「御坂さんって可愛いしレベル5で常盤台のお嬢様であたしあこがれちゃいますよ。やっぱり男の子からもモテモテなんですか?」
「そんなことないってば」
「佐天さん、携帯鳴ってますよ」
「もしもし・・・・うん、今から行くね」
「もしかしてデートですの?」
「実は付き合ってる人がいるんです」
「どんな人なの?」
「優しくて強くてお人好しで」
「うんうん」
「不良にからまれてた私を助けてくれて」
「うんうん」
「不良が使う超能力を右手で掻き消して」
「うんうん─んっ!」
「上条さんっていう人なんです」
「へぇ……」
「どうしたんですか? 御坂さん」
「何でもないわよ!」
「まるで好きな人寝取られた時みたいな反応ですよ」
「ちょっと待ってよ。わっ、私はあんな馬鹿のこと好きとかじゃないしっっ!」
「そうやって素直になれないから上条さんと付き合えないんですよ」