御坂美琴は新しい能力の開発に余念がない。  
 LV2だった頃から自身の向上には全力を尽くしてきたし今でもそのそのようにしている。  
 
「大体が自分にできることの限界が判らないとか、  
いま一歩の所で努力が足りませんでしたとか、そういうのが嫌いなのよね」  
 現在できる事があり、必要を感じたのなら全力を尽くす主義なのだ。  
 
「だから今やってるこれも必要なのよ。  
決して不純な動機とかではなく純粋に自分の力がどれぐらい応用を利かせられるかを試してみるだけであって。  
べ、別にあんな奴の事なんかこれっぽっちも・・・」  
 そこで美琴はアイツについて考えるのを中断した。  
 
「え〜と、だから脳内の走る信号は電気や体内物質で生み出されるわけだけど、  
結局は電気信号になるのだから、的確な電気信号を相手の頭に送り込めれば  
・・・脳と記憶の関係は私の能力では扱いきれないデリケートな所だけど・・・  
擬似的な感覚を送り込む事は出来るはずなのよね」  
 御坂美琴は能力を決して見境なく使ったりしない。  
 それが多きな力を持つものの義務だと思っているし、わざわざ小さな労力で済む所に  
大きな力を使うのは馬鹿馬鹿しいと考えているからだ。  
 
「で、でも。アイツには正面からでは全部防がれたわけだし、新たな方向から攻めてみるだけで・・・  
こ、これは決してアイツの事をどうこうしたいとかフニャフニャになったアイツが私を求めてくれば  
まあやってしまった者の責任として優しく手当てしてあげなきゃならないなぁとか考えて・・・少しはそりゃって」  
 そんな事を口に出してるとも思わないまま、構成も出来上がったので両手の間に電流を生み出してみる。  
 
 今回のは威力でなく電気信号としてのパターンが大事なので  
電流も電圧もそれほど高くないが、脳まで信号を送り込むのには問題ない程度には威力がある。  
 
 そして御坂美琴は実はこれを一度自分に試してみたことがある。  
その効力には眼を見張る物があり・・・結果シーツが一枚お亡くなりになって  
布団もその日のうちに取り替える羽目になった。  
 
「よし」  
 つまり何がしたかったのかといえば御坂美琴は相手を傷つけず取り押さえる方法の一つとして、  
相手の脳味噌に「気持ちいい」信号をパンクするぐらい送り込んでしまおうとしているのだ。  
 
「これでアイツが前後不覚になってしまうのは不可抗力よね。うん」  
 御坂美琴の妄想の中ではアイツこと上条当麻がヒンヒン言いながら  
足元に可愛くすがって来る光景が広がっていた。  
 
 結局。  
 
 妄想に浸ったまま更に電圧をギリギリまで上げたところで、  
白井黒子がお姉さまの両手の中にすっぽり収まる形でテレポートしてきたのは  
全く不幸な事故だったとしか言いようがない。  
 
 ドアを開けて何時ものようにお姉さまの様子を伺って胸元にテレポートした白井黒子は、  
脳味噌から繋がる快楽神経に、成人男性でも悶絶するほどの快楽信号を脳に直接叩き込まれた。  
バチッと。  
 
「っっ・・・!えうぅっん!おねへひゃま!?nっひんんっ」  
 白井黒子はお姉さまの腕の中で可愛く泣くと、あっけなく失神してしまった。  
 
「くわっ〜〜!?あああ、あんたって子は。なんてタイミングで・・・ふんとにもう毎度毎度、  
無茶ばっかりするんだから!」  
 相変わらず考え無しの後輩にはもう何度驚かされたことか。  
 ベッドの上で気絶した黒子を抱いて背中をさすりながら過剰な電気信号を慎重に取り払う。  
 
「ま。とにかく黒子は気を失ったから、まず証拠の隠滅を図らないといけないわね。まず黒子とシーツ、ベッド、か。」  
 失神は能力の実験だとごまかせても、その、  
黒子の股間から流れちゃってるオシッコや他の何かを始末しなければいけない。  
 可愛い後輩を無闇に辱めて良い訳はないのだから。  
 
「よいしょっとぉ。ジャバジャバ・・・・・・・・ちょっ、ちょっとこれは」  
 黒子を裸にしてお風呂場で洗う。  
 幾等シャワー室で裸を見てるといっても同年代の女の子のアソコをじっくり見る事はない。  
 
 アソコを流す。  
 何故だか手がヌルヌルするのを意識しないようにしながらお尻の方にも手を回してお湯をかける。  
 最後にキチンと洗えたか確かめる為覗いた黒子のアソコは  
名前負けしないほど立派な茂みが黒々と林立しており  
未だ毛の生えない美琴は暫しの間黒子のアソコに見入ってしまった。  
一寸毛をつまんで手触りを確かめたり。  
 
「くっ。ま、まだ若いんだから大丈夫よねw でも・・・黒子め。胸の方も結構育ってるじゃないのよ!  
でも他の子の身体って結構ドキドキするわね」  
 事のついでに左手で胸の育ち具合も確かめてしまい美琴は自己嫌悪に陥って  
茂みの方が新しくぬかるみ始めたのには気付かなかった。  
 
 だから。我に返って洗い終わった黒子を抱きかかえる時。  
 目 を 覚 ま し て い た 黒子に「あいしてますおねえさまぁ!」と押し倒されても  
動転して対処できなかったし。唇を奪われて中に舌まで入れられたのも苦しかったのに  
「黒子ってば柔らかくて気持ち良いかも」とか混乱して舌を絡ませてしまったり。  
 
「んっんうっ おねえさまはぁ はっ はぁふぅnぇおねえさま おねへさはぁ」  
 何時の間にか衣服を飛ばされてしまっていた美琴のつま先からツルリとした股間まで  
じっくりとアソコを擦り付けながら片手でお尻を撫でて鷲掴んで感触を確かめ、  
もう一方の手は抵抗する御姉様の手にギュッと指を絡ませた。  
 その上では小まめに舌を吸って息が続かなくなると黒子は、  
御姉様の目瞼と言わず眼球から耳の穴から鼻の穴まで舐め上げた。  
 野生のタガが外れたというか、黒子は何でも舐めたし何処でも吸った。  
 
「あーーーっ!あっああっつもぅ ん・・・・ だめんっ・・・・あはぁ っはぁっ あぁ」  
 こちら御坂美琴は涙も吸われ涎は舐められ鼻水も啜られアソコは  
どっちのナニがナニだか判らないぐらい混ぜられていた。  
 ほんの少しして美琴は色んなお汁を搾り出した疲労感と悦楽で動けなくなっていた。   
 
 まあその後も、一匹の獣と化した白黒が御姉様の身体を優しく激しく蹂躙し続けたのだけれども。  
 
 
〜 ア スコシ タイム アゴー〜  
 
 御坂美琴は当初の計画通り。  
前後不覚に陥った一匹の獣を優しく介護したわけだけれども。  
その眉間には険しい溝が刻まれているわけで。   
「不覚だったわ」  
「お姉さま。どうなさいました?」  
 その傍らには腕を絡める白井黒子が笑っており。  
可愛い後輩の腕を解くのが出来無くなった自分が居る訳で。  
 
 
〜Fin〜  
 

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