ゲコ太+一方通行←超電磁砲
※注)御坂の一方に対する感情などIF設定あり
一方「たく…打ち止めのやろォ」
一方「人が疲れてひと眠りしよォって時に電話よこしてきやがって」
打止『ゲコ太の限定ストラップをよろしく!って
ミサカはミサカは胸いっぱいの期待を声に乗せてあなたに托してみたり!!』
一方「ンで、ここに並んでる俺も俺だがなァ。チッ…アホらし」
店員「えー大変残念ながらこちらのお兄さんで締め切らせていただきまーす。誠に申し訳ありませーん」
一方「へェ……」
一方(ま、ラッキーだったなァ。ここまで来て収穫なしじゃァなんかムカつくしよォ…。
それに、うちのチビっ子に駄々こねられた上に黄泉川の野郎にとやかく言われンのも癪だよなァ。
ある意味組織の連中に使いっぱしりにされるより損な役回りだ)
店員「これが最後の限定ゲコ太ストラップになります。あなたは運がいいですね」ニコ
一方「そりゃどォも」
一方(へっ…運がいい、ねェ。そォいうのはだいたい誰かの不幸の上に成り立つってなァ…)
??「は、はは……せっかく、授業まで蹴って……はるばるきた…のに……」
一方「あァ?アイツは超電磁砲……か。なにしてやがンだ?あンな道の真ん中で座り込みやがって」
御坂「はは……終わりだわ……。黒子になにを言われても耐え抜くだけの覚悟をしてきたのに……」
御坂「肝心のゲコ太すらないんじゃ……はは、ふえぇ……」
一方「……」
御坂「あぁ……死にたいかも」
一方「おい」ザ
御坂「ふぇ…?」
一方「これ、やンよ」
御坂「え、あ、一方通行!?な、なんでアンタがそれを?」
一方「たまたま暇だったから並んでみたンだけどよ。軽い運試しってやつでなァ」
御坂「で、どうしてそれを、私…に?」
一方「いらねェなら捨てちまうぞ?なンなら今目の前で粉みじんにしちまっても」ス
御坂「いる!!いえ、是非ください!!」
一方「ッ……」ビク
一方(コイツ……本当に常盤台の『超電磁砲』かァ?)
御坂「は〜ゲコ太ぁ〜…」
一方(流石は遺伝子レベルで同じってだけはあるってかァ?いや、いくらアイツでもここまでは……)
御坂「はぁ〜…あ、そうそうアンタ!」
一方「なんだァ?」
御坂「これから暇よね?暇でしょ?さっき暇って言ったわよね!」
一方「だったらなンだってんだァ?」
御坂「ちょろっとつきあいなさいよ。その、お礼よ!」
一方(コイツは……)
一方「ンなことされる筋合いはねェ。帰ンぞ?」
御坂「そうはさせないわよ!このゲコ太を手に入れるために私は規則もプライドも捨てて戦地へ赴いたのよ!?」
一方(ついていけねェ……)
御坂「それに、もしもよ?アンタがゲコ太に興味あるっていうんならいい話相手かなーとか」
一方「ねェよ!!」
御坂「えー。でもなんの理由もなくこんな人目のつくところにアンタが並ぶとは思えないし」
一方「チッ……もういいか?俺は忙しいンだよ」
御坂「あ、ちょっと待ちなさい!」
一方「まだなンか……って、これは」
御坂「このゲコ太ストラップ。ダブってんのよね。
本当はコレクターとしてダブってるやつでも一応保管するのが筋ってもんだけど、もしよかったらあげるわ」
一方「……」
御坂「ほら」ポイ
一方「チッ……これでチャラだ」パシッ
御坂「そゆこと。てか何回舌打ちしてんのよ。ストレス溜まってんの?」
一方「大変遺憾ながらなァ」
御坂「ふぅ〜ん。あんたも大変なのね」
一方「テメェも人のこと言えねえだろうがァ」
御坂「ぁ……」
一方「ンじゃ俺は帰る。連中にもよろしく伝えとけ。コイツはありがたく頂戴しとくぜェ?」チャラ
御坂「うん……あ、ねえ今度良かったら!」
一方「あァン?」
御坂「ち、ちゃんと決着付けさせてもらうわ!その、妹達も交えてさ!」
一方「………そのうち、なァ」
御坂「ちゃんと覚えておきなさいよ!あの子たちだってあんたには言いたいこと山ほどあるはずなんだから!」
一方「……」ヒラヒラ
御坂「行っちゃったか……」
御坂「なんだか、あの馬鹿のことといい一方通行のことといい、どこか私だけのけもの扱いなのよねぇ…」
御坂「そんなの、絶対嫌なんだから…」
御坂「ああでもゲコ太ぁ〜…」スリスリ
打止「限定ゲコ太ストラップじゃないぃ!ってミサカはミサカは冷酷冷血なあなたに絶望してみたりぃぃ!!」
一方「俺はそォいう側の人間なんだよ!クソがっ……やっぱ遺伝子レベルで手のつけられるレベルじゃねえぞコイツ等はよォ!!」
黄泉川「ま、アンタが帰ってきてくれたおかげで打ち止めのベクトルがそっちへ向かってくれてよかったじゃんよ。
せいぜい今のうちにアンタも打ち止め成分を補給していけばいいじゃん?」
一方「畜生がァ……全てはゲコ太が、全てはゲコ太が悪ィんだァアアア!!!」