「ねえとうま。私やっぱりいらない子なのかなぁ」
「な、何を突然やぶから棒に申し上げるのでしょうか、インデックスさん?」
「だって、とうまはいつも私の事置いて行って一人で危険に突っ込んでくじゃない」
「それはいつも言ってるだろ? お前を危険な目に合わせたくないんだって」
「じゃ、他の人は危険な目に合わせてもいいの?」
「え、な、何を一体?」
「だって、かおりだって、短髪だって……、天草式のいつわだってとうまと一緒に戦ったもん!」
「え、だ、だってインデックス、お前とアイツらじゃ戦力って言うか自己防衛って言うか――あ、あれ、インデックス?」
「うううう……」
「あ、あの、インデックスさん?」
「やっぱり……、やっぱり、とうまは私の事がいらないんだね」
「な!? 何で話が最初に戻ったんだ!! 大体、俺が何時そんな――」
「いったもん!! 今いったもん!! 戦力にならないって、足手まといだって言ったもん!!」
「ばっ、馬鹿、だからそれは言葉のアヤっつうか何ていうか……」
「ひ、否定しないんだ!?」
「ひ、否定!? し、しますよ、ちゃ、ちゃんとしますとも……」
「何でそこで目を逸らすのかなとうまは!!」
「ひいっ!?」
「超能力の事ならともかく、魔術の時まで私をないがしろにして……、その上私をの事お荷物扱いなんて……」
「な、何? ちょ、インデックス? な、何か、黒いですよ?」
「そぉっとぉおおおおお、ゆるせないかもっ!!」
「な!? わわっ! ちょ、ぼ、暴力反た――」
「大却下かもっ!!」
「いひっ!」
「この十万三〇〇〇冊の魔道書を有する、魔道図書館インデックスの実力は魔法が使えなくてもたっぷり味わえるんだよ。とうまの幻想殺し(みぎて)でも例外じゃないかも」
「な、何、インデックス、そ、その妖しい笑い。ひっ!? そ、それに、なっ!? やめ、シャツを脱がす――」
「私の実力をたっぷり体と心に刻んであげるね、と、う、ま♪」
「ひ、あっ!? ふ、不幸だ、もがが!?」
「もう不幸なんて言わせてあげないんだよ」