら。  
「あ、そうだ」  
せっかくだし、ここでかなちゃんの『渾身の作品』を見ることにしちゃおう。  
まだ少し時間有るわね。  
なら早速デジカメを取り出して・・・。  
 
雨音は増すばかりだった。もう土砂降りと言っても良さそうな状態。  
ザーザーと煩い音の中、私の時間だけが 凍りついた。  
 
「…な…何、これ……」  
デジカメの画面には私と遊季が映っている。  
裸で絡み合った私と遊季が。  
 
どこをどう歩いたかもよく覚えていない。  
土砂降りの中、傘を差す事も忘れて私は歩き続けていた。  
気付いた時、私の足は関谷家の前で止まっていた。  
 
「あ〜、いらっしゃい、梢。どうしたの?びしょびしょだよ?」  
結局デジカメには、今日私と遊季が授業をサボって愛し合っていた様が克明に記録されていた。  
「あ、ねえ。取りあえずシャワー浴びなよ。風邪引いちゃうよ?」  
目の前で明るく笑っているこの少女が、あの映像を撮ったのだろうか。  
お風呂場でシャワーの用意をしてくれてる、このかなちゃんが本当にあの映像を撮ったのだろうか。  
「さあさあ、さっさと服を脱ぐ脱ぐ。着替え持ってきてあげるからね。あ、私のでいいよね?」  
私は心のどこかでまだ、あれが何かの間違いだったと思いたがっている。  
かなちゃんは何も言ってくれない。私が何も聞かないからかもしれない。  
…でも、私は聞かなければいけない。確かめなければいけないんだ……。  
 
シャーッ  
関谷家のシャワーを浴びる。雨でびしょびしょに濡れていたのでシャワーが気持ちいい。  
本当にあの映像はかなちゃんが撮ったの?。  
もしかしたらデジカメを調べてもそんな映像は出てこないんじゃないかしら。  
かなちゃんに聞いたらもっと違う映像を撮ったと言われるんじゃないかしら。  
どうにも現実感を伴わない。  
本当は全部なかったことで私はただ、かなちゃんの家に遊びに来ただけなんじゃないかしら。  
…駄目だ。考えがまとまらない。  
ううん、それよりもあの映像が本物だとして、私はかなちゃんにどう切り出せばいいの……?  
 
 
「梢〜、どう?シャワー気持ちいい?」  
すりガラスの向こうでかなちゃんが声をかけてくる。  
どう聞いてもいつものかなちゃんのような気がするんだけど……。  
カロロロロ  
「さ、梢。背中流してあげるね〜」  
え、えっ!?  
かなちゃんがガラス戸を開けて入ってくる。  
 
「い、いいわよ。気にしないで」  
「そんな事言っちゃって〜。いつも遊季と洗いっこしてるんじゃないの?」  
「!」  
 
(あ…や、やっぱりかなちゃんが……)  
今のかなちゃんの一言が全てを雄弁に物語っていた。  
あのデジカメの画像は現実に存在してるんだ。  
そして、その画像は目の前でニコニコしている、私の友達の顔をしたこの少女が本当に写したんだ!  
私と遊季が愛し合っている姿をこっそり覗いてデジカメで写していたんだ!!  
「あ…あ……」  
「あれ?梢、デジカメ見てくれなかったの?見たから今日、家に来てくれたんじゃなかったの?」  
私はショックのあまり声も出せず、ただ首を左右に振るだけで精一杯だった。  
 
「でも知らなかったな〜。梢と遊季があんな関係だったなんてね〜。いつも仲良いとは思ってたけどさ〜。」  
かなちゃんは椅子に座った私の背中を洗ってくれてる。  
「ね、梢と遊季、いつからああいう関係だったの?ホント全然知らなかったよ〜」  
かなちゃんは手のひらに石鹸をつけて直接撫でるように洗ってくれてる。  
(ん……)  
その感触をちょっとHに私が感じてしまうのは、  
あんな映像を撮った人間だと私が思ってるからだけでなく、  
実際に私の身体をいやらしい手付きで洗ってくるかなちゃんのせいだと思う。  
「去年から……」  
私は変な声が出ると嫌なので、あまり口を開きたくなった。  
 
「ふ〜ん、じゃあ私が知り合った時にはもうエッチする関係だったんだあ。ね、翼は知ってるの?」  
かなちゃんは喋りながら私のお尻も撫で回してくる。  
心では嫌悪感を抱いてるのに、身体がピクッと反応してしまうのが恨めしい。  
(遊季のせいよ…遊季が私の身体を色々弄り回すから……)  
「翼は…知らない……」  
かなちゃんの撫で回す手付きは揉むような感じに変わっていった。  
あ…お尻、左右に開かないで……。  
「そうなんだ〜。いつも一緒に3人いるけど、本当は翼は仲間外れなんだ〜」  
「そんな事ない!…ただ…この事は私と遊季の問題だから…翼には、話さないで……」  
 
ジャバーッ  
「はいはい、翼にはまだこういう話は早いよね〜。ん、じゃあ今度は前を洗ってあげる。  
さっさとこっち向く向く」  
かなちゃんが背中の泡を流してくれる。  
え?前も?  
「ちょ、前はいいよ。自分で出来るから」  
「私の言う事、聞けないんだ」  
かなちゃんはポツリと言う。  
ああ…駄目だ。今は逆らう訳にはいかない。  
ちゃんとかなちゃんと話をつけないと。  
私は泣きたくなりそうなのを耐えて、かなちゃんの目の前に裸の身体を晒した。  
 
「梢〜手、どかしてよ〜。隠してちゃ洗えないよ〜」  
「……」  
かなちゃんに言われて、私は渋々胸とあそこを隠している手をどける。  
ううっ恥ずかしい……。  
「あははっ本当に梢、毛が生えてないんだね〜っ」  
かなちゃんが手で石鹸を泡立てながら私のあそこを覗き込んでくる。  
(いやっ!見ないで、見ないで〜っ!)  
うう…私と遊季だけの秘密だったのに……。  
もう死んじゃいたい……。消えて無くなってしまいたい……。  
 
「ね、梢〜っ梢の胸って小さいよね〜っ」  
「……」  
かなちゃんは私の前に座り込んで、石鹸の泡に塗れた手で私の胸を洗っている。  
ううん、撫で回しているといった方が正しそう。  
「反応がないね〜。でもさ、その割には梢の乳首ってちょっと大きめだよね〜っ」  
「!」  
かなちゃんが石鹸でぬるぬるになった指で私の乳首を扱いてくる。  
「うわっすっごい。ちょっと弄っただけで凄く大きくなってカチカチだよ〜っ」  
あっあっあっ……。駄目、ぬるぬるの指が…ああっ…何でこんなに……。  
「梢〜、梢の胸、すっごくHだね〜。いやらしい」  
ああっ…いやぁ…何でこんなに乳首が立っちゃうのぉ……?  
 
「胸洗ってるだけでこんなになっちゃうんだったらさ、おま〇こ洗ったらどうなるんだろうね〜」  
え?ま…まさか、かなちゃん……。  
いやな予感のした私が慌てて足を閉じるより早く、かなちゃんの手が私のあそこを捕らえる。  
「あ、ああっ!」  
「ふふっやっと声出した〜梢。やっぱりここ、気持ちいい?」  
かなちゃんの手が私のあそこを撫で上げる。  
石鹸のぬるぬるにまかせてあそこだけを執拗に洗い続ける。  
違う。もうこれは洗っているというレベルじゃない。  
手のひら全体であそこを撫で回しているけど、  
クリトリスをグリグリ圧迫するような感じで刺激してくる。  
「ん、ふっ…んんっ……」  
堪えようとしても鼻声が漏れ出てしまう。  
 
「あ…ああ……」  
今度はかなちゃんは私のあそこを洗うのを止めて、私の足や太ももを洗っている。  
「んんっ……」  
あそこを洗われた時に昂ぶってしまった私の身体は、  
太ももをかなちゃんの手が這い回るだけで、背筋がゾクゾクするような快感を感じている。  
「梢、またおま〇こ洗うね?」  
「…え……?」  
 
私の返事も待たずにかなちゃんの手はまた私のあそこに伸びる。  
「あっ…あっ…んんっ…んぅ……」  
もう誰が見ても私とかなちゃんは『身体を洗ってる人』『身体を洗われてる人』じゃない。  
揉むような手付きで私のあそこを刺激してくるかなちゃんは  
明らかに私の身体で遊んでいた。  
…でも私が抵抗する事は許されるはずもなかった。  
何とかかなちゃんの言う事を聞いて、口止めをしない事には……。  
 
ざばーっ  
桶のお湯が私の身体にかけられる。  
かなちゃんの手で塗りたくられた泡が、あらかた流される。  
だからといってかなちゃんの手が止まるはずもなく、  
むしろ大胆に直接的な動きを見せるようになってきた。  
 
ぬるっぬるっ  
「ね、梢。梢のおま〇こさ、石鹸の泡流しちゃったのにまだぬるぬるしてる。」  
「……」  
「これって何?石鹸のぬるぬるじゃないよね」  
私の前に座り込んだかなちゃんは、ニヤニヤ笑いながら  
私のあそこに沿って指を上下に擦り付けてくる。  
私のあそこは恥ずかしいくらいに、愛液でぬるぬるになってしまっていた。  
(…我慢してるのに…あそこが勝手にぬるぬるを出しちゃう……)  
 
「ま、いいか。でさ」  
ちゅっ…ちゅっ……  
今度はかなちゃんは、中指を私の十分に潤ってしまったあそこの入り口に軽く抜き挿ししてくる。  
「結局、梢と遊季ってレズ専門なの?女の子にしか興味ないの?」  
「……」  
「ね、答えてよ。私の事とかもそういう目で見たりしたわけ?」  
ちゅぷぷっ……  
かなちゃんの指があそこの奥深くに入ってくる。  
(ん…やだ……。あそこが勝手にかなちゃんの指を締め付けちゃう……)  
「…何で、そんなこと…聞くの……?」  
「聞いてるのは私よ。ほら、さっさと答える答える。」  
ズブッ!  
(あ!あああんんっ……)  
かなちゃんの指が少し乱暴にあそこの奥まで挿し込まれる。  
ああ…あそこの奥がジンジンする……。私、どうなっちゃったの?  
 
「あ…んん…私は…遊季以外の女の子には…んんっそんな気持ちになった事は…ああんっ…ない……。」  
「ふんふん、そうなの?で、遊季の方は?」  
ちゅっちゅっちゅっちゅっ……  
(あ、あああっ…かなちゃんの指が…感じるところをぉ……)  
かなちゃんは私の感じやすい部分を探り当てたのか、執拗に  
クリトリスの裏側のあの部分を指で擦りたててくる。  
「あっあっあっ…ゆ…遊季の事は…分からない……。でも、遊季が、うんんっ他に誰かを、好きだって  
あ、あああっ…は、話は…聞いた事はぁ…な、いいいいいんんっ……」  
(あ、ああっ…乳首がぁ……)  
かなちゃんは私のあそこを擦りたてながら私の胸に顔を寄せ、  
痛いくらいに立ってしまった私の乳首をその口に含んでしまった。  
 
「確か、吸って舐めるのがイイんだよね?」  
ちゅううっちろちろちろ……  
「ん、んんああああぁぁぁっっち、乳首駄目っああんっ乳首ダメぇぇ…。」  
かなちゃんは私の左右の乳首に交互に口を付けては、吸いながら口の中で舐め転がしてくる。  
その間もあそこの中の指の動きは休まらない。  
今度はあそこの奥、子宮の手前のくぼんだところを刺激してくる。  
「ぷはっ。すごいねぇ〜、梢の乳首。コリコリに硬くてすっごく感じやすいんだ〜」  
かなちゃんの言葉に私はもう返事をする余裕がない。  
まるで体育倉庫を盗撮した時に、一緒に遊季のテクニックも盗んできたような、  
そんな的確な指使いだ。  
まるで今日の遊季の指の動きをトレースしてるよう。  
 
かなちゃんの指の動きに合わせて腰が動いてしまいそうになるのと  
情けない喘ぎ声が漏れそうになるのを懸命に我慢する事しか、私に出来る事はなかった。  
 
「あ、ああっ…かなちゃん、もう許して…ね、もういいでしょ……?」  
もう駄目…遊季じゃないのに、遊季以外の人間の手で私、イッちゃいそうになってる……。  
それだけは嫌だ。遊季以外の人間には例えかなちゃんでも、身を任せるわけにはいかない……。  
「なんで?どうして?私、梢のイクところ見てみたいのに」  
「!」  
ちゅぶっちゅぶっちゅぶっちゅぶっ  
「あ、あああっ駄目、それ以上されちゃうと、私、わたしぃ……」  
 
かなちゃんはあそこに入れたままの右手中指を激しく動かしながら、  
左手親指で私のクリトリスを上から押さえつけてくる。  
「ほらいいじゃない。ね、イッちゃいなよ。ほらほら〜さっさとイクイク」  
「はあ、いや、駄目っ…もう、あうぅ…もうこれ以上はダメなのぉ……」  
かなちゃんの指はあそこの中で折り曲げられ、またあそこの入り口辺りに戻って  
上側の感じるところを叩くようにして刺激してくる。  
もう私の身体は精神の制御下を完全に離れてしまっている。  
(あっあっあっ…ごめん、遊季…私、もう、駄目ぇ……)  
カリッ  
「んっ!あっあああああああぁぁぁぁ……」  
 
かなちゃんは両手で私のあそこの中とクリトリスを刺激し続けながら、私の乳首に歯を立ててきた。  
張り詰めた糸を断ち切られたかのように、私は絶頂の渦に身を投げ出してしまった。  
しかもイク直前、私の腰はかなちゃんの指の動きに合わせるように、  
かなちゃんの指を求めるように、激しくくねってしまっていた!  
「ああっああっああああっ」  
「梢、イッちゃったんだよね?遊季じゃないのに、私の手でイッちゃったんだよね?」  
かなちゃんは指をまだあそこの中で動かしながら屈辱の言葉を私に投げかけてくる。  
「ほら、ほら、ここがいいんしょ?遊季じゃなくてもここがいいんでしょ?」  
「ああっあああっかなちゃん、もう、もう……」  
かなちゃん、もう許して…そこを弄られ続けると…遊季との時みたいにぃ……。  
 
ぷしゃあぁっ  
「あはぁあああんんっ……」  
ああ…潮を吹いてしまった……。  
遊季じゃないのに、違う人の手なのに……。  
私の身体、どうなってるの?私の身体は遊季が相手でなくてもこんなに喜んでしまえるの?  
「うわっ、なあに梢。お漏らし?この歳になってまだお漏らしするのぉ?」  
 
身体と心が完全にかけ離れてしまった私は  
悲しみと深い快感に身を包み  
遠くでかなちゃんの囃し立てるような声を耳にしながら  
意識を手放してしまった。  
 
 
「あ、おはよう梢」  
(…私…どうしちゃったんだっけ……)  
「でも梢すごいよね〜、イク時におしっこ漏らしちゃうんだもん」  
(違う…あれはおしっこじゃなくて…あれは……)  
「梢?お〜い、梢〜。まだ目が覚めてないの〜?」  
 
…目の前にはかなちゃんがいる。裸で。  
「…おはよう…。」  
自分の身体を見てみる。バスタオル1枚を身体に巻いているだけで、私も裸だ。  
ここは…かなちゃんの部屋……?  
私はかなちゃんの部屋のベッドの上に移されていた。  
窓の外はまだ雨がザーザーと激しく降っている。  
そして私は、部活終了時からさっきまでに起こったことを思い出した。  
(そうだ…私はかなちゃんの家に来て、シャワーを浴びて…それで、  
かなちゃんにいいようにされたんだ……)  
 
「梢を私の部屋まで連れて来るの、疲れたよ〜。風邪ひかれちゃっても困るしね〜」  
かなちゃん一人で私をここまで連れて来たの?  
さすがバレー部員、何だかんだで力があるのかしら。  
私はどうでもいい事で感心してしまった。  
まだどこか現実感を伴ってないのかもしれない。  
 
「…ねえ、もういいでしょ……?」  
「何が?」  
かなちゃんはとぼけた顔で聞き返してくる。  
「あれだけ私の身体で遊んだんだから、もう私と遊季のことは放っておいて欲しいっていう事」  
「あれだけって?」  
かなちゃんはまた聞き返してくる。  
私はこれまでかなちゃんのどこを見てきたって言うんだろう……。  
かなちゃんにあんな一面があったなんて今日まで思いもしなかった……。  
「だから、さっきお風呂場で……」  
「うん、準備運動したよね」  
 
準備運動……?  
 
「さ、まだまだやってみたい事一杯あるんだから、次行くよ、つ・ぎ」  
そう言ってかなちゃんは鞄の中をごそごそと漁ってる。  
「じゃーん、そんな事もあろうかと密かに持ってきておいた、このぺニスバンドが役に立ちそうね」  
かなちゃんは見覚えのあるペニスバンドを鞄の中から取り出してきた。  
(!ま、まさかそれって……)  
「か、かなちゃん…それって……」  
「ん?体育倉庫の中から持って来たんだよ?遊季の隠した場所は、ばっちりチェックしておいたからさ。」  
…なんて事なの……。  
一つ一つ、遊季と私の間だけの物がかなちゃんの手に渡っていく……。  
かなちゃんはどこまで私を貶めようと言うの……?。  
 
仕方がない。まずはこの状況をもっと把握して、何とか打開策を考えないと……。  
そう考えた私はふと思った。  
かなちゃんは私と遊季の事をどこまで知っているというんだろう……。  
もしかして今日偶然見ただけじゃないのかも。  
ううん、むしろ前から知っていた、という方が自然よ。  
だってデジカメの中の映像は、教室から一直線に体育倉庫に向かっていた。  
まるでその時体育倉庫で何が行われているか、分かっていたみたいに……。  
 
「ねえ、かなちゃん……」  
私は事態を受け入れた事で、若干冷静になれたのかもしれなかった。  
ディルドーにローションを塗りたくって、装着をしているかなちゃんに呼びかける。  
「私と遊季の事、いつから知ってたの……?」  
ディルドーは抵抗なくかなちゃんの中に入っていく。  
(かなちゃんは処女じゃないのかしら……?)  
「んん…っ……。何で私が梢にそんなこと答えなくちゃいけないの?」  
 
…やっぱりとぼけてきたか。  
それでもいい。とにかく少しでもいいから、かなちゃんから何か情報を引き出して、  
何としてでも状況をこちらに有利になるように持って行かなければ。  
「そんな事いいからさ、今度はこれで遊んであげるから、さっさとこっちに来る来る」  
 
…まずは『かなちゃんが処女じゃない事』が鍵になるかもしれないわね……。  
あと、多分前からかなちゃんは私と遊季のことは知っていた。でも、いつから?  
それに何故今こんな行動に出てくるの?…それも含めて、探るしかないわね……。  
どうせ『どこで処女を捨てたの?』なんて聞いてもごまかされるに決まっている。  
今はまだ様子を見よう。どうにかしてかなちゃんに反撃できる材料を見つけなければ。  
 
取り合えず私は表向き、かなちゃんに従うように彼女の元に行く。  
こうなった以上、懐に飛び込んで徹底抗戦するしか道はない。  
 
「遊季と梢っていつもこれ使って遊んでるんだね〜」  
「……」  
かなちゃんは腰を突き出すようにして、ディルドーをこっちの方に向けてくる。  
まさか遊季以外の女の子とこんな事をするなんて…思ってもみなかった。  
「ね、いつもやってるんでしょ?あれ」  
「…何を?」  
まさか…かなちゃんは遊季と私との行為を全部なぞらえる気なんじゃ……!  
「今日もやってたじゃない、これ舐めるの」  
「……」  
 
やっぱりそうだ。  
こんな玩具を舐めるなんてただの儀礼的なことなのに、それさえもさせようというんだわ。  
「ほらぁ、遊季の付けてるのは舐めれて、私のは舐めれないの?さっさと舐める舐める」  
「ん…ちゅっ…」  
遊季の付けてるのは舐めたくても、他の人のなんて絶対舐めたくない。  
本音ではそうなんだけど、そう言う訳にもいかない。  
仕方無しに私はかなちゃんの装着しているディルドーに舌を這わせた。  
 
「んふふっ、何だか変な感じだね〜。感覚ないはずなのに何かくすぐったい感じ」  
「ん、ちゅぅっ…れろれろ……」  
(同じディルドーを舐めてても、全然感じが違う……)  
遊季の付けているディルドーを舐めている時は、舐めてるだけで凄く興奮してくるのに  
今は全然そんな事がない。変な味がするだけで、何の感情も沸いて来ない。  
「ん、もう〜。違うでしょ?ちゃんと口の奥まで咥えてよぉ〜」  
 
くぽっ  
「んっんん……じゅるる…んんっ……」  
取り合えず、かなちゃんの機嫌を損ねるわけにはいかない。  
なんとか彼女の『遊び』に付き合って、この場をやり過ごさないと……。  
「ちゅうぅ…んんっ…じゅるっ…じゅぷっ……」  
きっと彼女はいい玩具が手に入って少し興奮しているんだ。  
しばらく付き合えば頭も冷えてこっちの言う事を聞き入れてくれるかもしれない。  
「じゅぷっじゅぶっ…んんっ…じゅるるる……」  
 
「ん〜。やっぱり何かつまんないな〜」  
ちゅるっ  
「…もういいの?」  
私は感情の上では冷めているはずだった。  
でも、何故か身体の奥に危険な感覚が…さざ波のように沸き起こっているのも事実だった。  
(気のせい…気のせいよ……。私はもう冷静…かなちゃんに翻弄される事はない……)  
「あ、ねえ。面白い事思いついたからちょっと目を閉じてて」  
「え……?」  
かなちゃんがペニスバンドを外しながら言い付けてくる。  
仕切りなおしでもするつもりうなのかしら。  
「ほぉら、いいからさっさと両目とも閉じる閉じる」  
 
がさっがさがさっ  
私は言われた通りに両目を閉じた。向こうの方から何か音が聞こえてくる。  
「あ、これなんか使えそう」  
かなちゃんの声も聞こえてくる。どうやら何かを探していたみたい。  
「梢〜。もうちょっと目、閉じててね〜」  
かなちゃんの声が近付いてくる。一体何をする気なんだろう……。  
ふぁさっ…ぎゅぅっ  
「え?ええ?」  
 
「さ、もう良いわよ〜」  
かなちゃんの声が後ろから聞こえる。  
私は目を開けてみる。でも変わらず目の前は真っ暗なままだ。  
「かなちゃん…なんで目隠しなんかするの……?」  
「んっふっふっふっふっ〜。遊季とはこういう事、してないの?」  
私は目隠しをされてしまった。  
今はかなちゃんの声が後ろから聞こえるけど、  
もしかなちゃんが黙ってしまったら、多分かなちゃんの位置や何をしているかなんて  
私は全く把握できなくなってしまうわ。  
 
「…こんな事…した事ないわ……」  
実際こんな変態っぽい事、私も遊季もした事はなかった。  
ただ視界を奪われただけで、私はこの上なく不安になってしまっている。  
相手の状態が分からない事がもの凄く不安。  
でもかなちゃんは私の状態を完全に把握できる。  
(目隠しをされただけで、この場の空気が完全にかなちゃんに支配されているみたい……)  
「あ、そうなんだ。案外まともなんだね。『梢はマゾなんですぅ〜』なんて言ってるから  
普段から鞭とか凄い事してるのかと思っちゃった」  
 
かぁ〜っ  
(全部!全部聞かれてたんだ!)  
私の頭に血が上っていくのがわかる。  
聞かれてた。  
かなちゃんは私と遊季が愛し合っているところをずっと見ていて、ずっと聞いていたんだ。  
そうなんじゃないか、とは思っていたけど  
直接かなちゃんに言われると恥ずかしさがこみ上げてくる。  
かなちゃんは絶対私の事を変態だと思ってるんだ。  
「あはははっ、真っ赤になっちゃって可愛い〜。あ、もちろん目隠しは外しちゃ駄目だよ?  
そんな事したら次は手を縛っちゃうからね。それともマゾで変態の梢はその方が嬉しい?」  
 
死にたい。この場で死んでしまいたい。本気でそう思ってしまった。  
改めて思い知らされる。  
今この場を、そして私を支配しているのはかなちゃんだ。  
それは絶対的なもので、私に出来る事は支配者であるかなちゃんが  
飽きるまでの間、じっと耐え続ける事だけなんだ。  
(今は耐えよう…きっと何とかなる。何とかしてみせる……)  
 
しゅるっ  
「さ・て。もう一度遊んであげるからね〜。やっぱり後でディルドーも入れてあげるよ〜」  
私の身体を包んでいたバスタオルが、かなちゃんの手で取り除かれる。  
またかなちゃんに身体を好きにされてしまうんだ……。  
「ひゃっ!」  
「ね、梢。このぬるぬる何?」  
かなちゃんの手が私のあそこに触れる。  
どこを触られるか予期できないから、心の準備が全く出来ない。  
 
ぬるっぬるっ  
「ほら、聞いてるでしょ?こ・の・ぬ・る・ぬ・る・は・何?」  
「し…知らない……」  
かなちゃんの指が、私のあそこを割れ目に沿って往復する。  
「私まだ梢のおま〇こ触ってなかったよね?何で梢のおま〇こ濡れてるの?  
さっきディルドー舐めてた時もう濡らしてたの?それとも目隠しされちゃったから濡らしてるの?」  
「知らないっ知らないっ!」  
(本当に知らない!何で?どうして?私のあそこ、どうしちゃったの?)  
 
ちゅっ…くちゅっ……  
「梢って本当に変態なんだね。遊季じゃないのに、触られてもいないのに、目隠しされただけで  
おま〇こ濡らしちゃうんだね。あ、言ってる側からまたおま〇こ濡れてきてるよ?」  
「言わないでっああっ…ああん…んんっ……」  
かなちゃんの意地悪な言葉に、私は恥ずかしさでどうにかなってしまいそう。  
それでも私のあそこは本人の気持ちを無視して、  
かなちゃんの指から与えられる刺激を確実に受け入れている。  
「いいからさ、諦めてもう一度楽しもうよ?」  
「ああっああっ…許して……。んんぁああっ…んんぅ……」  
 
 
私の身体は 間違いなく かなちゃんの愛撫に 反応をしていた。  
 
 
「梢って胸小さいのにすっごく感じやすいんだよね〜」  
「んっ…ん…んん……」  
かなちゃんの手が私の乳房を撫で回る。  
表面を撫でるようなその刺激で、私の背筋に悪寒が走る。  
胸を撫で回される刺激で、私の乳首は熱を持ったみたいにジンジンしてくる。  
「もっと声出してよ。梢の胸はこんなに素直なのにね〜」  
ちゅぅうっ  
「んんふぅぅう〜。あぅっあっ…す、吸っちゃいやぁ……」  
 
硬く尖った私の乳首にかなちゃんの唇が吸い付き、そのまま舌でチロチロ舐め回してくる。  
快美感に身体が屈服し、大きく反り返ってしまう。  
「あっあっあっ…いや、いやぁ……」  
「いや、じゃなくて良いんでしょ?」  
カリッ  
「!…あっあああ〜っ」  
どさっ  
乳首に歯を立てられる。堪らず私は身体をベッドに投げ出した。  
それでもかなちゃんは執拗に乳首への刺激を続ける。  
私は訳も分からず手を中に泳がせ、夢中でかなちゃんの頭をかき抱いた。  
 
(あ…手の中からかなちゃんが離れる……)  
相手の姿が見えないことが凄く怖い……。  
次は何をする気なの?心臓のドキドキがやたら大きく聞こえる。  
恥ずかしい…もしかしたらこの心臓の音は、かなちゃんにも聞こえてるのかもしれない。  
身体中の感覚が鋭くなったようで、空気の動きでも感じてしまいそう……。  
ちゅうぅうっじゅるるるっ  
「あ、はあぁあ〜んっ」  
や、やだっ凄く大きな声を出しちゃった。  
目が見えないと、本当に不意打ちで感じる感覚が大きい……。  
 
「あっあっあっ…んんっ……」  
かなちゃんは私のあそこに顔を埋めて、舌と唇で愛撫をしてくる。  
「ん、んぁあっ…そ、そこ……」  
「ここが良いんでしょ?」  
かなちゃんはすっかり私の感じやすいところを把握してしまっている。  
私はかなちゃんの成すがまま、愛撫を受け入れ快感を感じるしかなかった。  
「ん、んん、うんん……」  
かなちゃんが凄いのか、私の感じやすい身体がはしたないのか  
私には判断する余裕は欠片も残ってなかった。  
 
じゅぷっじゅぷっじゅぷっじゅぷっ  
「あはははっ、梢〜凄いね。腰がこんなに浮いちゃってるよ〜。ね、自分で分かる?」  
「いやぁ…言わないでぇ……。違うの、違うのぉ……」  
恥ずかしい。私の身体はかなちゃんに、私のあそこはかなちゃんの指に完全に支配されていた。  
自分ではどうしようもなく、勝手にかなちゃんの手に合わせて腰がくねってしまう。  
もう駄目…もうかなちゃんに身を任せずにはいられない……。  
(ごめん…遊季……。ごめん……。私、もう駄目そう……。でも、私は身体はかなちゃんに許しても、  
心は絶対に遊季だけのものだからね……。許して…ゆう…き……)  
 
ちゅるっ  
(あ…かなちゃんの指が……)  
私のあそこからかなちゃんの指が引き抜かれる。  
!違う!思ってない!寂しいなんて、あそこをもっと触って欲しいなんて思ってない!  
ああ…自分で自分の事が分からない……。  
「あ、あああっ!」  
「んふふ、梢はお尻も気持ちいい変態なんだよね〜」  
ああ…かなちゃんの指が私のお尻の穴を弄くってる……。  
かなちゃんの指に付いている私の愛液が、お尻の穴に塗りたくられてる……。  
 
「あ、あ、許してかなちゃん…そこは…そこ以外なら何してもいいから、  
だからお尻の穴だけは許してぇぇ!」  
「遊季は触ってたじゃない。それに、梢も好きなんでしょ?こ・こ」  
すっかりほぐされたお尻の穴に、かなちゃんの指が入ってくる。  
つぷぷっ……  
「ん、む…んんあああぁあぁ……」  
「ほ〜ら。簡単に奥まで入っちゃったじゃない。梢はお尻の穴までいやらしいんだね〜」  
恥ずかしい…私の身体がどんどんかなちゃんに暴かれてく……。  
それに、今…私…無意識にお尻の筋肉を緩めてた……。  
かなちゃんの指を受け入れる状態を作ってた……!  
 
つぷっつぷっつぷっ、じゅぷっじゅぷっじゅぷっ  
「あ、あ、あ、あ、んん、んん、んん、んん、」  
「うふふっ前と後ろが擦れ合うと気持ちいいんだよね〜」  
かなちゃんはお尻に入れた指とあそこに入れた指を、奥の方で擦り合わせてくる。  
遊季の弄る場所と同じ場所で、それでも微妙に違うタイミングで……。  
(遊季とは違った感じで…気持ちいい……)  
悔しいけど、今私の身体は快感を感じちゃってる……。  
「ああ、ああ、んんっ…そこ…そこぉっ……」  
「気持ちいい?梢、気持ちいいんだよね?」  
 
遊季の方がいい、遊季の方が気持ちいい。  
そう、頭で思おうとしても身体が…身体が今現在与えられてる刺激に反応してしまう……。  
遊季以外の人間に、またイかされそうになっている!  
「あ、あ、あ、いい、いい……。ああはぁぁあ〜」  
「ふふっ、気持ちいいんだ。ここ?ここがいいの?」  
遊季がいつも刺激する急所、膣の奥の背中側の窪みのあたり。  
そこをかなちゃんも刺激してくる。膣側と腸壁越しに挟み込むように刺激してくるぅ……。  
「あっあっあっ…もう、もう…またぁ……」  
 
「ああ、んん…あっ…駄目、駄目ぇ……」  
「いいんでしょ?駄目じゃないんでしょ?イキたいんでしょ?」  
かなちゃんが耳元で囁いてくる。  
私は無意識に頷きそうになるのを我慢する事が精一杯だ。  
「ほら、ほら、おま〇ことお尻でイキたいんでしょ?別にここには遊季はいないんだから、  
気にしなくても良いんだよ?イキたければ私は止めないよ?」  
かなちゃんは指の動きをそのままに、私の胸に唇を寄せてくる。  
 
「ああ、遊季、遊季ぃ……」  
「うわ。一途だね〜、梢。凄いね、びっくりだよぉ」  
かなちゃんは私を揶揄しながら舌を乳首に伸ばして……。  
あ、あ、や、駄目、もうしないで…もう駄目なのぉ……。  
ちろちろっ…ちゅうぅぅ……  
「あっあああ〜っあああああ〜〜っ」  
(駄目っ!遊季、助けて…私…このままじゃ……)  
「遊季、遊季ぃ…私、もう駄目っ…ご…め…ん……」  
私は身体をこの大きなうねりに任せようとしてしまった。  
 
ぬぽっ  
「ああっ…やっ……」  
かなちゃんが指をあそことお尻から抜いてしまった。  
(ああ…かなちゃん……。んん…もっと……)  
私…どうしたの……?『もっと』って今一瞬思ってしまった……。  
もっとどうして欲しいっていうの!?  
怖い。遊季、助けて。私…私……。  
「どうしたの梢。止めて欲しくなかった?もっと続けて欲しかった?」  
かなちゃんが指であそことお尻を軽いタッチで撫でまわしてくる。  
その微小な刺激でさえ、無視することが出来ない。  
「っ……」  
何も言えない。  
私はかなちゃんの言葉を肯定しない。…でも、はっきり否定する事が出来ない……。  
 
「いいけどね〜。梢が嫌って言うなら今日の所は終わりにしても」  
え?これで終わりにしてくれるの?  
…身体の奥が疼いて辛いけど…これで終りにしてくれるなら……。  
「そ・こ・で提案。@今日はこれで終りにして、明日からも私の遊びに付き合ってくれること。  
A今日はこれで終りにせずに今日一日もっと一杯遊ぶ。代わりに明日以降こういう事はしない」  
 
…そんな……。今日これで終わりにするって言ったって明日からもあるんじゃ……。  
それに今日で決着を付けなかったら、遊季にも話が漏れるかもしれない……。  
遊季以外でイかされた事を知られるなんて……。  
「どう?どっちがいい?やっぱり今日の所はこれで終わる?」  
ぬりゅっぬりゅっ  
んん…考えを纏めようとしてる私の邪魔をするかのように  
かなちゃんはあそこやお尻の穴をいまだに撫で回して、微妙な刺激を送ってくる。  
 
…仕方がない。その言葉を信用できるかどうかはともかく  
今日一日かなちゃんに付き合って、それで終わりに出来るならそれに賭けよう。  
後しばらく付き合って、家に帰ったら熱いシャワーを浴びて  
全て無かった事にして明日から普通に過ごせばいいんだ。  
それに約束を破ってきたら、それはそれで今後の交渉が有利になるかもしれない。  
「ね〜、どっちにするの〜?ほら、さっさと決める決める」  
ちゅぷっちゅぷっちゅぷっちゅぷっ  
 
んん…んああぁ……。そんなに弄らないで…またあそこが駄目になってきちゃう……。  
(本当は今日は帰してもらって、遊季に全部話して相談した方が良かったのかもしれない……。  
でも…このまま帰るなんて……。このまま放っておかれたら…私……)  
!な、何を思ってるの!?違う!そうじゃない!  
今日一日我慢すればもう終わりにするって、かなちゃんが言ってるからじゃない!  
ちゃんとイかせて欲しいからとか、そういうのじゃない!  
 
「ね、どうするの?止める?止めないの?」  
ちゅぷぷぷっ  
「あ、ああぁあ…お、奥に……。んん…分かった……。今日一日付き合うわ……」  
かなちゃんの指があそこの奥に差し込まれる。  
まだかなちゃんの『遊び』はこれからだ、とでも言うように。  
 
「もう少し言い方ない?『イかせて欲しいんです〜』とか『止めないで欲しいんです〜』とかさぁ」  
じゅぷっじゅぷっじゅぷっじゅぷっ  
「んん…ああはぁあぁぁ……。あ、あ、分かった…分かりましたぁ……。  
もっとして欲しいの…もっとして欲しいから…今日一日、私の身体を好きにしてぇ……」  
かなちゃんの指が私の感じやすい所を擦ってくる。  
それに合わせて恥ずかしい事を口走ってしまう。  
私…本当にこれで良かったのかしら……。  
もしかしてとんでもない事を言ってるんじゃないかしら……。  
このままじゃ私、どんどん駄目になってしまいそう……。  
 
「あははははっ。そう、そんなにして欲しいんじゃ仕方ないよね〜。  
じゃあ私梢ん家に電話してくるね。『今日はお勉強会するから梢は泊まっていきます』ってね。  
私ん家、今日はお母さんもお父さんも帰って来ないから安心して泊まってっていいよ〜」  
!今日…この家にご両親が帰ってこない……。  
まさかかなちゃんはその事まで計算に入れて、今日あのデジカメを私に渡してきたの……?  
 
「梢〜。電話しに行ってる間、目隠し外しちゃ駄目だよ〜。あ、やっぱり外してもいいか?  
その代わり外したらもっと面白い事するからね〜」  
(…私…もしかして早まってしまったの……?)  
『今日一日』って午後一杯っていう事じゃなくて明日までっていう事……?  
明日ご両親が帰ってくるのがいつ頃なのかは分からないけど、  
それまでずっとかなちゃんの相手をし続けるっていう事……?  
怖い…ちょっとかなちゃんの相手をしただけで、私はあんなに駄目になってしまっていた……。  
明日までかなちゃんの相手をさせられたら…私…どうなってしまうの……?  
 
考えれば考えるほど、私の考えは不吉な方向へと発展していく。  
部屋に一人残された私は不安な気持ちに包まれながら  
この部屋の主人であるかなちゃんが戻ってくるまでの間  
窓の外から聞こえる土砂降りの煩い雨音を聞き続けるしかなかった……。  
 

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