「女子は冬場、脇毛処理しないって本当なのだろうか……」  
「カミやんの性癖がおかしいのは本当やろね」  
「俺としてはギャップ萌えで最高においしい展開なんだが……」  
「ロリに脇毛はもうグロになっちゃうんだにゃー」  
「意外性だよ。ロリに脇毛が生えててビックリ!でもいいよ、脇毛ごと愛してやるよコンチクショウッ!みたいな」  
「……でもカミやんにロリ属性はないやろ」  
「カミやんは年上好きだからにゃー。全く……人生を損してるぜい」  
「シスロリは黙ってろ!青髪!考えてみろ!!みんなの注目を浴びる女性に脇毛があったらどうする!!興奮するだろう!!愛しちゃうだろむしゃぶりたいだろう!!」「た……確かに……」  
「アホがいるぜよ」  
「胸があれば更に夢は膨らむんだぞ!!だって脇コ……」  
「僕、いまから小萌センセに脇を舐めさせてくれるよう頼んでくるわ!」  
「勇者!!?」  
 
「…………行っちまった。最後まで聞けよ……」  
「一応聞いてやるぜい」  
「まぁつまりだ。俺は絞ったんだ。ベストオブ脇毛女子を」  
「カミやんに何があったかが気になって仕方がないですたい」  
「まず黄泉川」  
「体育の?」  
「あの肉体はたまりません。男子生徒には凶器です」  
「脇毛関係なくねーかにゃー?」  
「次に吹寄」  
「……」  
「更には原村、井上、羽川、住吉、綾瀬、南、小節……。こいつらがベストオブ脇毛女子だ!」  
 
「……」  
「どうした土御門」  
「ただのおっぱい星人じゃねえかこのドグサレがっ!」  
「痛いっ!違う!違うぞ土御門!確かにおっぱいは重要だ!!だけどおっぱいはオマケに過ぎない!!おっぱいは決して怖くない!いや、怖くなーい」  
「けっ!!素人が」  
「なんだと!!」  
「なんだ!?やるのか?」  
「やってやろうじゃねえか!!」  
 
 
「何をやっているのよアンタらは……」  
「「脇毛クイーン!」」  
「吹寄おでこクラッシュマイノリティ!!二連!」  
「「痛いっ!!誉めたのに!!」」  
 
 
「本当に貴様らはしょうもない事ばかり話して……なんなのよ一体!!」  
「違うんだよ吹寄ぇー。俺はただ女子がこの季節脇毛処理をしているかどうか知りたいんだよォー」  
「カミやんは脇フェチらしいんだにゃー」  
「一生のお願い吹寄!俺にお前の脇を見せて!」  
「吹寄アナザースティックおでこボンナバン!!」  
「痛いっ!痛いけど俺は決して諦めないんだ国に帰ったらあいつの脇を見せてもらうんだ……」  
「か、カミやん!!カミやん!!死ぬな!脇を見るんだろ!吹寄の……吹寄の脇を見るんだろ!」  
「こんな脇フェチの俺を……愛してくれて、ありがとう!!!」  
「カミ……やん……?」  
「吹寄!いまならまだ間に合うはずだ!!お前の脇をカミやんにビバルディッチ!!」  
 
「…………貴様もくらう?私の鉄拳」  
「いやぁ、……俺はいいかなぁー。ていうか土御門死んでません?」  
「死人にくちなしよ。安心しなさい」  
「それ死んでますよ吹寄さん!!……てかっ!脇見せるくらいいいじゃないか!!見るだけだよ!?それがダメなの?逆に聞くよ?脇を見せる以外になんかエッチな期待してるだろ吹寄!」  
「な、……きっ…きっ、貴様なにを……」  
「お願い吹寄!!見せてくれたらなんでも言うこと聞くから!!」  
「そ、そこまでして貴様は私の脇をみたいわけ……?」  
「ロマンがあるから」  
「………………」  
「お願い!!」  
「…………ないわよ」  
「へ?」  
「い……いまはダメよ。最近処理してなかったから……」  
「吹寄、ソレはむしろご褒美だ」  
「ばっ……!!」  
「見せてくれるのか!?」  
「……見せるだけよ」  
「ど、どうしよう……。じゃ、じゃあ保健室……はダメか……。よし!あそこに行こう!!もしものときの体育用具室」  
「ちょっ、手を引っ張るな……!」  
 

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