そげぶバージョン
上条が自宅でくつろいでいるとクラスメイトの姫神と吹寄がやって来た。
「貴様に話がある」
「ん? どうした? うちに来るなんて珍しいな」
「いいから。話がある」
「は? 何だよ一体……」
そして訳も分からずベッドの上に座らせられる上条。
「貴様が色んな子に手を出すから悪いのよ」
「大丈夫。これからは私たちだけにしてくれればいい」
そう言って訳が分からないと言う顔をする上条の手を握り、自分たちの胸まで持っていく姫神と吹寄。
「おい、姫神! 吹寄! これは一体どういうことでしょうか!?」
「黙りなさい! 腹ペコシスターさんや常盤台の双子に外国にいるシスターさんたちにまで手を出した癖に!!」
「他にも。ツインテール風紀委員。花飾り。スカートめくり中学生。ムサシノ牛乳。エカテリーナ。脱ぎ女にも手を出している」
「上条さんには意味がまったくわかりません。って言うか、後半は本当に誰だよ!」
「私たちも抱きなさい、上条当麻!」
「初めてだから。優しくして欲しい」
「お前たちは何を言ってるんでしょうか? そういうことできる上条さんではあませんことよ」
上条の拒絶の言葉を聞いた姫神と吹寄は泣きながら走っていってしまった。
「馬鹿、上条さんがそんな女たらしなわけないだろ!!」
「ほ、本当でしょうね、上条当麻」
「ああマジだよマジ。大真面目だぜ」
「お詫びに。今日は。私が夕食を作る」
右手を姫神、左手を吹寄と繋ぎ歩いているのをインデックスと美琴に見られ言い訳をする羽目になる事を上条は知らない。