「ふぅ……」 ツヤツヤ
「……」
「良い汗をかきました。 やはり、運動は良いものですね」 ツヤツヤ
「…………」
「身体を動かした後のこの充実感、私は好きですよ」 ツヤツヤ
「………………」
「……なんですか上条当麻。 そんな苦虫を噛み潰したような顔をして。
言いたいことがあるなら、溜めずに吐き出してしまった方がすっきりしますよ」
「そりゃ確かにすっきりですけどね上条さんはっ! いやむしろすっからかん!? 下的な意味ですっからかん!?
神裂さんの無駄に素敵な乗馬センスを見せつけられて血の涙すら流せそうだっ!!」
「……つまりは何が言いたいのですか、あなたは」
「事後だってのに何だってそんなムダに爽やかな笑顔を浮かべられるのか小一時間ほど訊ねたいんですよ上条さんはっ!!」
「……や、そ、それは」 かぁぁ
「何でそこで顔を赤らめるんせうか神裂さん!?」