「くちゅ、ちゅぷ、――フフ、気持ちいいですか?」
唾液濡れの肉棒をシゴきながら、優しく微笑む五和。
激しく上下する手と、彼女の柔らかな表情は、余りにもアンバランスだ。
「ぐ、ふぐ、んん」
猿轡を噛まされ、両手足を縛られている上条が、くぐもった声をもらす。
もう一時間近くも焦らされ、彼の肉棒はこれ以上ないほどに硬く勃起していた。
「ウフフ、ビッキビキですね。出したいですか?――んちゅっ、ちゅぷ、ちゅっ。
出したいですよねぇ、思いっきり、びゅーって。とっても気持ち良いですもんね」
猫撫で声で囁きながら、肉茎をシゴき上げ、パンパンに脹れた亀頭にキスを落とす。
五和のぽってりした唇が押し付けられる度、精子を漏らしてしまいそうな快感が走る。
「うう、ぐ、ふぐ……」
「ちゅぷっ、ちゅちゅっ、んん、んちゅっ」
五和も熱に浮かされたような表情で、一心不乱にキスを降らせる。
キスの間隔も短くなり、今や、殆ど亀頭に吸い付いている状態だ。
「ちゅーっ、ちゅぽっ――もうピュッピュしたいですよね?」
五和は息を荒く、虚ろな瞳で上条を見詰めた。
言葉を紡ぐ度にうごめく、濡れた薄桃色の唇が恐ろしく淫靡だ。
上条はぼんやりと(あの唇でシゴかれたらスゲー気持ちよさそう……)などと思った。
「んふ、れろれろれろ、ちゅっ――うんと気持ちよくなってくださいね?あーむ……」
裏筋に舌先を押し当て、ちろちろと焦らすように動かした後、
口を大きく開け、見せ付けるように肉棒を飲み込んだ。
「ふっうう、ううっ」
亀頭全体を、五和のぬるりとした温かい口内が包む。上条が快感に腰を跳ねさせる。
そんな彼の反応に、五和は淫悦に目元を歪め、舌をニュルニュルと亀頭に這わせた。
「んちゅ、ぢゅち、ちゅっ、ぢゅぽ――んふふ」
上条の肉棒がビクビクと震え、五和に射精が近いことを教える。
彼女は頭を振って、カリから下を、窄めた唇でシゴき始めた。
ラストスパートをかけるように、激しく吸い立て、口内で裏筋を舐め上げる。
「ぢゅちゅぅーっ、ぢゅちゅぅーっ、ぢゅちっ、ぢゅぼっ」
「うううっ―――っ――っ……っ!」
ドピュドピュドピュッ!と、焦らされ続け、溜まりに溜まった精液が打ち出されて行く。
強烈な快感に気が遠くなり、上条はそのまま気絶するように眠りについた。
「んん、ンク――ゴクン……はっ、はぁ、はぁ」
五和は、上条が放った大量の精液を、苦労しながらもちゃんと飲み下した。
そして、頑張ったから、上条に見せようと覗き込む。すると、
(………寝てます。ぅぅ、頑張ったのになぁ……)
五和が残念そうに肩を落とす。
「でも、これで今日も学校には行けそうにないですね――フフ」
と、眠る上条を見詰めながら、何とも妖艶な笑みを零すのだった。
以上が、約一週間前の出来事である。
カーテンの隙間からは、午後の光が差し込んでいる。
「あ、ああうっ、きもち、いいですぅっ!」
甲高く艶やかな悦びの声を上げる五和。
彼女は今、ベッドの上で上条に組み敷かれ、大股を広げて彼の肉棒を受け入れている。
「あ、あ、あああっ、イックぅう!またっ、イイ゛ッ……ッ!」
腰を仰け反らせ、歯を食いしばり、強烈な快感に耐える。
昨日の夜から、もう何度目になるか分からない絶頂を迎えた。
「五和……」
絶頂を迎えた彼女に濃厚な口付けをする上条。舌を絡ませ、唾液を流し込む。
五和は、イッた後の痺れるような余韻に浸りつつ彼の唾液を飲み下す。
(口もアソコもいっぱぁい……)
上条に、一方的に組み敷かれる興奮に身体を震わせ、五和はぎゅぅと彼にしがみついた。
グチュゥ、と上条の肉棒が更に深く五和の膣に突き刺さる。
「んんんっ!――んちゅちゅ、ちゅばっ、んん、ちゅっ」
上条の亀頭が、子宮口にグリグリと押し付けられ、五和は快感の余り悲鳴を上げた。
しかし、それでも上条の唇は離さず、貪るように舌を絡ませ唇を吸う。
「んんちゅぱっ!――あ、あ、あんんっ、あう、またぁっ」
「五和は、奥トントン、好き、だよな……」
息を荒げながら腰を送り出す両者。結合部から愛液と精液の飛沫が飛び散る。
「ひぅ!すきぃっだいすきですぅっ、あああんっ」
「ヤベェ……、スゲー気持ち良いよ、五和……」
無数のヒダがヌルヌルと絡みつき、膣全体が精子を搾り取ろうときゅぅ〜っと締め付ける。
気を抜くと、直ぐにでも精子をぶちまけてしまいそうだった。
「わた、しも、ああんっ、きもちいいですぅうっ!このおちんちんすきぃ!」
ガチガチに勃起した熱い肉棒が、容赦なく膣を掻き回し子宮を突き上げる。
先程から、小刻みに何回もイキまくっている五和。―――そしてまた、
「イ゛ッ、イクッイクゥ!イッああああああああぁっっ!!」
ガクガクと腰を痙攣させ、激しい絶頂へと突き上げられた。
膨よかな胸をプルプルと震わせ、荒い呼吸を繰り返す。
「ぁ、ぁん、はっ、はーっ、はーっ」
時折、荒い呼吸の合間から弱々しい喘ぎがもれる。それほど強烈な絶頂だったようだ。
しかし、これで終わりではなかった。
「ひぃぃぃっ!!」
ズチュッヌチュッ!と卑猥な音を上げて、上条が五和の膣を再び責め立てる。
「ひ、ひぅぅぅっ!ま、ぁってぇくだ、あああうっ!つ、つらいれすぅぅっ」
「五和さんは、どこが、つらいって? クッ――」
「んああっ、おっ、おまんこっ!おまんこつらひぃぃっ!ああああっ」
「う、クゥッ……、五和、五和ぁ!」
熱に浮かされたように名前を呼び、汗と唾液と精液まみれの彼女を抱きしめる。
上条も彼女の膣内に射精すべく、一心不乱に腰を打ち付けた。
「ひぁあああっ!イクッ!イクッイクイグぅッ!イ゛ッッあああああああっっ!!!」
しぶきを上げて派手にイク五和の膣。上条は容赦なく、
「出る、膣内に出すぞ!五和ぁあ!クゥッ!!」
思い切り腰を反らし、彼女の膣内の奥底に、ドピュッドピュッ!ドピュゥゥッ!と大量の精子を吐き出した。
「あッはんっ、ぁ、はぁぁ……、あうっ!ぐりぐりぃぃ……っ!」
イッたばかりの膣奥、子宮口に肉棒をグリグリと押し付けられるのが堪らない。
五和は、冷めやらぬ余韻と子宮口を嬲られる快感に、全身をビクッビクッと跳ねさせた。
「あっあ、はっんん、ぴゅっ、ぴゅって、イッぱぁいんん」
五和の膣内では、依然として上条の射精が続いているらしく、彼女がうわ言のように呟く。
よだれを垂らし、だらしなく開いた口は、最上の悦楽を感じて淫らな笑みを湛えていた。
「ううっ、クッ」
やがて、ゆっくりと上条の肉棒が引き抜かれる。
すると、ゴポッと音を立てて、五和の膣口から白濁した精子が溢れ出た。
「ああん……」
残念そうな喘ぎと共に身を震わせる五和。
「あ、フフフ、橋が架かっちゃってますぅ……」
虚ろな瞳で、自分の膣口と上条の肉棒に架かる白濁のアーチを、嬉しそうに見詰める。
「んんん、フフ――」
五和は甘い声をもらして身を捩り、上条に熱の篭った視線を向けた。
汗と愛液と唾液に塗れテカっている身体が、いやらしいニオイを放っている。
軟らかく大きな胸と硬くシコッた乳首が、誘うようにプルプルと揺れている。
精子が注がれパックリと開いた膣口が、物欲しそうにヒクヒクとわなないている。
五和の全てが上条の欲情をかき立てる。彼はゴクリと喉を鳴らし、彼女を見詰めた。
情愛、誘惑、期待、怯え、悦び、狂気―――様々なモノが織り交ざる瞳で、五和は妖艶に微笑んでいた。
「ぁ、ぁ、はんん……かみじょうさぁん」
彼女が呼んでいる。
彼はもう、彼女に囚われてしまっているのかもしれない。
再び五和に覆いかぶさった上条の肉棒は、痛いくらいの硬度を取り戻していた―――。