「先輩、早いですね」  
「弥生ちゃんもね」  
「先輩に少しでも早く会いたくて……」  
 南弥生ちゃん。  
 俺の後輩で、青空高校の3年生。  
 弥生ちゃんと付き合って、そろそろ2年が経とうとしている。  
 今日は久し振りのデート。待ち合わせた駅に、30分も前に弥生ちゃんは来ていた。  
 
「先輩はいつまで経っても私のこと『弥生ちゃん』って子ども扱いするんですからぁ」  
「そういう弥生ちゃんだって俺のこと未だに『先輩』って呼ぶだろ?」  
「だって先輩はずっと先輩ですから」  
「名前で呼んでくれてもいいんじゃない?」  
「『みさきちゃんのお兄さん』って呼びましょうか?」  
「それは勘弁」  
「うふふふ」  
「あははは」  
 
 初めて会った頃に比べ、身長も伸び、女性らしい体つきになった弥生ちゃん。  
 だが俺の中ではいつまでも守ってやりたい存在の『弥生ちゃん』だった。  
 
 
 俺は八台から電車で一時間半ほど離れた遠くの町で暮らしていた。  
 今年の春から大学生になった。  
 家から通えない距離ではないが、講義の時間が不規則でもあり、俺は一人暮らしを選んだ。  
 
 高校を卒業すれば今までどおりには弥生ちゃんと会えなくなる。  
 その思いから俺たちは求め合い、結ばれた。  
 弥生ちゃんと一つになったのは今年の3月のことだった。  
 
 卒業し、会う回数はたしかに減った。だが俺たちは積極的に二人の時間を作った。  
 仕送りとバイトとである程度金が自由になる俺は無駄遣いせず貯金した。  
 その金はもっぱら弥生ちゃんとのデートに費やした。  
 八台の街から俺の住む町に少し行った大きな街で俺たちはデートを重ねた。  
 遊園地、動物園、映画、テニス、プール………。  
 そして何度か俺たちは体を重ねた。  
 
 ここしばらく弥生ちゃんに会えなかった。  
 高校最後の大会を控え、弥生ちゃんはテニス部の練習に励んでいたのだ。  
 その大会も終わり、弥生ちゃんは部活を引退した。  
 そして俺の通う大学を目指し、勉強に精を出していた。  
 今日はそんな中の息抜きでもあった。  
 
 久し振りに弥生ちゃんを抱く。そのことは電話で話し合っていた。  
 俺たちはホテルに向かった。  
 
 部屋に入るなり、  
「先輩の赤ちゃんが産みたいです」  
 改まった感じで弥生ちゃんが切り出した。  
「え? それって……」  
 とっさに返事が出来ず、言葉を濁す俺。  
「あ、今すぐってわけじゃありませんよ、将来ってことです」  
「………」  
「……ごめんなさい、重過ぎましたね。忘れてください!」  
 弥生ちゃんはあわてた様子で顔の前で手を振った。  
「なぁ弥生ちゃん、あと3年待ってもらえる?」  
「え?」  
 今度は弥生ちゃんの動きが止まった。  
「俺が卒業したら、『早川』になってくれる?」  
「……え…あの……」  
 弥生ちゃんは困惑の表情のまま固まっている。  
「結婚……しようね」  
「せ、先輩!」  
 相好を崩すと俺の胸に飛び込んできた。  
 弥生ちゃんに押されるように壁に背をつける。  
「先輩、好きぃ! 大好きですぅ!」  
 そのまま唇が重なった。  
 
 抱きしめると折れてしまいそうなほど華奢だった弥生ちゃん。  
 だが今は女性らしい丸みを帯び、肉感的な姿態に俺の中のオスが昂ぶる。  
 
 キスをしながらお互いの服を脱がしていく。  
 時折下半身に手を伸ばし、軽く性感を煽る。  
 ズボンの上から勃起を撫でさする弥生ちゃん。俺は下着の上から湿った溝で指をうごめかす。  
「ぃゃぁ……」  
 身もだえして俺の手から逃れ、手をつなぐとまた唇が合わさる。  
「先輩、あせらないでくださいぃ…」  
「だって、弥生ちゃんとずっとこうしたくて、俺オナニーも我慢してたんだよ」  
「そ、そんなこと言われても困りますぅ!」  
 目元を赤く染め、弥生ちゃんがうつむいた。  
「だから、今日はいっぱいしよ。……ね?」  
「……はい」  
 何度も交わるうち、弥生ちゃんは「オンナ」の歓びを知っていった。  
 今では積極的に快楽を享受している。そうしたのは俺だ。俺はそれが嬉しかった。  
 
 ついには俺たちは下着一枚を身に付けただけの姿となった。  
「先輩……」  
「最初はどうして欲しい?」  
「先輩はどうしたいですか?」  
「弥生ちゃんのイクところが見たい」  
「そ、そんな! 恥ずかしいですぅ……」  
「ダメ?」  
「で、でも……先輩のそれ、苦しそうですよ」  
 下着を突っ張らせてたぎる欲棒を見ながら弥生ちゃんが言う。  
「弥生ちゃんはこれをどうしたい?」  
「………です」  
「聞こえないよ。何?」  
「精液いっぱい出してあげたいです」  
 そう言って俺のトランクスを下ろした。  
 
 そのままフェラチオが始まった。  
ぴちゅ、くちゅ…はむ……あむ、じゅる……ちゅっ…んむ、んぐ………  
 淫猥な音を立てて弥生ちゃんがほおばる。  
 ひざまずいた弥生ちゃんの髪をなでながら俺は快楽に浸っていた。  
 袋を捧げ持ち、鼠蹊部をなめ、玉を口の中で転がす弥生ちゃん。  
 一通りの奉仕が終わると、弥生ちゃんは顔を上げ、  
「先輩、ベッド行きましょ。もっとじっくりしてあげますね」  
 そう言って淫らに笑った。  
 
 ベッドに移動する。  
「お口でするの、最初はいやだったんですけど、先輩にしてあげるのは好きです」  
 そう言うとむしゃぶりついてきた。  
 弥生ちゃんは俺のモノを咥えたまま頭を上下する。  
 そうして唇を使ってしごきたてている間に自分の下着を脱いでしまった。  
「や、弥生ちゃん…それズルイよ……」  
 きょとんとした目で俺を見る。  
「俺が弥生ちゃん脱がしたかった!」  
 怒った振りをして、ちょっとだけ語気を強めて抗議する。  
「また穿きますか?」  
「いや、脱いだまんまでいい……」  
 穿かれては困る。そう思い元気なく答える俺。  
「ふふふ、先輩いやらし〜い」  
 笑ってそう言うと、続けて  
「そんなにえっちな先輩には罰をあげます」  
 とペースを上げて肉棒を刺激しだした。  
 
「弥生ちゃん、弥生ちゃんのも舐めたい」  
「だめです。えっちな先輩の言うことは聞いてあげません!」  
 そして絶妙な力加減で俺の性感帯が刺激される。  
「弥生ちゃん……うっ!」  
 俺の口から快楽のうめきが漏れた。  
 
「だめですよ。まだイカせてあげませんからね」  
 俺の剛直から口を離すと弥生ちゃんは非情に告げた。  
 くりっとした大きな目で俺を見ると、そのまま頭を下げる。  
 弥生ちゃんは俺の目を見ながら尖らせた舌先で裏筋をぺろぺろとリズミカルに舐めた。  
 顔を傾けて横咥えすると、唇で竿をはさんでしごきたてる。  
 局部だけでなく、太ももの内側にも舌を走らせる。  
 指に陰毛を巻きつけると、決して痛くない程度の力で引っ張ったりもする。  
 ……いつ発射してもおかしくない快楽が俺を襲う。  
 中でも亀頭を口腔に含み、強い力で吸引されたときは暴発しそうになってしまった。  
 だが弥生ちゃんは俺の状態がわかるのか、射精だけはさせてくれなかった。  
「弥生ちゃん……もうダメだよ……出したい……」  
 苦しい息でそれを伝える。  
 だが弥生ちゃんは指の腹で尿道口を摩擦したまま  
「だめです……まだ舐めてたいぃ……」  
 そう言って再び屹立を飲み込んでいった。  
 
 何度も何度もじらされ、勃起はしびれたようになっていた。  
「はぁ、はぁ、うっ、はぁ……」  
 俺は弥生ちゃんの頭に手を置き、さらさらした髪を指に感じながら身悶えていた。  
 このままでは精神的におかしくなる。そう覚悟したときだった。  
「待たせてごめんなさい。先輩、イカせてあげますね」  
 天使にも似た弥生ちゃんの声が響いた。  
「弥生ちゃん、いいの? イッてもいいの?」  
 情けないほどの声を出し、俺は快楽に身をゆだねた。  
 次の瞬間、官能の堤防が決壊した。  
「ぐっっっ!!」  
どびゅっ! びゅくっ! ずびゅびゅっ! どぷっ! どびゅぅぅ!………  
 背すじを電流が走った。頭に真っ白な光がひらめく。  
 俺は弥生ちゃんの口の中に濃いオスのエキスを大量にぶちまけて果てた。  
 
「はぁはぁはぁ……」  
 放出からかなりの時間が経った。だが息はまだ整わない。  
 その間も弥生ちゃんは萎えた一物から口を離さなかった。  
 
 さらにしばらくして、  
「先輩、溜まってたんですか? すごくいっぱい出ましたよ」  
 ようやく口を離したのか、弥生ちゃんの声がした。  
「はぁはあ…え?」  
「一回じゃ飲みきれませんでした。出しすぎですよ、先輩」  
「や、弥生ちゃん飲んじゃったの?」  
「はい……おいしかったですよ」  
「そんなことしなくてもいいのに……」  
「うふふふ。先輩、大好きです!」  
 そう言って俺の近くに這いより、キスをしようとして弥生ちゃんは動きを止めた。  
「あ!」  
「な、何?」  
「先輩いやでしょ? うがいしてきますね」  
 俺はベッドから降りようとした弥生ちゃんの腕をつかむと、そのまま口づけた。  
「んぐっ」  
 目を白黒させて弥生ちゃんが身体を突っ張らせる。  
 それに構わず、俺は弥生ちゃんの口内を舐めまわした。  
 
 キスが終わる。二人の唇に銀の糸がかかった。  
「先輩ぃ、いいんですかぁ?」  
「何が?」  
「だって先輩、自分で出したものを……」  
「それを弥生ちゃんは飲んでくれたろ?」  
「え……だって、先輩のこと好きだから……」  
 それをさえぎり、俺はもう一度キスをした。  
 
「今度は俺の番だよ」  
 そう言って身を起こし、弥生ちゃんの股間に移動しようとする。  
 それを弥生ちゃんが止めた。  
「あ、待ってください!」  
「待たない」  
「ち、違うんです。……その…手で…してください」  
「え?」  
「先輩の顔を見ながら感じたいんです!」  
「え?」  
「ダメ…ですか?」  
 俺は弥生ちゃんの女の部分を口で味わいたかった。  
 だが弥生ちゃんはそれを望んでいない?  
「口でされるのはイヤ?」  
「あ…いやってことじゃないんです。でも先輩にずっと会えなかったから顔が見たい……」  
「うん。わかった。俺も弥生ちゃんの顔が見たいからね」  
「……ありがとうございます」  
 
 俺は弥生ちゃんと一緒に横になると左手で肩を抱き、右手を胸に這わせた。  
 まだ芯に固さの残る若い乳房をゆっくりと揉む。  
 見つめあう。額をつけたまま愛をささやく。そのまま唇を重ねる。  
 軽く口付けてから耳たぶを唇ではさんだ。そのまま首筋を舌先でなぞる。  
「んっ、ぁ、ン……」  
 弥生ちゃんの口から淫らな声が漏れた。  
 俺は右手を滑らせ、おへその周りに円を描くように動かす。  
 弥生ちゃんがのけぞる。その隙にあごの下にキスをする。  
「ひゃんっ!」  
 慣れない感触に弥生ちゃんがブルブル震える。  
 手をさらに下へ向かわせると指先に恥毛が触れた。指に絡めてまさぐる。  
「あふぅ…あぁん」  
 かわいらしい声を出して弥生ちゃんがよがる。  
 俺はその声をふさぐように唇を合わせると、濡れた秘唇に指をもぐりこませていった。  
 
 そこはすでに充分にぬめっていた。  
 最初にお互いの服を脱がせながら触ったときはこれほど濡れてはいなかった。  
(弥生ちゃんは俺を口でイカせながら興奮していたんだ!)  
「弥生ちゃん、どうしてこんなに濡れてるの?」  
 その瞬間、弥生ちゃんの頬が染まった。  
「いま触ったばっかりなのに、もうこんなになってるよ?」  
「いやぁ……」  
 いやいやするように首を振る。  
 俺はねばつく液体を指先に絡め、それを弥生ちゃんの顔の前に持っていった。  
 そして指を開いたり閉じたりして粘度を確認させる。  
「ほら、見てごらん?」  
 弥生ちゃんはこれ以上ないほど紅潮した。  
「弥生ちゃんってこんなにえっちだったっけ?」  
 わざと意地悪く言う。  
「先輩ぃぃ……」  
 泣きそうな顔で俺から目を背ける弥生ちゃんに、  
「俺の顔を見ながら感じるんでしょ?」  
 そう言って再び股間に手を持っていき、肉の襞をつまんだ。  
「いやぁぁぁ……」  
 弥生ちゃんの声に合わせ、指先に熱い液体が分泌したのを俺は感じた。  
 
 その媚態に興奮があおられた俺は弥生ちゃんを攻めた。  
 恥かしがり屋だが感じやすい弥生ちゃんは必死に声を押し殺している。  
 その表情がかわいい。  
 だが俺は攻めて声を出させようとする。  
 必死に耐える弥生ちゃんだが、少しずつ  
「あっ、んっ…あん……」  
 と小さな声が漏れてくる。  
「弥生ちゃんのエッチな声、いっぱい聞かせて」  
 クリに当てた指を振動させながら耳元でささやく。  
「いや…恥ずかしいです……ぁんっ! うん、ぁあ!」  
 弥生ちゃんが快感に耐えきれなくて声を出し始める。  
 俺は膣に中指を差し込むと上側のコリコリしたひだを撫でた。  
 同時に親指でクリを潰すような感じで強く揉む。  
「ひゃう! せ、先輩……イ…イキそうです」  
「いいよ、イッてごらん……見ててあげるよ」  
「いや、いや……だめ、見ちゃだめ!」  
「弥生ちゃんかわいいよ。大好きだよ弥生ちゃん」  
 キスをし、耳元で愛をささやき、股間に当てた手を激しく動かす。  
「もうだめ…イッちゃう、イッちゃう! ごめんなさい先輩! ごめんなさい!」  
 次の瞬間、弥生ちゃんの目がきつくつぶられ体中が突っ張った。  
「っっっ!」  
 声にならない声を上げ、弥生ちゃんの体がガクガクと痙攣する。  
 ……そして静かに力が抜けた。  
 
「イッちゃったね」  
 俺は笑いながら弥生ちゃんの顔を覗き込んだ。  
「ぃゃ…」  
 恥ずかしそうに小さな声を出し、弥生ちゃんが横を向いた。  
「とってもかわいかったよ」  
「恥ずかしいです……」  
「弥生ちゃんのエッチな姿、俺にだけ見せてくれてありがとう」  
「先輩、そんなこと言わないでくださぁい……」  
 恥ずかしそうな真っ赤な顔で頬をふくらませて抗議する弥生ちゃん。……か、かわいい!  
 
「ねぇ弥生ちゃん、さっきはどうして謝ってたの?」  
 俺は先ほどの行為中に気になったことを聞いてみた。  
「え?」  
「イクとき『ごめんなさい』って言ったでしょ? 俺、何か悪いことした?」  
「せ、先輩はなんにも悪いことなんかしてません!」  
「?」  
「……あのぉ……先輩と一緒にイキたかったのに…私だけ……」  
 小さな声。  
「…そんなの気にしなくていいよ。俺だって弥生ちゃんのお口で一人でイッちゃったし」  
「でも……」  
「弥生ちゃんがイクところ見たいって言ったの俺だよ? 見られて嬉しかったよ」  
「あ、それに…指じゃなくてぇ……先輩の……おちんちんでイカせてほしかったですぅ!」  
「弥生ちゃん……」  
「やだっ! 恥ずかしいぃ〜〜〜」  
 そう言うと弥生ちゃんは枕に顔を伏せてしまった。  
 俺は弥生ちゃんの髪に口付けて  
「じゃあ今度は一緒にイこうね。俺も弥生ちゃんの中でイクからね」  
 そうささやいた。  
「……はい」  
 枕から顔を上げた弥生ちゃんがそう言って微笑んだ。  
 
「ねぇ、今度は俺がイキたい」  
「あ、はい」  
 弥生ちゃんが力をみなぎらせた俺の股間を見てうなずいた。  
「また…口でしますか?」  
「ううん、入れたい。いい?」  
「いいですよ」  
 
 体勢を入れ替え、弥生ちゃんの足の間に移る。  
「今日は着ける?」  
「う〜ん……お願いします」  
「いいよ」  
 枕元のコンドームを取る。  
「あっ! 待ってください!」  
「?」  
「私が着けてあげます」  
 そう言って袋から取り出すと、弥生ちゃんがクルクルと装着してくれた。  
 
「じゃあ行くね」  
「はい」  
 弥生ちゃんの充血して肥大した陰唇の間で肉茎を何度か上下する。  
 そうしてからゆっくりと膣の中に沈めていった  
「んんっ!」  
 切なげな息をついて弥生ちゃんの体が震える。  
「はぁぁ……」  
 奥まで入れ俺も息をつく。……俺たちは一つになった。  
 
 そのまましばらく動かずに膣の締め付けを堪能する。  
 ただ入れただけなのに、根元から先端に向かって肉襞が収縮するのが感じられる。  
「はぁ…はぁ…」  
 頬を上気させた弥生ちゃんが何か訴えたげな目で俺を見た。  
「うん」  
 返事の代わりにうなずくと、ゆっくりと引き抜く。  
 抜ける寸前まで戻すと、また同じぐらいの速度で沈み込ませる。  
「ぅんっ!」  
 俺のこわばりに肉穴が押し広げられ、弥生ちゃんがうめく。  
 一番奥まで差し入れ、そこで腰を左右に振って感触を楽しんだ。  
 恥毛がこすれ合う。潤んだ目で俺を見、弥生ちゃんが  
「先輩……大好きぃ……」  
 やるせなさそうな声でつぶやいた。  
 
 またゆっくりと膣道を戻る。  
 今度は途中で止め、そこで何度か小刻みに前後させた。  
「はぁ、はぁ、んっ、ン!」  
 弥生ちゃんの呼吸が気ぜわしくなる。  
 もう一度根元までねじ込み、奥のほうをゆっくり「の」の字を書くようにかき回す。  
 そうしながら不意に肉棒をクッと抜く。  
「あんッ」  
 声とともに、「?」という顔で弥生ちゃんが俺を見る。  
 俺は弥生ちゃんの目を見て微笑みかけると、いきなり、今度はグッと一気に奥まで突き刺す。  
「あぁーんっ!!」  
 膣に深くぶち込まれ弥生ちゃんが声を上げた。  
「先…輩……それ、すごい…です…」  
 絶え絶えの息の弥生ちゃんを見下ろし、俺は再び奥に固定したまま腰をひねった。  
「はぅっ! いやぁ…ンっ……ぁん…先輩ぃ…」  
 微妙な回転運動が快感を与えるのか、目元を染め弥生ちゃんはあえいだ。  
「だめっ……あっ、やぁっ…んッ……先輩っ先輩ぃっ!」  
「いやなの? 抜く?」  
 わざと意地悪く聞く。  
「いやぁ…抜いちゃいやぁ!」  
 そう言って弥生ちゃんがしがみついてきた。  
 
 弥生ちゃんの淫らな声音に俺の興奮も最大限にあおられる。  
 思わず腰が激しく前後する。  
「あんっあんっあんっ!」  
 短い間隔で、切羽詰まった嬌声を上げる弥生ちゃん。  
 イクのか?  
 だが俺も我慢できそうにない。  
「弥生ちゃん……俺、イキそう」  
「ぁイク…私も…イッちゃう、イッちゃうぅ……」  
「一緒に、一緒にイこうね……一緒にイこうね弥生ちゃん!」  
「先輩、先輩! イク! イッちゃうぅ〜〜〜!」  
 その瞬間、弥生ちゃんの膣がビクビクと痙攣し俺の欲棒をきつく絞った。  
「うっっっ!」  
びゅびゅっ! ずびゅっ! どびゅぅ! びゅくっ! どぴゅぅっ!………  
 溜まりに溜まった精液が何度も発射される。  
 先ほど弥生ちゃんの口内にしぶかせたとは思えないほどの大量の射精。  
「あぁぁぁぁぁ!」  
 思わずうなり声を出してしまうほど強烈な快感と共に俺は白濁を発射しつづけた……  
 
 
 俺たちは行為後の甘く気だるい感覚に包まれていた。  
 性の満足を得、充実した気持ちで過ごす二人だけの時間。幸せだった。  
「先輩……とってもよかったです」  
 愛の営みの処理を終えて抱き合っていると、弥生ちゃんが恥ずかしそうに言った。  
「俺もだよ。弥生ちゃんの中、すっごくよかった……」  
「! ……恥ずかしいですぅ!」  
 頬をふくらませて抗議する。  
「あはははは」  
「うふふふ」  
 ひとしきり笑ったあと、俺たちは何度目かのキスをした。  
 そうしながら、俺は弥生ちゃんの笑顔を独り占めできる幸福をかみしめていた。  
 
 

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