上条当麻は、基本的に不幸である。  
 人助けをしたかと思えばビリビリ中学生に追い回され、家では噛み付きシスターの暴力と暴食に耐えなければならない。  
 様々なトラブルに巻き込まれた挙句、総勢二十億の信徒を抱えるローマ正教から狙われるのだから、ある意味才能とも言える。  
 不幸の星に生まれたような上条当麻は、眼前の光景に目を疑いつつも、諦めの表情で溜息を吐いた。  
「問1。何故溜息を吐く?」  
 自身のベッドに腰掛け、真っ赤な外套に下着のようなインナースーツを身に着けた少女に、見覚えが無いわけではなかった。  
 ……ミーシャ・クロイツェフ。土御門から後に聞いた話では、本名はサーシャ・クロイツェフというらしい。ロシア成教、殲滅白書のメンバー。そして、御使堕し騒動で天使をその身に窶し、猛威を振りまいた少女だ。  
 それ以降は会う事は無かったのだが、まさかこのような形で再開するとは想像出来なかった。  
「……いや、どこに隠しカメラがあんのかと真剣に考えていたわけですよ、上条さんとしては」  
「問2。私に隠しカメラを使用する意味は無いが、別人物によって盗撮されている可能性があるのか?」  
「そういうわけじゃねえよ。……ただ、分からないだけだ。なんでお前が此処にいる?」  
 無表情だったサーシャは、瞳を微かに揺らし、ベッドから降りて、床に正座する。  
「解1。……私とて、罪悪感はある。今日は以前の事を謝罪しに来た」  
 そして、凄まじい勢いで頭を床にぶつけた。  
 ドゴッ!!  
 有り得ない轟音が部屋全体を、否、寮全体を駆け巡る。  
「解2。日本の流儀に従ってみました。土下座、というそうですね」   
 顔を上げたサーシャの額からは、夥しい出血。顔を伝って床に落ち、水音を奏でる。  
「もういいから! ていうか出血が酷いぞ、ちょっと待ってろ」  
 ハンカチをサーシャの額に押し当て、手で押さえているように告げると、上条は救急箱を取り出して、適確に処置を施していく。  
「ちょっと沁みるからな」  
 消毒液を患部に吹くと、サーシャの端整な表情が微かに歪む。  
 自分の愛用している物と同じ絆創膏を張り終えると、上条は無言で立ち上がり、冷蔵庫から紅茶を取り出した。それをコップに二人分注ぎ、テーブルに置く。  
 サーシャに飲むように勧め、足を崩して胡坐を掻いた。  
「まあ、あの件は事故だったらしいし、お前がそう気に病む必要はねえよ。それよりも、お前は大丈夫だったのか? その、組織での立場とかは」  
 サーシャ自身の意識を失っている状態での行為だったとはいえ、全世界を混乱に巻き込んだ責任は、決して軽くないだろう。今回の件は自分の父が元凶でもある。むしろ謝罪されて申し訳ない気持ちだった。  
「解2。ロシア成教は私に対し強圧的措置を行う意思は無い。私の身に起きた現象の調査に協力する事で、罪を問われる事もなくなった」  
 そうか、と呟き、上条は自分で入れた紅茶を啜る。  
「それでも、ごめんな。色々と迷惑掛けちまって。俺に出来ることなら、なんだってするから」  
 その時、サーシャの表情がほんの少しだけ変化した。男である上条には察知できなかった、女特有の表情に。  
「……解3。本当に、―――本当に、”なんでも”ですか?」  
「ああ、なんでもだ。学園都市の中に限定されちまうけど、レストランでもゲーセンでもなんでもござれだ!」  
 大袈裟に手を振り上げ、ドンと来い!とアピールする上条。  
 
……ああ、これだ。私のような日陰の存在が惹かれてしまう、太陽のような存在感。  
 闇に生きる者は、太陽を眩しいと感じる。サーシャ・クロイツェフという少女もまた、同じである。  
 殲滅白書は自分に居場所を与えてくれたが、其処に光は無かった。在ったのは鎖で繋がれた仲間と、怖気のする外道の理。太陽は沈み、無数の星は照明に過ぎない。  
 そんな劣悪な環境で育った彼女にとって、不幸な境遇にもめげず、前向きに生きる上条当麻は、まさに太陽と同義の存在であった。  
 
 ……彼に、もっと触れたい。  
 ……彼に、私の闇を溶かして欲しい。  
 ……彼に、彼に、彼に―――。  
 
「解4。私に、えっちを、教えてください……」  
 頬を赤らめたサーシャは、蚊の鳴くような声で呟いていた。  
 
 
 上条当麻は、童貞である。  
 極端に女性に縁が無かった訳でもなく、かといって運命的な出会いも無かった十余年(本人談)では、捨てるに捨てられなかったのだ。  
 勿論、健康的な男子なのだから、それを捨てたいと考えた事は何度もある。いや、むしろ毎日のように思っていた。思春期とはそういうものだろう。  
 ともかく、上条当麻は童貞なのだ。  
 そんな上条にとって、目の前で美少女に迫られるというシチュエーションは、些か刺激が強すぎたのだろう。  
「解5。私に、えっちを、教えてください……」  
 サーシャの透き通るような瞳に覗き込まれた上条は、何か言おうとして口をパクパクと泳がせる。  
「と、問……」  
 それでもやっぱり言うべき事は決まっていない。無い脳を軋ませて、とにかく言葉を搾り出す。  
「お、女の子がそんな簡単に純潔を捨てちゃいけません!」  
 鈍感が過ぎる上条は、サーシャの精一杯の勇気に気付けなかった。  
「俺は正直そんな大した男じゃないし、その、まだ会ったばかりなんだから、えっちとかそういうのは先じゃないかと上条さんはですねっ―――!」  
 最後まで言葉が紡がれる事は無かった。  
 上条の肩を掴んだサーシャが、飛び込むような形で懐に入り、そのまま唇を奪ったのだ。  
 撫でるような柔らかい感触に、上条の脳は焼き切れそうになる。  
 サーシャは数秒間して離れると、照れくさそうにそっぽを向いた。  
「んなっ、おっ……」  
「解6。―――少し、長い話になります。聞いていただけますか?」  
「あ、ああ……」  
 上条の了承を確認して、サーシャは語り始めた。  
 
 そもそも、自分のような闇に身を窶す人間は、決して長命ではありません。  
 特に、ロシア成教は在らざるモノを駆除する、所謂幽霊退治の集団です。『取り込まれて』魂から腐ってしまうような仲間も、大勢見てきました。  
 皆、口には出しませんが、―――明日、そうなるのは自分かもしれない。そういった恐怖に常に苛まれているんです。  
 そんな場所で『将来を語る』なんて事は、禁忌でしかないのですよ。私たちは今を生きる事で精一杯で、未来に想いを馳せる余裕なんて、無いんですから。  
 ―――だから。だから私たちは、短絡的な快楽に身を堕としやすいんです。先の見えない苦しみから逃れ、刹那の快楽に身を浸す事で、一縷の幸福を得る。……くだらないとは分かっていても、止められないんですよ。  
 でも、私はそれをしなかった。愚直なまでに神を信じ、それを糧に生きていけると、信じていたんです。それ、なのにっ―――!  
 
「解7。貴方が、壊したんです。私の精神を安定させていた暗い足場を、眩しい太陽で照らすから。もう、元の闇には戻れなく……なって……」  
 そこまで言って、サーシャは口を詰まらせた。徐々に嗚咽が混じり、堅いヴェールに包まれた言葉が失われて、本当の想いが紐解かれていく。  
「だからっ……だから、私はっ……!」  
 今にも泣き出しそうになったサーシャの肩を、上条がそっと掴んだ。   
「もういいぜ。サーシャ。……ありがとよ。正直、嬉しい」  
「……え?」  
 サーシャが顔を上向け、自分より少し背の高い少年を見上げる。  
 上条ははにかんだ笑みを浮かべ、  
「俺、駄フラグしか立たないような奴だからさ。こんな風に好きって気持ちを伝えてもらったのは初めてなんだ。―――うん、とても暖かい」  
「上条……当麻?」  
 サーシャの瞳が潤む。自分が知る限りは、決して幸福とは思えない人生を送ってきた少年の、眩しいばかりの笑顔。  
 ―――自分は、こんな風に笑えるだろうか?  
「だから、もし俺みたいな奴でよければ、君を好きになりたい。―――どうかな、サーシャ?」  
 上条は恥ずかしそうに頬を赤らめ、そっと尋ねる。  
「俺の気持ち、これで伝わったかな?」  
「当麻!」  
 その返答は、熱い抱擁によって示された。  
 上条の胸に飛び込んだサーシャは、喜びと涙が入り混じった表情で、上条に自身の身体を押し付ける。  
「嬉しい……凄く、嬉しいです。私みたいな人を、選んでくれて……」  
「俺も、嬉しいよ。サーシャ」  
 そのまま、互いに引き寄せられるように、接吻を交わす。  
 今度は先ほどとは違う、濃く淫猥に。ぴちゃぴちゃと音を立てて、上条が突き入れた舌に、サーシャの舌が絡み合う。  
 やがて唇が離れる。二人は見つめあい、  
「君を抱くよ、サーシャ」  
「はい……お願いします」  
 もう一度、情熱的なキスを交わした。  
 
 
 上条が先にベッドに座り、広げた足の間に身体を埋めるようにして、サーシャが腰を下ろす。  
「あの、私……全然こういった知識が無いので……全部、お任せします」  
 その言葉通り、サーシャは全身の力を抜き、上条に身を預ける。  
 必然的に、張り詰めた怒張に尻が当たる事になるが、彼女はそれが何であるかを理解していない。  
「ああ。俺もあまり詳しくは無いけど、精一杯頑張るから。ところで、一つ聞きたかったんだけど、良いかな?」  
「はい。なんですか?」  
「サーシャの口癖……なのかな。『問』とか『解』って、何か意味があるのか?」  
 「ああ」と呟き、サーシャは不安そうな表情を見せる。  
「あれはワシリーサ……私の世話役のような人なんですけど。その人が、口下手な私でも円滑に話が出来るようにと、提案したものです。もしかして、不快でしたか?」  
「いや、全然気になら無かったよ。ただ、不思議な喋り方だなと思ったから聞いてみただけ。でも、それなら……俺の前では、それは無しでいい?」  
「勿論です。私にとって、当麻は任務とは関係のない、大切な人ですから」  
 そうか、と上条は頷くと、表情を一変させる。数秒の間を置き、緊張した面持ちで口を開いた。  
「それじゃあ、まずは服を脱ごうか」  
 上条はサーシャの了承を得た上で真っ赤な外套を脱がし、次いでインナースーツを脱がそうとするが……。  
「あれ、どこを外せばいいんだこれ? ……っと、おかしいなぁ……」  
 独特な構造のインナースーツを前に、その手の服装に全く覚えの無い上条が悪戦苦闘する。  
 緊張からか、指先の動きもどことなく固い。しばらくしてようやっと脱がし終えると、サーシャは白いショーツ一枚を残して、一切衣服を着用していなかった。  
 改めてサーシャの肢体を見て、思わず唾を飲み込む。  
 未成熟という言葉が相応しい、ほとんど発達していない身体は、それ故に神秘的な美を醸し出している。  
 微かな膨らみを主張する胸に手を這わし、包み込むように撫でた。  
「ぁふ……ふっ……」  
 微かに漏れた喘ぎに、サーシャの顔が驚きに染まる。  
「わ、私こんなえっちな声をっ……」  
「いいんだよ。もっと素直に感じて」  
「だ、だって……ひゃうっ!」  
 突如、身体に走った今まで感じたことの無い感覚に、サーシャは激しく反応した。  
(な、なんなのこれ……身体が、熱くなってくる……)  
 初めて感じた牝の悦びに、戸惑うサーシャ。そんな様子を上条は微笑ましげに見つめ、  
「サーシャって、オナニーもした事無いの?」  
「オナニー? ……ごめんなさい。分かりません」  
 彼女の年齢からすると、少々遅れていると言えるかもしれないが、上条は全く気にならなかった。むしろ、本当の意味での『初めて』を自分が教えて上げられる事に、ひどく興奮を覚えてしまい、身体の一部が反応する。  
「オナニーっていうのは、自分自身を慰める行為だよ。男だったら誰でもしているんだけど、女の子はどうなんだろ……分からないけど、とっても気持ち良いんだ」  
「気持ち良い、とは……どういった感情なのでしょう? 先ほどの電流のような感覚が、そうなんでしょうか……?」  
 サーシャは不安顔で、上条に尋ねる。  
 性について無知な彼女にとって、全てが初めての経験なのだ。自分の感じたものがもし上条の想像するものと違ったら……。そう思うと、心配になるのも頷ける。  
「多分ね。女の子の感覚ってよく分からないけど……まあ、やってみれば分かるさ」  
 そう言って、手の動きを再開させる。  
 上条の手の動きは、決して手馴れたものではない。素人極まりない、どことなくぎこちなさを伴ったものだ。しかし、それが逆にサーシャには安心として感じられる。  
(当麻も、初めてなんだ)  
 
 サーシャが不安に思っていたのは、上条が自分と違い、皆に慕われている事が実感出来ていたからだった。  
 必要悪の教会に属する神裂火織や土御門元春の態度でもそうだった。本来、一般人(超能力者の集う学園都市が、それに該当するかどうかは別として)  
に対して一歩引いた態度を取る事の多い魔術師が、あそこまで信頼する事が出来る人物なのだから、きっと多くの女性を惹き付けているのだろう、と。  
戦士としてではなく、女としての自信など持ち合わせていなかったサーシャにとって、それは大きな劣等感となった。  
 だから、上条が本当は別の女性と付き合った経験があるだろうと、半ば諦観していた部分も否定出来ない。  
それでも自分を受け入れてくれたら……。  
 結果として、それは叶えられた。そして、上条は彼の言葉通りに、初めての性交に臨んでいる。  
(私が、当麻の初めてになれる……)  
「ふぁっ、ぁ……。ごめんね、当麻。私、胸小さいから……」  
 襲って来る浅い快感の波に悶えながら、サーシャは声を絞り出す。  
 夢中で胸を撫でていた上条は、それに対し、  
「気にしてないよ。サーシャはサーシャだろ」  
 一旦胸から手を離し、身体を回りこませて唇を合わせる。  
 舌と舌が交じり合い、唾液が絡み合い音を奏でる中で、二人の昂ぶりは抑えきれなくなり、上条の手は自然とサーシャの下腹部へと寄せられていた。  
「とう、まっ……そこは、ダメ、なの……!」  
 慌てて上条の手を押し返そうとするが、そこは男と女。力の差は歴然としており、敢え無く上条の手はショーツ越しにサーシャの秘められた部位に辿りつく。  
「サーシャ、すっげえ濡れてる……」  
 上条が触れたショーツからは、クレヴァスの形に添って大きな染みが出来ており、溢れた愛液が垂れ、床へと糸を引いていた。  
「いやっ、恥ずかしい……」  
 サーシャは堪らず顔を両手で覆い、俯いてしまう。いかに生理現象とはいえ、彼女はまだ性を知らぬ少女。自分自身の身体が過敏に反応してしまう事に驚いても無理はない。  
 もっとも、驚きを隠せないのは上条も同じだった。  
 今の今まで少女でしかなかったサーシャが、自分の愛撫でこんなにも愛液を溢れさせている。その事がただ嬉しくて、上条は無心でショーツの上からクレヴァスをなぞる。  
「ふあっ、あっ、ひっ……ダメ、私、おかしくっ……!」  
 胸を弄られるより激しい快感に、サーシャは全身をくねらせて抵抗するが、上条は構わず愛撫を続ける。  
 ショーツ越しとはいえ、性器の形は染みとなって浮かび上がっており、間接的に秘部に触れているのと同じだった。  
 縦スジを往復する度に、ショーツに染みこんだ愛液が溢れ出し、指をベトベトに濡らしていく。  
「電気がビリビリって、絶え間なく奔ってる感覚が続いて……! ひゃあっ、ぁふ、ふっ、っぁぁ……!」  
 サーシャの身体は既に全身が性感帯になったかのように、身体を震わせるしかなかった。  
 膣からは絶え間なく愛蜜が流れ出し、先ほどまで性を知らなかった少女とは到底思えない、牝の匂いを漂わせる。  
 
 だが、上条はそれでは満足し切れなかったのか、指を止めて尋ねる。  
「これ、脱がすね」  
 ショーツに手を掛け、サーシャが返事をする前に一気に引き下ろした。  
「だ、ダメっ! 恥ずかしいです!」  
 最後の砦を侵される事への抵抗から、サーシャは両手を秘部へと動かし、上条の視界から隠そうとする。  
 だが、上条は優しく腕を外し、その秘境を拝謁した。  
「すっげえ……」  
 そこは愛液によってすっかり潤んでおり、露出した陰核が生々しい性を見せ付けていた。  
今まで隠されていたことを恨むかのように、上条の男根を待ち焦がれているようにピンク色のヒダがヒクヒクと蠢く。  
 上条は意を決し、指をそっと膣内へと入れる。  
「ひぃっ! だ、ダメッ……ぁぁぁぁっ―――!!」  
 途端にサーシャはビクビクと身体を震わせ、ベッドに後ろから倒れこんだ。  
「だ、大丈夫か?」  
 突然の事に、上条は動揺を隠せない。だが冷静になると、青髪ピアスに押し付けられた(ここ重要)アダルトゲームで、女性がこんな風に絶頂に達していた事を思い出し、思わず溜息を漏らす。  
「これが、イクって事なのか……」  
 初めて見た絶頂に、上条の身体は限界を訴えていた。服の中でギチギチに硬くなった肉棒が、愛蜜の中に突き入れたいと訴えている。  
 上条はベルトを外すと、まずズボンを脱ぎ、勢いのままにパンツを脱ぎ捨てる。上半身もまとめて脱ぎ散らかして、自身の肉棒を見る。  
 ―――それは今まで見たこともない程に勃起していた。  
 絶頂の衝撃で一瞬意識が飛んでいたサーシャが、上条の変化に気付き、鈍い悲鳴を漏らす。  
「俺、サーシャに挿れたい」  
 若干血走った目で自分を見る上条に、サーシャは僅かに怯えた様子を見せる。  
(あれが、……私の中に)  
 確かに性について無知ではあるが、彼女とて上条の股から生えた『ソレ』が、どんな役割であるかは理解している。  
(こんな小さな穴に……入る……?)  
 それは明らかにサイズオーバーとしか思えなかった。だが、きっと入るのだろう。それに、自分だけ気持ち良くなって、それで終わりという選択肢は無かった。  
「……優しくしてくださいね」  
 以前の彼女では絶対に出せないだろう、弱気な声音。しかし、一人の女として存在を認められた彼女は、その口調すら変化させていた。  
 サーシャの身体をベッドの真ん中に移し、その上に上条が覆いかぶさる。  
「じゃあ、いくぞ……」  
 肉棒を掴み、入れる位置に調整して。  
 唾を飲み込み、覚悟を決める。眼前の少女を、これから自分の彼女にする事を。  
 そして、最後の契りを交わす為に、ゆっくりと腰を突き出した。  
 

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