小萌先生の部屋でアルバムを発見した。好奇心に負けて中を覗くと、小萌先生に良く似た大人っぽい女性の写真が数多く収蔵されていた。
「小萌先生ー。この人、先生のお姉さんかなんかですかー?」
「どれですか?……やですねー、上条ちゃん。これは先生ですー」
そう言って小萌先生が指差した写真に写っていたのは、どう年を高めに見ても大学生に行くか行かないか、と言う風体の女性だった。
確かに顔立ちは小萌先生とそっくりだが、どう見ても外見に格差がありすぎる。
「……マジですか。ちなみにこれはいつ頃の写真なのでせう?」
「これは先生が小学校を卒業する時の写真ですよー」