「おーいビリビリー」
「またアンタはっ!ビリビリゆーなっての!!」
「じゃあどう呼ばれたいんだよ?ご希望があれば上条さんが呼んで差し上げましょうか?」
「え……と………、」
(普通に名前ででもそれだとなんか恥ずかしいしでも名字だとちょっと寂しいしお姉様なんて
呼ばれたくないしえっと他になんて呼ばれたことあったっけな……)
「なんだよ特にないのか?じゃあやっぱり今までどおりビリビ」
「お嬢様!」
「…………おじょうさま?」
(思わず思いついたこと言っちゃった!一度だけ舞夏にふざけて呼ばれたことあるだけなのに
だいたいお嬢様って別にこいつはあたしの召使いでもなんでもないわけで)
「まあいいか。……それではお荷物でもお持ちしましょうか、美琴お嬢様?」