もし15巻のアレで一方さんが初春にフラグを立てていたら?
時間的には19巻の前になります
初春「あれ?あそこにいるのは…。おーい、アホ毛ちゃーん!」
打ち止め「ミサカはアホ毛じゃないもん!ってミサカはミサカは初春のお姉ちゃんに抗議してみる!」
初春飾利は先日知り合った打ち止め(ラストオーダー)と名乗る幼女と再会した。
迷子を捜していると言っていた彼女と知り合ったその日、学園都市では様々な事件が起きた。
統括理事会の一人が狙撃されたり街中で大規模な能力者の戦闘が行われたりした。
初春「いやぁー、実は結構心配してたんですよ?あの喫茶店ではぐれてからはアホ毛ちゃんがどうなったか知りませんでしたから」
打ち止め「だからアホ毛じゃないもん!まぁ心配してくれてたことに関してはお礼を言うね?ってミサカはミサカは感謝してみる」
初春(良かった。とりあえずあの垣根帝督って人には捕まらなかったみたい…)
初春が一番心配していたのはあの垣根帝督と呼ばれる少年にこの幼女が捕まることだった。もし捕まっていたらきっとロクな目にはあっていなかっただろう。
初春「そう言えば探してた迷子は見つかったんですか?」
打ち止め「うん!ちゃんと見つけられたよ!ってミサカはミサカは言ってみたり」
初春「そうですか。それはよかったです」
初春(探し人かぁ…、そういえばあの白い人は今どこで何をしているんでしょうか?)
初春飾利は一人の少年のことを思い出していた。あの時強大な力の前に屈するしかなかった自分の前に颯爽と現れたあの白い少年を。
初春(あれはどこの誰だったんだろう?あの時はお礼も言えなかったし…。もしまた会えたらしっかりお礼が言わなきゃ!出来ればお茶でもしながら…、って何考えてるんだろう私!?ただお礼を言いたいだけなのに!)
顔を赤らめ微妙に身体をクネクネさせる初春。本人に自覚は無くても気になっていることは確かだ。というよりどう見ても恋する乙女です、本当に(ry
打ち止め「…………」(ビリビリッ)
初春「危なっ!何するんですかアホ毛ちゃん!というかアホ毛ちゃん電撃使いだったんですね」
打ち止め「なんかよくわからないけど初春のお姉ちゃんが妙なことを考えてる気がするんだもん!ってミサカはミサカは言ってみる!」
初春「妙なことって何ですか!?妙なことって!?」
打ち止め「なんかミサカにとって危機感を覚えざるを得ないようなことを考えてる季語するんだもん!ってミサカはミサカは言ってみたり!」
初春「何ですかそれ!?そんなこと考えてませんよ!!」
初春(考えてることといえばあの白い人のことぐらいだし…)
打ち止め「ハッ!?またまたミサカに危機感を覚えさせることを初春のお姉ちゃんが考えてるって、ミサカの女の感が告げている!ってミサカはミサカは言ってみる!」
初春「だからなんなんですかそれはー!!って電撃がシャレにならないレベルにまで…、イヤーー!!」
終わり