若いということは素晴らしいもので。  
「・・・すごいです。なんだかさっきよりも大きくなってる気がします。とミサカは正直驚きを隠せません」  
先程の、無念の射精から後、ずっとペニスを挿入したまんまだった上条当麻だったが、  
「そりゃそうですよ、ひめ。ここにいるのは、さっきまでの『上条当麻』とは違います。いわば『上条当麻2』!!  
 もう、早い、などとは言わせませんぜ!!」  
などと、概ね回復した模様。奇天烈な台詞回しが。  
(気合を入れていきまっしょう、それでいて慎重に!)  
上条当麻は再度自分の心に渇を入れ、胸の下にいる少女、御坂妹を見る。心なしか青白く見える。  
苦痛を我慢しているのだろう。その表情を見るたびに、上条当麻の心にも苦痛が与えられる。  
つまり、彼女が真に気持ちよくならない限り、上条当間もまた真に満足しない。  
(セックスは心の結びつきが大切なんだ、ってのは、本当だったんだなぁ。ダミー・オスカー読んでてよかった・・・)  
落ち込んだ精神を追い払った上条当麻、次は状況を確認。  
まずは、ゆっくりとペニスを動かしてみる。  
ずにゅ・・・・・・ずぶ・・・  
「・・・んっ・・・」  
当然御坂妹も反応する。まだ表情には苦痛が残っているのだが、声には艶が含まれている。  
痛みをコントロールできるという言葉を信じるのならば、少しずつだが感じ始めているのだろう。  
そして、挿入したばかりの頃に比べると、緊張による硬さがなくなってきた。  
上条当麻を受け入れている膣も、処女の緊張による硬い締め付けから、  
柔らかく膣内壁が蠢き、弾性に富んだ締め付けへと変化しているように思われた。  
締め付けと蠢動に加えて、もう一つの強力な武器、電気。  
ペニス全体を這い回る痛痒感のような、弱い電気を感じられる。  
落ち着いて感じてみれば、これも男に快感を与えるものだとわかる。  
ふと思い当たることがあり、彼女にキスをする。  
上条当麻が舌を差し込むが、硬く食いしばられた歯に阻まれてしまう。  
それはそれで楽しむことにした彼は、舌で歯茎をなぞり、唇を舐っていく。  
そのむず痒さにたまらなくなったのか、ようやく彼女も応えて舌を差し出してくれた。  
(・・・・・・やっぱり、そういうことか・・・・・)  
上条当麻が思い至った通り、御坂妹の舌からも弱い電気が流れている。  
舌を絡めるディープキスなど今日が始めての上条当麻が、それに気付くのが遅れたのも無理からぬ話で。  
(そうすると、この子のあそこを舐ったときに感じた味も、電気味?が混ざってたんだろうなぁ)  
その刺激を楽しみつつ、御坂妹の口の中でお互いの舌を絡める。  
すると今度は御坂妹も上条当麻の唾液を求めて、自分の舌を相手の口に侵入させる。  
ぬめぬめと動き回る彼女の舌が彼の舌に絡まり、舌の表面を大胆にぞろりと舐め擦る。  
あまりの気持ちよさに、上条当麻は一瞬だけされるがままに身を任せてしまった。  
しかし、そこから彼が攻勢に転じたのは、彼女をリードしていこうという決意からではなく、純粋な欲望からである。  
この舌の弾力が味わいたい、この舌のエキスを吸い取りたい。  
唇を押し付けてくる彼女を迎え撃ちながら、自分の欲望に忠実に、舌をバキュームしてやる。ちゅうう、と吸い付いてやると、  
「んんんんん!!」  
と呻きながらも懸命に唇を押し付けてくる。彼女もまた、激しく舌を吸われるなどという初めての刺激に戸惑っている。  
「ぷは!・・・・・・・はぁ・・・・」  
上条当麻が舌を開放してやると、舌は引っ込めはしたものの口を大きく開けたまま呼吸していた。  
 
「舌、吸われて気持ちよかった?」  
少し前までの精神的な落ち込みはどこへ行ったのやら、すっかり<意地悪モード(いじめっこ)>が復活している。  
「もう、もう、知りません!・・・とミサカは、頭がどーにか、ぼんやりとして、もう・・・」  
彼女の顔が真っ赤なのは酸欠から来るものだけではないだろう。  
「で、キスの間、痛かった?」  
そういって腰を動かしてやる。  
「うくっ!・・・そ、そういえば、・・・気持ち、よかったです、と、ミサカは、  
不思議に思いながらも、先ほどの感覚を反芻してみま・・・す」  
自分で言っておきながら、やはり恥ずかしいらしい。キスの浮遊感に気を取られている間、  
痛みを我慢する行為も、その痛みすらも忘れて没頭していたようだ。  
「んじゃあ、ずっとキスしながら、セックスしようか」  
笑顔で言う。  
少年の笑顔でそういわれると、御坂妹はどう反応していいものか、迷う。恥ずかしい質問だ。  
しかし迷いそのものよりも、  
その笑顔に、  
しばし見とれて、  
思考が止まってしまった。  
「・・・・・・えーと、そんなに呆れるほど変な事言いましたでしょうか、ワタクシ・・・・・・」  
彼女の無反応に、上条当麻のニブい部分がついそんなコメントをしてしまう。  
焦点のずれたセリフにようやく御坂の意識が戻った。  
戻ったはいいが、テンパってるのは変わらない。  
慌てて、  
「いっ、いえ、いいえっ、そんなこと、そんな恥ずかしいこと、してほしいです!  
とミサカは、って、あれ、何を言ってるんでしょうか!」  
とか、先程の問いに答えてくれた。  
かわいい。  
すげーかわいい。  
御坂妹すげーかわいいよ。  
上条当麻のアタマの中、ココロの中、あと、相棒のオットセイの中、  
その全てが『御坂妹かわいい』の気持ちで満たされる。  
真っ赤になって狼狽する御坂妹を見ていると、『御坂妹かわいい』しか考えることができなくなってしまった。  
もう、そうなると先ほどの『キスしながらセックス』を有言実行。早速唇にむしゃぶりつく。  
(そうだ、さっきまでの自分、『上条当麻1』は、とにかく余裕がなかった。  
前戯にしても、ただオッパイに吸い付くだけの、単調なことしかしてやれなかった。それじゃあ駄目なんだ・・・)  
さすが『上条当麻2』といったところか。心に余裕を取り戻し、  
相手をいとおしむ気持ちが体中に行き渡ると、考えることもまた変わってくる。  
突っ張った左手だけで自分の上体を支え、右手は彼女の頬にあてがう。  
汗で少し湿っている頬の感触を掌で楽しみ、そのまま流れて髪を撫でる。  
「んん・・・・・んむっ・・・・・・」  
 
キスの刺激とはまた違った優しく新しい刺激に、とまどうように反応する。  
そういう初々しさがまた可愛い。  
(最初っから積極的で、俺は押されっぱなしだったから忘れてたけど、この子たちもこういう刺激は初めてなんだ。  
・・・いや、他人と肌を触れ合うっつーコミュニケーションってのが、初めてなのかもな)  
髪を梳くように撫でながら、ゆっくりと腰を引き、ゆっくりと押し込む。  
「ん!」  
相変わらず子宮口を突くとビリビリと痺れる。しかしその痺れですらリズムとして取り込んでいけば、  
すべての刺激が渾然一体となった極上の名器へと変わる。  
腰を引いて、押し込む、引いて、押し込む。その動きに、御坂妹の体はひくひくと反応し、震える。  
その震えは、すでに痛みによるものではないように思えた。御坂妹をキスから開放してやる。  
「まだ痛い?」  
「・・・・は・・・・あはぁ・・・・・・」  
返事らしい返事が返ってこない。トんでいる。トロけてる。  
この状態で、2,3度、少し強い目にピストンしてやる。  
ずにゅーーーーーっ、ずにゅーーーーーーっ!!  
「んはっ!ううひゃうっ!!!」  
体をびくびくと反らして嬌声をあげる。  
御坂妹の表情に、もう痛みは窺えない。  
「きもちいい?」  
「・・・・ぁぅ、・・・・」  
言葉での返答はなかったものの、こくり、と小さく首が縦に振られた。  
そして再びキスを再開。身長差があるので、少し背を曲げるようにしてやらないとキスと挿入が両立できない。  
「んん、ふむぅ・・・・・・・・ん」  
背を曲げているから、丁度お互いの下腹部の間は密着出来ずに、空間が出来る。  
なんだかそれが寂しくて、その隙間を埋めるように右手を隙間に差し込む。  
「ん!んんん!!!んんんんんんんっっ!!!」  
腹部を擽られてこそばゆさに身をよじらせる御坂妹。逃がさないように、彼女の舌を吸って捕まえる。  
指をさらに下におろすと、二人の接合部に触れた。  
「んんっ!!んんんんんっっっ!!」  
指でそのあたりをなぞると、ぬるぬるとした感触。少し馴染みのある感触も混ざっている。  
さっき出した精液があふれ出して、彼女の愛液とブレンドされているのだろう。  
指にその液体を絡め、ぬるぬるとなぞりながら彼女のクリトリスを探してみる。  
「ぷはっ、ひゃっ、ひゃめっ!!」  
舌の拘束を逃れて声を上げたが、まだ舌が痺れているようで言葉にならない。  
上条当麻の指先に、小さな粒のような感触。これかな?と確かめるように、その粒を指の腹でなぞってやる。  
「ひゃあああっっ!!!・・・・・・ひょ、ひょこはっ!!」  
びくびくと身体を震わせて大きな声を上げる。  
「ここ、すげー敏感だな」  
「ひょこは、ひゅよくひないれ・・・」  
「なにいってんのかわかんねーって。もっとやって欲しいのか?」  
だいたい言葉は伝わっているのだが、そこはひねくれて。  
少し強めに、その粒を押してやる。  
「ひっ!!ひぃっ!!!ひゃああああううっ!!!ひゃああああああああああああっっ!!!」  
「ご好評のようなので、このまま続けさせていただきます」  
指で粒を弄りながら、腰を動かせてピストンも再開。  
さっきの愛撫のように、単調にならないように、そしてやりすぎないようにバランスを取りながら、彼女にじっくりと快感を送り込んでいく。  
もちろん、上条当麻が全て優位に進めているわけではない。  
彼女の膣内のひだがぬめぬめと絡みつき、きゅうきゅうと締め付け、びりびりと痺れがペニス全体を包む。  
彼女のあられのない姿や喘ぎ声が、眼や耳から入って脳をとろけさせる。  
御坂妹から上条当麻に与えられる刺激もますます強くなってきているので、少しでも気を緩めれば射精してしまうだろう。  
ここが我慢のしどころだ。  
 
「うあああああああああっっ!あっ!あっ!ああああっ!!も、みひゃかは!みひゃかは、ら、らめぇ!!!」  
そして、御坂妹の感じ方に、なにやら兆しのようなものを感じた上条当麻は、ここからが追い込みどころだと決意した。  
クリトリスから指を離して、両手で彼女を抱きしめる。そして腰の動きに集中して、激しいピストンを開始する。  
「らめらめらめらめぇっっっ!!!ひゃ、あああああああああああああああああああああああああっっっ!!!!」  
御坂妹はすぐに達する、それは確信となった。あとは、彼女を高め、自分も高め、全てを解放するために激しく駆け抜ける。  
「く、おれ、いくよ、おまえの膣内(なか)に、いっぱい出すよ」  
「あああっ!!!!わ、わらひも、ひろく、まっひろに、まっひろになりっんあああああああっ!!」  
お互いが相手を抱きしめる腕に力が入り、ぎゅうっとしがみつく。  
上条当麻は、御坂妹の儚さに、抱きしめずには、いられなかった。  
御坂妹は、上条当麻の力強さに、抱きしめずには、いられなかった。  
抱きしめて、一つに溶けてしまいたい、と願った。  
そして、限界が来た。二人同時に。  
「うおおおおおおおおおっっっ!!!」  
「ああああああああああっっっ!!!」  
どくっ!!!!どくっ!!!  
「「っっっっっっっ!!!!!!!」」  
どくっ!!どくっ!!!  
上条当麻は射精し、御坂妹も絶頂の光の中に包まれた。  
どくっ!!!どくっ!!  
二人は、お互いを強く抱きしめたまま、  
どくっ!!どくっ!!  
幸せな快楽の余韻に浸っていた。  
 
・  
・  
・  
・  
・  
・  
 
お互いの呼吸を整え、キスをして舌を絡めてお互いの唾液で相手の喉を潤す。  
上条当麻は、彼女をいかせたという達成感に、最高の気分を味わっていた。  
御坂妹は、彼が喜んでくれたという幸福感に、最高の気分を味わっていた。  
同時にいけたこと、それがとても嬉しかった。  
「・・・とにかく、なにがなにやら、わかりませんでした、とミサカは、  
自分の身に起こった性的な反応のことを説明しようとしますが、上手く伝えられません」  
「いや、つうか論理的にとか化学反応的にとかで説明されても困るから、説明は不用です。・・・気持ちよかった?」  
「・・・はい、とミサカは、はっきりと答えます」  
「それなら上等」  
ちゅ、  
小さくキスをした。  
 
絶頂から戻って呼吸も落ち着いてきた二人は、それでもまだ繋がったままでいた。  
セックスの最中は全然気にしてる余裕はなかったが、今はビシビシと感じる。  
11人の御坂妹達の視線。  
熱い、淫らな期待に染まった、11人の少女達の視線。  
これから次々と彼女らを抱いていく。  
男としての自信はすっかり取り戻せたし、体力、精力もまだまだ充分あるように感じる。  
でも、だからといって、  
自分の腕の中にいる、たった今自分と結ばれた少女との心地よい抱擁をすぐに終わらせる気にはなれなかった。  
 
ここで上条当麻はひとつの<過ち>を犯した。  
 
「さっきお前が食べさせてくれたソーメン、うまかったぜ」  
絶頂を迎えて、自分の胸の下で喘ぐ少女に、ココロがくすぐられた上でのピロートーク。  
リベンジ戦とはいえ、先ほどまでは処女だった女の子を絶頂に導くことができた。  
その達成感に、口が軽くなってしまったのかもしれない。  
上条当麻のその言葉を聞き、絶頂の余韻に浸っていた彼女は、驚きに目を見開いた。  
「・・・え、なに、俺、なんかマズいこと言った?」  
急な反応に彼は戸惑う。目の前の御坂妹は、今まで自分が見てきた御坂妹とは違う表情をしている。  
彼女はがたがたと震えだし、顔をくしゃくしゃにして涙をこぼし始めた。  
「・・・・・・わ、わた、わたしが、わかったん・・・ですか?・・・・・・と、ミ、ミサ、カは、・・・!」  
嬉し泣き。  
自分に、これほどの幸福が与えられてもいいのだろうか。  
その御坂妹は、言葉を紡ぐこともできずに、上条当麻に抱きついた。  
それでも、散々泣きながらも、この嬉しさを彼に伝えたい、感謝したい、と嗚咽をこらえる。  
「・・・・・・みんなと、混ざった後でも、私のことを、見分けてくれた・・・・・・12人のうちの誰か一人、  
じゃなくて、何の目印も、宣言もないのに、私を私と認めて抱いてくれたんですね・・・と、ミサカは、あなたに、・・・・・・」  
上条当麻は、何の気負いもなく、ただ感じたこと、思ったことを口にしただけだ。  
だから、今まで抱いていたのが、先ほど自分に口移しでソーメンを食べさせてくれた御坂妹であることを、  
わかった上で言葉が出た訳じゃない。  
もしかしたら何かで、たとえばキスの味に少しめんつゆの味が混ざってたとか、  
ヒントを感じ取ってそう思っただけなのかもしれない。  
しかしそれは上条当麻の思考の結果出てきた答えではない。  
この御坂妹は、今初めて、たくさんの御坂妹の中の一人ではなく、たった一人の御坂妹へと生まれ変わったのだ。  
なんとなく、正否の意識もなしに口にしてしまった言葉。  
自分のそんな言葉が、これほど彼女に大きな幸福を与えるとは、予想しなかった。  
「<シリアルナンバー(すうじ)>じゃない名前、って、持ったなかったんだよな。おまえのこと、これからなんて呼んだらいい?」  
「・・・・・・・なんでも、・・・・・・・あなたが呼んでくれるなら、どんな名前でも、良いです、と、ミサカは答えます」  
照れる、っつーか恥ずかしい。こんなにストレートに幸せそうな御坂妹を見ていると、マジメに答えるのが痒くなって、つい戯けてしまう。  
「んじゃ、・・・ソーメンを口移しで食べさせてくれたから、『ソーメン口移し御坂妹(そーめんくちうつしみさかいもうと)』ってのでどうだ?  
って、そのまんまじゃねーか!!・・・・・・ごめん、真面目に考えます」  
「いいですよ、それで、と御坂は肯定します」  
ようやく涙も収まり、しゃべり方も戻ってきた。  
「へ!?いや、だっておまえ、」  
こういうのはもうちょっとキチンとした方がいい、いきなりこんなヒネりのないあだ名みたいなもので呼ばれたら気分が良くないだろう、普通。  
「わたしも、あなたに、当麻さんにソーメンを食べさせてあげられて、嬉しかったです、とミサカは素直に答えます。  
だから、わたしが当麻さんにしてあげられたことを名前にして呼んでもらえて、嬉しいです、とミサカは正直に答えます」  
なんか、そこまで言われたら、それでいいようにも思えてきた上条当麻。  
そういえばあの黒猫の名前も『いぬ』とか『徳川家康』とか『シュレディンガー』とか付けようとしてたしなぁ、と思い返す。  
「それに、あなたのいうまともな名前を、あと11人分考えるのって、結構大変なのでは?とミサカは気遣ってみます」  
その言葉に、一瞬ひやりと背筋が凍った。  
そして視線を感じつつ恐る恐る周りを見たとき、上条当麻は自分の踏んでしまった地雷の恐ろしさに気づいてしまった。  
 
残りの11人の御坂妹の、期待に満ちた瞳。  
自分のこともわかってくれている、そんな期待に満ちた瞳。  
それが11人の視線となって、彼に向けられる。  
 
この、『ソーメンを口移しで食べさせてくれた御坂妹』にしても、上条当麻は決して明確な根拠があってそう呼んだわけではない。  
いってみれば、つい、ものの弾みで、1/12の確率のサイコロを振ってしまったようなものだ。  
本人全く無自覚で。  
 
そう考えると、ぞっとする。  
これで、もし間違えでもしたら。  
今、自分のこの腕の中で幸せに浸っている彼女とは、全く逆の結果を生み出すことになる。  
しかも、間違えてしまった御坂妹だけではなく、『実は適当だった』と思われてしまっては、当たった御坂妹も逆に傷つくことになる。  
全員当てなければいけない。  
えーと・・・、  
とりあえず最初の1/12は成功させたとして、残り全てを成功させる確率は、  
1/11、1/10、1/9、1/8、1/7・・・・・・1/2をかけていって、0.000002505%になりますよ上条ちゃん〜、  
と、アタマの中で小学生のような女教師が丁寧に解説してくれた。  
 
0.000002505%  
一方通行と闘って勝つのと、どっちが確率高いんだろう。  
 
(ふ、不幸だ)  
 
上条当麻は、今までの人生でもっとも過酷な神経衰弱に挑まねばならなかった。  
 
 
(ギャルゲーでたまに出てくるイベントで、双子の姉妹をちゃんと見分けてあげるとフラグが立つってのがあったよなぁ。  
あんなの、メじゃないぜ、この状況は。)  
確かに、確率は極端に低い。  
しかしやらねばならない。  
逃げるわけにはいかない。  
それに、抱けばわかる、様な気がする。  
肌を合わせれば、そこから何か閃くものがあるはずだ、と信じよう。  
上条当麻は、覚悟を決めた。  
 
・  
・  
・  
・  
・  
・  
・  
 
結論からいうと、  
 
上条当麻に神が宿った。  
 
なんの神様かと問われると、  
 
・・・・・・フラグの神様?  
 
上条当麻は、次々と残る御坂妹達をさまざまな体位で犯し、絶頂に至らせた後に答え合わせをしていった。  
動きの違いや癖などが目立ってあるはずもなく、ほとんどが閃きまかせ。  
「おまえのメイド服、すげぇ似合ってた。ハタキを持ってるところも、さまになってる」  
とか、  
「俺が、ソーメン掬うのに集中できなかったのって、上流にいたお前のかわいいオッパイから目が離せなかったからだぜ?」  
とか、  
「なんかピ○チュウって、そのまんまだよな。あのエプロン、自分で選んだのか?」  
とか。  
「浴衣、似合ってたぜ、一緒に花火とか、見に行きたいよなぁ」  
とか。  
 
 
それが全部あたってしまうのが、フラグ神の降臨した上条当麻の恐ろしいところ。  
 
そうやって上条当麻は、  
12人の御坂妹達を抱き、  
12人の処女を捧げられて、  
12人の新しい名前を付けてあげた。  
 
12人の御坂妹達は、はじめて数字以外の個性を手に入れた。  
 
・  
・  
・  
・  
・  
・  
 
「お疲れさまでした、とミサカは驚愕しながらも素直にねぎらいます」  
「うおっ!!」  
最後の一人を抱いた後、背後から声をかけられて、上条当麻はビビった。  
え?まだ残ってた?この子で最後だったはずなんですけど!!  
振り返ってみれば、・・・今見るとずいぶん新鮮に見える中学の制服を着た御坂妹がいた。  
もう着替えちゃったのかと思ったが、少し様子が違う。  
「私は補給係のミサカ、つまり裏方です、とミサカは自分の役割を告げます」  
「そうなの?『今までの御坂妹など我らのなかでは全て小物、次はわたしが相手だ、覚悟するが良い』とかじゃないんだ、よかった」  
ホッとしながら答える上条当麻。  
「相変わらずあなたの言語中枢は異常ですね、とミサカは少々呆れます。  
・・・まぁとにかく、お疲れさまでした、今から夕飯を用意しますので、それまで差し入れのお茶とお菓子をどうぞ、  
とミサカは熱いお茶と夜のお菓子・うなぎパイを差し出します」  
「そ、そう、ありがとサンキュー」  
上条当麻は最後に抱いた『赤まむし御坂妹』から離れ、お茶とお菓子を受け取って一息ついた。  
 
卓袱台復活。  
13人分の湯飲みが並べられた。  
上条当麻は素っ裸のままあぐらをかいて座り、  
「あー、熱いお茶が美味い。真夏に熱いお茶が美味く感じるとは、俺も大人になっちゃったもんだ」  
そしてまたずずーっと、熱いお茶をすすって、  
「晩飯も楽しみだなぁ、なに作ってんの?」  
などと呑気にいったあと、  
「晩・・・飯?・・・・・・あ、しまった!!」  
と、ようやく気が付いた。  
 
「もう<居候(インデックス)>が帰ってくる時間じゃねーか!!ヤベェ!!」  
 
慌てて立ち上がろうとする上条当麻に、隣でうなぎパイをこりこり食べていた『ソーメン下流御坂妹』が言った。  
「ご安心ください、すでに手は打ってあります、とミサカは抜かりのないところをアピールします」  
「え?」  
「そろそろのはずですが・・・とミサカは時計を見ながら確認します」  
『ゾーキンメイド御坂妹』が部屋の時計を見上げたとき、  
♪ちゃらりーらり、ちゃらりらりら〜  
と上条当麻の携帯がなった。しかもこの音色は、担任の小萌先生。  
ぴ、と通話開始。  
『もしもし上条ちゃんですか〜。実は、さっき急にプレゼントが当選して、極上松阪牛すき焼きセットと  
名作アニメシリーズ全巻セットが届いたんですよ〜。いつの間に応募していたか心当たりがないんですけど、  
遠慮なくいただくことにしちゃいました〜。上条ちゃんも一緒にどうですか〜?』  
「・・・・・・い、いえ、遠慮します。暑いし」  
『それは残念ですね〜。あ、あと、シスターちゃんに代わりますね〜。・・・とうま、とうま!すごいよ、ウシさんだよ!!  
霜降り肉って高級な肉は始めて食べるかも!!とうまの分もちゃんと食べてあげるから、安心してね、あと、  
なんか<はいじ>とか<くらら>とかがすごいんだよ!!今日は泊まっていっちゃうかもだから、  
とうまはちゃんとおとなしく寝てるんだよ!?残してあるアイスは絶対食べちゃだめだからね!!』  
「あーはいはい、食べないから安心しろ(実はもう朝に食べた)、泊まるのはいいが先生に迷惑かけんなよー」  
ぷち。  
用意周到だな、おい。  
 
 
夕飯は、まる鍋(すっぽん鍋)だった。  
「いやぁ、うまかった、まる鍋」  
ちゃんと専門店からかっぱらってきた土鍋をコークスで熱して作られたまる鍋だから、  
スッポンのエキスが濃厚で最高に美味かった。  
もちろん締めの雑炊も平らげ、すっかり満足な上条当麻さん。  
部屋の暑さや鍋の熱さ、体温の暑さにも慣れ、むしろこれが気持ちいい。  
御坂妹たちもみな満足しているようだ。  
 
「おや、こんなところにスッポンが残っていました、とミサカは菜箸で指し示してみます」  
ソーメン上流御坂妹が、菜箸でつん、つんと上条当麻の股間にあるオットセイさんをつつく。  
「・・・・・・ええとひめ、そういうのは親父ギャグと申しまして、  
どっちかってーと私めが披露してお嬢さん方を羞恥させるのが古来からの習わしなんでございますが。  
つうかむしろスッポンと言うよりもワニガメ!!」  
綺麗な箸の持ち方をする女の子だよなぁ、と感心させられるも、その菜箸が自分のワニガメを抓んでいる、という構図が凄い。  
つうかエロイ。さっきまで鍋奉行よろしくみんなに具を取り分けていたその菜箸、その大変お行儀の悪い使い方に、大変興奮してきた。  
くに、くに、  
ペニスの竿を菜箸で抓み、器用に上下させる。  
その、痒いところに手が届かないもどかしさが、かえって刺激を高める結果となった。  
「だんだんと重くなってきました、とミサカは興味深く男性器を見守ります」  
12連戦(発射数14発)という偉業を成し遂げ、力尽きたはずのオットセイさんに、新たなる息吹が。  
海綿体に血液が集まり、どんどんと体積を増してきた。  
ええい、これが若さか。  
いや、すでにそれだけでは説明が付きません。  
人知を越えている。  
上条当麻は自分の身に起こりつつある神々の奇跡にアタマが痛くなってきた。  
ぱく。  
竿を菜箸で持ち上げ、つやつやとした光沢を取り戻した亀頭を、ソーメン上流御坂妹が口に含んだ。  
女の子が、焼いた松茸を火鉢から取りそのまま、ぱくり、と傘の部分からかぶりついた図を想像して欲しい。  
「うおう!!」  
今度は、ちゅーっと亀頭を吸いながら、菜箸で手繰るように擦りあげる。  
女の子が、頬を凹ませてソバを、ずずずっ、とすすってる図を想像して欲しい。  
(ソバ? それソバ喰ってんですかお嬢さん!!)  
人のちんちん使って形態模写せんで欲しい、上条当麻はそう思った。  
「んぷは、もう立派になりました、とミサカはワニガメというのもまんざら誇張でもないように思えてきました」  
股間から自分を見上げての、エロイ台詞。  
亀頭は解放したものの、まだ菜箸でこしこしと擦りあげるものだから、そのじれったさに我慢が出来なくなってきた。  
「ええい、こーなったらてってーてきにやってやる!俺が死んだら、海の見える丘にお墓を立てて祭ってください!!」  
がば、とソーメン上流御坂妹を押し倒す。当然彼女は抵抗しない。どころか、嬉しそうに、小さく笑っている。  
 
ふと思い当たり、周りを嬉々と取り囲む御坂妹たちの中から一人、  
「えーと、右うちわ御坂妹、コイコイ」  
と手招き。  
突然の指名に首を傾げながらも身を乗り出す(上条の右側から裸でうちわをパタパタさせていた)御坂妹。  
「最初に俺を誘ったときに、この子の上にのしかかってたの、おまえだろ?あのポーズで犯してやりたい」  
先程一巡した神経衰弱で自信を付けた上条当麻は、複数の御坂妹たちの中から一人の御坂妹を見つけだすのに、ほとんど迷わなくなった。  
もう、上条当麻が12人を最初から『なんとなく』個別認識できていたのは疑いようのない事実となってしまったようだ。  
将来このスキルをいかした職業に就こうとしたら、ヒヨコの雄雌鑑定士などは適任かもしれない。  
「わかりました!とミサカは嬉しく思いながらミサカ一六八・・・いえ、ソーメン上流御坂妹の上にのしかかります」  
二つのオマ○コが重なった、『重ね餅』のできあがり。  
あのときの誘惑ポーズで、お互いの手を性器に這わせる。  
ぱっくり。  
オマ○コをひらいた音。  
ぶち。  
上条当麻の血管が切れた音。  
「やっちゃる、おれはやっちゃるぜ!!」  
そう叫んで飛びかかる、  
上条当麻の活躍にご期待下さい。  
 
 
それでは一気に。  
(読み飛ばし可)  
 
上条当麻は上に重なった右うちわ御坂妹の陰部を指で弄りながら下になったソーメン上流御坂妹の  
オマ○コに挿入して激しく突きまくる。今度は右うちわ御坂妹に挿入しガンガン突きまくるがこれも途中で  
引き抜いて今度は下に今度は上にと交互に挿入して突きまくる。上上上下下下と順番に突きまくった後  
これで右と左があればとか思ったが物理的に無理なのでそれはあきらめそれならばと下のソーメン上流  
御坂妹につっこんだまんま腰を捻って突き上げる角度を変えて上上下下左右左右BA(AボタンBボタンが  
何に相当するのかはご想像にお任せする)と攻めまくりコ○ミコマンドを完成させた。無敵モードだか1UPだか  
は知らないがコマンド完成でソーメン上流御坂妹をいかせたあと上で切なそうにしている右うちわ御坂妹も  
これまた○ナミコマンドで攻めまくりUコンのマイクがないので御坂妹の耳元で「おまえの子宮をザーメンで  
いっぱいにしてやるよ」と囁きながら絶頂に導く。有言実行絶頂に打ち震える子宮の奥にザーメンの追加を  
注ぎ込んだ後今度はスク水御坂妹を招いてさっきのスク水をもう一度着せてプレイ再開あぐらをかいて座る  
上条当麻を椅子代わりにしてもたれかかるスク水御坂妹の体をなで回すと水着の布地越しという絶妙の  
くすぐったさもあってなかなかに具合がいいのでそのまま調子に乗って弄り回した後水着の股布の部分を  
ずらしてオマ○コを広げて挿入すると御坂妹の膣の味わい以外に入口でペニスを擦る水着の繊維の  
気持ちよさが相まってスゲー気持ちいよこれサイコーとばかりに突きまくり指で布地の上からクリトリスを  
弄ってやると強烈な刺激に彼女の声も高くなる。絶頂の海に漂うスク水御坂妹の子宮の中に新たな精液を  
プールした後すでに浴衣を着て待機していた浴衣御坂妹を呼び寄せて後ろから抱きしめ浴衣の袂に手を忍ばせて  
オッパイをもみもみと揉みながら裾を広げてオマンコを弄ってあげると恥ずかしげな声を上げて身悶えるのが  
可愛くて可愛くて可愛くて仕方がないのでそのまま壁に手を突かせて乱れた浴衣で立ちバック。後ろを振り返って  
不安と期待が混ざったいやらしい表情で見つめられるとスゲー興奮するんですけれどセンセイよーしパパ張り切っちゃうぞー  
と気合い入れて挿入したあと腰をぐっと掴んで固定しながら大きく息を吸い込んでイッキにドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドと  
激しい腰のピストンで押しまくるこれがM36(マシンガン36)だっと技の名前を叫びながらこの技を授けてくれた師匠の  
ザ・レイプマンに感謝しますみやわき先生ありがとう!!  
 
ぜーはーぜーはーと呼吸を整える。読んでる方も辛いだろうけど、書いてる方も辛い。  
 
自分の頬を平手でぴしゃりと挟んでいよっしゃあっ!!と気合いを入れ直して浴衣御坂妹の膣から  
チンポを引き抜くとどろりと膣から大量の精液がこぼれてるのを見て俺またこんなに出したのか  
スゲーなと感心していると支えを失った彼女が崩れ落ちるどうやらM36によって何度も逝かされたあげくに  
失神してしまったようなので彼女に小さなキスをして休ませてあげると今度はソーメン下流御坂妹が  
「お疲れでしょうから今度はわたしが上になりますとミサカは当麻さんを労ってみます」と言ってくれたので  
お言葉に甘えてベッドに仰向けになる。女性上位でつながった後ソーメン下流御坂妹は懸命に腰を上下に  
揺すったりグネグネと腰をひねったりして上条当麻を気持ちよくしようと尽くしてくれた「どうですか  
気持ちいいですか?とミサカは尋ねます」と前屈みになって顔を近づけて聞いてきたのでキスでそれに答えてやったあと  
今度は俺がおまえを気持ちよくする番だとばかりに下から腰を突きまくる。ぎしぎしと安物のバネを利用して  
大きなストロークで突き上げてやると今までで一番深く子宮を突くことになってビリビリの刺激も凄かったし  
あられのない声を上げて必死に首を振って身悶える彼女がエロくてエロくてエロくて仕方がなかったもんだから  
もー我慢できませんということで彼女の絶頂に合わせてたっぷりと膣内出し。中に針金でも入ってんじゃないかと  
疑ってしまうほど上条当麻のチンコは萎えないまんまで連戦連戦さて次はとベッドを降りると3つの尻が並んでいた。  
素っ裸の左うちわ御坂妹と裸エプロンのドラ御坂妹とスカートをまくったゾーキンメイド御坂妹の3人のうちまずは  
裸の左うちわ御坂妹の尻につかみかかり四つんばいの上から覆いかぶさるようにして一気に挿入っつーか  
前戯らしい前戯してなかったけど大丈夫かなと思ったら膣内は十分濡れている模様で動かすのに支障はないもんだから  
腰をぐねぐねと動かしながらオッパイをつかんでぐにぐにと揉みまくる。キスしたいと思って顔を寄せたら左うちわ御坂妹は  
快感をこらえるのに懸命で上条当麻の唇に気付いてくれないよ寂しいじゃんかと思ってたら隣のドラ御坂妹が代わりに  
キスしてくれた。そしたら左うちわ御坂妹がそれに気付いたみたいでこちらにいじけたような寂しそうなヤキモチ焼いたような  
視線を送ってくるのでしょうがねーなとキス交代して思いっきり舌を吸ってやる。キスもそこそこにだんだんヤバイ締め付けに  
なってきたんで腰の動きに集中してみると電気のビリビリ具合から絶頂が近いことがわかるスゲーよ上条当麻さん!こーなりゃ  
後はとことん追い上げるだけだとばかりにパンパンパンパンと尻に腰を打ち付けて左うちわ御坂妹を逝かせてやりそのアクメ子宮に  
精液をドップドップと流し込む。いよっしゃあ次だと隣の裸エプロンにのしかかって後ろからオッパイをもみもみと揉みながら  
「奥さんは淫乱だねぇ旦那さんに内緒でこんなことしてていいのかい?」とかっておい俺が間男かよでもそれもなんだか興奮するかもって  
思ってたら「あああなたごめんなさいいけないわたしを許してぇとミサカはノリに合わせてみます」とノリノリだったんで調子に乗って  
アクメ不倫妻の子宮にドップドップと子種を流し込む。そしたら「出来の悪いメイドのわたしにお仕置きしてくださいご主人様とミサカは  
お尻を振っておねだりします」と誘われたとあっちゃあこの上条当麻が黙っちゃいねぇのでゾーキンメイド御坂妹に交代。「ええかぁ?  
これがええのんかぁ?」とエロ親父っぽくねちっこくいじめた後で一気に挿入そのまま必殺技「∞(ヨコハチ)無限大!!」と腰の動きを  
高速で∞を描くようにぐりぐりとチンポでこね回しながらオルガスムスの海にメイドをたたき込む。彼女がいったのを確認してからもう  
我慢できないとばかりにブシュブシュとザーメンを吐き出した。ありがとうザ・レイプマンありがとうみやわき先生!!!  
 
あ、今なんか、花畑が見えたよ。川の向こうで死んだばーちゃんと犬のコロが手を振ってる。  
 
「これはわたしの任務ですとミサカは誇りを持って役目を果たします」といって赤まむし御坂妹が  
新しいドリンクを口移しで上条当麻に注入。実際これ変な薬入ってんじゃないかと聞いたらなにも答えず  
気まずそうに眼をそらされたよコンチクショー!!その勢いで赤まむし御坂妹を押し倒してダッシュダッシュ。  
ちゅーちゅーとお互いの舌を吸い合いながら赤まむしエキスを御坂妹の口から残らず吸い上げて  
そのお返しとばかりに彼女の子宮に男のエキスを大放出。これ後遺症とか無いよねと全然萎える気配のない  
オットセイさんを見ながら不安になってきたけどメイド服に着替えなおしたハタキメイド御坂妹さんが「ご主人様  
どうかわたしにもお情けをくださいとミサカはスカートを持ち上げながら懇願します」と切なそうにお願いしてきたんで  
ええいもう少しがんばれ相棒オットセイってことでハタキメイド御坂妹を抱き寄せてやる。ここで本日何度目かの  
意地悪上条さんモードが入ったよやっぱりメイドさんを犯すときは苛めてあげなくちゃねって事で彼女に盆を持たせて  
その上に水の半分はいった紙コップをおいて「俺がいいというまでその水はこぼしちゃ駄目だよ?」と英国式メイド苛めの  
作法に乗っ取って体中を弄り倒してやるとはじめは結構クールに耐えてコップの水を揺らす程度だったのが次第に大きく  
波打つほど身体が揺れ始めクリトリスを苛めだした頃には盆ごと投げ出して盛大に悶え始めたんでお仕置きじゃーとばかりに挿入。  
「あああ申し訳ありませんご主人様ぁーとミサカは必死に許しを乞いますぅ!!」ほんとノリノリだねぇおにいさん嬉しくなっちゃうよと  
ガンガン突き回して絶頂させて射精。「次は私ですよお願いしますとミサカはエプロン装着で待ちかまえています」と  
ピ○チュウエプロンの御坂妹が現れたんでようしおまえに決めたと飛びかかるとすでに受け入れ態勢が整っていたんで  
遠慮なく挿入。ええとこのまま調子に乗ってピカ○ュウ10万ボルトだっとか言ったら実際そこまでの電圧ではないものの  
本気で放電されそうなので危険なネタは封印したが当の本人はこれまた乗り気でいつもより電気多めで迎えてくれていますこれで  
ギャラは一緒なのかとか。つうか今日一日で女の子のあそこの中に電気が流れてるのが普通だと感じるようになってしまった上条当麻さん  
ですがこれホントに大丈夫?社会復帰できるのかなぁ。とにかく電気溢れる子宮に精液を放出した後いよいよいよいよ最後の一人を  
迎えたわけですよこれがまた。ブルース・リーよろしくさあ来いの挑発ポーズを取って指でコイコイしてみると最後の一人  
ソーメン口移し御坂妹が嬉しそうに飛びついて抱きしめてきたんであれノリに合わせてカンフーアクションしてくれないの?とか  
意味不明のことを思っていたけどなんか犬とか猫とかハムスターとか小動物を思わせる仕草でじゃれついてきたんでまぁべつに  
最後ぐらいは普通で良いかとそのまま押し倒す。挿入と同時にキスをしているとそういえば最初に抱いたのもこの子だったよなぁとか  
思い出してなんだかそれが遠い昔のように感じる昨今みなさんいかがお過ごしでしょうか。もうとにかく最後に残った力を全てつぎ込んで  
攻めて攻めて攻めて攻めて止めて止めて止めてとラストスパート。きっとどこかにある上条当麻さんの命のロウソクが残り少なくなって  
消える前の激しい燃焼を起こしているんだよそうなんだってかんじ。ぐにぐにと挿入したままのチンコで子宮口をこね回してやると  
のけぞって悶えるのでさあいよいよお互い最後の時が近づいてきたなって事だよ。もう後は全ての力を振り絞ってテクニックもなにもない  
ただガムシャラに突いて引いてを繰り返すが御坂妹も十分に感極まっているのでお互い手を取り合って同時に登り詰めていくだけだ。  
ようしソーメン口移し御坂妹俺の最後のザーメンを喰らえぃと叫んで射精御坂妹も絶頂もうぜってーなにも出ねーっっっ!!!!!  
 
燃えた、燃えたよ、燃え尽きて灰になっちまったよ・・・  
 
どさり、と力尽きて倒れた上条当麻は、  
自分が完全制覇した12人の少女に囲まれたまま、  
眠りについた。  
 
 
つうかおまえ、やりすぎだ。  
 
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・  
 
深夜。  
月明かりが照らす夜の町に、少女達の影があった。  
あのあと、倒れ込んだまま起きることの無かった上条当麻との添い寝を一通り楽しんだ後、  
全員が順番に最後のキスをして、その部屋を立ち去った。  
そして後のことは撤収部隊の妹達に任せ、12人の少女たちは研究所への帰路に就いていた。  
同じ顔かたちをした12人の少女が団体で歩いているところなど、本来は目立って仕方がないのだが、  
幸い今は夜で、あたりに人はいない。  
「今日の<作戦>、私たちの<計画>は、果たして成功したのでしょうか、とミサカは、  
あえてネットワークを使わずに、口頭からアナログでの会話を求めます」  
通常、御坂妹同士が口頭で言葉を喋り会話をすることはあまりない。彼女らの最大の能力<ネットワーク>により、  
現在生き延びた1万弱の御坂妹たちは脳の情報を共有できる。だから質問と回答を口頭の会話で行うことに意味はなく、  
会話に第三者の介入を必要とする場合以外すべては<ネットワーク>で事足りる。  
今、彼女が彼女たち同士の会話に音声発音を用いるのは、通常あり得ないことであった。  
「私たちの肉体に排卵剤を投与した際の妊娠確率は72.6%でしたが、今の私たちにそんな確率は関係ないですね、  
とミサカはお腹に手を当てながら考えてみます」  
彼女は音声発音での会話に応じた。なぜかそうすることが自然なことのように思えた。  
「『あの人』の精子なら、間違いなく私たち全員妊娠しているでしょう、とミサカは、『あの人』とのセックスを反芻しながら確信します」  
彼女たちの<計画>、それは、『自分たちの子宮に、上条当麻の子を宿すこと』。  
「それどころか、排卵剤の投与がなくても孕まされていたんじゃないでしょうか、とミサカはそれなりに本気で考えています」  
確かに、あの少年の生命力(バイタリティー)が他人に与える影響は計り知れない。  
妊娠確率0%の、初潮前の少女ですら孕ませてしまいそうだ。  
 
「とにかく、今日の<作戦>は問題ないでしょう。問題はこれからの<作戦>です、とミサカは気を引き締めます」  
「私たちがわざわざ世界中に散り散りに派遣されるのも、何者かの意図があるのでは、とミサカは推測します」  
自分たち御坂妹達には、まだ誰かの思惑の糸が絡んでいる。  
まだ自分たちの<地獄>は終わっていない。  
だが、  
「それでも私たちは、もう道具ではない、とミサカは断言します」  
「道具のように使われて、死んでやることはもうできない、とミサカは強く断言します」  
自分が死ぬことで涙を流し、そして自分を一人の人間として接してくれる人間がいる限り、その人間を裏切ることは出来ない。  
「私たちには、護らなければいけないものが出来た、とミサカは宣言します」  
「私たちを想ってくれる人たち、そして生まれてくる私たちの子供、そのどちらも絶対護ってみせる、とミサカは強く宣言します」  
護るものがいる限り人間はどこまでも強くなれるのだと、教えてくれる少年がいた。  
だから大丈夫。  
自分たちは強く戦うことが出来る。  
 
「撤収部隊が作業を全て終えたようですね、とミサカはネットワークから進捗状況を受信しました」  
「薬剤と暗示による記憶の封印も完了、部屋の中から全ての痕跡を抹消、これで当麻さんにとっては、  
今日の出来事はなかったことになるでしょう、とミサカは切なく思います」  
「これであの人は、私たちとの今日の出来事を、夢だと思いこんでしまったんですね、とミサカは寂しく思います」  
「当麻さんの記憶を消してしまうことには抵抗がありますが、彼のためを思えば仕方のないことでしょう、  
とミサカも同様に残念な気持ちになります」  
この<計画>の発案者は、『不明』である。  
ただ物理的に『発案者は誰?』と聞かれれば、『御坂妹達全員』と言うことになるだろう。  
しかしだからといって全ての御坂妹がこのことを知っているわけではない。  
 
1万人弱の御坂妹達が構成する脳波情報網<ネットワーク>のなかで、  
『上条当麻の子供が欲しい』という、誤情報(ノイズ)が発生した。  
本来ならばそんな泡沫のような雑念(ノイズ)は、ネットワークが塵芥(バグ)として処理し、淘汰される。  
しかしここで、本来あり得ない、奇跡のような出来事が発生した。  
それを塵芥(バグ)として処分しなかった者たちがいたのである。  
肉体の調整のためという名目で、この都市の外にある研究機関へ送られることが決まった彼女たちは、  
それまでに<計画>を実行しなければいけなかった。その為に少々無茶な、無理のある<作戦>にせざるを得なかった。  
<計画>を受信した者たちの中で、もっとも強く受信した者が12名。それがこのメンバーだ。それ以外の者はサポートに回った。  
ネットワークの異常から発生した計画。  
人数の比で言えば約0.1〜0.2%(20/10000)だが、ネットワークの機能として考えたときの発生率で言えば、  
くらべものにならないくらいに低い。  
精度として考えて、0%(絶対あり得ない)と断じてしまっても良い確率。  
 
・・・だが、<絶対>という名の<幻想>を破壊できるものがこの世にあれば。  
少女の心に、ノイズを刻み続けることが出来るのかもしれない。  
 
 
「男の子でしょうか、それとも女の子でしょうか、とミサカは空想し、そしてそれがとても楽しい想像であることを伝えます」  
「私はその両方、双子というのも素敵ですね、とミサカも想像してみます」  
楽しそうな会話。  
御坂妹同士で交わされる、今までになかった無意味な会話。  
その無意味なことが楽しい。  
「今日の出来事の記憶は、私たち12人だけが共有する情報として、ネットワークに共有できないようにしましょう、とミサカは提案します」  
その提案にみなが同意する。  
「こんなすばらしい記憶も、ただ情報として受け取るだけではなんの意味もありません、とミサカは記憶を反芻します」  
「是非とも自分自身で体験して欲しい、とミサカは希望します」  
「願わくば、他の妹達全てが、こんな幸せな出来事を経験できますように、とミサカは願います」  
 
 
 
そして、  
ほんのひととき、  
立ち止まった12人は先程まで濃密な時間を過ごした学生寮の方を振り返り、  
自分たち御坂妹達とあの少年の物語がまだ終わっていないことを感じ、  
それは必ず『幸福な未来』へ続くと信じて、  
再びみんなで前を向いて、  
歩き始めた。  
 
 
 
「こんな夢を見た。」  
END  
 

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