「ねえ」  
「知らねェ」  
 
「ミサカはまだ何も言ってないんだけど」  
「こういう場合、ロクなこと言い出さねェだろ」  
 
「ミサカについて理解があるって解釈していいのかな?  
 まあ、嫌がってるなら尚更聞かないとね」  
「………」  
 
「ミサカの体は他の妹達よりも設定年齢が上なんだけど、どう思う?  
 あなたも男なんだからミサカの体に興味持ったりする?  
 ………あの子が大きくなったらこんな感じになるかもしれないって思わなかった?」  
「―――ならねェよ」  
 
「私もあの子も同じ遺伝子を持った同じ人間でも?」  
「あァ。絶対にな。あいつはあいつのまま、あいつになるだけだ」  
 
「ふーん。でも、あなたは今、もう一つ別のことを考えてる」  
「―――」  
 
「『ミサカたち』が普通に成長したらどうなっていたか。  
 『今まで殺した一○○三一人の御坂美琴』は。  
 もし、生きていたら。  
 一人一人、どんな姿になったか。どんな未来があったか」  
「どんなに考えようが、イメージしようが、もう存在しねェものはどうしようもねェよ。  
 それよりも、まだ未来が有るやつをどうにかしねェとだろ。  
 おまえもな」  
 
「わおっ!ミサカのことも考えてくれるんだ。いっそのこと責任取ってくれない?」  
「責任だァ?」  
 
「そう。一生、死ぬまで、生涯、あなたを憎み続けるんだからその方がとても都合が良い♪  
 あなたを誰よりも深く理解して、想い続けるんだし」  
「はっ。取らせてみ……ろっておい!」  
 
「ちょうどベッドの上で良かったね。ミサカの大攻勢〜♪」  
「待ちやが………おいっ!?」  
 
 しばらくお待ちください。  
 
 
「いいね、そういう顔ってミサカ大好き!もう一回やろっ」  
「て、てめェ……これで何回目だと思ってンだ」  
 
「次で三回目。もやし過ぎ。別に途中で死んでくれてもミサカ的には無問題だけどね」  
「この女……」  
 
「そうそう、もっとそういう顔してよ。  
 ミサカは楽しくて楽しくてたまんない!大サービスしちゃうよ!」  
「あ……っくあ」  
 
「ミサカの肌が気持ち良い?ミサカの指が這う感じはどう?  
 腰をもっと動かして。あなたも起き上がってやり返さなきゃ。  
 お楽しみはこれからだよ!」  
「ふ…ぃ……」  
 
「夜はまだまだこれからだよっ♪」  
「あ……んっ……ま」  
「それっ☆」  
 
終。  
 

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