ここのところ鉄網はとある少年に興味を覚えていた。  
 病室の窓から外を見ると、リハビリで体を動かす少年の姿が見える。  
 少年の元に時には二人の男友達らしき人達が、時にはシスターさんが、時には学園都市の第三位が、時にはセーラー服の美女二人が、また時には……、とにかく沢山の人がお見舞いに来る。  
 病院が同じ関係で少年を時折見かけるのだが、その少年の何に鉄網は興味を覚えたのか分からない。  
 分からず仕舞いのまま、少年は退院をしていった。  
 少年の退院後、再び興味の対象を失った鉄網はいたたまれない、空虚な気持ちに囚われる。  
 もっとも……、後日再び少年は入院してきたのだが。  
 
 
320 名前:SMILE(上条×鉄網)1/7 投稿日:2010/08/21(土) 00:47:51 ID:uMxtNExz 
 話は少し過去に遡る。  
 暗部間抗争……、暗部組織『スクール』の武力蜂起により起きたこの乱の真っ只中に鉄網はいた。  
 『スクール』同様、学園都市へと蜂起を起こした『ブロック』の一員として。  
 意見解析の能力により裏切り者をあぶり出す役目を負っていた彼女は、『グループ』の一員である海原にその右腕を吹き飛ばされた……、とまで言えば思い出す読者も多いだろう。  
 右手を失い、失血と痛みで行動不能に陥り、リーダーの佐久に見捨てられた彼女を偶然にも発見したとある警備員が救ったため、鉄網はこうして入院し治療を受けていた。  
 意識が覚醒したときは既に『スクール』と『ブロック』の暴動は鎮圧されており、『グループ』を除いた暗部は全て構成員の欠如により壊滅していた。  
 壊滅した暗部組織は残党で統合され、再結成をされるらしい。 声がかかっていないところ鉄網はおはらい箱になったと見ても良いだろう。  
 鉄網はこの時点で自分の存在意味を見出だせなくなっていた。  
 結局、鉄網は暗部という学園都市の根底にこびりついたような存在に過ぎなかったのだ。  
 そこから切り離された現在、鉄網に明るい未来など訪れるはずなど無かった。  
 いっそ舌を噛んで死んだ方が楽かもしれない、そういった考えが鉄網の心の奥で芽生えはじめたとき少年を見かけた。  
 少年はいつも誰かに見舞われ、誰かと共にいた。 そして何より楽しそうにいつも笑っていた。  
 誰かと共にいて、楽しそうに笑う、それは鉄網には理解できないことだった。  
 利害で結び付き、不要になれば切り捨てる暗部。  
 そんな暗黒の世界にこびりついていただけの鉄網に理解できるはずなどないのだ。  
 少年のように、光溢れる世界に生き、仲間と共に笑い合うことなど、決して理解できない。  
 だからこそ、鉄網は少年に興味を覚え、自殺に踏み込まずにいた。  
 
 
 
「なぁ、アンタ。」  
「……!?」  
 
 ある日の夕暮れ、リハビリの為に外で体を動かしていた鉄網は突如後ろからかけられた声に振り向いた。  
 とがった黒い髪の少年。  
 以前から鉄網の頭の隅で異質な存在感を放つ少年に他ならなかった。  
 
「アンタ、確か俺の隣の部屋の人だよな? 確か前に俺が入院したときもそうじゃなかったっけ? もしかしてよく入院すんのか?」  
「……。」  
 
 鉄網は答えない、というより答えられない。 ただでさえ口数が少ない上に、突然興味の対象だった少年に接近され、その頭の中は混乱を極めていた。  
 
「あれ? もしかして上条さん、何か悪いこと聞きました?」  
「……。」  
「あ……、あははは、すみませんでしたー。」  
「あ……。」  
 
 何も喋らない鉄網に耐え兼ねたのか、上条は怖ず怖ずと体を引き、その場を去ってしまう。  
 呼び止めようと小さな声を出したときには既に少年の背中は遠ざかっていた。  
 せっかくのチャンスだったのに。 でも何を話せばよかったのだろう?  
 病室に戻り、夜が来て、ベッドに潜り込んでも鉄網の頭の中には夕方の事が何度も巡っていた。  
 そのうち、そんな自分に疑問符を投げる自分が現れる。 何故そんなに少年のことを気にするのか、と。  
 分からない。  
 鉄網には決して分からないのだ。  
 分からないことにか、また別の何かが起因しているのか、鉄網の胸はぎゅっと締め付けられた。  
 苦しい胸を左手で抑える。  
 
「はぁ……。」  
 
 苦しい、息が出来ないほどに、どうしようもなく。  
 ナースコールをしても意味はないだろう、鉄網の胸の苦しみは外的なものではない。  
 
「んっ……。」  
 
 胸を抑える力が更に強くなる。  
 その時鉄網は胸から苦しみと同時に切なさと、快感が走ったのを感じた。  
 
「ふっ……、んんん……。」  
 
 胸を押さえ付けていた手は、次第に揉むという動きに変化した。  
 だが、それをすればするほど切なさと苦しみが溢れてくる。 にも関わらず、同時に訪れる快楽に逃げどころを求めるように鉄網は行為を繰り返した。  
 
「ふくっ、ん……、はぁ……。」  
 
 やがて自分の下腹部に更なる切なさが生まれてきたことを鉄網は感じ、左手をそちらに移す。  
 服の上から触れた途端、電撃のような衝撃が体に流れびくりと体が跳ねた。  
 
「あっ……、っん、はぁ……、あぁ……。」  
 
 声のトーンは次第に高まり、服の上から湿り気を感じる。  
 指で擦れば擦るほど湿り気は強くなり、快感は高まる。  
 やがて声を抑え切れなくなり、布団を噛んでその快感に堪える。  
 やがて決壊したダムのように鉄網の身体に篭っていた快感は溢れ出し、鉄網の身体はびくびくと連続的に跳ねた。  
 口の端からは唾液が垂れ、顔は上気し、脚はだらりと広げたまま投げ出されていた。  
 快感の中心は未だにひくひくと脈動を繰り返している。  
 指に纏わり付く液体を意識すると鉄網の胸は妙に高鳴った。  
 そんな鉄網の耳にガラガラ、という音が届き、次いで息を飲む人の音が届いたとき……、鉄網の意識は初めてはっきりと現実に帰還した。  
 
「あ……、す、すみませんでした!!」  
 
 部屋に入って来たのは夕方の少年だった。  
 部屋の扉を開けてすぐはボーッとしており、しばらくしてハッとして声を出していた。  
 恐らく寝ぼけてこの部屋に入ってしまったのだろう。  
 妙なぎこちなさに怯えたか、少年は鉄網の部屋から逃げるように去ってしまった。  
 火照りきった自分の姿を、しかもきっかけとなった少年に見られたと、鉄網の顔は羞恥の朱に染まる。  
 
「不幸だ……。 よりにもよって退院前夜に……、しかも夕方傷付けちまった人の部屋に突入してしまうなんて……。」  
 
 独り言のつもりだろうか、鉄網にはハッキリと扉の向こう側の声が聞こえていた。  
 何が不幸だ、と思う以上に鉄網は聞き逃せない言葉を聞いてしまった。  
 退院前夜、すなわちまた少年には会えなくなるのだ。  
 今回は少年が幸か不幸か再び入院してくれたのでまた会えたが、次また入院してくるとは考えにくい。  
 つまり、今夜以外に少年とは会えないのだ。  
 急いで立ち上がると、内側の腿に這う愛液がパジャマに付着し、妙な心地悪さを感じたが既に鉄網の頭はそんなことを気に留めてはいなかった。  
 自室の扉をガラッと開ける。 少年の姿は既に消えていた。  
 
「あ……。」  
 
 遅かった、結局少年に何も言えないまま会えなくなる。  
 どうしようもない悲しみと切なさに胸が押し潰されかけたとき、鉄網の頭に一つの記憶がよぎる。  
 
−「あれ? もしかして上条さん、何か悪いこと聞きました?」−  
 
 そうか、少年の名は上条と言うのか。  
 確かに大切なことだが、もっと大切なことを少年、もとい上条は言っていたはずだ。  
 
−「アンタ、確か俺の隣の部屋の人だよな? 確か前に俺が入院したときもそうじゃなかったっけ? もしかしてよく入院すんのか?」−  
 
 これだ、と鉄網の頭に一瞬の閃光が走った。  
 上条は自分を『隣の部屋の人』、と言った。  
 裏を返せば鉄網の隣の部屋に上条はいるのだ。  
 こうなれば話は早い、鉄網は隣の部屋の表札を見た。  
 表札には確かに上条の名が書かれている。  
 鉄網の感情は絶望と焦りから一瞬にして安堵にすり替わった。  
 後は部屋に入って上条と話をするだけ。  
 話をして、自分が上条を気にする理由を突き止めれば良い。  
 それが分かれば自分は何か変われる気がする。  
 期待感に胸を弾ませながら鉄網はその扉を開けた。  
 
 ドアが開き、人の気配を感じたのか上条の体は驚きで跳ねた。  
 やがて鉄網の姿を認め、上条の顔に僅かな恐怖が浮かんだ。  
 
「え、えーっと……。 不幸ポイント5倍デーか何かでせうか……?」  
 
 認めるなり顔を引き攣りながらそんな発言をする上条のデリカシーを鉄網は本気で疑った。  
 上条の発言をあえて気にせず、鉄網は足音を殺して上条に近付いた。  
 上条のベッドの前に立ち……、急に鉄網の足はすくむ。  
 何を話せば良いのか、結局のところ鉄網は夕方と同じことを繰り返そうとしている。  
 非常に重苦しい空気が病室に流れる。  
 沈黙を破ったのは上条だった。  
 
「た、確か……、お隣りさん……、だよな?」  
 
 上条が必死で空気を取り繕うとしているのが伺える。  
 上条の好意を無駄にしてはいけないと、鉄網は飽和状態な頭を働かせてとりあえず相槌を打った。  
 
「さっきは……、その……、ゴメンな?」  
 
 さっき、とは夕方のことかそれとも自慰を見てしまったことか、あるいは両方かもしれないが、鉄網はとにかく頷いた。  
 上条が必死に何か言葉を探しているのはわかるが、鉄網には新しい言葉が浮かばない。  
 何か話題は無いものか、こんな暗い話題ではなくもっと明るい話題が。  
 そう思い上条を観察していると、たまに上条の視線が自分以外……、正確には自分の瞳以外に向けられていることに気付く。  
 上条の視線を辿ると、パジャマについた愛液の染みに着いた。  
 そういえば上条は自分が絶頂を向かえた現場を目撃している。  
 気になるのもある意味当然である。  
 上条の視線に気付いた途端、鉄網は閃いた。 言葉で語れないなら言葉以外のコミュニケーションで語り合えば良い。  
 そうと決まれば即行動、である。  
 上条の頭の部分につかつかと歩み寄る。  
 
「え? な、何ですか?」  
 
 上条は鉄網の動きに戸惑う。  
 そんな上条の頬に左手を添えると、鉄網は身を乗り出して柔らかく唇を重ねた。  
 
 唇を離し、上条を見つめる。  
 上条は目を白黒させながら鉄網を見つめる。  
 女性との関わりは一見多そうなのだが、意外と上条はウブなのかもしれない。  
 とはいえウブなのは鉄網も同じで、こういう行為に対する知識はあっても経験は皆無だった。  
 唇の触れ合った時間は僅か一秒にも満たない。  
 その僅かな時間、拙いキスは自慰の何倍も刺激的に感じられた。  
 心臓の鼓動が速いのを感じ……、鉄網は初めて上条が気になる理由がわかった。  
 知らぬ間に、鉄網は惹かれていたのだ。  
 光の世界で生きる上条に、何より自分の知らない笑顔を見せる上条に。  
 優しく、楽しげで、見ているだけで包み込まれるような上条の笑顔を鉄網は恋してしまっていたのだ。  
 恋愛感情への経験が無い鉄網は自覚と同時に正しいのか一瞬戸惑うが、戸惑いはすぐに拭われた。  
 理屈や経験云々以前に高いこの脈動が証明している。  
 自分は上条当麻という話もろくにしたことの無い少年に恋してしまったのだと。  
 
「ちょっ……。」  
 
 ベッドに横たわる上条に馬乗りとなった鉄網は左手を上条の首に回し、抱き着いた。  
 自分の胸から自分以外の鼓動を感じ取れることに幸せを感じる。  
 同時に幾千万もの言葉に勝るコミュニケーションが二人の間で交わされる。  
 もう一方の手が無いせいで、これ以上深く抱き着けないことにこれまでにない不自由を感じた。  
 
「ゴメン……。」  
「……。」  
 
 不意に開いた上条の口から漏れたのは謝罪だった。  
 続きは聞きたくない、と言わんばかりに鉄網は自分の唇で上条の口を塞ぐ。  
 この舌が悪いのか、と舌を捩込み、上条の舌と絡ませる。  
 二人の間に水音が流れ、甘い吐息が交差した。  
 
「はぁっ、はぁっ、き、聞いてくれ!!」  
 
 唇を離したら、上条はまだ何か言いたがる。  
 だがこれを聞いたらもう上条とは会えない気がして、鉄網はそれ以上言葉を紡がせぬよう再び口を塞いだ。  
 今日三度目のキス、一夜で語れる言葉を遥かに越えたコミュニケーションが行われる。  
 唇を離してももう上条は何も言わない。  
 恐らく受け入れられたわけではない、上条が諦めただけだろう。  
 辛くないと言えば嘘になるが辛いからと言って進まないつもりはさらさら無い。  
 鉄網はジーッと上条のジッパーを下ろした。  
 
「ちょっ、ちょっと待てよ……。」  
 
 無論待たない。  
 天へと向けてそそり立つその根を鉄網はうっとりと見つめた。  
 手で形を確かめるかのように触ると、小さな口でそれを含んだ。  
 
 刹那、苦い味が咥内に広がった。  
 粘っこく、熱い液体だ。  
 上条から放たれた精液、鉄網はその味から甘美なものを感じ、その味に酔った。  
 上気したまま顔を上げると……、その顔は突如上条の胸に引き寄せられた。  
 
 
「あ……。」  
「上条さんもそこまで鈍感じゃありませんよ。 でも……、どうして俺なんだ?」  
 
 自分が上条に抱きしめられているのだと自覚すると、急に照れくさくなり、顔を真っ赤に染めた。  
 
「え……、がお……。」  
「ん……?」  
「いつも……、楽しそうな……、笑顔が……、好き。」  
 
 途切れ途切れに、しかし確かに言葉を紡ぐ鉄網。  
 上条はその言葉を聞いてフッと微笑んだ。  
 微笑みながら鉄網の髪をさらさらと撫でた。  
 
「あ……。」  
 
 それは鉄網の好きな笑顔とは違う、しかし優しげな笑顔だった。  
 また今までとは違った側面を持つ笑顔。 今までとは違った魅力的な笑顔。  
 鉄網の胸はその笑顔でスッと軽くなった。  
 
「……。」  
 
 何も言わずに左手を頬に添え、四度目のキス。  
 今度は上条も求め返してくれた。  
 戯れるように舌を合わせ、顔を引くと二人の間に糸がかかる。  
 
「……。」  
「そっちの準備は……、良さそうだな。」  
「ひゃう!? ……、……。」  
 
 秘所をパジャマ越しとはいえ、なぞられると腰が砕けそうになった。  
 潤いはパジャマ越しでも上条の指に伝わっている。  
 パジャマと下着を脱ぐと、既に溢れる蜜を滴らせる秘所が姿を現す。  
 その秘所を、上条へと宛がった。  
 
 腰を落としていくと、自身が上条で埋まりつつあるのを感じた。  
 強烈な鈍痛が走るのを感じるが、歯を食いしばって堪える。  
 秘所からは愛液に混じった赤い液体が共に溢れ出していた。  
 根本まで自身を押し込むと、上条にもたれ掛かり、顔を上げ、上条を見据える。  
 視線を感じた上条は再び鉄網に微笑みを投げた。  
 上条の微笑みに包まれた途端、秘所を支配していたものは痛みから快楽へと変化を遂げる。  
 
「ふっ……、んっ……。」  
 
 ゆっくりと上条を秘所から引き抜き……、再び最奥へと押し込む。  
 
「ひゃあ……、あっ……、あん……!」  
 
 途端、想像を超えた快楽が走り鉄網の身体はびくびくと収縮を繰り返す。  
 
「あっ、あぁ……、ふぁああん……。」  
 
 押さえがたい声、鉄網の声は次第に大きさを増していく。  
 可愛いげな嬌声、卑猥な水音に誘われ、上条も腰を動かせた。  
 やがて求め合い、ぶつけ合いながら、二人は夜の闇へと溶け合っていった……。  
 
 
 
 翌朝、上条が退院した後、鉄網は義手を取り付ける手術を希望した。  
 あくまで勘に過ぎないが上条は再びこの病院に、そう遠く無い内に入院して来るだろう。  
 そんな日が来たとき、今度はもっと深く上条を感じるために、右手は必要だった。  
 やがて手術の日、無事に手術は成功し、まだ麻酔が聞いているため鉄網は病室で眠っている。  
 その手術を担当したカエルの顔をした医者……、『冥土帰し』の元に一本の電話が届いた。  
 
「もしもし?」  
《ご無沙汰だな、『冥土帰し』。》  
 
 その声に、『冥土帰し』は戦慄した。  
 かつて自身が救った命であり、この学園都市の統括理事長、アレイスター=クロウリー。  
 
「今更君が何のようかな?」  
《そちらで暗部の人間を預かっていると聞いている。 失った右手を今しがた修理したとか。》  
「……。」  
《それの意識が覚醒次第『回収』したい。 片手が無いなら利用価値は無しかと思っていたが貴方の作った義手を付けたのなら話は別だ。》  
「……、その話は……。」  
《断る、断らないではない。 『回収』するのだ。 ちなみにあれから芽生えつつある命をそちらで摘み取ってもらえると助かる。》  
「何だって!?」  
 
 その発言には『冥土帰し』もぎょっとした。  
 アレイスターという人間は良くわかっているつもりだったがその言葉にはカッとなった。  
 
「ふざけないでくれるかな? 君は患者を何だと思って……。」  
 
 しかし、『冥土帰し』の言葉はアレイスターには届かない。  
 アレイスターは電話を既に切っていた。  
 悔しそうに、『冥土帰し』は歯ぎしりをするしかなかった。  
 
 目が覚めれば鉄網は再び闇の世界へと帰っていく。  
 しかし、それはある意味元通りの生活であり、少なからず鉄網も望んでいたものだ。  
 だが、鉄網は眩しい光と出会ってしまった。  
 目が覚めた時、鉄網が思うのは幸福か不幸か。 それは彼女にしか分からない。  
 

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