小ネタ
「おお、今日も雪が振っとるなぁ……。昨日も今日も雪、雪、雪……」
「う〜ん、雪だるまってあの人みたいに白いねってミサカはミサカはそれっぽい表情に細工してみる」
「なるほど、枝を折ってそれらしい表情を作るのですね、とミサカは作ったヒヨコを永久保存用の
冷凍ボックスに入れていきます」
「美少女と幼女が雪で遊んで、遊んで、遊んで……」
「再現度を高めてみましょう、とミサカは冬の着膨れ第一位を思い出しながら
哀れみの目を向けつつマフラーを巻いてみます」
「おおー、せっかくだからミサカの手袋もプレゼントしてみるってミサカはミサカは
枝の先に手袋をはめてみたり」
「幼女が……?―――ロリが!?」
「ううー、ミサカの手がどんどん冷えてきちゃったりってミサカはミサカは
ちょっと困ったり……」
「そこの君ぃ!!」
「どちら様でしょうか、とミサカはまたロリコンかよと学園都市の未来を憂いてみます」
「なあ、君。僕の手袋貸してあげるさかい。おお!小萌先生といい勝負やなー。
なんだったら僕の手で温めて―――」
「……おい。どこのどいつだァ?変態野朗」
「どう凄んでも、そのふかふかもこもこの着膨れに迫力なんてこれっぽっちもないでー?」
「……そうかよ。こっちはマジで寒ィからてめェなんざに構ってらンねェんだよ」
ぺシっ。
「デコピン一つで星になりましたか、とミサカはロリコンばっかだと学園都市の絶望してみます」
「うるせェ。おい、俺の左の手袋使えよ。右は杖で離せねェ」
「じゃあ、あなたの左手と繋いでいいかなってミサカはミサカは右手を差し出しみる」
「…………」
「ロリコン野朗」
「……うるせェ」
おわり。