「きついな、美琴っ、出るっ、出るぞっ」
「うっ、ううっ、いや、ダメ、だめえぇえぇっ―――!!!」
「ふう…」
「…」
「良かったか、えーと、10032号?」
「どうしてわかったのですか、とミサカはあなたに問いかけます」
「うまく化けたつもりなんだろうけどな、ホンモノの美琴は、イくときに無意識に静電気発しちまうんだよ」
「では、なぜあなたは私が他の個体ではなく10032号であると確信したのですか、とミサカはあなたに重ねて問います」
「…んーとだな。キスしたときにシーツをぎゅっとしただろ?それがなんとなくお前っぽかったから。
同じ癖のあるヤツもいるけど、10039号だったら膣の一番奥まで突き込んだときにびくびくっ、って跳ねるし
13267号だったらえっちしながら髪の毛を撫でたときにこれほど嬉しそうな顔しないし、だから。
だからお前だってわかったんだ」
「・・・。ほう、とミサカはあなたの洞察力の深さに感嘆してみせます」
「慣れちまったからな」
「……ミサカは神経系のノイズが増大するのを感じます。あなたに接触している生殖器と皮膚から溢れてくる大量のノイズで
身体の抑制が効きません」
「おいおい、そんなに抱きつくなって。あれか?美琴はまた縛られて押入れの中か?」
「…ミサカはそれには答えません。もう一度膣内射精をして下さるまでそれは秘密にします、とミサカは決断します」
「お、ちょっ、そんなに、うっ、口、口でそんなっ…ううっ、オレは、ふ、不幸だっ」
上条が全然不幸そうでないまま終わる