昨日も例のごとく不幸なことがあった上条当麻がぼろ雑巾の
様に自室で眠っていると、そこにに近づく影がひとつ。
「当麻、起きてください。朝ですよ。」
その女性は当麻を優しく揺すり、慈愛に満ちた声で当麻を起こ
そうとする。
「ふぁぁ…ん、かっ神裂?」
思わず疑問系になるのも無理はない、目の前に立っていた神裂
火織はいつもの露出の高い格好ではなく暖かな色の服装の上から
さらにエプロンを着けた、まさに若奥様だった。
「どうして神裂がここに!? そんなことよりその格好はなんな
のですかー!? どこの若奥様ですかあなたはっ!?」