「黒子、もう少し声を抑えないと上にいる美琴に聞こえますよー」  
「そっそんな、こと言われましても、んんぁ、当麻さんが……はぅ」  
「あいつが自分のベッドの下で後輩が外の男とこんな事をしているって知ったら、どう思うんだろな」  
「いっ言わないでくだ…んんっさい」  
「それじゃぁ止めようか?」  
「だめですわ…んふぁ……止めないで」  
 と先ほどからなにやら如何わしい行為がなされているようだが、言うまでも無く行為をしているのは  
旗男こと上条当麻と学園都市第三位の御坂美琴のルームメイトである黒白こと、白井黒子である。  
 二人は先ほどから如何わしい行為をやっている。しかもベッドの下と言う特殊な場所で……  
当初はベッドの上で健全に如何わしい行為やっていたのだが、美琴が帰ってきたためにベッドの下に緊急避難したのだ。  
「夕食の時間まで耐えれたらご褒美をやるよ」  
「むッ無理でんぁ……強くひねったら、こっ声が……ふぁぁあああん」  
 胸を乳房を必要以上にもまれ、あまつさえ敏感な突起……・乳首をこねくり回されたら否でも声が出ると言う物だ。  
結局、声を抑え切れなかった黒子は声を上げてしまう。よく見れば当麻の左手は黒子の禁断の園へと侵入していた。  
 
「んっなによこの甘ったるい声?……黒子の声?ベッドの下から………黒子あんたいったい人のベッドの下で何やっ―――――?!!!」  
 美琴は夕食の時間まで軽い仮眠をとろうとベッドで横になっていた。うとうとしていたその時突然ベッドの下から変な声が聞こえれば  
嫌でも確認しなければならない。勢いよく、ベッドの下を覗き込むと案の定、黒子が居た、黒子が居た、黒子がい…た?  
よく見ると黒子の上半身は裸になっており、そして露になった胸を揉んでいる人物が居るのに気づいた。その人物を美琴は知っていた。  
無駄に正義感が強く、自分が唯一涙を見せたその人物……上条当麻が。  
 当麻・黒子ペアと美琴との間の空気が凍った……・ように見えたが、黒子とこの部屋で何度も身体を重ね合わせていた上条さんは  
常にこういう場合を脳内想定してシュミレーションを立てていた。  
「あーあ、なんて言うか不幸だ。まぁ弁解を言う前に黒子逝っちまえ」  
「んあっだっ……ダメです……わ、おっお姉さまが…見ていらっしゃるの……んはっっぁぁぁあああああああ」  
 最後まで言い切ることなく白井黒子はベッドの下で絶頂を迎えた。いまだに美琴はフリーズ状態、何が起こっているのか分かっていない。  
帯電することも忘れて、ただただ頭が白くなっていた。そんな美琴を前に当麻はベッドの下から出てくる。  
「はい、ちょっとごめんよー」  
 うまくベッドの下から這い出てきて黒子も引っ張り出しベッドの上に寝かせていた。その作業を呆然と見つめていた。  
当麻は黒子をベッドの上に寝かせると黒子に覆いかぶさりキスをしていた。  
「――――はっ……ってあんたは一体何をやってんのよぉー」  
 我に返り、一瞬にして帯電、そして放電。雷撃は寸分たがわず当麻のほうへと飛んでいくが、いつも通りに右手で消される。  
「あっ危なねーじゃねーか。今のは死んでたぞ」  
「うっうっさい、ひっ人の後輩に一体なにをやってんのよ」  
「そっそりゃぁ――」  
 当麻が言い返そうとしたそのとき、絶頂の余韻に浸っていた黒子が復活を果たして、当麻の唇に自らの唇を重ね言葉を遮られた。  
その行為を見て改めて美琴は顔を真っ赤にした。  
「お姉さまこう言うことですわ」  
「っつつ」  
「お姉さまはツンツンしすぎですわ。デレがないからこうやって殿方を奪られてしまうのですわ」  
「くっ黒子?」  
「残念でしたわね。当麻さんは私と契りを結ばれましたわ」  
「おっおい、黒子やりすぎなんじゃ」  
「いえ、お姉さまにはこれくらいがいい薬ですの……当麻さん続きをお願いしますわ」  
「………ああ」  
 当麻はやれやれといった感じで続きを再開する。左手は胸に添えられ、右手は黒子のスカートを巻く利上げパンティをずり下ろしていた。  
黒子のまだ成熟しきっていない割れ目が姿を現す。成熟しきっていないとはいえ、初毛がうっすら生えていた。  
当麻は股を開かせ、軽く舐めて黒子の準備が出来たことを悟る。そして自分のズボンを下ろして自らの一物を取り出すと  
黒子の禁断の園へとあてがい最後の確認をする。  
「黒子いいんだな?」  
「ええ、来てください」  
 ゆっくりと当麻は腰を落としていき、身体を密着させる。その光景をただただ空気となった美琴は見ていた。  
何が起こっているのか理解できなかった。いや理解したくなかったのだ。自分が好意を寄せていた相手が後輩に寝取られているその姿を。  
 
「黒子いいんだな?」  
「ええ、来てください」  
 ゆっくりと当麻は腰を落としていき、身体を密着させる。その光景をただただ空気となった美琴は見ていた。  
何が起こっているのか理解できなかった。いや理解したくなかったのだ。自分が好意を寄せていた相手が後輩に寝取られているその姿を。  
「黒子の中、相変わらず気持ちがいいぞ」  
「ありがとうございま…んんん、す」  
 腰を打ちつけ、ゆっくり引き抜き、また打ちつける。俗に言うピストン運動を何度も繰り返しいた。部屋の中は卑猥な音と二人の荒い呼吸以外は何も聞こえなかった。普段発生させている美琴の帯電音ですら今は聞こえない。  
   
どれくらいの間、そうしていただろうか。ただ何もせず突っ立て二人がやっている如何わしい行為を……なぜだか頬が冷たい。涙が流れているんだ、と気づいた。どうしてこう言う事になってしまったんだろうと思う。  
「黒子、そろそろ我慢できなくなってきた」  
「んはっ今日は……大丈夫な…日ですわ」  
「分かった」  
 ふつふつと何かがわき出てくる。それだけはダメだ。それを許したらもう彼に会うことすらできない。これ以上許したらダメだ。絶対にこれ以上許したら―――  
 
当麻がラストスパートをかけるべくピストン運動を早めたその瞬間、予想だに事が起こった。いきなり……というか、再び雷撃が飛んできたのだ。  
「私以外の中に出しちゃダメぇ!!」  
 美琴が涙を流しながら、顔を真っ赤にしながら雷撃を飛ばしてきたのだ。当然、突然のことにも本能のままに右手を出してそれを止める。  
「あんたは……当麻は私のものなんだから、これ以上黒子の好きなようにはさせないんだから」  
 そう叫んだ。当麻が本能のままに右手を出したのと同じように美琴も本能のままに叫んだ。  
「合格ですわ、お姉さま」  
「ふぇ?」  
 黒子がいきなりそう言った。  
「今までお姉さまのことをずっと見てきましたわ。当麻さんのことを…あの馬鹿としか言わないので、流石に私を助けてもらった後に聞いたら我慢ができなくなりましたわ。お姉さまにお聞きしますわ、当麻さんのことをどう思っておられます?」  
「私は……私は……当麻のことが好き。誰にも渡したくないほど好き」  
「ああ、ありがとう、美琴」  
 いつの間にやら結合が外れており、当麻は立ってそう叫び帯電していた美琴の頭を優しく撫でる。そして顎を持ち上げて優しく唇を重ねる。  
「俺も美琴のことが好きだ」  
そう言ってもう一度唇を重ねベッドに寝かせた。いい雰囲気になりかけたその瞬間、横から言葉が介入してきた。  
「お姉さまとはいえ、当麻さんのことだけは譲れませんわ。でも今日だけは共有して差し上げます。それにお姉さまは初めてでしょう。いろいろと手伝って差し上げますわ」  
「えっちょっちょっと、黒子………あっあんたもそっそちは汚いとこ――――」  
 
 
 と常盤台女子寮は今日も賑やかです。この女子寮がたった一人の男によって壊滅するのも時間の問題となった。なぜならレベル5が落ちたのだから。  
 
 
 

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