「娘達」の事件はまさに世界規模だった。  
さすがに俺一人の手に負える問題ではない。  
 
俺はふと、インデックスが心配になって自宅に戻ることにした。  
 
           ガチャ  
 
「とうまー、お腹すいたー」  
「すいたー」  
 
・・・・・・  
 
「ん?どーしたの?とうま、顔が青いよ?とうま、とーま?」  
「どーしたのパパー?」  
「お・・・おいおい冗談だろ、おまえもかよ・・・・・」  
「え?何?この子の事?ねえおまえもってどういう」  
 
           バタン  
 
「ちょっと〜!なにやってるのとうま!とうま〜?」  
これは夢だ、夢であってくれ。  
この事件も最初からなかったんだ、そうに違いない。  
ほら、この扉を開けたらきっとハラペコのエセシスターが噛みついてくることだろう。  
 
           ガチャ  
 
 
「ふーん、じゃああなたが若い頃の私のパパなんだね?」  
「認めたくはないがそう言わざるを得ないんだろうな、というかインデックスボイスで"あなた"とか"パパ"とか言わないでくれ!鳥肌が立つ」  
「むー、それはちょっと傷つくかも、というかこの子が存在してるってことはそう言う関係だってことだよねー? あ・な・た!」  
「う  
 

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