とある寮の密室。
椅子に座するツンツン頭の少年と、少年の前で跪くように膝を屈めた三つ編みの少女がいた。
「ん、ふぅ……ふ、む」
少女の名はアンジェレネ。背丈の低い、三つ編みそばかすの幼い少女だ。
アニェーゼ部隊に属する1人であり、元ローマ正教の戦闘シスターだったりする。
「は、むぁ……おっきぃですぅ…」
食べ盛りな年頃で、甘い物を前にすると見境のなくなる彼女だが、今日ばかりは違った。
(どうしてこんなことになっているのでせう?)
上条は今、彼女――アンジェレネに、ご奉仕をさせていた。
文字通り、性的な意味で。
「ふ、むぁ…く、くるひいへしゅよぉ……」
彼女はその小さな口で上条の一物を咥え込み、いやらしい音を立てて上下に首を振っていた。
首を振る度に、口の端から溢れる涎と一物から流れ出る粘液がアンジェレネの口元を汚す。
彼女は遠慮がちに一物を口に含み、差し込まれた先端に拙い動作で舌を絡ませた。
口内に広がる強い苦味に顔をしかめ、思わずといったふうに口を離してしまう。
「うっ、げほっごほっ……」
アンジェレネは嘔吐き、上目遣いに上条の表情を伺うも、彼もアンジェレネと同様に顔をしかめて、熱い息遣いをしていた。
上条はアンジェレネの視線に気付き、手を伸ばす。
垂れる三つ編みを掻き分けるように上条はアンジェレネの頭に手を乗せ、決して優しくはない手つきで彼女の顔を一物へ押し付けた。
「触ってみたいって言ったのはアンジェレネだろ?」
頬にぐりぐりと押し付けられた肉棒にアンジェレネは手を添え、再び自身の口へ運んだ。
固く反り返る肉棒を口一杯に頬張り、それで初めて全身を咥え込める。
ドクンドクン、と脈打つそれを上条は、アンジェレネの口内で暴れさせた。
押さえ付ける手が遠慮なく彼女の首を振る。
「んぶぅっ!? んむっ、んむぅぅっ!」
ぐちゅぐちゅ、という一物に貼り付く粘液と口唇の擦れる音が余計に上条を興奮させ、反り返りは益々強くなっていく。
上条は高まる興奮に我慢できず、
「ごめんっ、止まらなっ…」
腰を浮かせ、より深く、より激しく快楽を貪るため乱暴に腰を振り始めた。
たまに当たる歯が上条の一物に刺激を与え、性感はどんどんと昂っていく。
「んぶ、ふぁみっ、ひょう、ひゃんっ…」
突き入れられる熱いそれがアンジェレネの喉奥を容赦なく責め立て、彼女の口内を犯し尽くしていく。
時折頬の裏側へ擦り付けるように腰を振るい、ざらざらとした感触を楽しむ。
あまりの息苦しさにアンジェレネは涙ぐみながら、懸命にその暴力的な衝動を受け止めていた。
顔を上気させ、涙をいっぱいに溜める彼女の苦悶の表情に上条はさらなる性の昂りを感じ、昇り詰めようと腰の動きを速めた。
「くっ、も、で、そっ…!」
アンジェレネの頭をさらに強く押さえ付け、彼女の喉まで焼き尽くすように、
「くぅっ……」
「んぶぅっ!?」
煮えたぎる性を放った。
溜まりに溜まりっぱなしだった上条の勢いは収まらず、ドクドクと白濁液を放ち続ける。
やがてアンジェレネの口からドロッとした粘液が溢れだし、堪えきれずに一物から口を離した。
ビュクッ、と白い粘液がアンジェレネの顔面へぶちまけられる。
白濁に濡れた彼女の顔は、歳不相応な淫靡さを多分に含んでいた。
「ふわぁ〜……」
「…はぁ、はぁ」
暫しの静寂が訪れる。
祭りの後の静けさのように、上条とアンジェレネは呆然としていた。
やがて上条はハッとして、アンジェレネに声をかける。
「わ、悪いっ! アンジェレネ……その」
「…ふぇ?」
未だにアンジェレネは呆けていたが、上条は構わず続ける。
「む、無理矢理しちまったし、かけちまったし…悪かった。 謝る、すまん!」
上条は勢い良く頭を下げ腰を曲げた。
パチパチとアンジェレネは瞬きを2つほどして、にへらと笑みを浮かべる。
「そのぉ…今の、気持ちよかったんですか?」
「えっ!? いやその…はい…キモチ、ヨカッタデス」
「えへへっ…なら、良いです」
ニコリ、とアンジェレネはほんわかに微笑んだ。
上条には、それが女神様の笑顔に見えたという。
終わり