「いってらっしゃいダーリン、ってミサカはミサカは元気よくアナタを送り出してみたり」
「あァ、行ってくるぜハニー。ちゅ」
「……きゃー、ってミサカはミサカは妄想に恥ずかしくなってみたり」
「一応聞いてやるが、オマエ、一人で何やってンだァ?」
「み、見つかっちゃった、ってミサカはミサカはミサカはこれ以上ないほど慌てててみたたり。
アナタの質問に答えるなら、お人形遊び、ってミサカはミサカは事実をありのままに伝えてみる」
「ンで、その両手に持ってる気色悪ィ人形は何だ?」
「これ? ってミサカはミサカはアナタによく見えるように両手を掲げてみたり。
よく出来てるでしょう、ってミサカはミサカはミサカが作ったわけでもないの誇らしげに胸をはってみたり。
ヨシカワとヨミカワがくれたアナタとミサカのお人形だよ、ってミサカはミサカは報告してみる」
「アイツら、帰ったら絶対ェぶっ飛ばす。その前にオマエだな」
「きゃあ、ってミサカはミサカは身の危険を感じて――」