「にしても、最近よく黒子に会ってると思うんだが上条さんの気のせいでせうか」
「そんなことありませんわ、残念なことに私は週に一度しか当麻さんにお会いできていませんわ」
「おい、週に一度ってかなりの頻度じゃねーか」
と二人が話をしているのは例のごとく常盤台の外部寮の御坂と黒子の相部屋である。その部屋には住人である黒子と“幻想殺し”こと上条当麻がベッドに隣り合わせに座っていた。
「本当は月曜日もお会いできるのですが、当麻さんが月曜日は他の女性のお方と約束があると言うことで身を引いてるんですの」
「まぁ黒子の場合だと月曜と水曜しか御坂と別々になる日しかないからな。その分、外であったらいつも買い物に付き合ってやってるんだからいいだろ」
「そうは言われましても、やはりもう少し日にちを取って―――」
「黒子、それは言わない約束だったろ」
「っはい」
黒子に犬の耳や尻尾があったら確実にしょぼーんとしていたことだろう。そんな黒子を見てやれやれと肩をすくませると当麻は黒子の顎を持ち上げて半ば強引に唇を重ね合わせる。
最初は驚いて目を見開いていた黒子も答えるように、当麻の首に手を回して身体ごと密着させる。
「でも黒子、それだけ俺と一緒にいたいというのが伝わったから嬉しかったぞ」
「んっはいですの」
「どうするんだ。黒子」
「今日も、今日も最後までしてくださって構いませんわ」
「ほんとに黒子は積極的になったな」
「そうしたのは当麻さんでんんっ、あっ、んふっ、ああっ」
「もっと聞かせてくれ」
「んやっはずかしっ…いでっす、わ」
首筋にキスをされながら右手が服の中で未発達の胸を揉まれてしまう。刺激があるたびに声が漏れ、そしてそんな黒子の喘ぎ声がとても可愛らしと思ってしまう当麻。
だがこの二人は気づいてなかった。この部屋のもう一人の住人が着々と家に帰ってきていることを。
「んっもう、なによ、あのコンビニ。週刊誌をなんで置いてないのよ」
とぶつぶつと呟き、若干ご機嫌斜めのお方は、誰もが一度は聞いたことがある学園都市が第三位にして、常盤台がエース、御坂美琴嬢である。
そんなお嬢様学校のエースが怒っている原因は上にも書かれているのだが、週刊誌が読めなかった、発売されていなかったためだ。
加えて最近会いたい人となかなか会えないのだ。最後に会ったのは映画を4人で見た先々週の土曜日、10日も前のことである。
御坂が会いたいのはそう言わずと知れた上条当麻であり、その人物となかなか会えない。
帰り道を待っ(待ち伏せ)ていても、その道を通らなかったり、街を歩いて探してみてもあえなかったりと、空回りの日々が続いているのだ。
「はぁ、あいつは今頃何してんのかな」
はい、常盤台の寮であなたの部屋で後輩とずっこんばっこんやっています。そんなことも知らずにただただ、コンビニで買ったプリンをベンチで食べながら青空を見て呟く。
プリンを食べ終え、容器を清掃ロボに回収させると、一度大きく背伸びをする。まだ辺りは明るく4時を回った程度だ。いつもなら6時過ぎまでコンビニで立ち読みをするという迷惑極まりないことをしている。
「久しぶりに早く帰ろうかしら、でも黒子がいるのよね」
溜息をつき、でも結局することがなく、例の自動販売機の前を通り辺りを見回して、あいつがいないのを確認すると、再びため息をついた。
「不幸だわ―――――っつ!」
思わず自分の口に手を当ててしまう。無意識のうちにあいつの口癖を、あいつがよく呟いている言葉を口にしていた。 自分が呟いたその言葉を意識してしまい一気に顔が赤くなる。
あいつを意識して赤くなった顔を誰にも、特に会いたいはずのあいつにだけは見られたくない、と言うか見せられないと一気に寮まで走っていく。
貪っていた。それが一番しっくりくる言葉だろう。
少女のまだ成長しきれていない未発達な胸を貪っていた。
それなのに少女のほうはそんな貪る野獣に対して抗うようなそぶりは全くなかった。むしろそれを悦と捉えて甘い喘ぎ声を出していた。
「んっくぅっ、んあっんふっ」
「日に日に感度が良くなってるな。ほんと黒子は変態な身体をしてる」
「ち、ちが、んんふっいますわ。とう、まさ…んの」
「俺の何――――んんっなんだ」
突然音楽が鳴った。音楽と言うより、携帯の着信音である。すぐに当麻は黒子の胸から唇を離して、携帯を手に取った。
普段ならこう言う時、携帯はとらないものだが、今回だけは違ったようだ。黒子のほうも不思議に思い、息を乱しながらも頭を起こして携帯を耳に当てている当麻の顔を見ている。
「はい、俺です。なにかあったんで――――ーまじで、はい。分かりました」
「どうなされ―――えっ」
「緊急事態だ。ひとまずベッドの下に隠れるぞ。御坂が帰ってきたらしい。声もかける間もなく部屋に戻ってるらしいからもってあと30秒ぐらいだ」
「えっ――――――」
「ったく御坂のやつも今日に限ってなんでこんなに早いんだよ」
ベッドをまたぎ反対側の隙間から器用に奥に進み黒子を引っ張り込む。それと同時に部屋が開く音が聞こえた。
今の状況を簡単に説明するなら、御坂のベッドの下で当麻が黒子を後ろから抱き締めている形で横になっている。
そして御坂はそんな二人に気付かないで真っ先にベッドに倒れ込んだ。どうやら相当疲れているようである。
「ぎりぎりセーフってところかな。いやいや上条さんは冷や汗ものですよ」
「どっどどどどうしますの、おっおねえさまが帰ってきて……このままではばれてしまいますわ」
「んー問題ないだろ。いつまでも隠し通せるわけないからな、その時はその時だ」
「いやっダメ、んくっ、ですの」
「なにがだ?こんなに乳首を立てまくってるのにか、ほら黒子だって声漏れてるぞ」
「くっ、んあんふっんんんっっ」
「黒子、もう少し声を抑えないと上にいる美琴に聞こえますよー」
「そっそんな、こと言われましても、んんぁ、当麻さんが……はぅ」
「あいつが自分のベッドの下で後輩が外の男とこんな事をしているって知ったら、どう思うんだろな」
「いっ言わないでくだ…んんっさい」
「それじゃぁ止めようか?」
「だめですわ…んふぁ……止めないで」
「夕食の時間まで耐えれたらご褒美をやるよ」
「むッ無理でんぁ……強くひねったら、こっ声が……ふぁぁあああん」
胸を乳房を必要以上にもまれ、あまつさえ敏感な突起……乳首をこねくり回されたら否でも声が出ると言う物だ。
声を抑え切れなかった黒子は声を上げてしまう。よく見れば当麻の左手は黒子の禁断の園へと侵入しており、秘部を弄くりまわしている。
帰るなり着替えることなくベッドにダイブした御坂は、どうやら夕食の時間まで軽い仮眠をとろうとしているようだ。枕に顔を埋めてうとうとしていたその時、突然ベッドの下から変な声が聞こえれば、どんな人間でも目が覚めるものだ。
「んっなによこの甘ったるい声?……黒子の声?ベッドの下から………黒子あんたいったい人のベッドの下で何やっ―――――?!!!」
そして嫌でも確認しなければならない。勢いよくベッドの下を覗き込むと案の定、黒子が居た、黒子が居た、黒子がい…た?
よく見ると黒子の上半身は裸になっており、そして露になった胸を揉んでいる人物が居るのに気づいた。その人物を美琴は知っていた。
無駄に正義感が強く、自分が唯一涙を見せたその人物……上条当麻が。
当麻・黒子ペアと美琴との間の空気が凍った……ように見えたが、黒子とこの部屋で何度も身体を重ね合わせていた上条さんは常にこういう場合を脳内想定してシュミレーションを立てていた。
「あーあ、なんて言うか不幸だ。まぁ弁解を言う前に黒子逝っちまえ」
「んあっだっ……ダメです……わ、おっお姉さまが…見ていらっしゃるの……んはっっぁぁぁあああああああ」
「はい、ちょっとごめんよー」
うまくベッドの下から這い出てきて黒子も引っ張り出しベッドの上に寝かせていた。その作業を呆然と見つめていた。それからベッドの上に寝かせると黒子に覆いかぶさりキスをしていた。
「―――はっ……ってあんたは一体何をやってんのよぉー」
「あっ危ねーじゃねーか。今のは死んでたぞ」
「うっうっさい、ひっ人の後輩に一体なにをやってんのよ」
「そっそりゃぁ――」
当麻が言い返そうとしたそのとき、絶頂の余韻に浸っていた黒子が復活を果たして、当麻の唇に自らの唇を重ね言葉を遮られた。数秒唇を重ねたのち、真面目な顔で御坂に話しかける。
「お姉さまこう言うことですの」
「っつつ」
「お姉さまはツンツンしすぎですわ。デレがないからこうやって殿方を奪られてしまうのですわ」
「くっ黒子?」
「残念でしたわね。当麻さんは私と一緒にいてくださることを選んでくれましたの」
「おっおい、黒子やりすぎなんじゃ」
「いえ、お姉さまにはこれくらいがいい薬ですの……当麻さん続きをお願いしますわ」
「………ああ」
左手は胸に添えられ、右手は黒子のスカートを巻く利上げパンティをずり下ろしていた。
黒子のまだ成熟しきっていない割れ目が姿を現す。成熟しきっていないとはいえ、初毛がうっすら生えていた。
股を開かせ、軽く舐めて黒子の準備が出来たことを悟る。そして自分のズボンを下ろして自らの一物を取り出すと
「黒子いいんだな?」
「ええ、来てください」
ゆっくりと当麻は腰を落としていき、身体を密着させる。その光景をただただ茫然と何をしたらいいか、なにも考えることのできなくなった御坂が見ていた。
何が起こっているのか理解できなかった。いや理解したくなかったのだ。自分が好意を寄せていた相手が後輩に寝取られているその姿を。
「黒子の中、相変わらず気持ちがいいぞ」
「ありがとうございま…んんん、す」
どれくらいの間、そうしていただろうか。ただ何もせず突っ立て二人がやっている如何わしい行為を……なぜだか頬が冷たい。ああ、涙が流れているんだ、と気づいた。どうしてこうなっちゃたんだろ。
「黒子、そろそろ我慢できなくなってきた」
「んはっ今日は……大丈夫な…日ですわ」
「分かった」
嫌だ、いやだ。だめっいやっ。それだけはダメだ。それを許したらもうあいつに会えない。これ以上許したらダメだ。絶対にこれ以上許したら―――
「私以外の中に出しちゃダメぇ!!」
御坂が涙を流しながら、顔を真っ赤にしながら雷撃を飛ばしてきたのだ。当然、突然のことにも本能のままに右手を出してそれを止める。
「あんたは……当麻は私のものなんだから、これ以上黒子の好きなようにはさせないんだから」
「合格ですわ、お姉さま」
「ふぇ?」
「今までお姉さまのことをずっと見てきましたわ。当麻さんのことを…あの馬鹿としか言わないので、流石に私を助けてもらった後に聞いたら我慢ができなくなりましたわ。お姉さまにお聞きしますわ、当麻さんのことをどう思っておられます?」
いつの間にか二人の結合が外れ、当麻のペニスは服の中に隠れていた。黒子は毛布を抱くり寄せて自分自身を覆い、それからベッドのそばに立っている“御坂”の眼を見て話した。
「私は……私は……当麻のことが好き。誰にも渡したくないほど好き」
「ああ、ありがとう、美琴」
当麻は立ってそう叫び帯電していた“美琴”の頭を優しく撫でる。そして顎を持ち上げて優しく唇を重ねる。
「俺も美琴のことが好きだ」
「お姉さまとはいえ、当麻さんのことだけは譲れませんわ。でも今日だけは共有して差し上げます。それにお姉さまは初めてでしょう。いろいろと手伝って差し上げますわ」
「えっちょっちょっと、黒子。あっあんたもそっそちは汚いとこ――――」
「俺に美琴の全てを見せてくれ」
「そっその前に!もっもう一回きっキス……して」
「ああ。そうだ、美琴。言っておかないといけないことがあるんだが」
「はぁっはぁ、んっなっなによ」
「美琴の告白は嬉しかったんだが、なんていうかだな。上条さんは諸事情によって俺はお前一人のモノにはなれないんだぜ」
「なによ。それ」
「お姉さま。もうすでに当麻さんと二人の世界に入っておられるんですの?間違ってもらっては困りますわ、当麻さんは私たち全員のモノですの」
「全員ってそんなおおげ……まさか、あんた」
「そうですわ。当麻さんは私の他に15人ほどの妻がおいでですわ」
「なっいっいくらなんでも多すぎでしょ」
「それは仕方ないんです。と上条さんは苦し紛れの言い訳をしておきます。っていうか、こればかりは俺もどうしようもないんだよな。俺は誰も不幸にしたくないからな。その結果、妻がお前らを合わせて17人になったわけだ」
「つっ妻っていきなり話飛びすぎでしょ」
「あら、お姉さまは当麻さんともうお別れになるご予定があるんですの?」
「そっそんなことあるわけないじゃない」
「それでしたら、当麻さんが多少他の方とLOVEされておられても嫉妬程度で抑えないといけませんわ」
「わっ分かってるわよ、でも当麻のほうだって私のこと忘れてたり――――」
「美琴、俺はお前を一生離す気はねーからな。お前が逃げない限り、俺はお前を愛しまくる」
「――っつ」
「黒子も愛してる」
「私も当麻さんのことを愛しておりますわ」
「なっなによ二人して私を見て」
「お姉さま、先ほども申しあげましたが、そこまでツンツンなされなくてもいいと思いますわ」
「ぅっ……わっわたしも当麻のことが好き、大好き、愛してるわよ」
そう自分の上にまたがっている当麻に向かって叫ぶ。はっきり言おう、顔が真っ赤だ。耳まで真っ赤だ。今の美琴なら顔の熱だけでお湯が沸かせるかもしれない。本人も死ぬぐらいに恥ずかしいのだろう。
「やばい、かわいすぎだって、美琴」
理性に歯止めが効かなくなるほど、可愛らしかった。で結局、再び唇を重ねた。今度は重ねるだけでとどまらずに美琴の口内に舌を侵入させた。
いきなり、口の中に入ってきた異物に目を大きく見開き、抵抗しようとするが当麻の右手によって能力を封じられてしまう。こうなれば美琴もただの少女となってしまい、こーこーせいである男の力に勝てるわけもなく、なされるがままになってしまう
例のごとく、胸に侵入する当麻の右手、なんていうか。はい竿師ですな。手際良く、美琴のブラをずらし揉み始める。
「んんぅ、んー、んんんっっんぅ」
「美琴、服を脱がせるぞ」
「んっはぁはぁっ、ひゃっだっだめぇぇ」
「いきなりどうしたんだよ。嫌なのか」
「だっだめ。むっむねは、じっ自信がないのよ」
「それでも構わないから美琴を見せてくれ」
「うぅ、ダメだって言ってるのに」
結局、制服を脱がされてしまい、美琴の発展途上中の胸があらわになる。ピンク色に限りなく近い小さな乳首がちょこんと乳房に乗っていた。
部活をしている少女のように多少筋肉が付いており、飾利や涙子のように華奢と言うには少し遠かった。
それでも無駄な筋肉はついておらず、逆に胸を強調していた。
「綺麗だぞ、美琴。それに乳首をこんなに立ってるし感じてるんだろ」
「やっかんだら、っはぅっ」
「胸弱いのか」
「っわか、らなんっ、いわよ」
「……美琴、なんていうか、短パンはやめといたほうがいいぞ」
「――――――っっつ」
「ほら、少し腰上げろ」
一気に恥ずかしさがこみあがり声にならない声を上げる。見られるのを防ぐために身に着けていたものが逆に羞恥心を煽っていた。当麻の言っていることがあまり耳に入っていなかった。
当麻は腰に手を巻いて半ば強制的に腰を浮かせると、パンティを短パンごと脱がせてしまう。それはもう美琴が抵抗する間を与えることなく……。
「なっなにすんのよ」
「うぉお、とても痛いんだが。ぐーで殴ることはないだろ、ぐーで」
「そっそれはあんたがいきなりぬっぬがせるからよ」
「お姉さま。ですからそのツンがいけないんですわ。ツンが」
「くっ黒子なっなにするのよ」
「そうだな。黒子お前は美琴の胸を責めてやれ。お前の大好きなお姉さまの味を堪能していいんだぞ。まぁ俺の唾液があるのは我慢な」
「ちょっ、やっんん、だっだめ」
「その割にはこっちのほうは濡れてるぞ」
「やっ、やぁあ、みっみな、んんっ、い」
「上条さんは心からその提案を拒否させていただきます。上条さんも男なので、ここまで来たら歯止めが効かない」
「んんんんっっっだっ、めぇえ、んくぅっ。拡げ、たっら、だめぇ」
「あったけーな、美琴の中。ひくっ、って今動いた。ほら、また」
「いっ言わな、んんっ、いで」
「っていうか、黒子それ吸引しすぎだって、ただ強く吸ってりゃぁいいってもんでもないぞ」
「そうですの?」
「ああ、そうだな。基本は舌で弄り回して、たまに甘噛みしたり、吸うのがいいんだぞ」
「分かりましたわ」
「あと手でも揉んでやれよ」
「ふぁい」
「やっ、くろ、こ。んんっふぁんっんっくんっ」
「なんとか指2本入ったが、かなりきつきつだぞ。んじゃほぐすとしますかね」
「んんっはぅっんっんんんっく、んぅんっっんっっ」
「なんだ、美琴。逝きたいのか」
「ぃひゃだ、やぁんっ」
「お姉さま、さきほどより乳首が堅くなってますの」
「んんぁああっっんくっんふっ」
当麻と黒子の責めを必死に耐えている。歯を食いしばり、眉をひそめて、今はシーツを力いっぱい握って耐えている。だが、それもとうとう限界を迎えた。
口から洩れる声を抑えることができない。快感を押しとどめることができず流されてしまう。生まれて初めて他人の手によって味わう快感が貫く。
自分を慕ってくれる大切な後輩で親友でパートナー、白井黒子……その親友にも譲りたくないほどの気持ちを持っている自分が唯一頼った、涙を見せた、その他もろもろをしてくれた男、上条当麻の手によって絶頂を迎えさせられる。。
「やっやっやっ、んっんんんんんんんんんぅぅあああああああぁぁぁあああっっっっっっ」
「凄いな。黒子少しどいてろ」
「はっはいですの」
黒子がどき、当麻が右手を離す、その瞬間『ばちっばち』と帯電、そして『びりっビリリリぃっっ―――』すぐに右手を触れさせた。あまりにも高電圧が一瞬にして帯電し放電していた。
「うぉっとあぶねー。やっぱ妹のやつより激しいな」
「当麻さん、大丈夫ですの?」
「ああ、大丈夫だって。ってかお前もこんな感じで逝ってるぞ」
「そうなんですの……」
「恥ずかしくなったか」
「はいですの。でもお姉さまの胸おいしかったですわ」
「おっおい、いろいろ問題がある発言だぞ。にしても美琴のやつまだ戻ってこないぞ。おーい、大丈夫か」
「はぁはぁはぁっ。大丈夫よ、これ…くらい」
「そうか」
「ひゃぅっ、さわっ、たらダメ」
秘部の近くにあるとても敏感な部分を指でこすりあげると、背中がかゆくなるほど甘い声で鳴いた。あまり大丈夫ではなかったが、その声があまりにも可愛らしかったので、もう一度擦りあげる。
「んぁっ、やぁっ。だめっ」
「やっぱ逝ったあとだと感度が良いな。ほら、触るたびにびくっ痙攣してんぞ。っともう少しほぐしとくか」
中指と薬指の第一関節を入れたり、出したり。拡げたり、回したりしている。ちゃんと親指はクリトリスを皮の上から擦りあげて美琴に気持ち良くなってもらっている。
ちょっと刺激があるたびに身体が痙攣して声をあげる。黒子は美琴の顔をまじまじと見てなにやら悦に浸っている。どうやら美琴の新しい面を見出すことができたようだ。
「こんぐらいでいいだろう。っと」
当麻は手に付いた愛液をシーツでふき取ると、そのまま美琴の足を持ち上げて、自分のペニスを誘導する。そして前かがみになり、美琴の顔に自分の顔をできるだけ近づけていく。ペニスの先端が接触すると美琴の身体がビクリっと震える。
「ちょ、ちょっとまって。そっその心の準備が……できてないから」
「ああ」
「そっそんなに顔見つめられると、はっはずかしいんだから」
「俺は美琴の可愛い顔が見れて嬉しいんだが」
「なっ、あんたはなんでそんな恥ずかしいことを平然と言えるのよ」
「さあ」
「さあってあん、当麻」
「だけど緊張は取れただろ」
「えっ、あっうん」
「そろそろいいか?」
「そっその初めてだから………優しくしてよね」
「善処しますよ」
「っ痛―――――とまら……ないでいいから、最後まで」
「……分かった」
一瞬考えたが、美琴の思いを尊重するために、止めかけていた侵攻を再度始める。処女膜は一番軽いもので、どうやら動きすぎて膜が伸びているようであった。
生温かな膣内をかき分けていき膣奥にペニスが当たる。当麻のペニスを全て包み込む……なんていうことは無理である。美琴はおろか黒子、涙子、飾利にさえ、全て飲み込むと言うことはできなかった。
規格外の為に根元の部分が“若干”残ってしまうのだ。なので当麻の好きな体位としてはバッグや騎乗位と言ったものである。
しかしながらそれらすべては女性にとっては少し恥ずかしい体位に該当するために、やるまでに多少の時間がかかる。
「美琴、全部入ったぞ。どんな感じだ」
「っ、ぅん。熱くて変なのが、挟まり込んでて、変な感じがする」
「それにしても美琴の中、気持ちいいな。もう少しこのままでいていいか」
「ふぇっ。ふぇええんんっ、いきな、り、舐め、ああっ、たら」
「舐めたら痛みも柔らかくなるだろ」
「あっだけっど、んんっふぅっ」
「美琴、少しは痛みはマシになったか」
「うぅっん、へんあかんじ、いやっひゃっめぇて、あぅっん」
必死に背中にしがみつき爪を立てている。当麻の背中を見ると、引っ掻いたような傷が何本か出来て、血がにじみ出てきていた。
『本当に深々と入ってますわね。っあら、お姉さまも血がにじみ出てきてますわ。私の時に比べたら少ないですわね。
それにしてもお姉さまったら、あんなあられもない顔をなされて、完全に当麻さんに釘漬けですの。ってお姉さま、当麻さんの背中に手が、というか爪が食い込んでますわ』
目の前で二人が身体を重ね、絡み合っていた。複雑な心境だったが、大好きな美琴が、大好きな当麻が愛し合っているのを見て、なぜか心が暖かくなってきた。
『――はぁ、良かったですわ。私もこれでお姉さまと当麻さんのことをずっと好きでいられますわ。お姉さまだけのけものにするだなんて心が痛みますもの。でもこれで当麻さんを堂々と部屋に連れ込めますわ』
当麻のことを好きになってから、愛してしまうようになってからずっと願っていたことが叶った。自分も幸せで、自分の大好きな人たちも幸せで、全員がとても幸せになることができたのだ。
「美琴、動くぞ」
「ぅん――んっ。……んっ」
当麻は最、まで入れていたペニスをゆっくりと引き戻していく。仮の部分まで引き抜く再び中へと入れていくが、そのペニスには血がべっとりと付いており、ぶっちゃけそのペニスを見たら萎えるレベルである。
まぁ当麻は何度も経験しているために、それが非日常から日常へとかわり、当然のことになっていた。
膣を出入りすつ度に、美琴の口から喘ぎ声が漏れだし。痛いとも、気持ちいいとも取れる不思議で、変な感覚が溢れだす。
「んあっ、んんっふっ……ああっ」
「結構、痛みがひいたみたいだな。これなら――」
「んんふっ、はやっ、いの、よ。もう、んん、すこし、ゆっくりんふっ」
「残念なが、ら、それは叶いませ、んよっと」
「あっ、だめっんぁっ、あっほんとっだ、めっ。ああっんっ」
「耐えなくていいから、逝ってもいいんだぞ」
「やっ、んんっ。と、っとうまもいっしょ」
どきゅーん、と胸にその言葉が直撃した。甘い声でそんなことを言われたら、我慢できるはずがない。というか我慢する必要がない、のだが、一応隣でこちらの様子をじっと見守っている黒子のほうを見る。
「はぁ、仕方ありませんわ。今回はお姉さまの記念と言うことで出して差し上げていいですの。ただし、次回からは私も混ぜていただきますわよ」
「ありがとな、黒子。ほら、美琴も黒子に感謝しろよ」
「ふぇっ!?あぅっ、くっくろこ、あっありが、んぅ、とう」
「いえいえ、どういたしましてですの。当麻さん、よろしいですわよ」
「ああ、んじゃ美琴ちょっくらラストスパートかけるぞ」
その瞬間、加速した。腰を引き打ちつける。打ち付けるたびに美琴の声が荒く漏れ出す。当麻に言われたものの美琴の中では必死に快感に耐えていた。無理だとわかっていても耐えていた。先ほどの絶頂の時とは比べ物にならないほどの波の強さに、背中に回していた
手に力が加わる。
結局耐えることができなかった。そして一段と美琴の声が高くなると同時に膣内が一気に引き締まり絶頂を迎えた。処女で窮屈な膣が引き締まり、当麻の規格外のペニスを締め付けあげたために、当麻のほうも我慢の限界を軽く超えてしまう。
「んん…んっ、んんくう。……んんっ、あ、あ、ああ、あ、ぁぁぁぁぁぅぅっっっっっ」
「くっ、射精る」
「ああんんんぅぅっ、ひゃひゃついのが、でっでてひゅ」
「大丈夫か、美琴」
「はぁ、はぁ、はぁっ、ぅん。だいっじょうぶ――あっまってもうすこし……」
「ああ。美琴は気持ち良かったか」
「うん、当麻は?」
「気持ちよかったよ。だからたくさん美琴の中にだしっちまった。けど今日大丈夫だったか」
「うーん多分大丈夫だと思うけど」
「念には念を入れとくか、黒子、お前の持ってる薬あとで美琴に飲ませといてくれ」
「はいですの」
「薬って……」
「ああ、避妊薬のな。子供は欲しいけどここで妊娠でもさせたら、本当にいい加減になるだろ、だから俺が責任を絶対にとれるという時までは……な」
「―――そっそうよね。ひっひ人は大切よね」
「……まさか、お姉さま。いま私だけ当麻との子供を――なんてことを考えてませんでした?」
「そっそそそそんなことないわよ」
「おい、きょどりすぎだろ。ったく絶対に飲めよ。」
「分かってるわよ。そろそろ抜いてもいいわよ」
「ああっ、よいしょ」
当麻が自分のペニスを握り美琴の膣から引き抜く。同時に逆流してきた液体が膣から流れ出す。その色は白濁色ではなく、血の色が混ざったピンク色の精液が流れ出ていた。すぐに当麻は辺りを見回すが、目的のモノが見当たらない。
「当麻さん、ティッシュならここにありますわ」
「おっさんきゅーな。美琴ちょっとふき取るぞ」
「えっ?きゃっ」
いまだに余韻に浸っていた美琴の股に指が侵入してきた。その中指はすんなり入り、奥のほうまで入れて自分が出した精液を掻きだし、後片付けをすませる。
「まぁこんなもんか」
「お姉さま、また火がつきましたんですの」
「ちっ違うわよ」
「ほら、喧嘩しないで二人でシャワー浴びてこい。俺もシーツ片付けたらすぐに来るから」
「はいですの、お姉さま行きますわよ」
「分かったわよ。黒子、少し肩を貸しなさい」
「ええ、肩だけでなく胸もお貸ししますわ」
「そっちはいいから」
こんな感じで4人と付き合い始めて2週間ほど経つ訳だが、デートもしたし、記念日のプレゼントも上げたわけだ。
で昨日上条さんが恐れていた事態が訪れたんだよ。
インデックスが家にその4人を連れて来いって、不幸だ。俺の人生に修羅場なんて上条さんはいらないのに。
だけどまぁ、いつかは顔合わせをしないといけないし仕方ないか。そういうわけで4人と待ち合わせをして家に招くことになったんです。と上条さんは現状を淡々と説明します。
「ごめんなさい。遅れました」
「すいません、初春の勝負下着がなかなか決まらなくって間に合いました?」
おっきたきた。4人には普通のデートとしか言っていない。変に緊張されて、倒れられると困るんですっと。それにしても飾利のパンツネタは多すぎだろ。
「んー、まだ時間まで10分ほど余裕あるし気にするなって、それにまだ美琴と黒子が来てないし。そんなことより上条さんてきには飾利の勝負下着のほうが気になるんでせうが」
「えっそっそれは佐天さんのうっ嘘ですよ、とっ当麻さんも頷いて信じないでくださいよ」
「でも力を入れたのは本当ですって。あたしも今日の下着には多少自信がありますもん」
「楽しみにしとくよ」
……なんか周りからの視線が痛いような気がするのは気のせいか。気のせいだよな。って気のせいじゃないか。
はい、思いっきりみられてますねー。……美琴に黒子は早く来やがれ。そして俺を早くこの場から逃れさせてくれ。
「どうしたんですか、当麻さん。汗が凄い出てますよ」
「いやですね、あれですよ。おおっぴらになんていうかですね。下着の話をされますと、周りからの視線がいたんでせう」
「ほっほら、佐天さんのせいで周りから変な目で見られてるじゃないですか」
「なっ、ういは~る~。あたしの所為じゃなくて、初春が大声出したからでしょ」
「うぅ~~」
「むぅ~~」
やヴぁいですぜ。なんて言うか飾利も涙子もほほを膨らませるな、可愛いすぐる。言動一つでこうポイントを押されるんですかー。
鼻血出るかもって上条さんは今はティッシュ持ってませんよ。とっ止めなければ、このままでは悶え死んでしまう。
「飾利も涙子も喧嘩するなよ。逆に目立ってるだろ」
「うっ、すいません」
「ごっごめんなさい」
とまぁしおらしく謝っちゃって一つ一つが可愛すぎる。喧嘩をしてようが何をしてようが可愛く見えてしまうではいか、―――――んっ、やっと来たか。結構美琴も黒子も時間かかったな。
「黒子と美琴には珍しく遅かったな」
「遅れて申し訳ありませんわ。少々、お姉さまの着替えに手間取りましたの」
「うっ、べっ別に私がどんなものを来て行こうと私の勝手じゃない」
「で、どんなのを来ていこうとしてたんだ」
「ゲコ太のキャラクターデザインの下着ですの」
「……はぁ、短パンからレベルアップしたと思ったら、今度はキャラクターか。ほら、飾利。こんな時こそ言ってやれよ」
「えっ?……えええっっ、むっ無理ですよ。私なんかが御坂さんの下着のことなんか言えませんよ。幼いとかそんなこと、私は言えませんよ。ほっほら、佐天さんに聞いてくださいよ」
「……ええっと、初春。今思いっきり幼いって言ったわよ」
「あっ、そっその嘘ですよ。口が滑ったというか、って御坂さん。そっそんなに落ち込まないでくださいよ」
「うっうう~、いいもん。幼くったっていいもん」
「あ~あ~、初春、御坂さん泣かせた~」
「うぇええっあっ、あっとっ当麻さんどっどうしたら」
「はぁ~ほら美琴、いじけるなよ」
「とっとうま」
うっ、みことせんせー上目遣い禁止ですぜー。上条さんの理性が持たなくなるから。ダメだって、そこで涙をためない。
貯めたらほんと最強コンボだからやめぇい。ひっひとまず頭を撫でて落ち着かせねば……。
「美琴、気にするなよ。子供っぽいのしかないなら今度一緒に買いに行こうぜ。美琴ぐらいだと、ちょっと大人っぽ過ぎるのつけてもいけそうだし」
「えっ?」
「なんて言うか、大人の感じがうっすら出始めてきてるだろ」
「でっ出始めるって、どこ見てんのよ」
「確かにお姉さまの胸は最近大きくなってるような気がしますわね」
「そうなんですか?あたし当麻さんにされてるのに少ししか大きくならないんですよ」
「初春はどうなんですの?」
「えっわっ私ですか。私は、そっその、大きく、なりました」
「やはり好きな人にされると大きくなるって本当だったんですね。ね、当麻さん」
だーかーらー、そんなことを大きい声で言わないでぇーー。周りの目がさらにきつくなってますから。
それにそんな会話聞かされて大きくなってるのは俺の幻想殺しも大きくなり始めてます。いい加減にしないとマジで理性が外れるぞ。
「ねっ笑顔で言われても困るんでせうが」
「あらそうですの?てっきり意図的に大きくしておられると思ったのですが。確か私の記憶が正しければ当麻さんの周りには胸の大きい方がかなり多くおられたと思われますが」
「どこの情報だよ。俺の周りには――」
火織、オルソラ、オリアナ、五和、ルチア、制理ぐらい……ぐらい。2人に1人は巨乳ですね、はい。
「オオクハナイデスヨ、ハハハッ」
「やはり多いのですね」
「ほら気にするなって。ここにいたら上条さんの身体は視線で穴だらけになるから移動しようぜ」
よし、なんとか話題回収できたな。とりあえず家に向かうか。
「今どこに向かってるんです?」
「俺の今住んでる学生寮だけど」
「へーそうなんですか」
「「「って、ええええええええええええ」」」
「大声出しすぎ」
「だだだだって当麻、今日デートって」
「いや、俺の部屋に来るのもデートの一つだろ」
「そっそれでもやはり心の準備と言うものがありますの」
「そうですよ。いっいきなり当麻さんの家だなんて」
「いやだったか」
「いっ嫌じゃないですけど……」
「俺ばかり皆の寮にお邪魔してるからな。たまには俺の寮でもいいんじゃないか」
「そう言われてみればそうね」
「今日は少し無茶して私服で来た甲斐がありましたわ」
確かに、常盤台の制服は目立つからな。そりゃぁもう満員電車の中にいても見つけられるぐらいに……。
「管理人はいないけど常盤台の制服は……常盤台の生徒って雰囲気で遠くから分かるからな。いかにもお嬢様ーって感じで、そういった意味では私服で来てくれた助かるんだけどな」
「白井さんも御坂さんも遠くから見たらすぐに分かりますもんね」
「あれが俺の今いる学生寮――――っておい。御坂さん、なんですか、そのあからさまな驚きは」
「ただ普通だなーと思って」
「普通でわるうござんしたね。飾利と涙子のところもこんなもんだよな」
「はい」
「常盤台の寮が凄いんですって、当麻さんは何も悪くないんですよ」
「ですよねー。ちょうどエレベータも来てるし誰かに見られる前にさっさと行くか」
「はいですの」
「なんかドキドキしてきました」
「初春顔が赤いわよ」
「そう言う佐天さんだって……って御坂さん、顔赤すぎです」
「えっあ、うん」
「お姉さまは色々な属性をお持ちなんですね、羨ましいですわ」
さてそろそろ言わないと駄目か、修羅場になりませんようにっと、特に美琴さん、あなたはすぐにキレる性質だから、お願いですからインデックスを怒らせないでください。さてとそれでは。
「えーと、みなさん、入る前に注意事項を」
「注意事項って、当麻の部屋ってなんかあるの」
「いや、特にはないけど。今日俺の部屋に来てもらったのはデートもあるんだが、新しくお付き合いした皆さま方を紹介しないといけないんです」
「「「「―――――――――」」」」
やはり驚きますか驚きますよね、驚いて当り前か。そりゃぁいきなり本妻に紹介しますって誰でも驚くよな。えっ?そもそも本妻に紹介しますってこと自体あり得ないだって、
お前がそう思うんならそうなんだろう、お前の中ではな。
「インデックス……本妻の一番最初の恋人にだ。と言うか本妻が連れて来いって言うから」
「しょっ紹介ってあたしたちをですか?」
「いきなり修羅場ですわね、当麻さんも意地が悪いですの。もう少し早めにおっしゃってくだされば心に猶予がありましたのに。そう言えばインデックスさんと申されましたか、確か当麻さんとよくいたあの―――」
「ああ、銀髪の修道女だよ。俺も早めに言っておいたほうが良いって思ったんだけどな、ほら飾利がなにやら思考停止してるし」
「ちょっちょっと、紹介ってなにすればいいのよ」
「さぁ、俺は皆をインデックスに紹介したら席外すから、後はあいつに聞いてくれ……おーい、飾利聞いてますか~」
「えっあ、はい。そっその緊張してしまって、ここで本妻の人怒らせたら、やっぱり、その当麻さんと別れないといけないんですか?」
「いや、そう言うことは絶対にないから安心しろ。ただ、どんなことがあっても嘘だけは付いたらだめだからな」
「「「はい」」」
「分かってるわよ」
「んじゃ行くぞ」
何気に皆の見込みが速くて助かったぜ。さて修羅の門をくぐるとしますかね。
ううっ空気がいきなり重くなったのは気のせいじゃないよな。さて上条さんは早々にインデックスに紹介して退散させてもらいますかね。
「「「お邪魔します」」」
「しっしつれいします」
「インデックス連れてきたぞ」
「おかえり、とうま。そしていらっしゃいだよ」
鬼神がおられるぞ。すでに正座・真面目モードでこちらを見ておられるではないか。飾利はそこまでびくびくするなよ。
神様、仏様、俺様どうかこの団欒を見守ってくださいましっと。
「ほら、みんなそこに座って――――えっとこちらはインデックスさんで学園都市の外から留学された、見ての通りの修道女さんだ」
「よろしくおねがいするんだよ」
「「「「よろしくお願いします」」」」
「で、インデックス。右からお前も何度かあってる常盤台中学2年の御坂美琴だ。その隣が後輩の白井黒子。でその右に座ってるのが第七学区立柵川中学1年の初春飾利。同じクラスの佐天涙子。新しく付き合い始めた4人です」
「ありがとうかも。じゃぁとうまは――」
「ああ、分かってるよ。んじゃスフィンクス少しの向こう行ってよーぜ」
紹介は終わった、後は神のみぞ知る世界。頼みますから喧嘩だけはやめてくださいよ。まぁみなに限ってそう言うことはないけどな。
さて上条さんはこれからお風呂掃除をしなければならないわけだから、スフィンクス様は少しの間じっとしててくださいよー。
「先に重要なこと言っておくけど、とうまにも聞いたと思うけ―――」
幸運を祈る。グッドラック。
「とうま終わったんだよ」
「はいはーい。今行きますよーと」
あれから30分かなかなか早く終わったな。インデックスの声もだいぶ軽いし、うまくいったみたいだし良かった。
「話は終わったみたいだな」
「うん。それじゃぁ、私は小萌のところに行ってくるんだよ」
「ああ……インデックス、ちょっと待て。これ牛肉だから夕方は焼き肉にしてもらえ」
「やった、焼き肉は最近食べてないから嬉しいかも」
「最近って5日前も焼き肉だったと記憶してるんだが」
「深いことは考えたらダメなんだよ。とうまいってくるね、くれぐれも―――」
「それを上条さんに言いますですか」
「分かってるならいいんだよ」
「そうだ、インデックス」
「ん――――」
「「「「あっ」」」
ぷはっ、全員に見られてのキスは少し恥ずかしいだんだが……インデックスさん、なんですか、その勝ち誇ったような顔は……。
いつもは顔を赤くして“お願いなんだよ”って言ってるくせに、今日に限って勝ち誇りすぎだと思うぞ。
「いってくるんだよ」
「いってらっしゃい…………さてといろいと重苦しい話だと思うけど大丈夫だったか」
「はいですの。ただ当麻さんの休みが月2日ってのは少し……」
「気にするなって俺は皆が好きだからこうして一緒にいるんだから」
「いやー、あたし改めて当麻さんが凄いんだなって思いましたよ」
「当麻さんって昔からそうなんですか」
「昔らそうと言われると……」
「私を助けてくれたみたいに人を助けることです」
「ああ、確かに人を助けたりはやってたけど……飾利みたいにお礼をしたがる子はそうそういなかったぞ」
「えっ、だってあれは。その」
おや、美琴のようすが……ライチュウがこれ以上何に進化するんですかね。ぶつぶつ呟いて美琴はどうしたんだって美琴さーーーん
「いきなりなに―――んむっ」
「おっお姉さま卑怯ですわ。私が先に当麻さんとの接吻を狙っておりましたのに」
「ずるいです、御坂さん。あたしもやりたいのに」
「私もやりたいですよ」
「ぷはっ、おいっ美琴いきなりどうしたんだよ。あと涙子と飾利は今の言葉は外では使うなよ」
「あの子、とうまも大変だから負担減らしてあげるんだよ、って言ってたから別に私からしても問題ないでしょ」
「問題ないけど、ん~……ありがとな。俺の為に頑張ってくれたんだろ」
「うっ」
「とぉうまーさん」
「うおっ、いきなりテレポートするなよ」
「これでマウントポジションが取れましたわ。私もお姉さまに見習って――」
「ちょっ――――――――んはっ、いきなりキスするなよ……みっみなさんどうしたんでせう?」
えまーじぇんしー、えまーじぇんしー。やばい、やばいんです、やばすぎる。はい3段ってそれどころじゃねー。
4人とも火がついてらっしゃるよ。4人も相手にすると上条さんでもさすがに腰が持たないって。これは幸せだが、不幸だよなorz。
「当麻さん覚悟してくださいよ。普段会えない分、あたしの相手をしてもらいます」
「あはははっ………分かった。わかった、んじゃ順番決めよーぜ。ジャンケンで勝った二人から相手してやる」
「言っておきますけど、私は負ける気はありませんから」
「あら、初春には珍しく大見え張った啖呵を切りますの?」
「当麻さんのことだけは譲れませんから」
「それじゃぁ、ジャンケンしようか。言っとくけど後だしは問答無用で負けだからね」
「分かってますよ。御坂さん」
「「「「じゃんけーん」」」」
さてと上条さんの不幸伝説の幕開けだー、こんちくしょー。うっううっ。たまにはオナニーがしたい……。まずは飾利と黒子からか。
「飾利とはまだキスしてなかったな」
「はい……あっまってください」
「ん、なんだ」
「そっそのいつも当麻さんのほうからしてもらってるので今日は私のほうから……」
「ああ」
「ん――はぁはぁっ」
「当麻さん」
「脱ぐの速いな。そっちのほうが助かるんですがね。ほら飾利も脱ごうか」
「えっはっはい。だっ大丈夫です、じっ自分でできます」
「おーい、涙子さーん美琴さーん。ボーっとしてどうしたんですか」
「じゅっ順番待ちよ、当麻が言ったんでしょ」
「確かに言ったけどな~。そうだ、二人とも目瞑ってろ」
「はい」
「うん」
暇なんてさせない。にんずうが、おおいときこそ、ゆりプレイ。by当麻。
なかなかの出来だ。と言うわけで前戯を減らすために二人にはレズっててもらいますかね。
「はい、ちゅー」
「「んっ」」
「とっ当麻さん!?」
「あっ黒子、大声出すなよ」
「「んっ?!んん~~~」」
「うわぁ、思いきっり佐天さんと御坂さんキスしてますね」
「なっなっなにすんのよ」
「キスだが」
「でっでも私は―――んんっ」
「……んっ涙子とは今日まだキスしてなかったよな」
「はい、あっありがとうございます。ってごまかされませんよ」
「いいか、皆言っとくけど。俺との縦ばかりの関係だったら、いつか壊れるぞ。ちゃんと横との関係も築かないと」
「横?って女同士のってこと?」
「ああ、俺はおまえらが嫌い合うなんて不幸なことを絶対に見たくないからな」
「当麻さん。………分かりました。御坂さん、あたしは当麻さんの言うとおりやりたいんですけど、いいですか」
「うっうう……わかったわよ」
キターーーーーーー。百合プレイがこんなうまくいくとは予想外です。手を絡めあってのディープキスなんて、やばい上条さんもスイッチ入りまーす。
「飾利も黒子もベッドに横になれよ」
「えっ、はい」
「当麻さん目がぎらついておりますわ」
「俺も男なんでね、二人のあんな濃厚なプレイみたらちょーとスイッチが入っちゃうんですっとな」
「ひゃぅっ、んんんんっっ、あぅっだっだめでぇす。そっんなに吸わんんんっないで」
「んんずずずずりゅるゆるりゅっ、もうこんなに乳首立たせて吸ってほしいんだろ」
「んっんっっ、ちっちがいま、す。そんなんじゃ、あぅっんんんんっ」
「黒子も乳首立ってきたな」
「あぅっそんな、に乱暴にんふっ、揉まれったら、嫌でも立ちますの」
「嫌なのか」
「ちっ違いますわ」
「んじゃもっと乱暴にしてやるよ」
「へぇ?んんやぁぁっぁっつねりあげたら痛いですの」
「んやっ、あぅっ噛んだら、だめです」
……ちょっと胸を責めただけでここまで濡れるとはな。なんというか早熟ってやつか。
開発したわけでもないのに黒子も飾利も痛みで気持ちなりやがるし。かたや涙子と美琴も胸を揉み合ってるし……。
「二人とも今軽く逝ったよな」
「「えっ」」
「逝ったよな」
「うっそっその……」
「軽くですの、まだ足りませんわ」
「そうか黒子は素直だな。飾利は逝かなかったのか」
「うぅっ逝きました」
「だろうな。下ほうがもう濡れまくってるし。これくらい濡れてれば二人とももう大丈夫だろ」
「「はい」」
「黒子、飾利の上に乗ってくれ」
「乗ると言いますと」
「抱き合えば俺は二人を同時に相手にできるから。それに二人とも互いの顔が見れるだろ」
「白井さん、あまり見ないでくださいね」
「無理ですわ、この距離ですと初春の吐息すら感じますのに」
これぞ二人を相手にする究極奥義、貝合わせ。さめきったらおいしくなくなるからな。それではいただきます。
「んんっ、はいってきまっ とうまさんの、おおきっんぅっ~」
「『本当に気持ち良さそうですわ、私にもはや――――――』んんんぅっ」
「まさか黒子、まだ飾利に入っているから自分には入ってこないとでも思ってたのか?」
「んっやっいきなりは、あぅっ」
「また入って」
「あっあっあんふっんんっ」
「んんっぁぅっっ」
「いやらしい音が聞こえるぞ、ぬちゃぬちゃって入ったり出たりする音がよっぽど気持ちいいみたい、だなっ」
「言わなっいで、くだんんっさい」
「黒子はどうだ」
「きもっきもちいいですの。もっとついてくださいですの」
「素直だな。ほんとに……素直じゃない飾利には………」
「んんんっっ、おっ奥まで、あたって、ます。あっあっ」
「どうしたんだ」
「やっあっんんんっ!!ああぅっんんやっ」
「ん~どうしても素直になれないみたいだな。黒子素直になれない飾利の口におしおきしてやれ」
「あっはいですの。うふふっ、初春んんっ」
「んんんっっ」
「キスし始めたらいきなり締まりよくなったぞ」
「ふぁ、っん、んっ。んっん」
「んん~、むぅっぅ~、んん。ぷはっ、ダメんんっですの。当麻さん」
「ぷっはぁぅっんんっやっだっだめですっ、んんっっきもち、ああっ、いきまっんんっだめ」
「おおっ飾利も素直に、なったな。俺もそろそろっ、限界きてるし。三人で一緒に逝こうぜ」
「はぃっ」
「あぅっはいでぅの。」
「んじゃ最終けーたい」
ふふふっ、二人とも中を擦られるのとはまた違った快感に溺れるといい。
これぞ貝合わせの真骨頂。貝の間をクリトリスを直に擦る。中出しを犠牲にして同時絶頂をオープン。
「ぁっ、んっ、あっ、ん、ん…んんんっっ!?とっんまさぁ、あっっ」
「はふっんっっんんんんっっあぅっっ!!」
「くっそろそろ、やばっ。うくっ」
「んっんっんっ、いっきっますの。イクっイクッっ」
「だっだめあふっです。いぐっっいきまっっっ」
「つっ、俺もイクぞ」
「「んんんんんんんんんんんあああああああああぁぁっぁっぁっぁっっっっっ"|」」
「んくっっ……………ふぅ」
「んっはぁはぁはぁはぁっ」
「はぁはぁ。お腹があったか、いですの。」
「ほら、黒子。飾利がつぶれてるぞ」
ははっやっぱ黒子も女の子だな。こんなに軽いし華奢な体してる。身体がびくっびく痙攣してる。飾利の隣に寝せるか。
「んっ当麻さん、キスしてください」
「ほら飾利。んっ」
「私にもお願いしますですの」
ふぅ、飾利と黒子はいったん終了っと。次は美琴と涙子……ええっと、どういう状況なんでせうか、これは。準備万端即挿入可能って感じじゃないか。
「分かった、分かってる、分かってますよ。の三段活用、そんなもの欲しそうな顔して、いつもの美琴さんらしくないぞ」
「そんなことないわっよ。そっそれより早く」
「ん~、まだお前の番じゃないぞ」
「そうでっすよ。みっ美琴さん。あたしの番ですから」
「うぅっ」
「ったくしょうがないな。涙子、美琴も一緒にいいか?」
「はい。今さっきまでみさっ、じゃなかった。美琴さんと気持ちよくしてましたから」
「おっ名前で呼び合い始めたのか?」
「はい。そっちのほうが他人じゃなくて親密って感じがしますしね」
「涙子はいい子だな。ほらベッドにおいで、そんでもって飾利と黒子はベッドからどいててろよ。上条さんのベッドはそこまで大きくないからな」
「はいですの」
こう言う時テレポートって便利だよな。ベッドから床にすぐにテレポートできるし、NEETにはもってこいの能力だな。
「美琴は下で涙子は上だ。こんなに物欲しそうに濡らしやがって、しかもひくついてるじゃねーか。美琴さんそんなに欲しいんですか?」
「うっきっ聞かないでよ、わっわかるでしょ」
「えっと、その、あっあたしは当麻さんが欲しいですよ」
「よくでき――ました」
「んっはいっ、てきあぅっました」
「動くぞ、涙子」
「はぁっはい」
素直になれない美琴にはちょっと躾が必要だな。少しの間焦らしプレイだこの野郎。自分だけ気持ちよくなれないの形しっこう~。
「はぅっ、いきなっ、ふかっんはぅっ」
「とっとうま」
「涙子の中ひだがくっついてきて気持ちいいぞ」
「あっあたし、もぅ、とうまっさんの、んんっきっもちいいで、す」
「うぅっ。とうまぁ~」
「はうっみ、ことさん。おねだっりしたら、とうま、さんもして、んんふっくださいますよ」
「おっおねだり…………」
また涙子もマニアックなことを……だが上条さんも男です。おねだりには弱いですよ。しかもうまく顔をずらしやがって、美琴の涙目顔直視してしまうじゃないか。
「とっとうま、わっ私にもとうまの………………おっおちんちんちょうだい」
「ん~、ちょっと声が小さいけど、最初にしてはよく言えたな。んじゃ美琴、お前が欲しがってたモノだっよ」
「んんんんはぅううっっあつっ」
「涙子とはまた違った気持ち良さだな」
「んあぅっ」
「とうまさっん、あたしにも」
「ああ、涙子も一緒だ」
「やぁっんんっ。はぅっ、んんんっあうっ」
「おくっに、あたっ、てる、んんふっ、あうぅっんんんっ」
「やぁとうま、んあうっ、あんっ」
「みっみことさっ、あうっ、かわっんんいい」
「あっ、そう、いうるいこんんんっだって」
「きっきすしましょ」
「いいっわよ。んんっ」
「これぞ下も上の口も使用中ってな」
にしても、涙子のやつは才能あるかもな。美琴はMの路線で黒子と涙子は多少Sが入ってるな。
でも飾利はまだまだ開発の余地がありそうだ。それにしてもこの二人キスし始めていきなり締りが良くなったんでせうが。
「っんはっ、んんんんん」
「くんっ、んんんっんん」
「二人とも、きついなら無理してキスすることないぞ」
「んぷはっ、はぁんん、ゆっ、くり、あぅっ、おねがいしま」
「分かった。早くだな」
「ひゃっぅっ、ちっちがっあぅっ、んん」
「とっとう、ま、はやっんっおくまでっ」
「ほら、涙子も美琴も二人の汁がこんな変態な音を立ててるぞ」
「いやぁっ、とうまさん、いわなっあぅっいでくださ」
「そんなこと、しらっんふっわよっ」
「二回目の上条さんもそろそろ限界がっ、近くなってきま、したので本気でいくぞ」
「ふぇ?!んんんあっっはげしっああああぅっです」
「おっおくまできて、るんんっっ。もうちょっとてかげっんんんんんあぅ」
「「―――――――!!!??」」
っく二人の股の間密着度高けぇ。隙間なさ過ぎだ。美琴の毛がじょりじょりして気持ちいいぜ。っていうかそろそろ逝きたくなってきた。
「んんはっ、そっそこはだめっ。そんなところ擦ったらっ」
「擦れってま、きもちっはぅっ。そっそれ以上したら―――」
「俺も、そろそろ、持ちそうにない」
「とっとーま、いっしょに」
「いきたっいで、す」
「分かった」
二人ともねだり方がうますぎる。しかも美琴さんなんかデレ100%じゃないですか。燃えてきましたよ。ラストスパート本気で逝きます。ふぅ、はぁ―――うおおおおおおおおおおおおぉぉぉ
「んんんんっっっはげしっ、あっあっああっああっあっいきまっ
「あぅっんく、んんっやっ、いくっいくっいぐっぅぅっ
んあっあああああぁぁっぁぁぁっっっっっっっ」」
「っつ、だすぞ」
ふぅ。つかれっ…………飾利さんと黒子さんなになさってるんでせうか?なぜ互いの股の部分を舐めて、というか白濁色の液体を舐めておられるんですか?
「そっそのもったいないと思いまして」
「これって舐めとるものじゃなかったんですか?」
「舐めとるって……苦くてまずくないか」
「当麻さんのですから、これくらいは我慢できますわ」
「それにこうしてもらったほうが男の人は喜ぶって書いてありましたし」
さいですか。最近の中学生は上条さんの右斜め上を行き過ぎてるよ。ませすぎだぞ。
それに飾利はすこし偏った知識を持ちすぎではないか。まぁ上条さんには偏った持ち主が多いが、それでもすこしなぁ~。
「あっああ。うっ嬉しいぞ」
「ういは………飾利の変態さに引かれておられますわ」
「!!?」
「どうしましたの?」
「いっいま、白井さん私のことを……」
「変態と申しましたの」
「そこじゃなくて名前のところです。それに変態は白井さんです」
「ええ、当麻さんは私たちが仲良くやってくださることを望んでおられますわ、ですから私も涙子さん同様に飾利と呼ばせてもらいますの。異存はありますの?」
「なっないです。そっその私も白井さんのこと、黒子さんって呼んで」
「良いに決まってますわ」
「あ、ありがとうございます」
「それにしましても、お姉さまと涙子さんはまだ眠ってらっしゃいますわね」
「起こしてやったらいい。それに美琴にも涙子にも俺のが付いてるから舐めとってもいいんだぞ」
「はいですの。ほら、飾利起こしますわよ」
「はい」
「くっくろこ?どこなめっひゃ!」
「どこと言われましても、当麻さんの精液が付着しているお姉さまのおへそですわ。としか答えようがありませんわ」
「うっういはる?!めっめが」
「……涙子さん、私のことは名前で呼んでくださらないんですね」
「えっ?えええ?!あぅっ舐めたらだっ」
「お姉さまのここ当麻さんのが垂れてきておいしいですの」
「んぁっ、そんなに強く擦ったらだめぇ!」
暴走を始められたよ。この上条めはアウト・オブ・眼中のようなのでお風呂に入ってこよーっと、もう夕方だし、全員が風呂入って飯食ったらちょうどいい時間になるだろ。
「それじゃぁ俺は風呂入ってくるから」
「はい。そっその当麻さん」
「ん、なんだ?」
「後で一緒にお風呂入っていいですか?」
「ああ、いいぞ」
「あっずるい、あたしも一緒に入ります」
「私も入りますの」
「わっ――」
「美琴、お前は駄目だ」
「えっ?なんで」
「お前ビリビリするじゃん」
「しっしないわよ!」
「本当だな?」
「本当よ」
「んじゃ少しでもしたら罰ゲームな」
「ふぇ?………いっいいわよ。それ受けて立ってやるわ」
「んじゃ、お前らももう少ししたら入ってこいよ」
「「「はーい」」」
今日も上条さんは不幸ですよ。でも誰かが幸せになれるなら、それは最悪じゃない。最高なんだぜ。
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