「なぁ、その尻尾って確か、魔術的なモノなんだよな?」
「はい。 見かけは小悪魔グッズみたいですけど、れっきとした霊装ですよ」
「じゃあやっぱり右手じゃ触れないな」
「ですね。 鋼の手袋だけならず、この尻尾まで壊されちゃー堪ったもんじゃないですよ」
「なら左手で」
「え?」
「こう、引っ張ったら…」
「ひぅっ!?」
「おお、良い反応」
「ちょっ、そんなっ、ぐいぐい引っ張っちゃ…あぁっ!」
「良い感じだな…じゃあスカート脱がすぞ」
「や、いや、でっ、うぅんっ…!」
「ほら、尻尾壊されたくなかったら言うこと聞けって」
「……は、はいぃ……」
―――
――
「みたいなことになったら私……キャッ☆
……なーんて、妄想なんですけどねー」
「妄想は口に出しちゃダメだと思うんですがっ!?」