「とうま…」  
 
隣室の友人から  
「ご飯を食べさせてやれって兄貴に言われてなー。お前も大変だなー」  
などと、晩ご飯の招待を受けたはずなのだが。  
家主が自分に作ってくれるそれより遥かに美味しい晩ご飯をお腹いっぱい食べたはずなのだが。  
「とうま……」  
 
白いシスターは真っ暗な部屋の中で1人、小さな机に突っ伏していた。  
この部屋の主は少々変わった体質を持っていることは重々承知しているし、  
彼の性格ゆえに多々無茶な行動を取ることも渋々承知しているが、  
それでも、やはり。  
「とうま……」  
 
本当は、危ないところにも行って欲しくないし、ずっと自分の側に居て欲しい。  
だが、  
そんな彼の行動に救われ、そんな彼の優しさに触れた自分には、それを願うことができない。  
わかってる。全部わかってる。  
ボフッ、とベッドに倒れ込む。  
このベッドが好きだった。彼の匂いがした、このベッドが。  
今や1人で占拠してしまっているため、自分の匂いしか感じなくなってしまった。  
そして当のベッドの持ち主は風呂場で寝てる始末だ。  
 
前に一度だけ、一緒に寝ようと誘ったものの、  
「いいいいやいやいや!!上条さんにも意地とプライドはありますから!!」  
と、真っ赤な顔で断られてしまった。  
なんのことやら。  
そう思うと、フッと笑ってしまった、そして泣いてしまった。  
グシッと涙を拭い、彼が日頃使っている寝床へ向かう。  
 
そこはひどく狭く、寝そべってみると、小柄な自分ですら窮屈感を覚えるほどだった。  
この小さな浴槽の中で、彼はいつも何を考えて寝ているのだろうか。  
彼がいつも使う布団を掛けてみると、彼の匂いがした。優しく、温かい、彼の匂い。  
「とうま……」  
 
気づいたら、彼女の手は彼女自身の胸に延びていた。  
まだ未発達な小さな胸のなぞりながら、彼と出会ったときのことを思い出す。  
見られちゃってたんだよね…  
顔から火を噴くような思い出を懐かしみながら、胸や先端を揉みしだく。  
「とうまぁ…」  
大切な彼を思うと、知らず知らずのうちに手の動きは速く、強くなっていく。  
「ふぁ…あ…」  
そして、すでにグッショリと濡れている自分の秘所にも手を延ばす。  
「ふああぁ…」  
グチュッグチュッと淫猥な音を立てながらいじりつづける。  
 
やらしい…  
反響する効果音と自らの喘ぎ声を聞き、軽い自己嫌悪に陥いる。  
しかし、手を動かし続けるうちに、そんなことはどうでもよくなっていく。  
「と…うまぁ…」  
もう彼のことしか考えられない。  
布団を口にくわえ、文字通り彼の匂いを噛み締めながら彼女は、突起物をつねってみる。  
「ひゃうぅっ」  
鋭い快感が全身を駆け巡り、彼女は一瞬身を仰け反らせる。  
「ふぉうみゃぁ…」  
それでも、手の動きは止められない。  
指は小さな穴にグチャグチャと言わせながら、その中をかき回している。  
そして  
「ふぁ、ふあぁぁぁ…」  
体がフワリと浮くような虚脱感を感じ、果てた。  
「はぁ…はぁ…」  
彼を思うが故に溢れ出た体液で体を濡らしながら、荒く息を吐き出した。  
 
今日はもう寝てしまおう。明日には帰ってくるはずだ。そのときはちゃんと「おかえり」と言ってあげよう。  
「とう…ま…」  
涙に濡れてしまってはいるが、その顔は笑っていた。とても優しく、そして温かく、笑っていた。  
 
 

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