ゴムを捨てると、のぞみは俺の胸に顔を寄せてきた。  
押し倒されるように横になる俺たち。  
大量に射精させたことで俺が満足を得たと思ったのだろう、のぞみはうれしそうにしている。  
「気持ちよかった?」  
「うん、すごくよかった」  
「ふふ、疲れちゃった?」  
「まだまだ大丈夫。もっと出せるよ」  
「えっち……」  
「大好きなのぞみにいっぱいしたいんだ」  
「大輔が『許してください』って言うまでしぼり取っちゃうわよ?」  
「だったら俺ものぞみが立てなくなるまでイカしちゃうよ」  
「うふふふふ」  
「あはははは」  
じゃれあうように抱き合って笑う俺たち。幸せだった。  
短い時間で精液を二度放出したことで、のぞみに対して性欲よりも愛情が勝っていた。  
体を密着させたまま時間を過ごす。  
何度もキスしたし、のぞみの髪や頬に何度も触れた。  
不思議と情欲は沸き起こらなかった。  
のぞみがいとおしい。俺は穏やかな気持ちでのぞみを抱いていた。  
 
どれぐらいそうしていたろう。気付くとのぞみが寝息を立てていた。  
(気が張ってたんだな……)  
こういう関係になって初めて見るのぞみの寝顔。  
子供のころに見たそれとは違い、美しい女性の顔だった。  
しばらく横になってのぞみの顔を見る。  
俺を信頼しきり、安心して眠るのぞみ。顔には微笑が浮かんでいるようにも見える。  
この笑顔を守りたいと思った。一生守っていこうと思った。  
俺たちはこれまで何度も同じ時間を共有してきたが、また新しい一歩が踏み出せた気がした。  
(俺、今すごく幸せだ)  
そっとのぞみの頬にキスをした。  
 
のぞみの寝顔を見ているうち、心にどす黒い欲望が渦巻いていくのを感じた。  
股間がピクリと反応する。  
少しのきっかけで勃起が始まる。そんな気分だった。  
(ヤベ……のぞみ裏切ってるみたいで気がとがめるな)  
のぞみから目をそらす。  
仰向けになったが天井にのぞみが、しかも裸で映っていた。  
背を向けようとすると、その動きで目が覚めたのかのぞみが声をかけてきた。  
「あ、ごめん……私寝ちゃった?」  
「う、うん…かわいい寝顔だったよ」  
「やだもぅ……ずっと見てたの?」  
「うん」  
「もぉ!起こしてよね」  
「ごめん」  
「今度は大輔の寝顔見るからね!」  
「……それって結婚するってことか?」  
「あ……」  
顔を赤らめるのぞみ。  
「俺、いい加減な気持ちでのぞみと付き合ってるんじゃないよ。将来のことはまだわからないけど……」  
「そうよね、うん、いいのそれで。……結婚……するのかな?」  
「俺はするつもりだよ、のぞみと」  
「………うん」  
のぞみを見つめ、そっとキスをした。  
 
心に湧いた性の衝動が少しずつ大きくなっていく。  
二回とも暴発だった。まだ肉体的に満足のいく射精はしていない。  
股間は硬度を失っているが、意欲は衰えていなかった。  
初めて味わったのぞみの「オンナ」の味にも魅了された。  
もっとのぞみを口で楽しみたい。  
少し休んだことにより体力も回復したようだ。  
もっとしたい。胸の奥で欲望に火が着いた。  
「のぞみ、のぞみのアソコもっと舐めてもいい?」  
「え?」  
赤面するのぞみ。  
自分の股間でオトコが獣のように吠え、音を立てて愛液をすする姿。  
そしてあられもない姿で歓悦の声を上げる自分の姿を鏡で見ていたのか、一瞬のぞみに羞恥の表情が浮かぶ。  
 
「だめ?」  
「だめじゃないけど……」  
「決まり!」  
身を起こそうとする俺をのぞみが止めた。  
「あ、待って!」  
「ん?」  
「私が…してあげる……」  
「え?いいの?」  
「うん」  
「でも」  
「もう平気。一回したら慣れちゃったわ」  
「のぞみ……ゴム付けるからね」  
「あ、ううん、いいわよそのままで」  
「え?」  
「私がしたいの…」  
「のぞみ……」  
 
のぞみとの会話で興奮したのか、徐々に硬度が戻ってきていた。  
「大輔の舐めることになるとは思わなかったなぁ…うふふ」  
のぞみは手を添えると、軽く上下にしごきながら言った。  
短時間で2回も射精したというのに、完全に勃起した。  
「あ、大きくなった。期待してる?」  
「う、うん」  
「あんまり上手くないかもしれないけど、一生懸命するね」  
「無理しなくていいぞ」  
「えへへ。大丈夫よ」  
そう言って舌先で先端の割れ目をぺろっと舐めた。  
「うぅっ!」  
「ご、ごめん。痛い?」  
「逆。気持ちよすぎ」  
「そうなの?じゃ、ここいっぱいしてあげるね」  
「そ、そこだけされても困る。他のとこも……」  
「うん」  
のぞみは先端に口付けると、少しずつ唇の中に飲み込んでいった。  
 
のぞみのショートの髪型のおかげで俺のを咥える様子がよく見える。  
俺はもっとよく見ようと前髪を手で抑えようとしたが、のぞみは  
「恥ずかしいからそんなに見ないで」  
そう言って俺の手を体の横に移動させて重ねた。  
亀頭を口に含んだまま舌を裏スジに当てて動かす。  
「あぅっ!」  
微妙な刺激が伝わり、思わず声が出てしまう。  
のぞみの手は俺の手を握っている。  
のぞみは口だけで俺を悦ばせようとしている。  
俺は目を閉じて快感に身をゆだねることにした。  
 
のぞみのフェラを味わいながら、ときどき目を開ける。  
俺の股間で正座するようにして頭を上下させるのぞみが鏡に映っていた。  
目を下に向ける。  
血管が浮き出た俺の醜悪なモノをのぞみがほおばっている。  
清楚な口元をいやらしくゆがめ、一生懸命に奉仕するのぞみ。  
普段は清純な女子高生にしか見えないのぞみが、かわいらしい口で俺のを……。  
そう思ったら急速に高まってきた。  
このまま射精したいが、この感覚をもう少し楽しんでもいたい。  
「のぞみ、ちょっと待って」  
動きを止め、俺を見上げるのぞみ。  
「どうしたの?」  
「うん、このままじゃイッちゃうから」  
「いいわよ。出して」  
そう言って再び口を寄せる。  
「あ、ほんとにいいよ。…もうちょっと楽しんでから出したい」  
「楽しむ?」  
「うん。いつものぞみにはすぐイカされてたからさ、今日はもうちょっと感じさせて」  
「わかった。イキたくなったら言ってね」  
 
「のぞみ、キスしよ」  
「うん」  
のぞみはひざで伸び上がると唇を合わせてきた。  
のぞみの胸のふくらみが感じられる。  
二人の体の間で陰茎が転がされる。  
そのまま長いキスを交わす。  
「のぞみ気持ちいいよ。キスしてるだけでイッちゃいそう」  
「出す?」  
「どうしよう…出したいけどもっと楽しんでもいたい」  
「終わっちゃったら、また……射精させてあげる」  
のぞみは区切るように『射精』とはっきり発音した。  
そのエッチな感じがたまらなかった。  
「……やっぱり出す。のぞみ…またしてくれる?」  
「うん」  
のぞみは股間に顔をうずめると、袋を触りながら竿を強く吸い始めた  
 
「あぁっ!気持ちいいっ!……うぅっ、のぞみぃ!」  
俺が感じていると認知したのだろう。のぞみはペースを上げた。  
舌全体を使って亀頭部に刺激を与え、指で袋を静かにもむ。  
頭を前後して唇にはさんだカリ首をこする。  
俺を射精させるための淫技を駆使するのぞみ。  
「のぞみ……好きだよっ!…のぞみっ!」  
だめだ、イク!  
「のぞみ!イッちゃうよ!口離して!」  
だがのぞみは離れない。  
「あぁ…のぞみ…のぞみ……うっ!」  
筋肉が収縮する。  
そのたびに体の奥に蓄えられた性のとろみが放出されていくのを俺は感じていた。  
 
欲望を出し終え、ぐったりする俺。  
のぞみの口の中でイッてしまった……。  
そうだ、のぞみに吐き出させなきゃ。  
枕もとのティッシュを取るとのぞみに差し出す。  
「ここに出して」  
そのとき。  
こくん。  
嚥下の音。  
「けほっけほっ…」  
のぞみがむせる。  
「の、飲んじゃったの?」  
「……うん」  
「の、のぞみ」  
「飲んじゃ……いけないものなの?」  
不安の色を浮かべるのぞみ。  
「いや、毒じゃないと思うけど……。汚いと思わない?」  
「……大輔のだから」  
「え…」  
「大輔のなら平気」  
のぞみはそう言うとにっこり笑った。  
 
のぞみが愛しくてたまらない。  
抱きしめるとそのままキスした。舌を差し入れのぞみの口内を蹂躙する。  
初めて感じる、生臭いような苦いような味わい。  
あ、そういえば俺、のぞみの口の中に……。これって精液の味か?  
そう思ったがかまわず舐めまわす。遅れてのぞみの舌が絡んできた。  
たっぷりと時間をかけたキスが終わる。  
唇が離れる。  
「大輔、いやじゃなかった?」  
「何が?」  
「だって私、大輔のを…口で……」  
「途中で気がついたけど気にならなかった。だって、のぞみは口で受け止めてくれたろ?」  
「違うわ、大輔が無理やり出しちゃったのよ。私はいやだって言ったのに……」  
「そうなの?」  
「うふふふ、う・そ」  
「のぞみぃ」  
のぞみがかわいらしくてしようがない。俺はもう一度キスをした。  
 
   次回完結  

Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!